64 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 16:58:51。32 ID:6OGKztLj0
しかし、あいつらの目的は俺に告白される事。
プライド高いビッチの事だから、あいつから告白して来る事はないだろう。
それならば、なかなか告白して焦って大胆な事をした時に
思いっきりやつを否定してやったら、傷つくんじゃまいか。
そうだそうしよう。ささやかだが、これが俺に出来る最大の復讐だ。
65 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[]:2008/06/08(日) 16:59:36。69 ID:4RxOBqPN0
>なかなか告白して焦って
?
69 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:01:23。57 ID:6OGKztLj0
>>65
すまん。なかなか告白してこなくて。の間違い
68 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:00:43。46 ID:6OGKztLj0
次の日、ドキドキしながら、会社に行った。
いつもの電車。いつもの駅。いつもの会社。
全てが昨日と違って見える。
不思議と気が重くはない。それは復讐の成せる業だろう。
「おはよ〜今日もいい天気だね」
ビッチ千葉があらわれた。どう料理してくれよう。
74 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:04:37。37 ID:6OGKztLj0
いきなりよそよそしくして、飽きられたらつまらない。
最初はいつも通りにして、焦るまでピエロに徹しよう。
「おはよう。暑いよね〜朝から汗ダラダラだよ」
「ホント暑いよね〜嫌になっちゃう」
そういってシャツをパタパタとして、胸元アピールするビッチ千葉。
その手は食わんぞビッチ千葉!!
思いっきり見てやりましたよ。ピンクのブラでした。
77 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:07:40。04 ID:6OGKztLj0
昼飯時、いつものように小野ちんと社食へ行く。
今日は俺の好物のカツ丼が安い。しかし、マーボー丼も捨てがたい。
数分悩んだ後、断腸の思いでカツ丼を選んだ。
ちなみに小野ちんはカレーだった。小野ちんは本当にカレーが好きだな。
窓際に座って、談笑しながら食べていると、
やって来ましたよ。ビッチ千葉が。
81 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:10:58。65 ID:6OGKztLj0
「ごめん、ここ空いてる?」
ビッチ千葉が上目使いで話しかけてきた。
座っている俺らに対して上目使いって凄い技だな。
昨日までの俺だったら可愛いと思っていたが、
今ではただのモンスターAにしか見えない。
「えっと・・・」
小野ちんは俺の方をチラっと見て困った様子。
ふふふ。気を使う必要はないよ小野ちん。これは全て罠なのだから。
「どうぞどうぞ」
俺は紳士のように隣の席を引いて、ビッチ千葉を誘導した。
83 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[]:2008/06/08(日) 17:11:36。05 ID:rSTLMqdl0
座ってるのに上目遣いってのはすごいなw
84 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:13:45。81 ID:6OGKztLj0
「ありがと☆なんか混んでいてさ」
他に席は空いているのに、このビッチが!
しかも、トレイに乗っているのはマーボー丼ではないか!
ふざけんな! どんな思いで俺がマーボー丼をあきらめたと思っているんだ!!
そんな俺の怒りを感じ取ったのかビッチ千葉。
「>>1さん、マーボー好きだったよね。食べる?」
90 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:16:24。67 ID:6OGKztLj0
少しグラッと来た。いやいや、これはビッチの策略。騙されない。
しかし、食べ物の誘惑には勝てない。小皿に分けてもらおうとしたら、
「いいよ、私のスプーン使って」
そう言って手に持っていたレンゲを俺に差し出す。
ここここ、これでは間接キキキキキキススススではないか!!
ビッチ策略恐るべし。モテない俺には刺激が強い。
99 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:19:16。49 ID:6OGKztLj0
ドキドキした様子を顔に出さないようにマーボーを食する。
う、うまい。これはマーボーが上手いのか。間接キスだからなのか。
「おいしい?」
必殺上目使いで聞いてくるビッチ千葉。
嘘だとわかっていても、なんか甘酸っぱい気持ちになる。
「う、うん」
「良かったぁ☆」
そう言って、俺の唾液がついたレンゲでマーボーを食べるビッチ千葉。
「おいしいね〜☆」
ビ、ビッチめ!!
