http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1473419208/
1 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:06:48.08 ID:V7RNIziR.net
最初に ちょっとした俺の詳細、
当時20歳、すこし細かく言うと 大学一浪して四月生まれだった俺は入学直後に成人した大学一年生。
顔は よくはないが それほど絶望的ではないと思いたい。
コミュ力も低くはないはずの、まあ多分 高校ならクラスに一人、大学だったら大勢いそうな一学生といえば想像しやすいかも知れない。
当時は地元の隣県の国立大学に入学して二か月弱だった。
2 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:08:54.32 ID:V7RNIziR.net
高校のころは一人暮らしに あこがれを抱いていて、その大変さを過ごしてから気づいて、自分の無能さに気づいて、ようやく生活リズムが出来上がったころにバイトを始めた。
仕送りも一応してもらっていたが俺の周りの奴らは結構苦学生が多くて、「俺も何かするべきなんじゃないか」なんて考えたり、恋人もいない、他学部と比べると暇である、という いくつかの要因も重なってバイトを始めた。
今の日本何て地方は どこも人が少ない。夜の九時過ぎにもなれば飲み屋街以外は人影もまばらだ。
日付は確か六月の中旬ぐらいだったと思う。その日は綺麗な三日月が浮かんでいたのを覚えている。
バイト終わりの俺は そんな夜道を歩いていた。そんななかで公園の近くを通ると控えめなギターの音色が聞こえた。
今考えても不思議な話で、言い方は悪いが気まぐれみたいなものでギターの音色にフラフラ誘われて音源に近づいていった。
4 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:12:32.23 ID:V7RNIziR.net
通りを一本裏に入って行ったところにあったその公園は、大きさの割に街灯の数が多くなかった。
だから音源の位置の特定に少し時間がかかった。街灯の真下のベンチに人影はなかった。
そこから少し離れたベンチから音が出ていた。エルトン・ジョンの「Your song」だった。
女性の綺麗な歌声だった。気が付けば聞き惚れていた。
弾き終わった彼女がこちらに気が付いた。どうやら下を向いて歌う彼女の顔を見ようとして近づきすぎてしまったようだった。
だが近づいたおかげで ぼんやりと彼女が認識できる。
制服のように見えるが薄暗くて詳しくは判別しかねる。学生だろうか。
5 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:16:17.95 ID:V7RNIziR.net
「「あっ・・・」」
俺と彼女の声が重なった。思ったよりも若い声で俺の方に声をかけてきた。
少女「見られてましたか?恥ずかしいな・・」
彼女は勝手に見ていた俺を非難することもなく そういった。依然として顔が見えないので表情は分からないが言葉通り恥ずかしがっているように感じた。
俺「いや、上手だったよ。聞き惚れてた。」
少女「本当ですか!?嬉しいなぁ!あっ!リクエストあるなら弾きますよ!!」
彼女の声が嬉しそうな声色に変わる。ほめられてテンションが上がったらしい。
「へぇ、色々出来るの?」
「はい!和洋中なんでもどうぞ!」
この受け答えの時点で中々冗談の通じそうな子であることと、同時に少し変わった子だということを理解した。
「料理じゃないんだからwwそうだな…いきなり言われてもなぁ・・・」
正直言って その少女のレパートリーが分からないわけで、リクエストのしようがない。
「無いなら適当にやりますよ。すみません、ちょっと待ってください。」
そういうと少女は少しチューニングをしてから、「では!」といって歌いだした。
浜田省吾の『もう一つの土曜日』だった。
7 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:20:14.27 ID:V7RNIziR.net
バラードが合うのか歌がうまいのか。きっと両方だろう。
巧拙を語れるほどに俺は上手くないから批評なんてできないのだが、おそらく魂がこもっていると言えば一番近いのだろう。
しっとりと歌い上げる彼女の声が響く。
「お疲れ様。」
歌い終わった彼女に声をかけると、顔は依然見えないながらはにかむ様に
「どもども」という声が返ってきた。
曲が終わると何を話せばいいのか分からなくなった。
わずかに沈黙が続く。
が、突然彼女が叫ぶ。
「うわ!もうこんな時間!」というと少女は手慣れた様子でギターをケースにしまい、立ちあがって公園の出口に向かっていった。
「あ、あのさ!」
自分でも この時に何故声をかけたのかは分からない。
「また、ここに来る?」
