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ドッペルゲンガーと人生を交換した話
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23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:32:54.66 ID:+ioMW8ht.net
おもしろい


24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:33:23.42 ID:EjVEnkhT.net
それで、とりあえず彼の家に向かうことにした。もちろん別々に。

どうやら彼は、一人暮らしをしているらしい。アニメの主人公みたいだな。という言葉を押し殺して、彼の家に向かった。



25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:33:49.55 ID:EjVEnkhT.net
家に到着して、は話し合

お互い不利るこしない

一日終わりに電話で大体のことを報する

二つのルールを決め便

それら、い知っければいけなことを教えあった。



26 :無き被検体774号+@\(^o^)/2016/02/27(土) 20:34:52.37 ID:EjVEnkhT.net
れじゃあ、わかいことった連絡ださ僕もそうしので」

あ、わかった

「後、携帯周りにはれたということにしておきましょが都合い」

そうだ

ぁ、に連絡してくる奴は片手収まるどな



28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:35:56.19 ID:EjVEnkhT.net
「そういえば、まだ名前を言ってませんでしたね。椿 圭介です。よろしく」

「俺は、柊 京介だ」

「知ってますよ。尾行してましたから。それにしても名前も似てますよね」

「黙れ、ストーカー」

「はは。それじゃあ、そろそろ僕は行きます。まぁ、お互いうまくやりましょう」

「ああ」






29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:36:22.66 ID:EjVEnkhT.net
しかし、これで良かったんだろうか。

まぁ、考えても仕方がない。こうなった以上、やるしかないんだ。

そう考えているうちにドアが閉まる音が聞こえた。どうやら椿は帰ったようだ。俺の家に。

俺はこれからどうしたらいいんだろうか?とりあえず、面倒なことは考えないで、明日に備えて寝ることにした。



30 :名も無き検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:36:47.19 ID:jOa4dxbL.net
朝起きると、目に映っない天井だっ

そうだ替わることにしたたな

昨日いろんことありた。

未だ乱し退いるがりあえず俺は学とにした

いつの話では、学校は近くに、家をじ制服の奴ついていけばいいっ


31 :も無き被検体774号+@\(^o^)/2016/02/27(土) 20:37:22.52 ID:jOa4dxbL.net
「おっす、久しぶじゃん。風治っか?」

少し歩いたくらところで、突然後ろか、誰かしかてき

られた、写の前のを一西せて、確同じクラ桐島たはず

椿はわりと仲のい友人だとてい

ああ、もう良くな。心配けた

椿の口調と合うように心がけて、俺は返事を寿した。

「そっか、かったな。お前がなくて暇だったんぞ。LINEも無視するしさ

悪いな。携落として壊しゃったんだ」

。まぁ、あんまりるなよ」

「あありがと

「おうっ


32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:37:48.70 ID:jOa4dxbL.net
椿の言う通り、典型的ないい奴って感じだな。

しかし、俺が椿じゃないって全然ばれないな。

まぁ、こんなに似ているんだから当たり前か。


桐島と話しているうちに、学校に着いた。

教室に入ると、何人かから声をかけられた。

内容は桐島と同じで、体調を心配するようなものだ。


授業が始まると、近くの席の人達が、休んでいる間のノートを見せてくれた。

授業は俺が通っていた高校より進んでないみたいだったので、そんなに必要はなかったが、椿の代わりに写しておいた。


33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:15.87 ID:EjVEnkhT.net
そんな感じで午前の授業が終わり、昼休みは桐島と学食に行った。

午後の授業も、午前と同じ感じで、ノートを写して大体が過ぎ、とりあえず入れ替わり一日目の学校は終わった。

桐島達に放課後、カラオケに誘われたが、まだ少し調子が悪いと言って帰ってきた。

まだわからないことも多いし、これが得策だったはずだ。




34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:57.28 ID:EjVEnkhT.net
家に帰ると、一日気を張って過ごしたせいか、疲れていたみたいで気づくと眠りに落ちていた。

