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ゴリラ女にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
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15 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:47:59.51 ID:tQ1bTdd10
>>12  澤は結構ヤリマンだったと思います

自分で童貞ハンターとかいってました。
今思えばDVという手段を取るべきだったと思います
週1くらいだったと思うんですが、部活とかで合わない時もあったので
うーん ちなみに僕は帰宅部です

床上手ではないと思います。
澤のあそこを利用してアヴリルで必ず抜いていました





16 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:49:47.09 ID:tQ1bTdd10
省略すると

俺達はとんでもない売上を叩きだし、たぶん学校で一番金を儲けたと
思う。

その日は男子だけでプチ打ち上げを行い 友達Aが違う学校の女子を
よんでサイゼでパーティをした。

地元ならもう特定されててもおかしくないので、先に言っておく文化
祭の時はありがとう

そして本格的な打ち上げが数日後行われた。
メンバーは参加男子全員と澤とゴリ子とラーメン(女)計七人くらい

お好み焼屋で一次会、友達Aの家で酒を買い込んで二次会という感じだった。
酒を飲みまくった俺はキス魔を演じた。

友達A「やめろよー」
俺  「ちゅー」

友達B「澤!澤にしてこい」

その言葉を待っていた!!!

俺 「澤!ちゅー」

澤が逃げ出した、とんでもない速度で友達Aの家から駆けだしていっ
たのだ 俺は追いかけて

俺「なにもしないからさー」
澤「あっちいって!!近づいたらもうマジ帰る」

俺「危ないから!!こっち来いって」
澤「あっちいけ!!」

俺は友達Aの家へと帰った。

すると寝室に寝そべるラーメンとゴリ子 あとは友達C
妖怪も酒を飲めばそこそこ見れなくもない

友達C「おい、太郎 ゴリ子にちゅーしてやれ」

俺  「いやないでしょ するくらいならお前にした方がマシだわ」

ゴリ子「え――」

友達C「あー…酒でも飲むかゴリ子?」

ゴリ子「うん…」

俺  「隣の部屋で飲んでくるわ」

こうして俺は飲みあかし、気が付けば寝ていた。





17 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:51:02.40 ID:tQ1bTdd10
翌日、見事に全員酒臭かった。
ボヤボヤした思考をなんとか起こしつつ、自転車にまたがる。

俺  「頭いてぇ」

友達B「やばいな、久々にこんな飲んだわ」

俺達が帰ろうとした時だった。

「ダイジョーブ? ねぇ」
という声が遠くで聞えた。
その声がする方に眼を向けると、ゴリ子の背中を摩るラーメン

ゴリ子はこめかみに筋を立て、口から涎をたらし、ウォウォといいな
がら何かを産み出そうとしていた

友達B「おいおい、グロ映像じゃねぇか」
友達A「ちょ…俺んちの前なんだけど…」

ポコペンポコペンダーレガツッツイタ!ポコペンポコペンダーレガツッツイタ!

ピッコロ大魔王がシンバルを産むときとまったく同じ光景だった

ゴリ子が滝のようなゲロをまき散らす。
友達Cがゴリ子の顔を見て、貰いゲロをした。

そこから逃げるようにして友達Bと立ち去り、学校で水分補給し食堂
を食べて帰った。


次の日からゲロを吐いた事も忘れたかのようなゴリ子は元気よく教室
に入ってくる。

打ち上げもそこそこだったので、男子と女子が少しずつ入り混じって
話す様になっていた。

ゴリ子を含む数人で話している時に
話している流れで俺のアドレスを交換する話になっていた。
俺はめっちゃ嫌だったけどそこに隣のクラスのカワイイ子もいたので
少しだけ期待したが、食いついてきたのはゴリ子だけだった。

俺   「あー交換しようか」
ゴリ  「しよしよ!」
可愛い子「アハハハ――」

みたいな感じで、俺は携帯をしまって友達Bと話だす。
するとBがとんでもない事を言い始めたのだ。

友達B「別にメアドくらいいいじゃん」
俺  「え…」

完全に携帯電話を出す気もないBが俺に言ってきたのだ。
結局その数人いる中での交換のやりとりがあったのは俺とゴリ子だけ
だった。
【菩薩モード】に無理矢理ギヤをいれて俺は苦笑いしていた。

そのままBと話し場からフェードアウトしていき、卒業旅行の話を二
人でしていた。

USJ?ディズニー?富士急?とかを笑いながら話、俺達は下校した。

帰り道に一人になった時に
ゴリ子とメアドを交換した事実だけが俺の身体を倦怠感が襲う。





18 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:53:34.47 ID:tQ1bTdd10
俺にとってこれからゴリ子とのメール生活が始まるのかと思っていた。