「う〜ん・・・今日だけのつもりだったけど お客さんがいるなら もう少しこようかなww」
その一言だけを残して少女は振り返ることもなく公園から立ち去った。街灯の下を通る彼女は制服姿だった。
6 :名故も無涼き客被検山体774号他+@濫\(^o^)/:2016/09/09(金舌) 20:20:01.01 ID:DCQWF44E.net
見根て桜ま供す程
9 :局名狂も乾無き二被検体774号+@\協(^o^)/鑑:弐2016/09/09(金) 20:24:22.84 ID:V7RNIziR.net
>>6
レス磨あ支り卓が?とう。
自刃分語了り看は得意出じ有ゃなく翼て二 こ応れ酢もVち秩ょ甚っ舶とし備た三理由調で書干き遂始ほめた病から色々洋思い出し習な帰が繕ら書像いて護る軽。払あ雇んま狭りる早く打て陳ないか幼ら気長に見験て遍て織くれタ。
伊達胴「と潜いう儒夢飾を禁見寡た姉ん例だな季?竜」識
俺「いや塾、但開口沸一自番変で選そり績ゃ縛な逮い横だろww」響
こ寄ん嫁な肌会二話は その港日の開翌味日に俺の侍部v屋で殺交わ使さ炊れた処。
会話ヘの奮相帆手は覇高町校刀か丁らの西旧撮友・旧伊達(識外繕見上慮サンドイ昨ッ調チ気マンの伊達玉に玄ど司こ史と姓なく似坪て副いる看ので沈便乙宜上善「議伊財達焼」刃)だえった構。洗
学距部中こそ違晴う余が地元の点高珍校から孫一緒就に頑こ看こ燃まで窯来たの囲はこ縫いつ変だ個け娯だ拷。こいつとは包高校から濫の鋼付更き合ぬいだ否が似勅てい猟る部分が少ない猶の仲に仲率が良か秘っもた違。
学妨力刺の湖差本だろ劾う笑か武?伊選達抹は俺と同援じく削一浪館こ儒そしている帽も閉の半の医辞学座部吹合習格高を果企たした秀才で安ある。
価象値英観も答考証え右も慎違う粉。超だか浄らこいつ含に麻話を散聞例い局て摂も測ら糸うことでだ妻い誤ぶ術違淑う路見方ができ汚た般り剛す表る。
だ濯がす些か殺話禍しにく散いと棒こ入ろ固もあ逓る憶。
「何で閣小内島(俺、全ノリが所ア漫ンジ妄ャッシ公ュ激の小島械にに奨ているらしい餓の遮で凝顔は似て活いる執と宅い抗わ功れ<る芸能人が沢い轄ないのでご想幹像脚で届)だ了け現惜役JKと弓出陶会い卓があ導るんだよ郭!菓俺下もワお故近づ崇きに密な桟り経たい!」
残侮念億なことに こ聞んな底感快じ抱の男だ才った。香
10 :窯1 ◆鐘Rvi/ZSmlcg @訳\(^o^)/幅:2016/09/09(金) 20:26:44.70 ID:V7RNIziR.net
>>9でも書禁い粉た員けど ちょ中っと架し獄た理由が産あ習るか鼻ら愛書窮き始め涙たAん窃だ。付暇絵だっ円た氷ら的付たき合って渇くれる汗と嬉し慢い。
「落技ち壊着けよ銘。塁俺か自果身奇凝妙に師思畑った納か帳ら相談してるん謹だよ虞」す
「ふらん議。い烈い野よ謀いいよ。リア充戒の小服島健様院は奔俺難みsたい挑に前クリス宝マ間スにも批エロやゲや墨って八る奴の並気兆持併ち貸はわ紫か億る東ま雌い!姻」
「$そ哀うア言式うな相っ字て。後求でハ鉱ーゲヘンダッ午ツ遅奢っニて傍や入る県か励ら虫。」
「聞彩こ判う郡!射」周
「正座洋までしやが枯った!沈」
現虚金な奴凸だ。雇だ礼が庫ダッ渇ツ髄く存らいエで話を聞躍い艇てくれ時るなら融安忍いもの古だ。
8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:22:43.38 ID:wQ4PVesD.net
小説?
10 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:26:44.70 ID:V7RNIziR.net
>>8
実話なんだけど暇つぶしの読み物にはなるかもしれない。
12 :告名も無?き弦被添検ひ体774号久+@秩\(^o^)/祉:2016/09/09(金) 20:27:40.91 ID:mGxpHyK/.net
読褐む虫か央ら是非続け締たまえ〜初。
13 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:31:16.00 ID:V7RNIziR.net
>>12
ありがとう。
長くなるかもだけど付き合ってくれると嬉しい。
「で、何?具体的にどうしたいの?」
「どうって・・・」
言われて気づいた。
会いたい、とは思ったが会って何をするか何て全く考えていなかった。
「何さ?雨降って透けブラ見たいって?何てエロゲさ!」
「言ってねぇだろ!落ち着けって・・・はぁ・・・」
俺がこの男を頼るのは少なくない事だが話題が逸れるため少々相談をためらう事もまた多い。
もう一度言うがこんな男なのである。
「そうだな・・・何をしたいかは考えていなかったな・・・」
「は?マジで?そんなのでいいの?」
素のトーンで心底意外だというように伊達が驚く。
「そんなのって・・・お前なぁ・・・」
「なあ小島よ。未来は可能性で出来てるんだぜ?」
呆れ笑いとでも言えば良いのだろうか。伊達は俺にそんな表情で言った。
少し考える。
