43 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:55:35.32 ID:44p7gr/S0
で面接して結果は?自分だったら辞退するわ
45 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:58:03.46 ID:73VrrE7K0
>>43 彼女も辞退したよ。面接後、メールで丁寧に連絡がきた。
44 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:56:07.68 ID:73VrrE7K0
待ち合わせは某駅の喫茶店の前。
彼女が指定した場所だった。
待ち合わせの時間、5分前にはもう彼女がいた。
コンビニの制服とは違う、ブレザーの学校の制服。
赤いマフラーをそれこそモフモフって擬音が正しい位に、巻いて、
真白な肌に合ってて。ピーコートが似合ってて、スカートは短す
ぎず、黒いタイツをはいて、革靴は学生では珍しくきちんと手入
れされてた。
また、俺は彼女に惚れた。
「あ、Mさん?」
って無難に声をかけると、こちらをみてにこーっと笑う。
ここから、俺の一世一代のデートが始まる。
46 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:59:56.44 ID:4u13El1z0
つり?
50 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:03:54.64 ID:73VrrE7K0
>>46
釣りじゃないぷー
47 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:01:39.70 ID:3G7HlVzn0
wktk
48 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:02:32.89 ID:73VrrE7K0
とりあえず、レストランの予約までは時間があったし、そのへん
をぶらぶらしようってなった。彼女と俺は絶妙な間を持って、当
たり障りのない話をしていた。
彼女は高校生で、母子家庭なこと。
弟とは仲良しで、勉強ぐらいしか得意なことがないこと。
最近、年上の彼氏と別れたこと。
ゲーオタということ。
好きなことは寝ること、ゲームすること、自作のPCを作ること。
とにかく変わってた。
51 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:04:25.08 ID:6SRhHob10
いいなあ
52 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:09:31.99 ID:73VrrE7K0
俺もぼちぼちゲームをやるので、何のゲームすき?ってきいたら、
全然知らないタイトルだった。
俺が「変わってるよねー」というと、ちょっと悲しそうな顔をし
てて、ミスったって思った。
でも彼女は「かわってるていうか、オタクなんですよね。気持ち
悪い感じの」と自虐的に笑っていた。
そんなことないよ!って俺がいうと、ですよね!!とテンション
を持ち直す。単純に素直な子だった。
そんなこんなで、時間は予約していた時間になる。
49 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:03:16.57 ID:yr97PxVTO
続きが気になる。
制服のjkとどうやってレストランに入れたのか…
53 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:14:40.27 ID:73VrrE7K0
レストランはいわゆるホテルに入ってるやつを予約していた。
そこで>>49の問題が出てくる。
俺はすっかりそのことを忘れていた。
不覚にも彼女にそのことを指摘されるまで、気付きもしなかった。
少しあわてる俺、「よ、予約取り消してくる!!」って言ったら、
彼女が ちょっとまっててくださいってどっか行った。
え?え?ってなってるうちに、彼女は店の人と何やら話をしている。
しばらくしてぱたぱたーって戻ってきて、ご飯食べましょ!って
例のニコーっと笑うのをやられる。
「え、え、大丈夫かな?なに話してきたの?」って言ったけど、
ひみつですよーって笑ってた。
普通に店員さんもにこにこと出迎えてくれて、こいつ色仕掛けで
も使ったんじゃと思った。
54 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:21:38.90 ID:mbdNEKvO0
>>53
お父さん(本当の)にサプライズでなんたらかんたら
とか言ったのかな?
