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バイクで日本一周してる女の子と仲良くなった話
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27 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 08:55:24.38 ID:DP/9YheF0
北海道から帰ってきて以来 冬美からは、週に一回くらいのペースで電話がかかって来ていた。

まだ秋なのに九州の冬より寒いとか、そんな他愛も無い話しかしなかったが。


そんな九月下旬のある日 冬美から、来週の日曜日に八幡平の例の場所で待ち合わせおk?という電話が来た、もちろんおkだと返事をし、ついにこの家に冬美がやってくることになった。

・・・・・今でも思い出すとぞっとするのだが、冬美からの電話が来た翌日、俺は仕事で大変なミスをやらかした。

俺の仕事は工場の生産設備の保守を行う生産技術関連、まあエンジニアの端くれの端くれだ。

俺の単純なミスで設備の根幹に関わる大事な部品を壊してしまったのだ、最悪な事に これまた俺の発注ミスで予備の部品も無い。

規格に無い特注品なのでメーカーにも在庫はなし、これから発注しても届くのは最短で一ヵ月後。

でも何とかしなければ向こう一ヶ月間ラインが完全に停止してしまう、が、東奔西走の結果、関東の系列会社に部品があることが分かった。

誠心誠意頭を下げて部品を廻して貰い、ラインが復旧したのはトラブル発生から四日後の事。

だが一体どれだけの人達に迷惑をかけ、どれだけの損害を受けたのだろう、顧客からの信頼をどれだけ失ったのだろう。

・・・・考えた末にすっぱりと頭を丸め、クマー髭も全て綺麗に落とした。

あーそういえば冬美はもう今週来るんだよな・・・・、この頭見てどう思うだろorz

鏡に映った顔は・・・・、どう見ても受刑者です、本当に(ry



28 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 08:57:38.78 ID:DP/9YheF0
さて冬美と待ち合わせの日の朝だ、秋晴れのいい天気だが、放射冷却の寒さが五厘坊主のもろ肌に染みる染みるwww

ローライダーはイマイチ機嫌が悪そうなので、今日はドジェベル200で出かける事にした。

・・・・・折角だから、バッチリ決めていくかなwww

驚くだろな冬美www

ハレ珍が来るとばっかり思ってるだろうしwww

ヘルメットは黒のVFX−R、冬美と同じモデルだが俺のはバイザーも真っ黒だ、プロテクターJKTもばっちり着込む。

グローブ、ジャージ、モトパン、この三つは全てSHIFTだ、・・・・・セスエンスローが好きなんだよwww

ちなみにウチのぬこの名前はセスエンスローjrだwww、

まあ俺を含めた誰もが『ぬこ』としか呼ばないのだがww

ここから八幡平山頂までは4時間くらい、200ccシングルでとことこ、と向かう。

国道からアスピーテラインへ、かなり有名らしい秘湯の前を過ぎて視界が開ければ もうすぐに待ち合わせの駐車場だ。

・・・・約束の時間より三十分も前だったが、

居た、過積載のバハの隣に大柄な女、背中まで位の黒い髪。

ああ間違いない、冬美だ・・・・

本当に また会えた・・・・、ゆっくりと冬美の横にバイクを停めた。

まだ俺だと全く気付いていないみたいだ、

さーて、どうやって脅かしてやるべかwwww



29 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 08:59:02.57 ID:DP/9YheF0
横に停めてゆっくりバイクから下り、ヘルメットを脱いで 冬美の方に向き直った。

天気はいいが ここは吹きさらし、少し強めの風に髪の毛がなびいているのを見て少し ときめいいたwww

んん?、この一月ちょいでで少し痩せたみたいだな、まあダラダラしないで本気で旅すると誰でも痩せるもんだからな。

森吉山の辺りに視線を向けていた冬美がゆっくりこっちに目を向け、・・・すぐに俺だと気付いたようだ、顔中を目と歯にして笑う冬美。


冬美『こんにちは譲二さん、秋の北海道寒杉でwwちょっと早いけど来ちゃいましたwww』

俺『何にも驚かねーのかよww、乗ってきたバイクとか頭とか小一時間(ryな事色々あるだろーがww』

冬美『あーその事、バイクの事はオフ車も乗ってるって最初の晩に言ってたでしょ?』

俺『そだっけか、ずっと呑みまくってたから、言ったか言わなかったかも覚えてねえ』

冬美『頭は・・・・男の人がいきなり坊主にする理由って・・・ねえ、それをいきなり聞くほど馬鹿な女じゃないですってww』

俺『なるほどね、納得、今日のつかみは お前の方が上手だなwww、一ヶ月でかなりもまれて来たな?』

冬美『ありましたよー色々、楽しさ五割、辛さ三割、ムカつくのも二割くらいww』

俺『そーか、まあ後でゆっくり聞かしてもらおうかな、とりあえず乾杯だ、熱いコーヒー持ってきてるからカップ出して』

冬美『おお!何と言う準備のよさwww、今出しますから ちょっと待って下さい!』


サイドバッグからコールマンのステンレスマグを取り出すのを待って、愛用のテルモスの蓋を開ける。

冬美の分を先に注いでから、自分の分は容器の蓋に注いで駐車場の柵に並んで寄りかかった。


俺『お久しぶり、ようこそいらっしゃいました、てことで乾杯!』

冬美『来ちゃいましたww、って事で、かんぱーい!』




30 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:01:01.52 ID:DP/9YheF0
乾杯のあと二人でずるずるとコーヒーをすすり、ぽつぽつと話しながら奥羽山脈の山々を眺めた。

