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3年半付き合った彼女がプロポーズに承諾してくれた
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34 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:39:24.47 ID:8dWWD3ZSO
高校卒業してからも彼女との付き合いは続いてた。
いい友達だった。
20歳になって初めて酒飲み交わした友達は彼女だった。

思い返してみると、多分その頃から彼女のことを少しずつ
好きになっていたんだと思う。

でも気づかなかった。
近すぎたのかもしれない。

でも あるときいつもみたいに一緒に遊んでたら、なんか
お互い変な感じになった。

口数が少なくなって、急に相手の顔が見れなくなった。

恥ずかしくてドキドキして、なんか笑いしか出てこなくて、
そんとき初めて「こいつのこと好きかもしれない」と思った。

激しく恥ずかしいんだがまだ書いてていいだろうか。




36 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:42:05.60 ID:C5PGREyL0
読んでるぞ



37 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:43:13.13 ID:hIDeFIpn0
最後まで書いてください




38 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:44:42.06 ID:Y8YCFRDq0
支援。


俺も今ガキが二人いるおっさんだが、金銭の余裕はないが
嫁と四人で幸せだ。

幸せにな。
続きも読ませてもらう。






35 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:40:33.97 ID:K3LHRGwf0
読んでる



40 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:46:33.20 ID:8dWWD3ZSO
>>35
ありがとう。書かせてもらう。

その日一緒に飯食ったんだが、食事中もなんか変に緊張してた。
全く会話が弾まないwwwいつもの下ネタどこいったw
wwだれかwww助けてwwwww

そんな感じだった。

カノ「なんか、変な感じだねー」
俺「そうなwww」

カノ「すごく落ち着かないwww」
俺「ちょ、ちょっと外出ようか。風に当たって頭冷やそう」

そんで近くの公園みたいなとこにふたりで座った。
なんとなく離れたくなくてずっと喋ってたら、

彼女が急に俺を抱きしめてきた。





42 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:48:48.95 ID:2QmI+/tL0
いいよいいよー




44 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:53:37.31 ID:8dWWD3ZSO
>>35以外にもいっぱいいた!!

読んでくれてありがとう!チラ裏ですまないが、最後まで書くよ!

俺、20年生きてきて女の子ってか女性に抱きしめられたの
初めてだった。

女性からハグって柔らかいんだな。そんで、いい匂いするんだな。
肩とか細いし、髪がふあふあなんだ。
なんかすごく泣きたくなった。

当時、俺と彼女は付き合うべきじゃないと思っていた。
俺の家族とか、考えとか、その他もろもろ理由はたくさん
あった。
でも、頭の中そんなんがグルグル回ってても、俺の両手は
彼女のことを抱きしめてた。

胸がぎゅーっとなって息が出来なくなりながら、勇気振り
絞って言った。

俺「つ、きあって、くだ、さ、ぃ」
カノ「…よろしくお願いしますっ!」

泣くかと思った。
てか泣いた。




45 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 20:57:26.60 ID:2QmI+/tL0
ぶっっひぃぅぃぃな!!



46 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:03:06.52 ID:9jb/TwTm0
ふむふむ…いい話だな



47 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:03:17.09 ID:8dWWD3ZSO
それから俺には生まれて初めての「彼女」ができた。
もう授業とか上の空。

顔とか自然ににやけてくる。ただでさえひどい顔がよりキモい。
それまで以上にいっぱい遊びにいって、いっぱい抱き合った。
キスもした。
すごく幸せだった。

でも付き合ってくうちにだんだん不安が大きくなってった。
どうしても俺の中で「あの女の子どもだ」ってのが拭えない。
遺伝は怖い。自分の顔から母親の面影が見えてくんだよ。

もしかしたら母親が俺にしたことと同じことを、今度は俺
が彼女にも してしまうんじゃないか。
そして俺はそれを止められるのか。
すごく怖かった。

そんな時は母親が殴りながら俺に言った言葉がどんどん浮
かんでくるんだ。

「死ね」
「産まなきゃよかった」
「産まれてこなきゃよかった」
「私の人生の1番の失敗だ」
「お前なんか一生幸せになれない」

それから離婚して家を出るときの
「あんたみたいな最低の子どもをようやく捨てられる」

大好きな人のことを悲しませて捨てられるんじゃないかっ
て不安に毎日押し潰されそうだった。




48 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:05:57.86 ID:K3LHRGwf0
せつない・・・





50 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:11:05.34 ID:8dWWD3ZSO
当時は相当病んでたと思う。
でも本当に怖かったんだ。
ずっと一緒にいたいって気持ちと、別れてこの不安から解
放されたいって気持ちがぐちゃぐちゃだった。