105 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:22:15。78 ID:6OGKztLj0
食事後、ビッチ千葉は先に帰り、小野ちんと二人きりになった。
「お前、昨日の話ちゃんと聞いたか?」
「えっ、ああ、聞いたよ」
「あいつ、お前の事をからかっているんだぜ?」
「うん、知っているよ」
「だったらなんで・・・」
「細かい事は気にしないようにしたんだ」
さすがの小野ちんでも俺の計画の話はしない。
推理小説で犯人がバレるのはひょうな事からだ。
小野ちんがその気はなくても、小野ちんの態度でバレる可能性はある。
「お前……意外と強いのな」
111 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:25:38。77 ID:6OGKztLj0
それからしばらくビッ千葉の攻撃を上手く乗った振りをする。
おそらく就業後、みんなで笑っているんだろう。
ふん。せいぜい楽しめばいいさ。その分、俺の復讐が効くからな。
お前らがしらけて、ビッ千葉のプライドがズタズタになる日が楽しみだ。
俺はビッ千葉のピンクのブラをおかずに有意義な時間を過ごした。
121 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:29:14。59 ID:6OGKztLj0
そんな日々を過ごして、少しずつビッ千葉が積極的になってきた。
映画の話をしていたら、オススメの映画があったら教えて欲しいとメアドを渡してきた。
ついに俺の携帯におかんと姉貴以外の女のアドレスが入力された。
それがビッ千葉だというのは残念だが。でもちょっと嬉しかった。
その夜、早速ビッ千葉からメールが来たんだ。
128 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:32:00。18 ID:6OGKztLj0
「早速メールしちゃいました☆これからもたまにメールしていいですかぁ?」
あ行が小文字だったり、絵文字が入ったりしていた。
これが女の子のメールなのか。ちょっと感動。
俺も慣れていない絵文字を使って、何度かメールのやり取りをする。
132 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:34:15。02 ID:6OGKztLj0
内容なんてないメールのやり取りだったが、少し楽しかった。
この子は罰ゲームの為になんでこんな必死なんだろう。
ふと沸いた疑問だったが、なんかそこに引っかかる。
普通、罰ゲームの為にこんな労力を使うもんなのかな?
141 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:36:19。13 ID:6OGKztLj0
もしかして、いつのまにか俺の事を・・・
いやいや、これはエロゲじゃない。現実だ。
そんな夢みたいな事あるわけない。しっかりしろ自分。
でも、自分にしか興味のないビッチがここまでするか。
いやいや、これはエロゲじゃ(ry
このループ。少しおかしくなってきた。
149 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:39:10。78 ID:6OGKztLj0
次の日、ビッ千葉の姿を見た時、ドキッとしてしまった。
こいつはビッチだぞ!! ビッ千葉なんだぞ!!
そう自分に言い聞かせても、ドキドキが止まらない。
話しかけられると嬉しいし、目でビッ千葉を追ってしまう。
やばい。これではミイラ取りがミイラになってしまう。
156 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:42:16。94 ID:6OGKztLj0
疑念を振り払おうと、必死で仕事に取り組む。
幸か不幸か。その日はいつもより忙しくてビッ千葉と接しなくて済んだ。
定時になっても仕事が終わらず、辺りは漆黒に包まれる。
気が付けば、フロアには俺ともう一人しかいない。
164 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:45:26。28 ID:6OGKztLj0
ビッ千葉・・・・・・だと言いたいところだが、やつは残業なんてするわけがない。
そこにいたのはお局の吉田さん。黙々と仕事をしている。
こんな遅くまで仕事だなんて彼氏いないんだろうなー。
そんな事をふと思い、仕事に戻る。
ようやく一息ついた時、俺のデスクに温かい湯気がただよった。
この匂い。コーヒーだ。
169 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:48:52。99 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様」
そう言って、吉田さんは笑った。
飾りっ気の無いメガネの奥の目が細くなる。
ドキっと・・・しなかったが、優しい気持ちになれた。
俺も「お疲れ様です」と言って、コーヒーを飲んだ。
それから話は無かったが、心地よい時間が流れた。
176 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:51:15。52 ID:6OGKztLj0
「そろそろ帰らないと明日つらいよ」
「は、はい。吉田さんも」
「そうね。そろそろ帰ろうっか」
フフフと笑う吉田さん。俺もヘヘヘと笑った。
帰る準備をしていると、携帯が震えた。
181 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:54:47。27 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様〜☆ 仕事終わった? 今日も頑張ってたね☆」
優しい気持ちが、一転して複雑なドロドロとしたものに変わった。
「メール?」
俺と同じように帰り支度している吉田さんが声を掛けてきた。
少し心配そうに。そんなに俺の表情が曇っていたのか。
「は、はい」
「もしかして、千葉さんから?」
>>次のページへ続く
しかし、あいつらの目的は俺に告白される事。
プライド高いビッチの事だから、あいつから告白して来る事はないだろう。
それならば、なかなか告白して焦って大胆な事をした時に
思いっきりやつを否定してやったら、傷つくんじゃまいか。
そうだそうしよう。ささやかだが、これが俺に出来る最大の復讐だ。
65 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[]:2008/06/08(日) 16:59:36。69 ID:4RxOBqPN0
>なかなか告白して焦って
?
