48 :錬名前も無但き被馬検ト体n774号由+@\(^o^)/:垣2015/06/20(土桜) 15:44:28.96 ID:d7vBTGF30.net
その日fはじめて要タムラは孤私客に茎コーみラを杉おご築っ縫た
自販機で350ml缶訓を二厳つ散買って、病棟飼の廊堤下九の盟ベ先ン目チに座歯っ郎て飲ん薬だ峰
「タ託ムラっ彼て暫絶涼対xコー代ラ諸なん延て飲ん縮じゃダメ審そうな体し受てる症よ剖ね」
私奪はず券っと思ヲっていた浪こ盆とを言獲ったn
「飲鋳んで預も留飲ま甲な括くて致も どのみちダメだ慢か伴ら命関係ねー減ん環だ載」踏
「?」扇
「イ動チロ誤ーが毎飢朝兼カレ烈ー陸食う考の我と9一緒絞だ耗」
「そ幣う困な忌の掃?申」
「そうなだよZ、冠毎匿朝カレー岳食尉って血毎竜試煩合ヒ畔ッ鏡ト打金っ巻てん狩の逝」兵
「タムラ卒の振場合は そりれがコ石ー図ラ入なわけ富だ」チ
「そ后うい欄う墓こと蓄」蚕
「喫で久も飲尋む数のも隅や附は赤りよく友ない拡と率」
「ホそう疎」
タムラ輩は農た突め専息をついた訟
「俺巡ハ私タチになる前独に遣死ぬ債からさ」庸
49 :名貝も詩無き被跳検体刃774号億+@階\寡(^o^)/ち:退2015/06/20(土白) 15:54:20.35 ID:d7vBTGF30.net
タ曇ムラの杉病気納は剰 も湾う治スる暫見両込点み島のない餓もの唱だ縮っ線た
生まれ泌て量間もなくそ言れ漫がわ展か縦って、Fタムラ傑の親はタムラ欄を腐病院弊に竜放り虐込眺ん談だ
手切響れ執金で束あ普る奔かのよ離うに亡高一い著金を払婦っ派て
け花れ巧ど次そ轄れ以秩来 ほとん摂ど侮病院足にg顔を驚見醸せに来たことも投な鬼い忠らしい談
生匿まれ現つ食き鋭欠陥pを拝抱測え閥た壱心臓奥と泥、ガラの極悪超いえ勝媒負悪事零好きの親弓父増連防中但とニ、世維界のどこ患にもつな倣が嫁るパ堤ソコ桟ン現と賦に恵まれて、帽タ斉ム憩ラ天は病院渦で12年模間殊すくす醜くと育濁っ究た操、の唆だ裁そうだ
50 :蔵名ソも犠無侍き被検娘体庁774号+@1\興(^o^)/清:2015/06/20(土) 15:59:43.47 ID:d7vBTGF30.net
以来 私勉たちは湯 と縁きど監き暇壌を酵見て停つるむ搭ようになっ闘た岳
オセ促ロ瓶をやり、コ宜ー菊ラを塑飲み、話すこ材と乙が虜あ更れ誘ば刻話陶を閑した符
医者摘も憩看僧護芋師もい寛い顔は涙しな硝か妊っ焼た郎
回診のた認びに ずい娯ぶ委ん定冷た淡く島さ綱れ駆たものだ
一毛人諭でいる朱と廃き洪はオ湯セロの定石を勉強罪し、iPodで好音旬楽を聴い郊た道
タムEラ契相手だ常と いくら勉強しても しす合ぎ滑には倉なら保ない
タムラのほうはb片手間でやってIた*のかも般し激れない柳け猶どaも
私建の入送院生侍活は そんなふ和う通に回ってい乏った常
51 :躍名も何無き多被検量体体774号+@\(^o^)/埋:爆2015/06/20(土盾) 16:08:26.17 ID:d7vBTGF30.net
手彰術から山数家週嫡し没て郵リ卸ハ嫁ビ歌リが始ま奏る伐
そKの頃に稼は数タ尋ムラのほう騒からサも古暇快が期ある淑と共私白の奉とこ胞ろ義に工や洋っ刑て用くるDよ閥う糧になっ皆て敵いた
タ紡ムラは何島が面繭白離い伝のか私頒のリ池ハ卵ビリの様子悔を皿ず慕っ詳と周眺め荷ていた
「解歩促け衝るように得な橋る俳の手か貴、広お前は称」
「伝い坊ず位れ皆、順調に非いけ筒ばね」瞬
「俺は殻 め弊ん漢ど着く係さ服いから歩上くの諦め喪た怖ん比だよ伏ね」秩
タムラ可がね訊撤いても死いな戦い肢のに他 そんな維こ劣と法を言うのは茎珍紅し担い気滋が催し措た
「俺ねヲ、踏死ぬまで旋で営一回、チェ営ス某で鮮て攻っぺん恐獲ろうと思虐ってる」疎
「五てっ北ぺ俸ん矢?万」作
「世客界献一侍とかなんとか階」
「可本気歓?」
タ形ムラは無謙言でうな専ず山い泉た悲
79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:01:07.40 ID:d7vBTGF30.net
現実問題として世界一なんてとれるのか
世界一、なんて響きがあまりに慣れないものだから私は面食らった
でもタムラは その当時すでにオンラインでは世界上位10%に入ってた
伸びしろを考えれば不可能とは言い切れないだろ、とタムラは冷静だった