56 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:23:51.00 ID:73VrrE7K0
>>54
ほぼそれ。ま、俺、お兄ちゃんだったけどね!(ドヤ
55 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:22:45.97 ID:73VrrE7K0
席に着いて、うまそうないろんな料理が運ばれてくる。
その全てに「ひゃー」とか「おいしそう!」とか反応を寄こすM。
特に生春巻きみたいな料理が気に入ったらしく、超うまいと年相
応の反応を見せた。思えば、彼女はすごく大人びたなかに、ふと
した時に年相応の子供っぽさを感じるときがあった。俺はその瞬
間が大好きだった。
そんなこんなで、料理も出切ったかな?ぐらいのとこで、
パン!パン!とクラッカーの音がした。それと同時に店員総出で
ハッピーバースデーのうたをうたい始める。
何事だよ!って思ってるうちに、店員の一人がケーキを持ってくる。
「妹さんからのサプライズです。」って。
プレートにはお兄ちゃんへと書いてある。
おそらく近くのケーキ屋さんに店員が買いに行ってくれたのだろう。
そこで、彼女があの時なにを話していたのか分かった。
彼女は俺を祝うのと同時に、自然に店内に入るためにこの手段を講じたのだ。
ここまで書いて俺、すごい惜しい気持ちになってきたしにたい。
57 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:29:01.06 ID:XKa11bSo0
彼女すげー
58 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:32:29.75 ID:73VrrE7K0
帰り道で、彼女にケーキのお金を渡そうと思った。
多分3000円くらいだろうけど、ここは1万円渡すことにした。
「これ、ケーキ代。今日は本当にありがとう。」
それを見て、彼女は少し嫌な顔をした。
え?足りない?って思ったら
軽くぺちんって頭をはたかれた。
「貴方の誕生日だから、ケーキを買ったのに、なんでそのお金を
貴方からもらわなきゃなんないんですか」
道理すぎて、反論できなかった。
でも、ここでくじけたら大人としていかん!と思い
「デートしてくれただけでも、
うれしかったから、これじゃ悪いよ!」
って俺。
「絶対受け取りません!」
の一点張り。頑固者めーって思った。
59 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:34:23.23 ID:Ic111GYF0
ええのう
62 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:37:02.94 ID:73VrrE7K0
上のやりとりを続けてくうちに駅に着く。
もう夜も遅い、早く家に帰さないといけないけど、いろんなこと
が心残りだった。
彼女のぽっけにお札をねじこもうとするけど、彼女は進入を許さ
ない。途中であきらめて、俺は「ありがとう」とだけいうと彼女
は満足そうに「どういたしまして」っていう。
なんだか、全てがいままでとちがくて、全部が新鮮だった。
彼女をもっと知りたいって思ったし、彼女を自分のものにしたいっ
て気持ちも生まれてきた。
そういう気持ちが高ぶってきたらすることは一つ。
65 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:40:20.56 ID:73VrrE7K0
そう告白だ。
俺は自慢じゃないけど、自分から告白したことがない。
いわゆるチキンだったからだ。
ていうか、今まで付き合ってきた女と180度位に彼女は違う人
間だった。運命っていうとなんかワロスwwって感じだけど、
それに近いものがあったんだ。
だから、俺は人生ではじめて、告白しようと思った。
33歳冬のことです。
66 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:45:43.81 ID:73VrrE7K0
彼女が気分よくふんふんーって鼻歌交じりに歩いている隣で悶々
としている俺。
そんなときにMが「今日、楽しかったですか?」って聞いてくる。
なんか、それ聞かれた時に、不意にぽろって涙出てきちゃって俺。
33歳なのにwwJKに泣かされてるww
それみて、彼女がえ?え?ってなってた。
彼女がピーコートの袖でぐしぐししてくる。
「あの、女子なんですけど、ハンカチとか気の利いたものもって
ないです、すいません…」とか言いながら、彼女は黙ってピーコー
トの袖でぐしぐしを繰り返す。
おっさん、高ぶってきちゃって、彼女の手を引っ張って、抱き寄
せた。
彼女、きょとん顔のあと、ゆっくりと離れる。
あーやっぱ、おっさんじゃだめかって思った。
その時、引っ張った手がとっても冷たくて、それだけはまだ覚え
てる。
69 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:49:33.46 ID:73VrrE7K0
彼女がゆっくりこっちを見る。
眼を合わせてくる。彼女の特徴の一つなんだけど、あんまり目を
合わせてくれないんだ。だけど、このときはじっと見て、「私の
ことすきなんですか?」って。
俺、情けないけど、「好きです」って泣きながら答えた。
そしたら、にこーって笑って、そうですか。って。
なんかよくできましたって言わんばかりのそうですか。だった。
で、そのあとMは「私も一緒にいて楽しかったですよ」って言っ
てくれた。
俺、さらに号泣。
なんだろうね、短い時間しか一緒にいないのに、なんか変なのっ
て今では思う。
70 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:51:41.32 ID:73VrrE7K0
「もっと一緒にいたい、付き合ってほしい」
て かすれかすれに言った。
Mは耳を俺の口の近くまで寄せて、「うんうん」って聞いてた。
それで、「いいですよ。」って。
「いいですよ。」ってーーーー!!