その頃、俺たちは遠距離恋愛だった。
電話やメールだけじゃあまり大したことは話せない。
ましてやお互い学生で、実生活にいっぱいいっぱいになっ
ていた。

それでも2年くらい付き合って、彼女がわざわざ俺の住む
地域で就職したいと言ってきた。

もっと俺との時間を一緒に過ごしたい、ずっと一緒にいた
いと言ってくれた。

そのとき彼女が住んでるとこの方が都会だし、就職先だっ
て見つけやすかったのに、俺のためだけにこんな田舎で就
職先を探すと言ってくれた。

また泣いた。
泣きながら「そんなことはしないでいい」と言っていた。




52 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:17:50.58 ID:8dWWD3ZSO
カノ「…どういうこと?」

俺「こんな田舎に来なくていい。そっちの方が就職口だっ
て多いし、自分と付き合う前に持っていた君の夢とか将来
の希望をたかが自分のために捨てないでほしい。」

俺「この関係だって続けられる保証なんてどこにもない。
幸せになれない可能性の方がでかい。だから君がそっちで
就職できるなら、別れるのも仕方ないと思う」

カノ「‥‥‥‥」

電話はそこで切れた。

望んでないことでも口からベラベラ出てくんのなwwwす
げーwwwって思いながら泣いた。声あげて泣いた。

ばあちゃんすっ飛んできても構わず泣いた。
もう終わりだと思った。




54 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:24:52.51 ID:kWEgmWtY0
彼女さんもすげーな
イイ女



56 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:30:08.66 ID:8dWWD3ZSO
泣きすぎて喉が痛くなった頃、メールが来た。

カノ:△△駅に出てこい

彼女からだった。△△駅は俺の家の最寄り駅。
原付とばしていったら、そこには彼女がいた。

こんな夜中に電車乗ってわざわざ何時間もかけてやってき
ていた。

意味がわからずきょとんとする俺。


「え、ちょ、なんで、いるn」

そこでまた抱きしめられた。
いきなり息できないくらい ぎゅーってされた後に、
バッシーンて叩かれた。
俺、もともと涙目だったせいでボロボロ涙出てきた。

カノ
「ばかかお前は!人の就職先の希望理由を勝手に決めるな!」

カノ
「たしかに あんたと付き合う前は それなりに夢あったよ、
だけど〇〇と付き合ってからその夢より大事な夢を見つけ
ただけだ!」

カノ
「別れるとか冗談でもやめろ!私はあんたと一生をともに
するつもりで付き合ってるし、別れるなんてあり得ないと
思ってる!あんたは私と別れたいのか!?」

彼女顔真っ赤、涙でぐしゃぐしゃ。
俺、必死に首ブンブン横に振った。もう死ぬ気で振った。

カノ
「じゃあ別れるなんて言うな!このばか!」




57 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:31:42.65 ID:hIDeFIpn0
>>1
お前の彼女かっこいいわ

人として尊敬する



60 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:36:14.54 ID:I8Q4Lz6C0
なんかすごく心温まる
映画みてるみたいだ
>>1おめでとう



62 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:39:44.28 ID:8dWWD3ZSO
もうふたりでぶっさいくな顔してわんわん泣いた。夜だし
少なかったが、それでも周りにいた数人の人がこっち見て
た。でも止まらなかった。

それから、夜も遅いし彼女には家に泊まってもらった。
布団の上で俺は初めて彼女に生い立ちってやつを話した。

時々つっかえながら、言葉を考えながらゆっくり話した。
彼女その間何にも口挟まなくて、頷きながら聞いてくれた。

話し終わったら彼女は少しだけ涙流して、それから「〇〇
のこと捨てないよ。一生そばにいるよ。私が〇〇のこといっ
ぱいいっぱい愛するよ」と頭を撫でてくれた。

胃とか胸のあたりがすっと楽になった気がした。




65 :名も無き被検体774号+:2011/12/05(月) 21:46:42.08 ID:8dWWD3ZSO
そんな一件がありながら俺と彼女ともに就職も決まり、
今年から晴れて念願の近距離恋愛になることができた。

月1〜2回のデートのペースが毎週になった。
もう ふたりきりでいるときは
すげーバカップル。端から見たら爆破されるくらい。

こんなに幸せくれる人なんか彼女しかいないし、彼女以外
で一生をともにできる人なんか考えられない。

もう式とかいつにするかなー?とか考えてた。むしろ言ってた。

だが そこで俺は初めて気付いたわけだ。

俺と一生いっしょにいたいと言ったのは彼女であって、
俺からは一言も言っていない。

プロポーズ、忘れてた。





>>次のページへ続く

 

 

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