だが、それは違っていた。
ゴリ子の計画はもうすでに終わっていたのだ。
ただそれに気が付いたのは一週間後の事だ

その夜にゴリからメールが届く

メール内容――以下☆はハートマークだと思ってください

ゴリ「ゴリだよ〜届いたかなぁ
文化祭楽しかったね!☆ またあんなのしたいな☆
てかなんて呼べばいい?
友達とかになんて呼ばれてる?☆」

俺「そだね〜山田かな、たまに山ちゃんとか」

ゴリ「そっか、たしか下の名前 太郎だったよね?☆
なら学校じゃ山ちゃんで、プライベートはタロちゃんって呼ぶね
私はゴリちゃんとか、ゴっちゃんって呼ばれてるよ☆」

俺「いや山田でいいよ。なら赤木さんって呼ぶね」

ゴリ「照れてる カワイイ☆ ゴッちゃんでいいよ☆ おやすみタロちゃん」

俺「おやすみ赤木さん」

文字で震えあがったのはこれが初めてだった。
この時初めて俺の中の菩薩が話しかけてきたんだ。


菩薩「これヤバくね?」
俺 「…やばいっしょ完全マークですやん」

菩薩「一応人間だから…優しくね…」
俺 「…」

――翌朝

怖かった。学校にいくのがこんなにも怖いとは思わなかった。
俺は登校して、クラスにはいっても爆音で流すMDをイヤフォンから
外す事なくずっと下を向いていた。

色々な意味での殺気を感じる。その視線の方に眼をやる事はできない。

授業の三限目までゴリ子と話す事はなく、四限目は文系と理系で別れ
る授業で俺は理系だったため、今居るクラス、ゴリ子は隣のクラスへ
と移動していった。 

やっと殺気から逃れた俺は物凄くほっとした。たまらず机にへたばる。
安堵とはこんなにも大切な物だとは思わなかった。
俺はゆっくりとした四限目の授業を受けている時だった。

ヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴ

携帯電話が震える。
メールがきていた。一体誰だろう 
ホント軽い気持ちでそのメールを開いた瞬間に
俺に額は冷や汗でうめられた。

ゴリ「ねぇタロちゃん ディズニーランドいついこっか?☆
タロちゃんが受験終わった来月とかにする?☆」





19 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:57:33.71 ID:tQ1bTdd10
俺の名前を名指しにしたメールが書いてあったが、
これが俺にきたメールだとは信じらない。
ディズニー?なんの話をしてるんだこのゴリラは?
日本語を流暢に使いやがって、ふざけるなよ

俺「メール間違えてるよ」

ゴリ「間違ってないよ☆二人で行くっていったじゃーん☆
ホテルとかも考えなきゃね☆」

サイボーグ009でもここまで加速しないってくらいに話が加速していく。
勇気だけでは乗り切れる気がしなかった

俺「言ってないよ、大体ディズニーとか金ないし、普通に考えてあり得ないでしょ」

菩薩モードをフル稼働しても返信メールは鋭くなってしまう

ゴリ「約束したじゃーん…ひどいよ…なら二人で近場にしよ☆」

俺は携帯電話をしまった。ワナワナという音が俺の体中から漏れ出す。
どこの動物園だ!!?ゴリラを放置しているのは

そして四限目が終わり 昼食が始まる。
もはや殺気に負けないくらいにイライラが俺を埋めていた。

だが、そんな事でめげる程のゴリではなかった。
俺の横に立ち 学生服をツンツンして

ゴリ「ひどいぞー」

初めてだった、面と向かって言われた言葉を
眼の前で無視するのは
それ以外の方法は暴力しか浮かばない

それから数日 ゴリ子とのメールのやりとりが始まる。
最初は無視しようと思っていたが、同じクラスで無視すると面倒なのと
俺自身メールは必ず返すというポリシーがあった。

ただ単文しか返さなかった
「あっそう」
「へえ すごいね」
「ならおつです」
「知らない」

こんな感じの文を回し回し使っていた。
とりあえず興味はないという感じは絶対伝わっていたはずだ

だがゴリ子の逆襲は倍返しだった。





20 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:02:06.74 ID:tQ1bTdd10
学校に行くと友達B、Cは話しかけてくる。