俺『さて、とりあえず昼飯にしねーか?、秋田側には しばらく何もねーから、松尾側に降りて何か食うべ』

冬美『そうですね、もう昼ですもんねぇ、来た道帰るのはつまんないですけど、仕方ないですね』

俺『アスピーテラインを安比側から上がって来たんだべ?、もう一本樹海ラインてのがあるから そっち行くばおk』

冬美『え、そうなんですか?、じゃあ案内してくださいよ!』

俺『案内するほどのアレじゃねーけどな、んじゃ行くか。』


冬美のイデタチはお馴染の赤FOX上下だったが、その上にカソリタカシ色?のEDジャケットを着て準備完了。

俺はテルモスをくくり付けたバッグにねじ込むだけだ、エンジンをかけてゴーグル越しに冬美を見る。

目線が合うと真面目な顏で頷く冬美、頷き返してクラッチを繋ぎ、ひと呼吸遅れて冬美が続く。

シングル2台が樹海ラインを下っていき、松尾温泉郷を少し過ぎた辺りの某所で停まった。

今日のランチは怪しい洋館風の作りの洋食屋、二人とも同じラム肉ステーキ定食を注文した。



31 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:03:46.59 ID:DP/9YheF0
ラム肉ステーキ定食を食い終わり、コーヒーを飲みながら2人でまたーり。

一人のときは黄昏流星群とかを読みながらノンビリするのだが、今日は もちろん漫画には目もくれず冬美と話し込む。


俺『んで、どうだった北海道の一ヶ月?、スゲーの一杯居たべ?』

冬美『いやー、いい人も一杯ですけど、変なのとか悪い人とか。見た目どおりだったり、見た目に寄らなかったり色々でしたww』

俺『いい奴は一杯だよな、うん、俺も行くたびに友達増やして帰って来てるしな。でも悪いのとか変なのって、たとえばどんなの?』

冬美『うーん、同じキャンプ場にシーズン中ずっと居て、バイクで来てるのに全然走らない人とか』

俺『それは噂に聞くヌシって奴じゃないのか?、でもおれ盆休みほぼ毎年行ってるけど見たこと無いぞそんなヤカラ』

冬美『それは多分・・・・ひょいと奥尻行ったりする譲二さんとは行動かぶらなさそうだし、会ってもあまり近寄らないからでは?』

俺『へ?何で?』

冬美『あたしみたいな女とか、小さいバイクに乗った気が弱そうな学生さんとかには、何だか色々言ってくるんですけどね』

俺『何言われんの?』

冬美『新入りだからここにテント張れとか、あそこに固まってる連中とは話さない方がいいとか』

俺『・・・・本当に居るんだな そんな連中。一回は見てみたいもんだと思ってたけど、別に会わなくてもいいなww』

冬美『譲二さんと最初に会ったキャンプ場は有料だったでしょ?、あーいう所には居ないんですよ、無料の所にはわんさかww』

俺『ふーん、じゃあ会ってても、そんなんだと気付かなかっただけかも知れんな。まあ縁が有ったら気付く事もあるでしょww』


気付くと もう一時半を回って二時近くなっていた、おっといけねえ、早く出ねえと日が暮れちまう。

割り勘で支払いを済ませて我が家に向かい出発、途中で某農場のソフトクリームが食べたいと冬美が言い出したので寄ってみた。

だが どうもソフトを食う為には入場料を支払って中に入らないといけないらしい、それを聞いてあっさりあきらめる冬美ww


冬美曰く、『商売丸出しの観光施設なんて興味ないですキリッ』、だそーだ、相変わらずの男前発言www。



32 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:05:05.17 ID:DP/9YheF0
観光農場を後にして、周辺の酪農地帯をとことこ走る。

秋晴れのいい天気だが、だんだん体に当たる風が冷たくなってきた。

温泉にでも入って温まりたい所だが、この時間からだと湯冷めして風邪引くのが落ちだ。

とにかく最短距離を駆け抜けて家に帰ろう、走りを楽しむのは明日からにすればいいと冬美に言った。


冬美『そうですね、実はあたし夜中に青森に着いて全然寝てないもんでw、早く落ち着きたいです』

俺『よし、じゃあ最短距離をノンストップだ、ガスは大丈夫か?』

冬美『えーっと、・・・大丈夫です、ガンガン行ってください!』


俺は頷いてクラッチを繋ぎ走り出し、着かず離れずいい間隔を空けて冬美が着いて来る。

普段なら三時間近くかかる距離だが、頑張った甲斐あって二時間強でウチに着いた。

ローライダーの横にドジェベルを置き、ヘルメットを脱いで冬美を誘導してあげた。



33 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:06:45.68 ID:DP/9YheF0
俺『うそう、ドベルの、クルマにあまり近づいように・・オーライーライ、よしおk!』

冬美バハにままヘルメッを脱中で笑ってう言った。

美『いやー、に来ちゃったなあwww、いか、居座ってw?』

『だかいいって言てんだwww、早く荷物降ろして楽格好に着替えろ、クで温泉連れってってやるから。』

『温泉!近くにあるんですか!?』

俺『宿くらい走るけな、まずはの過積なんかすっぺよ。

冬美『はー殿い、でもどこに置いたらいですか?

