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俺が不思議な場所から帰れなかったかもしれない時の話をする
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48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:32:59.13 ID:h/PNYid40
野中オッチャンは相変わらず鍋を振るっていた。

ふとチャーハン屋の受け渡し口を見ると、そこにはチャーハンカレーが置いてあった。

チャーハンカレーというか、チャーハンにカレーのルーがそのまま掛かっている食い物が。

しかも、その中には紫色のウズラぐらいの大きさのふっさふさの鳥が座っていた。

「それは新製品のサンプルだよ。」

野中オッチャンは鍋を振るいながら そう言っていたが、俺はその鳥が気になってしょうがなかった。

何処までが新製品なんだよ。とツッコミそうになってたら

「ああ、ピーちゃんはペットだよ。」

と先に野中オッチャンに先に言われてしまった。


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:35:02.13 ID:h/PNYid40
なんとなくピーちゃんがピーピー鳴きながら俺の所に歩みよってきたので、俺はコンビニで買ったパンを半分あげた。

そしたら、ピーちゃんが これまた物凄い速度でパンを食べ始めたんだ。

何に例えれるかなー。ほら、トムとジェリーっていうアニメあったでしょ?あのジェリーが3口で巨大なチーズを食べ尽くす。そんな感じ。

食べ終わるとビーちゃんは、のそのそとチャーハンカレーの中に戻っていってしまった。


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:36:20.95 ID:h/PNYid40
「最近、ずっと そこを巣にしちゃってんだよなー。毎日作ってんだけどねー。」

と、野中オッチャンがぶっきら棒にに言うが、俺はすかさず

「ピーちゃん熱くないんですかね?www」って突っ込むと、

「夏場は暑いだろうね。」

とまあ、素っ頓狂な返事が帰ってきた。


52 :以下、名無しにかわりましてVIPが送りし2012/10/12(金) 19:37:38.18 ID:h/PNYid40
なやり取りをしているウチに、1番ホの方から電車の音が聞こえて。向こう側へ行く車だろう。

慌ては1ホーム行くと、列車が停車して

ここで俺は ふっと頭によぎった事

ひょっとしたら、進ばちゃん的の駅に行くんじゃね

ら本にバカだっ


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:39:12.33 ID:h/PNYid40
俺は また折りたたみ自転車を持って、電車の中へ入った。

やっぱり中には一席だけ席が開いていて、俺はまたドカッと折りたたみ自転車を通路に置いて、その席に座った。

まもなく列車のドアがプシューと閉まって、列車が動き出した。

相変わらず、他の皆は無言のまま、真っ直ぐ前を向いて座っている。微動だにせず、手を膝の上に置いて。

電車が動いて5分程でまた列車が漆黒のトンネルの中に入って、俺はしばらく揺られてた。


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:40:49.91 ID:h/PNYid40
それから10分ぐらいして、ふっと今何時なんだろう?と携帯電話を見たんだ。

そしたら、携帯電話には9時35分って書いてあった。

おいおい。ここでは時間の進み方が違うのかよww

もーあかん、ゼッタイに終わった怒られるフヒヒwサーセンww

そんな事をのんきに思いながら、ふと携帯の画面の隅に目をやると

あ!!アンテナが立ってる!二本も!

さすがはAU、やるなあ!と喜び勇んでいたんだが、ふと違和感を覚えた。

携帯のアンテナの色が緑色になってた。

でも、緑のアンテナバーも2本立ってた。


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:41:58.73 ID:zd/0qFU90
続きはよ




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:42:22.56 ID:h/PNYid40
何がともあれ、俺は急いでT社に電話を掛けようとした。

なんだか発信音が いつもの音とは違っていた。

あのいつも聴いているプーーーーっていう音じゃなくて、よくアメリカ映画なんかの電話のシーンで出てくるあの独特の発信音。

まあ、いいやと思って、そのまま電話帳からT社の電話番号を探しだして掛けた。

そしたら、しばらくプップップップと音がして音声アナウンスが。

「・・・・・お客様の電話番号は、圏外です。」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:43:15.89 ID:EIEaw11Q0
見てるぞ

かなりそっちに深く関わった感じだけど、大丈夫なのか?

いや、良くはわからないんだが


58 :以下、名しにかわりましてVIPが送りします:2012/10/12(金) 19:43:19.35 ID:h/PNYid40
固定電話簿掛けているのに圏外?

しかも なんだこの素っいアナウ

、俺の頭にい出してはいないキーワ貿思い起こされてった。

・・それ・・・





さら駅。


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:43:40.88 ID:C2SzorPJ0
うんうん!


