2chの男女恋愛に関わる 復讐寝取られ旅スレVIP系 に特化した話題を掲載していきます。
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誰にも言えなかった恋愛を終わらせてきた。
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17 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 02:56:19.27 ID:8VuzrbeF0
ある日、付け麺から急に電話がかかってきた。


というかかかってきていた。気付かなかったので、翌日の夕
方にかけ直してみた。店を辞めたことは知っているはずなの
に、今さらなんの用事か気になったから。
そしたら他愛もない話だった。

話の流れで『今はバイトは?』って聞かれたから、大学の近
くのAっていうスナックで働いてるって言った。
付け麺がXX大学の近くに住んでいることをすっかり忘れていた。

付け麺はAに行きたいって言ってくれた。
でも正直イヤだった。付け麺の知り合いのアルマーニから逃
げるためにバイトを辞めて、新しい人間関係の中で、Aは心
地よかったし、ラウンジで働いてたことは無かったことにし
たかったから。






18 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 03:20:06.66 ID:8VuzrbeF0
でもそれほど日を待たずに、付け麺は来てくれた。
それからというもの、Aは週一くらいでしか働いてなかった
が、私が働いている日は毎日ケーキを持って、来てくれた。
別にケーキなんか好きじゃなかったけど。

最初にケーキを持ってきてくれたとき、

私「わーい!ありがとう!みんなで食べよっか〜」

付け麺「え?みんなで食べるの?」

私「え?」ってなってから、持って帰って自宅で食べるよう
になったw

家族は毎回持って帰ってくるケーキを楽しみにしてたw






19 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 03:20:28.59 ID:8VuzrbeF0
いつからか、付け麺が店に来てくれることが楽しみになった。
ほかにお医者さんや弁護士さんとか、難い話をしてくれるお
客さんより、付け麺のほうが楽だったのもある。


その店には一応ボーイがいて、付け麺はボーイの男の子とも
仲良くしてくれてた。


お客さんが来なくて、ママもいなくて、ヒマなとき、ボーイ
の子はいつも「付け麺さん呼びましょうよww」とか言ってた。









21 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:33:08.57 ID:8VuzrbeF0
確かに付け麺の話は面白かった。たとえば毎回トイレから出
てくると、トイレに備え付けてある麺棒とかを取ってきて、
『1ちゃん、これ、俺からの気持ち。』って渡してきたり。


店でマシュマロ出したら『なにこれ?タンポン?』って言っ
てきたり。

ご飯行ったり、店に来てくれる回数が増える度に、少し不安
になった。身体を求められたらどうしようってことだ。

私はお金を払ってもらう罪悪感があった。だから、付け麺に
はよくお笑いのDVDとか、ハンカチとか、ネクタイとか、シャ
ンパンとかプレゼントするようにした。
それで自分の中でプラスマイナス0にしようとしていた。


その日、付け麺にシャンパンをプレゼントした。二人で飲ん
だから、結構酔っ払った。付け麺は いつも一緒に店を出て、
駅まで送ってくれるんだけど、その日急に手を握ってきた。


酔ってるから、どさくさにまぎれてって感じなんだろうけど、
少し怖かった。このままどこかに連れていかれるんじゃない
か、って、アルマーニのときの恐怖がよぎった。
でもちゃんと駅まで送ってくれて、解散した。






20 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:02:27.70 ID:???0
アルマーニはもう出てこないといいな・・・




22 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:35:15.27 ID:8VuzrbeF0
>>20誰も見てないと思ったから本当にありがとう!!



五月になって、ラウンジで貯めてた貯金額も不安になっ
てきた。

ちょっとほかにもバイトをしたくなって、知り合いのマ
マの店で、週三回アルバイトすることになった。その店
の名前をスナックBとする。


Bは前のラウンジと近かったが、そこは繁華街。何百軒
も立ち並んでいるし、そのスナックは安さゆえ、そこそ
この人気店ではあるものの、とても小さく、知る人ぞ知
るという感じの店だった。