俺、ここだけは今だに忘れない。
たまに夢に出るもん。
73 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:57:16.29 ID:73VrrE7K0
それから、俺たちは付き合った。
その上で彼女はいくつかお願いごとをしてきた。
1.Hはできません。
彼女は昨今では珍しく結婚するまでは処女でいると決めてるタイ
プの子だった。正直これは残念だったけど、そういうのなしでも
愛せるって思ってた。
ま、これが間接的に原因で別れるんだけどね。
一回だけ、辛抱堪んなくなって、ベッドに押し倒したら、すごい
怖がってた。細かく震えて、それでごめんっていった。
一週間口聞いてもらえなかった。
2. 突然触られるのは苦手です。
彼女は体を触られるのを極端に嫌がった。
なんでかは教えてくれなかったけど。
3. おたく趣味は許して欲しいです
元彼とはこれが原因でわかれたとのこと。
この三点だった。
>>次のページへ続く
で面接して結果は?自分だったら辞退するわ
45 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:58:03.46 ID:73VrrE7K0
>>43 彼女も辞退したよ。面接後、メールで丁寧に連絡がきた。
44 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:56:07.68 ID:73VrrE7K0
待ち合わせは某駅の喫茶店の前。
彼女が指定した場所だった。
待ち合わせの時間、5分前にはもう彼女がいた。
コンビニの制服とは違う、ブレザーの学校の制服。
赤いマフラーをそれこそモフモフって擬音が正しい位に、巻いて、
真白な肌に合ってて。ピーコートが似合ってて、スカートは短す
ぎず、黒いタイツをはいて、革靴は学生では珍しくきちんと手入
れされてた。
また、俺は彼女に惚れた。
「あ、Mさん?」
って無難に声をかけると、こちらをみてにこーっと笑う。
ここから、俺の一世一代のデートが始まる。
46 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 18:59:56.44 ID:4u13El1z0
つり?
50 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:03:54.64 ID:73VrrE7K0
>>46
釣りじゃないぷー
47 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:01:39.70 ID:3G7HlVzn0
wktk
48 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:02:32.89 ID:73VrrE7K0
とりあえず、レストランの予約までは時間があったし、そのへん
をぶらぶらしようってなった。彼女と俺は絶妙な間を持って、当
たり障りのない話をしていた。
彼女は高校生で、母子家庭なこと。
弟とは仲良しで、勉強ぐらいしか得意なことがないこと。
最近、年上の彼氏と別れたこと。
ゲーオタということ。
好きなことは寝ること、ゲームすること、自作のPCを作ること。
とにかく変わってた。
51 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:04:25.08 ID:6SRhHob10
いいなあ
52 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:09:31.99 ID:73VrrE7K0
俺もぼちぼちゲームをやるので、何のゲームすき?ってきいたら、
全然知らないタイトルだった。
俺が「変わってるよねー」というと、ちょっと悲しそうな顔をし
てて、ミスったって思った。
でも彼女は「かわってるていうか、オタクなんですよね。気持ち
悪い感じの」と自虐的に笑っていた。
そんなことないよ!って俺がいうと、ですよね!!とテンション
を持ち直す。単純に素直な子だった。
そんなこんなで、時間は予約していた時間になる。
49 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:03:16.57 ID:yr97PxVTO
続きが気になる。
制服のjkとどうやってレストランに入れたのか…
53 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:14:40.27 ID:73VrrE7K0
レストランはいわゆるホテルに入ってるやつを予約していた。
そこで>>49の問題が出てくる。
俺はすっかりそのことを忘れていた。
不覚にも彼女にそのことを指摘されるまで、気付きもしなかった。
少しあわてる俺、「よ、予約取り消してくる!!」って言ったら、
彼女が ちょっとまっててくださいってどっか行った。
え?え?ってなってるうちに、彼女は店の人と何やら話をしている。
しばらくしてぱたぱたーって戻ってきて、ご飯食べましょ!って
例のニコーっと笑うのをやられる。
「え、え、大丈夫かな?なに話してきたの?」って言ったけど、
ひみつですよーって笑ってた。
普通に店員さんもにこにこと出迎えてくれて、こいつ色仕掛けで
も使ったんじゃと思った。
54 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:21:38.90 ID:mbdNEKvO0
>>53
お父さん(本当の)にサプライズでなんたらかんたら
とか言ったのかな?