60 :、名無しかわりましVIPがお送ります:2012/10/12(金) 19:44:19.87 ID:zd/0qFU90
きさらぎ駅ネ


65 :以無しかわましVIPがします2012/10/12(金) 19:47:23.40 ID:h/PNYid40
>>60
そこに行くかどうからんが、そのキワードを思い出した間に何かとって目なような気がしたんだ。

れ以ダメ能が言っ


61 :下、にかわりましてVIPが送りします:2012/10/12(金) 19:44:25.87 ID:h/PNYid40
ーーーっと身の血が引いた


パニックになった

は・・これは・・

は飛がっ止まりまを連打した湿

これはかん。これん。

うパックぎて意味分からくなってい


63 :以下、ましてVIPがお2012/10/12(金) 19:45:47.46 ID:h/PNYid40
程なくして列車は止まった。

に止まったかは知ない

は真っ暗で、トンネルのだっかもしれな

、ちどホーム反対側にが止 っていて、ドアも開いていた。

俺は それに乗らきゃないと本能でた。それもいで!

自転車を蹴り飛ばし、俺るよに反対側の電車

車の閉まって、今まで来た道とは反対に列車はだした。

婿違うかて、その列車は誰も乗っていなかた。

まりますボタンもかった。


64 :下、にかわりましてVIPがりします:2012/10/12(金) 19:47:18.07 ID:LyMcKkO6I
ええガグルブ((;゚Д゚))ガク


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:48:51.75 ID:h/PNYid40
列車はようやく止まった。

プシューと列車のドアが開いた音で、俺も目を開けた。

外は明るかった。

列車の外に出ると、それはいつものT駅だった。

いや、本当にT駅に戻ってきたのかは分からないが、少なくとも俺が知っているT駅だった。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:50:13.14 ID:h/PNYid40
携帯電話を開いてみた。

時刻はAM11:40と表示されていた。

日付は進んでいなかった。

何よりも、携帯電話のアンテナの色が白色に戻っていた。

だから多分俺は帰ってきたんだと思う。

そう思いたい。


69 :以下、名しにかわりましてVIPがお送りしす:2012/10/12(金) 19:51:19.49 ID:C2SzorPJ0
>>1が生きてて


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:52:43.77 ID:h/PNYid40
>>69
ありがとう。

もうずいぶん落ち着いたよ。

俺の話はこれで終わりだ。

覚えてる範囲でよければ質問に答えるよ。


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:51:19.56 ID:h/PNYid40
俺はとりあえず、自分の車に乗って、ぶっ飛ばしてT社まで行った。

会長はテラ不機嫌で怒り狂ってはいたが、あの経験より恐ろしくはなかった。


ここは俺が前から居た世界なんだよな?そう言ってくれ。

とりあえず、オマエラ、変な世界に来てしまったかもと思ったら、携帯電話のアンテナの色を確認してくれ。





71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:51:53.39 ID:SlCHVmDr0
その野中って人はその世界と何か関係あるのかな?


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:54:13.78 ID:h/PNYid40
>>71
分からん、ただ俺がその会社を退社してからは一度も会ってない。

どうなったとも聞いてない。

俺は間違いなく本人だと思ったが、野中は否定したからな。


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:53:55.42 ID:EIEaw11Q0
覚えてるうちに事細かくメモとっておけよ

何かあってからじゃ、遅いんだ


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:55:58.73 ID:h/PNYid40
>>73
そうしたつもりだ。

一ヶ月ぐらい何が起こったのか本当に帰ってこられたのか半信半疑で生きていたからな。

今は帰ってきたと確信して、ずいぶん落ち着いたからまとめてみた。


80 :以名無しにかまし てVIPがお送りしま湿2012/10/12(金) 19:58:39.03 ID:h/PNYid40
>>75
俺が鮮烈に覚えていたは、携帯電話のマークが緑になっただ。

ひょっとら同じ目にあった人がいたと、俺がた方法で逃れるチ殿が生まるかもだから

本当に怖かったんだ。


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:54:52.55 ID:SlCHVmDr0
いざ自分がそういう立場になったらそれが現実なのか夢なのか

メモを取るっていうのも難しそうだな・・・


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 20:00:38.10 ID:h/PNYid40
>>76
俺も戻ってきてから少しずつ思い出してメモしてたんだ。

てか、正直、本当に戻ってきたかは半信半疑のままメモってたけど。


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:58:00.70 ID:K3uUWlqR0
なんでvipでやったの?

オカ板じゃ駄目だったの?


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 20:00:38.10 ID:h/PNYid40
>>78
こっちの方が、ひょっとしたら救われる人が多いかもしれないと思ったから。


79 :下、名無しにかわりましてVIPがお送します2012/10/12(金) 19:58:04.70 ID:SlCHVmDr0
止まりますボタンが何か自でひっかかるというか・

味があったんじかってる。


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 20:02:11.77 ID:h/PNYid40
>>79
分からない。

今考えたら、4番ホームのトラック列車に乗ってたらどうなっていたんだろうと思う。


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 20:05:18.85 ID:h/PNYid40
そうだ、もし列車に乗って、白い折りたたみ自転車見つけたら、それ俺のだから見つけた奴にやるよ。

俺はもうあそこには行きたくない。


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがおりし:2012/10/12(金) 20:06:51.00 ID:SlCHVmDr0
かく無事にれてよかったのぅ。


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 20:12:17.94 ID:h/PNYid40
>>85
ありがとう。

今となっては不思議な体験をした。ぐらいにしか思ってないけど、当時はものすごい怖かった。




>>次のページへ続く



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