69 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:01:23。57 ID:6OGKztLj0
>>65
すまん。なかなか告白してこなくて。の間違い
68 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:00:43。46 ID:6OGKztLj0
次の日、ドキドキしながら、会社に行った。
いつもの電車。いつもの駅。いつもの会社。
全てが昨日と違って見える。
不思議と気が重くはない。それは復讐の成せる業だろう。
「おはよ〜今日もいい天気だね」
ビッチ千葉があらわれた。どう料理してくれよう。
74 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:04:37。37 ID:6OGKztLj0
いきなりよそよそしくして、飽きられたらつまらない。
最初はいつも通りにして、焦るまでピエロに徹しよう。
「おはよう。暑いよね〜朝から汗ダラダラだよ」
「ホント暑いよね〜嫌になっちゃう」
そういってシャツをパタパタとして、胸元アピールするビッチ千葉。
その手は食わんぞビッチ千葉!!
思いっきり見てやりましたよ。ピンクのブラでした。
77 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:07:40。04 ID:6OGKztLj0
昼飯時、いつものように小野ちんと社食へ行く。
今日は俺の好物のカツ丼が安い。しかし、マーボー丼も捨てがたい。
数分悩んだ後、断腸の思いでカツ丼を選んだ。
ちなみに小野ちんはカレーだった。小野ちんは本当にカレーが好きだな。
窓際に座って、談笑しながら食べていると、
やって来ましたよ。ビッチ千葉が。
81 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:10:58。65 ID:6OGKztLj0
「ごめん、ここ空いてる?」
ビッチ千葉が上目使いで話しかけてきた。
座っている俺らに対して上目使いって凄い技だな。
昨日までの俺だったら可愛いと思っていたが、
今ではただのモンスターAにしか見えない。
「えっと・・・」
小野ちんは俺の方をチラっと見て困った様子。
ふふふ。気を使う必要はないよ小野ちん。これは全て罠なのだから。
「どうぞどうぞ」
俺は紳士のように隣の席を引いて、ビッチ千葉を誘導した。
83 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[]:2008/06/08(日) 17:11:36。05 ID:rSTLMqdl0
座ってるのに上目遣いってのはすごいなw
84 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:13:45。81 ID:6OGKztLj0
「ありがと☆なんか混んでいてさ」
他に席は空いているのに、このビッチが!
しかも、トレイに乗っているのはマーボー丼ではないか!
ふざけんな! どんな思いで俺がマーボー丼をあきらめたと思っているんだ!!
そんな俺の怒りを感じ取ったのかビッチ千葉。
「>>1さん、マーボー好きだったよね。食べる?」
90 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:16:24。67 ID:6OGKztLj0
少しグラッと来た。いやいや、これはビッチの策略。騙されない。
しかし、食べ物の誘惑には勝てない。小皿に分けてもらおうとしたら、
「いいよ、私のスプーン使って」
そう言って手に持っていたレンゲを俺に差し出す。
ここここ、これでは間接キキキキキキススススではないか!!
ビッチ策略恐るべし。モテない俺には刺激が強い。
99 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:19:16。49 ID:6OGKztLj0
ドキドキした様子を顔に出さないようにマーボーを食する。
う、うまい。これはマーボーが上手いのか。間接キスだからなのか。
「おいしい?」
必殺上目使いで聞いてくるビッチ千葉。
嘘だとわかっていても、なんか甘酸っぱい気持ちになる。
「う、うん」
「良かったぁ☆」
そう言って、俺の唾液がついたレンゲでマーボーを食べるビッチ千葉。
「おいしいね〜☆」
ビ、ビッチめ!!