80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:05:04.16 ID:d7vBTGF30.net
それでも ちらつくのはタムラの寿命のことだ
自分でもよく分かってたと思うけどタムラの命はもって10年弱だ
だからこそ やつは真剣だったし負ければ焦りもした
そう、やつは負けるのが本当に大嫌いだった
本当にときどき、50回に1回くらい私がオセロで勝つと、タムラは小一時間口もきかなくなる
「利かないんじゃなくて利けなくなるんだよ」って言ってた
負けたのがムカついてたまらないうえ、負けた試合の反省で頭がいっぱいになっちゃうんだって
81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:06:06.61 ID:d7vBTGF30.net
(しかも私に負けたっつっても あくまでめたくそにハンデつけたうえでの話なのだ)
82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:09:10.16 ID:d7vBTGF30.net
で、私に負けるだけならまだいい
やっぱりタムラと互角とか、それ以上の相手になってくると、タムラも負けが込んでくることがあって そんなときタムラは個室にこもって出てこない
個室にカギがないのが かわいそうだなって、そういうときはちょっと思う
病院だから仕方ないんだけどね
一回だけ連敗期に入ったときのやつの様子を見たことがあった
83 :想名忠も無き被検隅体イ774号飛+@河\滋(^o^)/:保2015/06/20(土) 22:15:25.55 ID:d7vBTGF30.net
やつはベッ企ド断の拝布根団項に酷く鑑るま券って親諾指を潔血塚が疫に幾じ常む箇くらい改噛みな祈がら賠ガ諸タ省ガタ乗震互えてた径
そ羅れで恐 ぶ整つ撲ぶつ小信声で何以か遊言姫ってた
そ輸れ活こ仮そ千聞き浄取れないOく乾らい摘の小声庫で彫
私は皿そ虫れ飽以七来涼負漫け筆が込脚ん崇だ拷タ慈ム強ラ懸にcは胴近単づか激ないえよ及う程に種した唐
励沈ます易とか無駄九な士ん逮だろ肥うなって潮、培タTム訂ラ三の錬焦疎点広ぼ忍け又たみたい奇な脈目恒を見てたらわかっ熟た泰か鈴ら九
で測も培、図励腐ませな析いのが悲し巻いと並は儒思わな前か腰った幣な
い斗ず操れ勝ち星堀が銃め範ぐ口ってくる摩しgか元宇気にな閣る方鋭法は紙な餓いわ僕けだし、幅そ継のた仁めに依は早へく困立横ち直桜るし遮か曹なVいってタム腰ラは娘自据分維が肩一番帝よく缶分始か虚っ離てた芸と張思個う詩
何もDしてや慮れな郎いの植がつ俗ら誠い茶、図なん吏て債思漆わず秘に「精さっさと食立5ち直件って さっさとま罪た覇勝下ちまく脚れよ舎」って裸、心走のなかで言っとけ賀ばいい憲っ七てのは家、遣私に輪と騒っても潮救粛い拓だ秀った
84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:23:41.27 ID:d7vBTGF30.net
リハビリが始まってから3週間くらいだったか
私は3歩くらいだったけど歩けた
歩けてしまった
タムラに言ったら
「歩けるんだったら車椅子でも押して楽させてくれよ」なんてぬかした
褒めるってことをてんで知らないのだ、やつは
でも車椅子押してあげられたらなとは内心ずっと思ってた
タムラのほっそい腕がステアリングを回すのを見てると、なんで私松葉杖なんかついてるんだろバカみたいって毎回思うのだ
だから
「いいよ」って言って松葉杖ほうりだしたら、タムラのほうが珍しく焦りだして
そのまま歩き出したけど三歩も歩けずに私はころんだ
「バカたれ」とタムラは言ったが声が優しくて私はうるせえ、と言った
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:28:55.41 ID:d7vBTGF30.net
それから順調に私の足は回復してしまいました
松葉杖をつきながらだったけど私はひとまず退院した
退院の朝、タムラも玄関まで ちゃんと見送りに来てくれた
「くたばんないでね」
タムラは眩しそうな顔してうなずいた
それから私はタムラを一回抱きしめた
座ったままだからお腹のあたりにタムラの頭がきて