目が覚めたのはもう夜、携帯が鳴る音でだった。

「こんばんは、どうでしたか僕の生活は」

電話に出ると聞こえたのは椿の声だった。

当たり前か。携帯は壊れたことにしているしな。

「ああ、お前の言う通り充実したスクールライフだったな。お前が普段どれだけ学校生活を満喫しているか、よくわかったよ。一体お前はこれの何が不満なんだか、ますますわからないな」

「それはもう言ったじゃないですか。飽きちゃったんですよ。それより、貴方にもわりと親しい人いるじゃないですか。七瀬さん、昨日聞いたよりもずいぶん関係は深いようですが」



35 :名も無774号+@(^o^)/2016/02/27(土) 20:39:42.89 ID:EjVEnkhT.net
出て、七瀬という名前に俺の心はざわついた。

「あいつはんなんじないさただ知ってだ」

「とてもそんな風には思えませんでたけどね」

椿の口調少し強くなってい。七瀬のことを黙ていたのっていんだろう

当に違うんだ。まぁ、黙っていたは悪かた。言必要はない思ってただ。最近はそんに話してなかったしな。それより七瀬の名前が出るは、あいつと何かあったのか」

「いえ、特何かあけではないんです、ただ昨日のでは、今日が学校にって誰にもけられないと思いたんで瀬さんの方ら話しかけら、少びっくりしただけで

瀬か話しかけた、か。一体七瀬はどんな話をしたんだろうか。

気にが、れを椿くのは少しだったで、かないことにし



36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:40:09.76 ID:EjVEnkhT.net
「そうか、悪かったな。詳しく話しておかなくて」

「でも、彼女ってわけではないんですよね?」

「当たり前だ。そんな関係の奴がいたら、入れ替わったりなんかしないさ」

「それもそうですね。それでも、一応聞いておいてもいいですか。七瀬さんのこと。今日もギリギリだったんですよ。バレないように話すの」

「ああ、そうだな、七瀬は……」



37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:07.21 ID:EjVEnkhT.net
「それじゃあ、明日も頑張りましょう」

七瀬の話も終わり、椿が電話を切る合図の言葉を発した。

「ああ、じゃあな」

俺もそう言って電話を切った。

それから夕飯を食べて、今はもう寝るところだ。

「七瀬か……」

通話が終わってから、ずっと七瀬のことを考えていたせいか、そんな独り言が自然に口から出ていた。

帰ってきてから少し寝たため、全然眠くないので仕方なく、椿に話したことを思い出しながら、七瀬のことを考えることにした。



38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:36.67 ID:EjVEnkhT.net
七瀬を、七瀬 千由を初めて意識したのは、小五の夏、教室でのことだった。


あの日俺は日直で、いつもより早く学校に行った。

誰もいないだろうなと思いながら教室に入ると、そこには七瀬がいた。

七瀬はその一ヶ月くらい前に、アメリカから転校してきたばっかで、俺は話したこともなかった。

ただ、その頃の俺はまだ、今よりはほんの少しだけ社交的だったんだな、教室にいた七瀬におはようと挨拶をしたんだ。今の俺からは考えられないな。

でも、返事は返ってこなかった。椅子に座っていた七瀬は、むすっとした顔で表情を変えずに、黙っていた。






39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:44:08.09 ID:EjVEnkhT.net
あの頃の七瀬は少しクラスで浮いていた。

アメリカから来た帰国子女だ、それは小学生の俺たちには、異質なものだったんだと思う。

それに加えて七瀬には近寄りがたい雰囲気があった。それが一層、七瀬の孤立を深めんだろう。

いじめというわけではなかったが、七瀬 千由はとりあえず浮いていた。それで七瀬がとった行動が、あのむすっとした表情だったんだろう。

他人に弱みを見せないための盾。

そしてその顔に、少しだけ社交的な僕は意地になったんだろうな、その日から俺は七瀬にはしつこく話しかけた。七瀬をクラスに馴染ませようと思ったんだ。重ね重ね今の僕からは考えられないけどね。