ある日、事件が起きた。

Bにアルマーニが来たのだ。アルマーニと私は目が合っ
てすぐに、お互い「なんでここにいるの?」って感じに
なった。

アルマーニは取引先のひとと一緒に来ていた。その人は
多分50代くらいのステキなおじさんって感じの人だっ
た。

その人はいつもワインを飲むから、ワインって名前にする。

ワインさんはよくBに来ていた。けど、ワインさんが何
の仕事をしているのかすら知らなかったから、アルマー
ニと知り合いだなんて知らなかった。

その日一日は本当に気まずかった。アルマーニはワイン
さんの前でおとなしくしつつも、終始「なんで1がこん
なところに?」っていう雰囲気だった。








23 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:42:07.09 ID:8VuzrbeF0

その次の日、Aで付け麺と会って、アルマーニがBに来たこと
を話した。

付け麺はワインさんのことも知っていて、アルマーニさんと
1は何を話したのか、とか、俺の話は絶対にするなとか、ま
だアルマーニさんと1は連絡をとっているのか、とか、俺が
Aに行ってることは絶対に言わないでくれと言われた。


それからしばらくして、Bにワインさんが一人できた。

ワインさんは面白そうに「1ちゃんは、アルマーニの元カノ
なんでしょ?」って言ってきた。アルマーニは私とセックス
したことを、ワインさんに言ったんだ。

本当に誰にも知られたくないことだったし、あんなこと、
思い出したくもなかった。彼女なんてキレイなものじゃない。

「いえ、お客さんですよ^^」と にこやかに応えたけど、
ワインさんは「アルマーニは1ちゃんは元カノって言ってた
よ」と言っていた。


酔った勢いで一回してしまって、お金をもらって、そのせい
でバイトも辞めてしまって、これが彼女なの?そもそも既婚
者でしょ?


もしかして、この関係ってホステスとお客さんの間では結構
ありうる話で、それをキレイに彼女って言ってるだけなん
じゃ?

私たち大学生が想像する、彼氏彼女の関係とは、全く違うじゃ
ん。






24 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:42:41.88 ID:8VuzrbeF0

ある日、付け麺が11時くらいにAに来た。明らかに酔って
いた。さっきまでアルマーニと飲んでいたらしい。

付け麺
「ほんとに1ちゃんのこと愛してるからー。まじでー。
1ちゃんのお父さんより、俺のほうが1ちゃんのこと愛して
るからー。でも1ちゃんはアルマーニさんの元彼女やからー。
俺はここに来たらだめなんだよー。なんで俺こんなセコイこ
としてるんだろ」


付け麺は酔ってたし、こっちは「はいはい」って感じでスルー
してたけど、そのとき初めて付け麺が私のこと「好き」とか
「愛してる」って言った。

そのときはただ「何言ってんの、このおっさん」くらいにし
か思ってなかった。そもそもアルマーニの彼女じゃないし。

その日の帰りも、付け麺は駅まで私の手を握ってきた。






25 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:47:55.12 ID:8VuzrbeF0
六月、Bの店でイベントがあった。必ずお客さんを呼ばなけ
ればいけなかった。

でも私には連絡先を知ってる、飲みに来てくれそうな人は付
け麺しかいなかった。

でもアルマーニには、付け麺と私がまだ連絡をとっているこ
とは内緒だった。

もしその日アルマーニが来たら?ワインさんが来たら?


結局付け麺に頼ってしまった。付け麺はビビって20分くら
いで帰った。

でも付け麺は、ママとボーイとゆるーくやってるAよりも、
Bの店のほうが気に入ったみたいだった。


それからというもの、付け麺はBの店にちょくちょく来てく
れるようになった。








26 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:48:54.50 ID:8VuzrbeF0
七月の土曜日。付け麺から連絡があった。そのときBで働い
ていたので、ワインさんもアルマーニも来ないことを店に確
認してから、付け麺がBに来た。


付け麺は会社の部下と一緒だった。付け麺は部下を私に紹介
してくれた。

「めっちゃ可愛くない?XX大学に行ってるねん。このレベル
やったら、クラブとかラウンジにおってもいけるやろ〜」
みたいなことを言ってくれた。

そりゃ部下も上司の言うことに逆らえず、「うんうん」みた
いに聞いてた。


付け麺がトイレに立ってる間、部下は根掘り葉掘り色んなこ
とを私に聞いてきた。

「付け麺さんとどれくらいの付き合いなのか」
「どれくらいの頻度で会っているのか、連絡はよくするのか」
「どこで知り合ったのか」

最終的に部下に「付け麺さんが一人で飲みに行くとかありえ
ない、女の子と連絡とるなんてありえない、よっぽど1ちゃ
んのこと好きなんだよ」そう言われた。


嬉しかったけど、彼の社交辞令もあるだろうし、もしかした
ら付け麺に言えって言われてるのかなって思った。


その日、部下が「1ちゃん、店終わったら三人でご飯食べに
いこ」って誘ってくれた。

付け麺と部下は、私が店を終えるまで、ほかの店で飲むこと
になった。


私が店を終えて、合流したとき、部下はいなかったwww
時間は一時過ぎ。終電はとっくになかった。






27 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 04:55:29.98 ID:8VuzrbeF0