B「太郎さーゴリ好きなの?ww」

俺「勘弁してよ、ブサイクというカテゴリに入れる事すら失礼なくらい
  のブスじゃねぇか」

C「でも聞いたぜ なぁw」

B「あぁ、お前 ゴリの手作りじゃないと食べたくないって言って
  サンドウィッチ作らせたんだろ?」

俺「はぁあっぁぁあ?」

C「いやそういえば、学園祭の時にサンドウィッチくってたなと思っ
  てさ、怒んなよ」

俺「アイツが勝手に持って来たんだぞ」

B「まぁまぁ好き同士ならwww」


BとCは最終的に分かってくれつつも、俺をからかって去っていった。
俺は怒りとか気持ち悪さとかそういう次元を超えて本当に一人の人間
としてゴリが怖かった。

なぜこんな分かりやすい嘘をつくんだろう。俺に伝わるし、伝われば
嘘をついていると俺がいうのは必然

ゴリ子は もうそういう次元にいないのかもしれない

もちろんサンドウィッチの話はクラス中が知っていて一人一人弁解す
るわけにもいかず、身内以外は誤解のままだ。


ちょっと書き方変えますね、読みにくくなったか読みやすくなったか
は任せますwすみません


そして次の日にゴリ子は更なる戦略で攻めてきた。
まぁまぁ人が集まっている中で、俺はその集まりの片隅で黙って携帯
のゲームをしていた。たしか「ふにゃ麵道場」とかいうゲーム

すると「ほんとは甘えん坊のくせにぃ」とか言って俺の肩をさするゴリ子。

話の前後も分からないまま、腕を思いっきり引きながら俺が目線を上げると、
集まりの全てが俺を見ていた。

なんの話だろう? という顔でみると
ゴリ子は言った。

「打ち上げの時、酔いすぎて膝枕してくれって 
タロ…山ちゃんがいうからさーもううざいけどしたあげたら、
超喜んで――」

「言ってねぇだろ、違う部屋いたし」

俺が鋭くそう言ったけど話が止まる事はなくて、
結局俺はゴリ子の膝の上に頭を乗せてずっと甘えている事になっていく。

「いやいや、俺が違う部屋言ってたよな」

と声を大にして言ったが、周りにいたBも同じ部屋にいたCも酔い潰れ
ていて「覚えてねぇなww」みたいな事で濁したせいで
俺はゴリとワンナイトイチャイチャを繰り広げた事にまでなっていた。

さすがに腹が立ったので椅子を蹴飛ばすようにクラスをでると、
それが「逆効果になったww呪われてるww」
とあとからAに笑いながら言われた。





22 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:06:39.78 ID:tQ1bTdd10
クラスでは俺はゴリ子ともうあと一歩で付き合う、もうクンニくらいはしてるようだ。
みたいな感じになっていたのだ。

完全にワナに掛っているのは俺のようだ

ゴリ子が嘘を言ってるのを知っているのは男子数人と澤くらいだった。

俺は基本的に放課後はすぐに帰るタイプだったのでチャイムがなった瞬間、
いつも通りいつも早く帰って、ゲームをしたり友達と遊んだりをしていたが、
ゴリ子はいつも放課後にクラスに残っていた。

そしてクンニ疑惑が出たこの日に
彼女面のゴリ子は「山ちゃんすぐ帰っちゃうんだから」
と俺の学生服を強引に掴む、俺はそれを思いっきり跳ね飛ばす様にし
て家に帰った。

そして打ち上げ(土曜日)から五日間経とうとした木曜日の事だった。

担任がクラスに入ってきて、教壇を何度か叩く。
俺達はその音に反応して、担任に注目すると口を開いた。

「あー今日で組長(学級委員長)の前期が終わって後期決める日だからな 
浦野(前期組長)お疲れさん。
それでだ、後期の組長を頼みたいんだけど
誰か立候補するやついるかー?」

もちろん手を上げる者は誰ひとりいなかった。
後期組長というのは 結構めんどくさくて、卒業なので同窓会の段取
りとか卒業前の催しとかが多いという事を知っていたからだ。

困り果てた担任が、
「やっぱいねぇな。なら推薦で行こう。
この中でコイツなら任せても良いなって思う奴だれだ?」

そう言って担任が辺りを見回すと、イケメンABCが俺を指した、
すると周りの男子達も頷く。

「山田かぁなんでだA?」

「いや山田、文化祭でもかなり良い仕切りしてたし、問題ないっしょ」
「確かに、確かに」

そんな感じで男子の九割弱の支持率を得た俺は、
「えーヤダよ」とか言いつつも満更でもなかった。
文化祭での功績を分かってくれてたんだー嬉しーという感じだった。

「まぁならーやりましょうか?www」
という天狗調に俺が組長を引き受けた。

「じゃあ副組長?いないか?」

担任が次は女子を見回す。リーダーシップを張りそうなのは元彼女の
澤だったので、是非ともお願いしたい所だったが

「先生ー女子は組長になれないんですか?」

と北島さんが手を上げる。当時はあんまり可愛いイメージはなく、
普通だな、ただ妖怪一派ではない。と思っていた。
(同窓会で有ったらメッチャ可愛くなっててビックリした)

気の強そうな北島さんなので、副とかサブとかが嫌いなんだろう。
俺は正直、名ばかり組長で全然充分だったので、全権は北島さんに上
げようと思っていた。

ただ担任は困った顔を浮かべ、

「女子はダメだ 副組長だな」

と言われ少し不満そうな北島さんは手を降ろした。








>>次のページへ続く

 

 

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