105 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:22:15。78 ID:6OGKztLj0
食事後、ビッチ千葉は先に帰り、小野ちんと二人きりになった。
「お前、昨日の話ちゃんと聞いたか?」
「えっ、ああ、聞いたよ」
「あいつ、お前の事をからかっているんだぜ?」
「うん、知っているよ」
「だったらなんで・・・」
「細かい事は気にしないようにしたんだ」
さすがの小野ちんでも俺の計画の話はしない。
推理小説で犯人がバレるのはひょうな事からだ。
小野ちんがその気はなくても、小野ちんの態度でバレる可能性はある。
「お前……意外と強いのな」
111 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:25:38。77 ID:6OGKztLj0
それからしばらくビッ千葉の攻撃を上手く乗った振りをする。
おそらく就業後、みんなで笑っているんだろう。
ふん。せいぜい楽しめばいいさ。その分、俺の復讐が効くからな。
お前らがしらけて、ビッ千葉のプライドがズタズタになる日が楽しみだ。
俺はビッ千葉のピンクのブラをおかずに有意義な時間を過ごした。
121 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:29:14。59 ID:6OGKztLj0
そんな日々を過ごして、少しずつビッ千葉が積極的になってきた。
映画の話をしていたら、オススメの映画があったら教えて欲しいとメアドを渡してきた。
ついに俺の携帯におかんと姉貴以外の女のアドレスが入力された。
それがビッ千葉だというのは残念だが。でもちょっと嬉しかった。
その夜、早速ビッ千葉からメールが来たんだ。
128 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:32:00。18 ID:6OGKztLj0
「早速メールしちゃいました☆これからもたまにメールしていいですかぁ?」
あ行が小文字だったり、絵文字が入ったりしていた。
これが女の子のメールなのか。ちょっと感動。
俺も慣れていない絵文字を使って、何度かメールのやり取りをする。
132 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:34:15。02 ID:6OGKztLj0
内容なんてないメールのやり取りだったが、少し楽しかった。
この子は罰ゲームの為になんでこんな必死なんだろう。
ふと沸いた疑問だったが、なんかそこに引っかかる。
普通、罰ゲームの為にこんな労力を使うもんなのかな?
141 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:36:19。13 ID:6OGKztLj0
もしかして、いつのまにか俺の事を・・・
いやいや、これはエロゲじゃない。現実だ。
そんな夢みたいな事あるわけない。しっかりしろ自分。
でも、自分にしか興味のないビッチがここまでするか。
いやいや、これはエロゲじゃ(ry
このループ。少しおかしくなってきた。
149 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:39:10。78 ID:6OGKztLj0
次の日、ビッ千葉の姿を見た時、ドキッとしてしまった。
こいつはビッチだぞ!! ビッ千葉なんだぞ!!
そう自分に言い聞かせても、ドキドキが止まらない。
話しかけられると嬉しいし、目でビッ千葉を追ってしまう。
やばい。これではミイラ取りがミイラになってしまう。
156 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:42:16。94 ID:6OGKztLj0
疑念を振り払おうと、必死で仕事に取り組む。
幸か不幸か。その日はいつもより忙しくてビッ千葉と接しなくて済んだ。
定時になっても仕事が終わらず、辺りは漆黒に包まれる。
気が付けば、フロアには俺ともう一人しかいない。
164 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:45:26。28 ID:6OGKztLj0
ビッ千葉・・・・・・だと言いたいところだが、やつは残業なんてするわけがない。
そこにいたのはお局の吉田さん。黙々と仕事をしている。
こんな遅くまで仕事だなんて彼氏いないんだろうなー。
そんな事をふと思い、仕事に戻る。
ようやく一息ついた時、俺のデスクに温かい湯気がただよった。
この匂い。コーヒーだ。
169 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:48:52。99 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様」
そう言って、吉田さんは笑った。
飾りっ気の無いメガネの奥の目が細くなる。
ドキっと・・・しなかったが、優しい気持ちになれた。
俺も「お疲れ様です」と言って、コーヒーを飲んだ。
それから話は無かったが、心地よい時間が流れた。
176 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:51:15。52 ID:6OGKztLj0
「そろそろ帰らないと明日つらいよ」
「は、はい。吉田さんも」
「そうね。そろそろ帰ろうっか」
フフフと笑う吉田さん。俺もヘヘヘと笑った。
帰る準備をしていると、携帯が震えた。
181 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:54:47。27 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様〜☆ 仕事終わった? 今日も頑張ってたね☆」
優しい気持ちが、一転して複雑なドロドロとしたものに変わった。
「メール?」
俺と同じように帰り支度している吉田さんが声を掛けてきた。
少し心配そうに。そんなに俺の表情が曇っていたのか。
「は、はい」
「もしかして、千葉さんから?」
>>次のページへ続く