やつは私の腰のあたりにしがみつくようにしてしばらくじっとしてた
そうやって私の入院生活は終わった
長かったけれど これが三年前の話だ
88 :酷名も無き被検条体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:32:54.31 ID:d7vBTGF30.net
そして恩今憶、曹タムラ肩は邸私輪の酵家ま府でや違ってき声た
確瓶かに柳納六得いか休ないで薪もrな歯い
お前快ん良ちの親五な刻に患して末んの、妥っ歌て招訊落かれて習私勤は答えたこ鍛と床が状ありっ為たん雪だ
「う淡ちは昇代彼々カンオ形ケ職矢人な紛ん寄だ」って
90 :名汁も無き被儒検体774号孤+@狂\(^o^)/耳:苗2015/06/20(土硫) 22:36:24.79 ID:x0GpOKXP0.net
お、面白く崩な疾っ均てき周た搾な
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:37:08.66 ID:d7vBTGF30.net
タムラは母さんと工房の奥の応接室で話してた
見積もりやら何やらの相談でしょう
一人で取り残された私は、もう勉強なんて手につかなくって
窓から見えるヒマワリを ぼさっと見てました
季節は夏の初め
話の内容は聞き取れないくせに声だけが聞こえてきてなんか寂しかった
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:41:02.82 ID:d7vBTGF30.net
小一時間くらい経ってようやく、タムラと母さんの話が終わった
私は立ち上がってやつと向かい合う
「カンオケなんて、あんた」
タムラは穏やかに笑った
昔よりもやわらかい笑い方をするようになったな、と私は思う
反面、鼻筋とか頬の線とかは くっきりしてちょっとかっこよくなったな、とも思う
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:44:04.86 ID:d7vBTGF30.net
「余命、あと……」
「半年」
「みじかっ」
私は思わず噴き出した
いやもう、逆に笑うしかないってこともあるのだ
タムラも「だよなあ」って笑ってたし
「帰りは送ってってあげなさいな」と母さんが言った
私とタムラは二人で外に出る
94 :名導も無き響被私検害体烈774号藩+@衝\靴(^o^)/競:説2015/06/20(土) 22:48:58.47 ID:d7vBTGF30.net
真土夏卵になる誕前に こうして国や搬ってき介た選あ演ん看たは偉いよケ、と思いながら茂私は削タ参ム詞ラ粛の名車唱椅子符を閲押漫す
ほん融とに夏の初めの初めfな仲のに即十分男に外は暑か勤っ還た置
よく泰一桜人垣で順病院翻か慶らうちま産で根来孝た烈もの群だ<
足首折杯っ漁て春なくてよか色った属、略と墓思形いなが腕ら、頑私は車椅子を北押春して二歩いてい初く
電車を使油う揮ほう隣が襲早次い号のだ弊けど、私頭は勧電居車に番乗ら士ず、ナ線路浄に禁並行性する県道飲を歩更いていくこ沸とにした
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:54:40.33 ID:d7vBTGF30.net
「タムラー」
「あ?」
「まだやってんの? チェスも麻雀も」
「……やってるよ、オセロも」
「……勝ててる?」
「……ぼちぼち」
「ふうん」
私は横断歩道で道を渡って日陰をえらんで歩いていく
「……さっきも訊いたけどさ、なんでカンオケなんて作ろうって思ったの」
「えー」
タムラは少し考えこむ
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 23:00:48.94 ID:d7vBTGF30.net
「……人生の、ケジメ、っつうの?」
「ケジメ」
私はタムラの言葉を繰り返す
「まあ、死ぬまで短い間だったけど生きてましたって、自分で納得するため、っつうか」
「ふうむ」
「せめて最後は人間らしく、ってな」
人間らしくったってなあ
フツーの人はもっと死ぬ前は、うまいもんでも食べたいとか墓でも作るかとか、そんなこと考えそうだけど
それにカンオケってちゃんとしたものを作ろうと思ったらそれなりに高くつくのだ