二人でバーで他愛もない話をしながら飲んだあと、またして
も手を繋いで歩きながら、付け麺は「どうしよっか、、、泊
まる?」って聞いてきた。


その頃、もう手を繋ぐことには慣れていた。
付け麺の発言は明らかに探ってる感じだった。
断られるかもしれないっていう表情が付け麺から見えた。

有無を言わさずタクシーでホテルに向かうアルマーニとは違
うかった。アルマーニはきっとそうやって何人もの女の子と
関係を持ったんだ。


気付けばずっと付け麺と一緒にいた。
付け麺と話してるときが一番楽しかった。
付け麺が店に来てくれたら、バイトなんかじゃなくて楽しめた。
付け麺が他の女の子と話してると、すごく気になってた。


でも今日泊まるということは、結局アルマーニと同じなんじゃ
ないかって思った。

いや、付け麺に、誰にでも足を開く子だと思われたくなかった。






28 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 05:00:54.19 ID:8VuzrbeF0
それで言った。

「ごめんね。付け麺のこと本当に好き。
でもやっぱりアルマーニさんのことがあるから。
私はアルマーニさんと付き合ってなんかいない。
一回関係をもってしまっただけ。
プライベートでは一回も会ったことないし、
電話もメールも営業でしかしたことない。
付け麺に軽い子だと思われたくないから、
今日は家に帰ります!」







29 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 05:25:47.42 ID:8VuzrbeF0
付け麺

「俺本当に毎日アルマーニさんにお世話になってて、でも出
会ったときから、本当に1ちゃんのことが好きで、
気持ちを抑えれんくて、本当に最低なことしてるんだけ
ど。。。

アルマーニさんは いろんなとこで「XX大学に行ってる女子大
生のめっちゃ可愛い彼女と付き合ってる」って自慢してたん
だよ。

アルマーニさんは、女の子とホテル行ったら絶対俺に教えて
くれるけど、1ちゃんのときだけ教えてくれなかった。

多分俺が1ちゃんのこと好きなの知ってたから後ろめたかっ
たんだろうね。

ラウンジに行ったとき、1ちゃんは絶対俺の隣に座ると思っ
てた。でもあの日からアルマーニさんの隣座って。
「あ、ヤッたんやな」ってすぐ分かった。あのとき赤いドレ
ス着てたよな。

俺はアルマーニさんみたいに金もないし、マメに連絡もとら
へんし、全然モテへん冴えないおっさんだけど、この一年本
当に1ちゃんのこと好きだった。

金もないし、アルマーニさんの行きつけの店に一人で行くこ
ともできない。だから1ちゃんの電話もずっととれなかった。

でも一回だけ、アルマーニさんとタクシー乗ってるとき、
アルマーニさんの電話から聞こえる1ちゃんの声聞いて、ど
うしても我慢できなくて電話かけちゃった。本当にごめん。」

なにも言わず、ただ耳を傾けた。






30 :私事ですが名無しです:2012/03/27(火) 05:26:31.50 ID:8VuzrbeF0

私はアルマーニにひどいことをした。もっとちゃんと向き合
えばよかった。


アルマーニも私も不器用だったから、こんな感じになっちゃっ
た。アルマーニは若い女の子との本当の付き合い方を知らな
かった。若い女の子をお金で引きとめてきた。
でも私はお金なんかいらなかった。

デブでも、かっこよくなくても、優しさとか、思いやりがほ
しかった。

付け麺は最初から優しさとか、思いやりとか全部持ってた。
尊敬するアルマーニがよく行く店に行けないっていうのは、
お金の問題もあるけど、付け麺の性格からだった。


アルマーニの不器用なところも、付け麺の思いやりも、全部
私のたった一回の過ちで壊してしまっていた。
アルマーニはアルマーニなりに、私のことちゃんと彼女とし
て付き合ってくれようとしてたんだ。
付け麺はずっと葛藤してたんだ。

でも、もうどうしようもない。過去には戻れないから。








>>次のページへ続く

 

 

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