俺『着替えとか家に入キャンプ道具との必要ないモン、この小屋のいておいてくれ

『おk』


美は てき降ろしキャンプ道屋の隅に置ものバックパッとめにした。

は準備おて着て来と促、玄関のカを空けて中に招き入

冬美『おゃましまー・・うわー、ーーーい!!!!』


うしてついに冬美はウチにてきて、短いけど一生ないだろう二間の同居生活がった



34 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:09:19.96 ID:DP/9YheF0
ちょっと中断、こで分の1くらいかなあ

みてるひと居る?

なくてもけどね




35 :名も無被検体774号+:2011/12/26(月) 09:10:46.34 ID:IKpCpjpi0
見て


36 :名無き検体774号+:2011/12/26(月) 09:11:07.99 ID:VhmS8CiT0
てるよー。仕事中どw


37 :名も無き被検体774号+:2011/12/26(月) 09:19:20.22 ID:GIIRELd00
見てるよ

兄貴に惚れてる///


38 :譲二兄2011/12/26(月) 09:31:22.76 ID:DP/9YheF0
マンショ美が仰するも無理は無い、周り比べ小ぶりではあるが ここは元農家なのだ

一般のマショよりはまあかな広いだろう、一人暮らしなので居間台所風便くらしか使っいがww

冬美ー、○の○○○○○みたーい!』

?、なれ?便

冬美『あっとで農家使ったライハウスですよ、ーさんもいいてもいい感じでしよ!』

『おうじゃあこも前がる間はイダーハウスだなくなった即廃業るからwww』

冬美『あははゃあオーナーさ一泊の段はww

な、宿泊無料、食費み代は掃除洗相殺、光熱費はーナーの酌に合っれたら免除、って事でど

美『おkおおkお!!!、ゃあ早速今晩から光熱費無料っ事でwwwく!』使

俺『おう、じゃあお寝る部屋は そこのだから荷物いて着替えたら居間に、温泉行ぞ。』

美『い、ぐ行きますね


後くいに冬美が居現れた、胸のところに大きツネの柄がントンクのTシャツにジーンズというイデタチ。


『私服もFOXかwwww徹底してるなおいw

冬美『いやー、何だか常このがどかに付ないと落くて

筋金入りだあ行く、忘れモはなな?

冬美『はーい』

当時の俺の愛車は小さめの電気社が営業使っている様沿1BOX、さいし非力荷物たくん積める

なれば車泊だて余、クルマは道と割り切る俺には必要分だ、おまけに四駆ので冬バッチリ!。

まあバイク合わて維持するには これが一杯だったっあるがの頃は貧乏だったなあ・・・・ト



39 :譲二兄貴2011/12/26(月) 09:33:29.18 ID:DP/9YheF0
を乗せたクルマがに向か走っていくちなみにBGMはチェンジャーから流れメロコアだ

一昔以上前に流行ったoffspringとgreendayとかのあれね、間からは女子供聞くようなモン鹿にされてたがw

あのスチャスチャが好きなだけどね、ちなみに この時はンジンたら いなり西フスプが大音量だったww

ょwおまおまーwww音でけえwwwww

おっスマソ、ボリュームダウン、と

美『あーびったww、でも何かいすねガンン上が寿る感

あ、後でCD貸てやろか?

美『はーいありがとうございすw泉てすそこなんか?』

俺『もう五分くらいかあ?、ぐそこだ。』


ぽつ話る間にすぐ着いた、温泉といっもぬるい源泉を沸かしなおしたモンだが、い湯が気持ちイイ事に変りは無い

三十分の約束をしてカウ西で別れって十五分トレッチていたら携帯が鳴った。

俺『はいもしし〜譲で〜す』

姉ちゃんあ譲あんた今日の晩御飯は?

俺『んーと・・・これから考える』

ちゃん『じゃあ今日うーだから 来て一に食べなさい、ジガイモとほうれ草がくさんって美味いわよ

俺『野菜なんて別に・・と、あ、姉便ゃん、ちって。』


この時かりで冬美た。


おい冬、お前レー好きか?、ジャガイモとん草がいっぱい入った

冬美『はレーはまあきですけど、ジャガイモとほうれん婿草も普通に

よし分かっ・・・あ、もう一人連れて行っ

ちゃん『んあんたの友達?っぱいあるから一人くら構よ』

・・・うして このの晩御飯は姉ゃんちでカレーと定しww湿




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