56 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:23:51.00 ID:73VrrE7K0
>>54
ほぼそれ。ま、俺、お兄ちゃんだったけどね!(ドヤ
55 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:22:45.97 ID:73VrrE7K0
席に着いて、うまそうないろんな料理が運ばれてくる。
その全てに「ひゃー」とか「おいしそう!」とか反応を寄こすM。
特に生春巻きみたいな料理が気に入ったらしく、超うまいと年相
応の反応を見せた。思えば、彼女はすごく大人びたなかに、ふと
した時に年相応の子供っぽさを感じるときがあった。俺はその瞬
間が大好きだった。
そんなこんなで、料理も出切ったかな?ぐらいのとこで、
パン!パン!とクラッカーの音がした。それと同時に店員総出で
ハッピーバースデーのうたをうたい始める。
何事だよ!って思ってるうちに、店員の一人がケーキを持ってくる。
「妹さんからのサプライズです。」って。
プレートにはお兄ちゃんへと書いてある。
おそらく近くのケーキ屋さんに店員が買いに行ってくれたのだろう。
そこで、彼女があの時なにを話していたのか分かった。
彼女は俺を祝うのと同時に、自然に店内に入るためにこの手段を講じたのだ。
ここまで書いて俺、すごい惜しい気持ちになってきたしにたい。
57 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:29:01.06 ID:XKa11bSo0
彼女すげー
58 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:32:29.75 ID:73VrrE7K0
帰り道で、彼女にケーキのお金を渡そうと思った。
多分3000円くらいだろうけど、ここは1万円渡すことにした。
「これ、ケーキ代。今日は本当にありがとう。」
それを見て、彼女は少し嫌な顔をした。
え?足りない?って思ったら
軽くぺちんって頭をはたかれた。
「貴方の誕生日だから、ケーキを買ったのに、なんでそのお金を
貴方からもらわなきゃなんないんですか」
道理すぎて、反論できなかった。
でも、ここでくじけたら大人としていかん!と思い
「デートしてくれただけでも、
うれしかったから、これじゃ悪いよ!」
って俺。
「絶対受け取りません!」
の一点張り。頑固者めーって思った。
59 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:34:23.23 ID:Ic111GYF0
ええのう
62 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:37:02.94 ID:73VrrE7K0
上のやりとりを続けてくうちに駅に着く。
もう夜も遅い、早く家に帰さないといけないけど、いろんなこと
が心残りだった。
彼女のぽっけにお札をねじこもうとするけど、彼女は進入を許さ
ない。途中であきらめて、俺は「ありがとう」とだけいうと彼女
は満足そうに「どういたしまして」っていう。
なんだか、全てがいままでとちがくて、全部が新鮮だった。
彼女をもっと知りたいって思ったし、彼女を自分のものにしたいっ
て気持ちも生まれてきた。
そういう気持ちが高ぶってきたらすることは一つ。
65 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:40:20.56 ID:73VrrE7K0
そう告白だ。
俺は自慢じゃないけど、自分から告白したことがない。
いわゆるチキンだったからだ。
ていうか、今まで付き合ってきた女と180度位に彼女は違う人
間だった。運命っていうとなんかワロスwwって感じだけど、
それに近いものがあったんだ。
だから、俺は人生ではじめて、告白しようと思った。
33歳冬のことです。
66 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:45:43.81 ID:73VrrE7K0
彼女が気分よくふんふんーって鼻歌交じりに歩いている隣で悶々
としている俺。
そんなときにMが「今日、楽しかったですか?」って聞いてくる。
なんか、それ聞かれた時に、不意にぽろって涙出てきちゃって俺。
33歳なのにwwJKに泣かされてるww
それみて、彼女がえ?え?ってなってた。
彼女がピーコートの袖でぐしぐししてくる。
「あの、女子なんですけど、ハンカチとか気の利いたものもって
ないです、すいません…」とか言いながら、彼女は黙ってピーコー
トの袖でぐしぐしを繰り返す。
おっさん、高ぶってきちゃって、彼女の手を引っ張って、抱き寄
せた。
彼女、きょとん顔のあと、ゆっくりと離れる。
あーやっぱ、おっさんじゃだめかって思った。
その時、引っ張った手がとっても冷たくて、それだけはまだ覚え
てる。
69 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:49:33.46 ID:73VrrE7K0
彼女がゆっくりこっちを見る。
眼を合わせてくる。彼女の特徴の一つなんだけど、あんまり目を
合わせてくれないんだ。だけど、このときはじっと見て、「私の
ことすきなんですか?」って。
俺、情けないけど、「好きです」って泣きながら答えた。
そしたら、にこーって笑って、そうですか。って。
なんかよくできましたって言わんばかりのそうですか。だった。
で、そのあとMは「私も一緒にいて楽しかったですよ」って言っ
てくれた。
俺、さらに号泣。
なんだろうね、短い時間しか一緒にいないのに、なんか変なのっ
て今では思う。
70 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:51:41.32 ID:73VrrE7K0
「もっと一緒にいたい、付き合ってほしい」
て かすれかすれに言った。
Mは耳を俺の口の近くまで寄せて、「うんうん」って聞いてた。
それで、「いいですよ。」って。
「いいですよ。」ってーーーー!!
俺、ここだけは今だに忘れない。
たまに夢に出るもん。
73 :名も無き被検体774号+:2012/01/26(木) 19:57:16.29 ID:73VrrE7K0
それから、俺たちは付き合った。
その上で彼女はいくつかお願いごとをしてきた。
1.Hはできません。
彼女は昨今では珍しく結婚するまでは処女でいると決めてるタイ
プの子だった。正直これは残念だったけど、そういうのなしでも
愛せるって思ってた。
ま、これが間接的に原因で別れるんだけどね。
一回だけ、辛抱堪んなくなって、ベッドに押し倒したら、すごい
怖がってた。細かく震えて、それでごめんっていった。
一週間口聞いてもらえなかった。
2. 突然触られるのは苦手です。
彼女は体を触られるのを極端に嫌がった。
なんでかは教えてくれなかったけど。
3. おたく趣味は許して欲しいです
元彼とはこれが原因でわかれたとのこと。
この三点だった。
>>次のページへ続く