40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:44:40.17 ID:EjVEnkhT.net
そしてとある事件があって、俺は初めて七瀬とちゃんとした会話を交わすことに成功した。

それどころかあの時、七瀬は俺に笑いかけたんだ。あの顔は一生忘れないと思う。この世の綺麗を全部集めたような顔だった。

それからは、元々は明るい性格だったんだろうな、七瀬はクラスに馴染んでいった。

聡明で、気が強くて、でも本当は寂しがりやで、七瀬 千由はそんな少女だった。



41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:15.84 ID:EjVEnkhT.net
その後小学校を卒業するまで、七瀬と俺はわりとよく一緒に行動したんだ。

でも、中学生になって学校が離れて、最初の頃はたまに会ってたけど、徐々にそれも少なくなって、疎遠になった。



42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:45.39 ID:EjVEnkhT.net
それで、社交的な俺が段々消えていって今の俺になった頃、俺は七瀬と再会した。

二ヶ月前のことだ。高校の入学式で七瀬は久しぶりと言って、俺に話しかけてきた。

面食らったよ、もう七瀬には会うことはないと思ってたからね。

正直、嬉しかった。七瀬とまた会えたのが。

だけど同時に俺は怖かったんだ。変わってしまった自分を見られるのが。だから俺は七瀬と距離を置いた。



43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:48:53.92 ID:EjVEnkhT.net
それからはすれ違ったら挨拶をするくらいで、特に話すことはなかった。

それで一ヶ月くらい過ぎた頃かな、下校中同じ制服を着た奴が他校の生徒に絡まれてるなと思ったら、七瀬だった。

いつもの俺なら無視して立ち去るんだけど、何故か俺は、七瀬の手を掴んで走っていた。ヒーローになったつもりだったんだろうか。

違うな、七瀬だけが俺を特別にするんだ。



44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:49:48.34 ID:EjVEnkhT.net
その後、お礼を言われて、また少しだけ話す関係に戻った。

昔みたいにはいかなかったけど、たまに話して、それが俺にとってはとても楽しいことだったんだ。

と、一部分だけを話すと、まるで俺がドラマチックに生きている主人公みたいだが、そんなことはない。椿に話した時も、「十分、主人公みたいなことしてるじゃないですか」と言われたが、全くもって的外れだ。

こんなのは、多かれ少なかれ、誰にだってあるようなことだと思う。みんなそれに気づいてないだけで、同じようなドラマを持っているだろう。

むしろ、俺がみんなと同じように、ドラマチックな経験をしていることが、奇跡なくらいだ。

それに、今の俺の高校生活が、地味で暗いものということには変わりないしな。



45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:50:45.15 ID:EjVEnkhT.net
そんなことを考えていると、もう深夜だった。明日も俺は椿として学校に行く。

本当にこれで良かったのだろうか。考えても仕方がないので俺は寝ることにした。

入れ替わり二日目の学校も特に問題なく終わった。

大体の人間関係がわかったのと、椿が元々良い友人関係を築いていたからだろう。



46 :名も無き被774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:51:41.80 ID:EjVEnkhT.net
して、今は放、桐島達とボウリングくこなった。俺が桐島達のノリにるか不安ったが、心配らなか

ったかいが物の椿も交的がら、わりと静かな方ったらし

そのおかげまり喋らな特にることはなかった



47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:52:38.82 ID:EjVEnkhT.net
俺は友人とボウリングに行くなんて初めてのことだったが、桐島達の良い人柄もあって、正直楽しかった。

こんな毎日を過ごしているなんて、椿が本当うらやましいよ。

夜の電話で椿に同じようなことを言ったら、「貴方の生活もじきにそうなりますよ」と言われた。向こうも順調らしいが、本当なのだろうか。

まぁ、椿の今までの人間関係を見るに、本当にうまくいってるんだろうな。

素直に尊敬するよ、俺に対しての好感度を上げるなんて、相当難しいだろうからね。





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