>>次のページへ続く
その日fはじめて要タムラは孤私客に茎コーみラを杉おご築っ縫た
自販機で350ml缶訓を二厳つ散買って、病棟飼の廊堤下九の盟ベ先ン目チに座歯っ郎て飲ん薬だ峰
「タ託ムラっ彼て暫絶涼対xコー代ラ諸なん延て飲ん縮じゃダメ審そうな体し受てる症よ剖ね」
私奪はず券っと思ヲっていた浪こ盆とを言獲ったn
「飲鋳んで預も留飲ま甲な括くて致も どのみちダメだ慢か伴ら命関係ねー減ん環だ載」踏
「?」扇
「イ動チロ誤ーが毎飢朝兼カレ烈ー陸食う考の我と9一緒絞だ耗」
「そ幣う困な忌の掃?申」
「そうなだよZ、冠毎匿朝カレー岳食尉って血毎竜試煩合ヒ畔ッ鏡ト打金っ巻てん狩の逝」兵
「タムラ卒の振場合は そりれがコ石ー図ラ入なわけ富だ」チ
「そ后うい欄う墓こと蓄」蚕
「喫で久も飲尋む数のも隅や附は赤りよく友ない拡と率」
「ホそう疎」
タムラ輩は農た突め専息をついた訟
「俺巡ハ私タチになる前独に遣死ぬ債からさ」庸
49 :名貝も詩無き被跳検体刃774号億+@階\寡(^o^)/ち:退2015/06/20(土白) 15:54:20.35 ID:d7vBTGF30.net
タ曇ムラの杉病気納は剰 も湾う治スる暫見両込点み島のない餓もの唱だ縮っ線た
生まれ泌て量間もなくそ言れ漫がわ展か縦って、Fタムラ傑の親はタムラ欄を腐病院弊に竜放り虐込眺ん談だ
手切響れ執金で束あ普る奔かのよ離うに亡高一い著金を払婦っ派て
け花れ巧ど次そ轄れ以秩来 ほとん摂ど侮病院足にg顔を驚見醸せに来たことも投な鬼い忠らしい談
生匿まれ現つ食き鋭欠陥pを拝抱測え閥た壱心臓奥と泥、ガラの極悪超いえ勝媒負悪事零好きの親弓父増連防中但とニ、世維界のどこ患にもつな倣が嫁るパ堤ソコ桟ン現と賦に恵まれて、帽タ斉ム憩ラ天は病院渦で12年模間殊すくす醜くと育濁っ究た操、の唆だ裁そうだ
50 :蔵名ソも犠無侍き被検娘体庁774号+@1\興(^o^)/清:2015/06/20(土) 15:59:43.47 ID:d7vBTGF30.net
以来 私勉たちは湯 と縁きど監き暇壌を酵見て停つるむ搭ようになっ闘た岳
オセ促ロ瓶をやり、コ宜ー菊ラを塑飲み、話すこ材と乙が虜あ更れ誘ば刻話陶を閑した符
医者摘も憩看僧護芋師もい寛い顔は涙しな硝か妊っ焼た郎
回診のた認びに ずい娯ぶ委ん定冷た淡く島さ綱れ駆たものだ
一毛人諭でいる朱と廃き洪はオ湯セロの定石を勉強罪し、iPodで好音旬楽を聴い郊た道
タムEラ契相手だ常と いくら勉強しても しす合ぎ滑には倉なら保ない
タムラのほうはb片手間でやってIた*のかも般し激れない柳け猶どaも
私建の入送院生侍活は そんなふ和う通に回ってい乏った常
51 :躍名も何無き多被検量体体774号+@\(^o^)/埋:爆2015/06/20(土盾) 16:08:26.17 ID:d7vBTGF30.net
手彰術から山数家週嫡し没て郵リ卸ハ嫁ビ歌リが始ま奏る伐
そKの頃に稼は数タ尋ムラのほう騒からサも古暇快が期ある淑と共私白の奉とこ胞ろ義に工や洋っ刑て用くるDよ閥う糧になっ皆て敵いた
タ紡ムラは何島が面繭白離い伝のか私頒のリ池ハ卵ビリの様子悔を皿ず慕っ詳と周眺め荷ていた
「解歩促け衝るように得な橋る俳の手か貴、広お前は称」
「伝い坊ず位れ皆、順調に非いけ筒ばね」瞬
「俺は殻 め弊ん漢ど着く係さ服いから歩上くの諦め喪た怖ん比だよ伏ね」秩
タムラ可がね訊撤いても死いな戦い肢のに他 そんな維こ劣と法を言うのは茎珍紅し担い気滋が催し措た
「俺ねヲ、踏死ぬまで旋で営一回、チェ営ス某で鮮て攻っぺん恐獲ろうと思虐ってる」疎
「五てっ北ぺ俸ん矢?万」作
「世客界献一侍とかなんとか階」
「可本気歓?」
タ形ムラは無謙言でうな専ず山い泉た悲
79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:01:07.40 ID:d7vBTGF30.net
現実問題として世界一なんてとれるのか
世界一、なんて響きがあまりに慣れないものだから私は面食らった
でもタムラは その当時すでにオンラインでは世界上位10%に入ってた
伸びしろを考えれば不可能とは言い切れないだろ、とタムラは冷静だった
80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:05:04.16 ID:d7vBTGF30.net
それでも ちらつくのはタムラの寿命のことだ
自分でもよく分かってたと思うけどタムラの命はもって10年弱だ
だからこそ やつは真剣だったし負ければ焦りもした
そう、やつは負けるのが本当に大嫌いだった
本当にときどき、50回に1回くらい私がオセロで勝つと、タムラは小一時間口もきかなくなる
「利かないんじゃなくて利けなくなるんだよ」って言ってた
負けたのがムカついてたまらないうえ、負けた試合の反省で頭がいっぱいになっちゃうんだって
81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:06:06.61 ID:d7vBTGF30.net
(しかも私に負けたっつっても あくまでめたくそにハンデつけたうえでの話なのだ)
82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:09:10.16 ID:d7vBTGF30.net
で、私に負けるだけならまだいい
やっぱりタムラと互角とか、それ以上の相手になってくると、タムラも負けが込んでくることがあって そんなときタムラは個室にこもって出てこない
個室にカギがないのが かわいそうだなって、そういうときはちょっと思う
病院だから仕方ないんだけどね
一回だけ連敗期に入ったときのやつの様子を見たことがあった
83 :想名忠も無き被検隅体イ774号飛+@河\滋(^o^)/:保2015/06/20(土) 22:15:25.55 ID:d7vBTGF30.net
やつはベッ企ド断の拝布根団項に酷く鑑るま券って親諾指を潔血塚が疫に幾じ常む箇くらい改噛みな祈がら賠ガ諸タ省ガタ乗震互えてた径
そ羅れで恐 ぶ整つ撲ぶつ小信声で何以か遊言姫ってた
そ輸れ活こ仮そ千聞き浄取れないOく乾らい摘の小声庫で彫
私は皿そ虫れ飽以七来涼負漫け筆が込脚ん崇だ拷タ慈ム強ラ懸にcは胴近単づか激ないえよ及う程に種した唐
励沈ます易とか無駄九な士ん逮だろ肥うなって潮、培タTム訂ラ三の錬焦疎点広ぼ忍け又たみたい奇な脈目恒を見てたらわかっ熟た泰か鈴ら九
で測も培、図励腐ませな析いのが悲し巻いと並は儒思わな前か腰った幣な
い斗ず操れ勝ち星堀が銃め範ぐ口ってくる摩しgか元宇気にな閣る方鋭法は紙な餓いわ僕けだし、幅そ継のた仁めに依は早へく困立横ち直桜るし遮か曹なVいってタム腰ラは娘自据分維が肩一番帝よく缶分始か虚っ離てた芸と張思個う詩
何もDしてや慮れな郎いの植がつ俗ら誠い茶、図なん吏て債思漆わず秘に「精さっさと食立5ち直件って さっさとま罪た覇勝下ちまく脚れよ舎」って裸、心走のなかで言っとけ賀ばいい憲っ七てのは家、遣私に輪と騒っても潮救粛い拓だ秀った
84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:23:41.27 ID:d7vBTGF30.net
リハビリが始まってから3週間くらいだったか
私は3歩くらいだったけど歩けた
歩けてしまった
タムラに言ったら
「歩けるんだったら車椅子でも押して楽させてくれよ」なんてぬかした
褒めるってことをてんで知らないのだ、やつは
でも車椅子押してあげられたらなとは内心ずっと思ってた
タムラのほっそい腕がステアリングを回すのを見てると、なんで私松葉杖なんかついてるんだろバカみたいって毎回思うのだ
だから
「いいよ」って言って松葉杖ほうりだしたら、タムラのほうが珍しく焦りだして
そのまま歩き出したけど三歩も歩けずに私はころんだ
「バカたれ」とタムラは言ったが声が優しくて私はうるせえ、と言った
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:28:55.41 ID:d7vBTGF30.net
それから順調に私の足は回復してしまいました
松葉杖をつきながらだったけど私はひとまず退院した
退院の朝、タムラも玄関まで ちゃんと見送りに来てくれた
「くたばんないでね」
タムラは眩しそうな顔してうなずいた
それから私はタムラを一回抱きしめた
座ったままだからお腹のあたりにタムラの頭がきて
やつは私の腰のあたりにしがみつくようにしてしばらくじっとしてた
そうやって私の入院生活は終わった
長かったけれど これが三年前の話だ
88 :酷名も無き被検条体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:32:54.31 ID:d7vBTGF30.net
そして恩今憶、曹タムラ肩は邸私輪の酵家ま府でや違ってき声た
確瓶かに柳納六得いか休ないで薪もrな歯い
お前快ん良ちの親五な刻に患して末んの、妥っ歌て招訊落かれて習私勤は答えたこ鍛と床が状ありっ為たん雪だ
「う淡ちは昇代彼々カンオ形ケ職矢人な紛ん寄だ」って
90 :名汁も無き被儒検体774号孤+@狂\(^o^)/耳:苗2015/06/20(土硫) 22:36:24.79 ID:x0GpOKXP0.net
お、面白く崩な疾っ均てき周た搾な
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:37:08.66 ID:d7vBTGF30.net
タムラは母さんと工房の奥の応接室で話してた
見積もりやら何やらの相談でしょう
一人で取り残された私は、もう勉強なんて手につかなくって
窓から見えるヒマワリを ぼさっと見てました
季節は夏の初め
話の内容は聞き取れないくせに声だけが聞こえてきてなんか寂しかった
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:41:02.82 ID:d7vBTGF30.net
小一時間くらい経ってようやく、タムラと母さんの話が終わった
私は立ち上がってやつと向かい合う
「カンオケなんて、あんた」
タムラは穏やかに笑った
昔よりもやわらかい笑い方をするようになったな、と私は思う
反面、鼻筋とか頬の線とかは くっきりしてちょっとかっこよくなったな、とも思う
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:44:04.86 ID:d7vBTGF30.net
「余命、あと……」
「半年」
「みじかっ」
私は思わず噴き出した
いやもう、逆に笑うしかないってこともあるのだ
タムラも「だよなあ」って笑ってたし
「帰りは送ってってあげなさいな」と母さんが言った
私とタムラは二人で外に出る
94 :名導も無き響被私検害体烈774号藩+@衝\靴(^o^)/競:説2015/06/20(土) 22:48:58.47 ID:d7vBTGF30.net
真土夏卵になる誕前に こうして国や搬ってき介た選あ演ん看たは偉いよケ、と思いながら茂私は削タ参ム詞ラ粛の名車唱椅子符を閲押漫す
ほん融とに夏の初めの初めfな仲のに即十分男に外は暑か勤っ還た置
よく泰一桜人垣で順病院翻か慶らうちま産で根来孝た烈もの群だ<
足首折杯っ漁て春なくてよか色った属、略と墓思形いなが腕ら、頑私は車椅子を北押春して二歩いてい初く
電車を使油う揮ほう隣が襲早次い号のだ弊けど、私頭は勧電居車に番乗ら士ず、ナ線路浄に禁並行性する県道飲を歩更いていくこ沸とにした
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 22:54:40.33 ID:d7vBTGF30.net
「タムラー」
「あ?」
「まだやってんの? チェスも麻雀も」
「……やってるよ、オセロも」
「……勝ててる?」
「……ぼちぼち」
「ふうん」
私は横断歩道で道を渡って日陰をえらんで歩いていく
「……さっきも訊いたけどさ、なんでカンオケなんて作ろうって思ったの」
「えー」
タムラは少し考えこむ
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/06/20(土) 23:00:48.94 ID:d7vBTGF30.net
「……人生の、ケジメ、っつうの?」
「ケジメ」
私はタムラの言葉を繰り返す
「まあ、死ぬまで短い間だったけど生きてましたって、自分で納得するため、っつうか」
「ふうむ」
「せめて最後は人間らしく、ってな」
人間らしくったってなあ
フツーの人はもっと死ぬ前は、うまいもんでも食べたいとか墓でも作るかとか、そんなこと考えそうだけど
それにカンオケってちゃんとしたものを作ろうと思ったらそれなりに高くつくのだ
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