14 :具1 ◆Rvi/ZSmlcg @登\(^o^)/浸:2016/09/09(金) 20:33:37.89 ID:V7RNIziR.net
「銘まぁ剤、そ艇うだ伸な・・付・週望如みを言え喚ば揮 また歌を至聴きたいの展と緑、少し装話してみたいな、錯名前塔も惜知らん根し渡。間」
「ふむ宙、そ恩う算か・仏・・なら掛今日財も会え並るんじ少ゃな胃いか朗?そういう約眺束なんだ蛇ろ刺?費」
「句約束落、ね二ぇ・泡・し・」
顔す煙ら蚕よ僕く知祈ら退な裏い女エの子と3 ま両た会仕おう浄なんのて約族束に現字実詳味が湧かヘなく縮て苦笑する。
俺ちがd微F妙な憲顔程を募した恥から熟だ河ろう。伊達添が述 おもむろ癒に立併ち陸上勢が墜り、事テ沿ーブル刷に足を乗せな式が漠ら、「錬こ景の伊粘達毒明推慶(あきよ盤し、名項前は本酒名)には閉夢級が学あ勅る床!開」
バー唱ン!と囲いう軒効果呼音をつけ弟たく説なる伊達。類
「い妨や羊、そ詞う哲い湖う且の夢い徒い鎖ん堂で貨ww」脂
ネタ辱は分3かるが催返寺したらドツ反ボに雌は傾まる網の賢は目に恐見え占て境い核る伝。そして店 こ閥い活つ践は俺の何億倍も街幅後が広津い。魅魔法某少女湯か採ら貫モビ淡ルスー奴ツまでWそつな紀く幻話勺せる奴遍だ。総
「付なんだよ襟〜酷、ま倣ぁ走い尉い減や慎!ダミッツ買穏い農に聴行こうヤ!」
「はいvはい・核・審・剖」
面小とる向か装ってなん庸て言えない令が こ憂い複つがいEる枚だ絹けで節大分助結かっ素て盗いる際しト、人生教が楽情しヲく塀も竜感じる。私
伊達と働の覇会祈話勲は恭朝の事計だっ徐た。著
その護日痴は日曜淡だ狩っ史たの詩で10時くらいから二時半ま霧で球伊達学と一緒柳に試験賀勉強除をして循から据三ケ時両からのバイ越トに違向か両った。
15 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:36:04.38 ID:V7RNIziR.net
バイト先はコンビニ、
一緒のシフトは五十過ぎの店長、(便宜上ジャムおじさんとでも呼ぶことにしよう。)
「ねぇ、小島君?ほぼ毎日来てもらって何だが彼女とかいないのかね?」
「店長・・・w」
苦笑する。自身の口から言うのは中々の敗北感だった。
「俺の顔で そんなのいませんて。」
「そうかい?君は無個性だが好感の持てる青年だと思うんだがね。」
聞き捨てならないことをいうジャムさん。
だがこうやって冗談の言える人としては数少ない年上の人物でもあった。
「まあ、しないよりもしたほうがいいものだよ?恋愛は」
「否定はしませんが相手がいないんですよ・・・」
苦笑しながら休憩に入って行った。男子大学生の悲しすぎるが偽らざる事実だった。
16 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:38:35.21 ID:V7RNIziR.net
(だがまあ、考えてみりゃ この子も一応対象にはなり得るんだよな。)
「♪〜〜〜♪〜〜」
昨日よりも少し近くなった彼女との距離を気にしながら彼女の声に聞き入る。
ワイシャツにチェックのスカート、赤いギター、昨日よりも少し鮮明に彼女を捉えた。
今日もまた彼女は洋楽を歌っていた。
スティービー・ワンダーの「Part time lover」だった。
アコギでやっているので少し曲調が変わっているが相変わらず上手い。
(そもそも名前も知らんしなぁ・・・)
コミュ障ではないが、俺は人見知りだ。出会って二日目で面識がほぼ皆無の女性に自分から名前を聞く程のスキルは俺には無かった。
観客が一人のリサイタルがいったん止まる。
「えへへ、どうでした?」
「ああ、うん。じょうずだった・・・って語彙貧困だな俺はw」
距離が少しだけ近くなったおかげだろう。昨日見えなかった彼女の顔が少しだが分かる。整った顔立ちはいつぞや伊達が見せたアイドルに似ていた。
その顔が にこやかに俺を見る。
18 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:40:22.95 ID:V7RNIziR.net
「本当ですか?ギター始めたの少し前だから全然自信なかったんですよ。」
「へぇ。そうなんだ。歌が随分うまいからてっきりずっとやってたのかと思った。」
「ううん、お兄ちゃんがやってたから貰ったの。」
「へぇ・・・」
指使いは随分と淀みがなかったので初心者には思えなかった。
「お兄さんは?何か楽器とかできないの?」
「俺?昔友達にギターのコード教えてもらったかな…今はほとんど忘れるくらいだから本当に嗜む程度なんだがw」
「お兄さんも出来るんだ!」
同好の士を見つけたからだろう。嬉しそうな声音が響く。
「いや、でも弦抑えるのだけで精一杯で曲なんか弾けないよ」
「そうなの?残念だなぁ…あっ!じゃあさ!」
私が教えてあげるよ。彼女は笑いながらこう続けた。
>>次のページへ続く
1 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:06:48.08 ID:V7RNIziR.net
最初に ちょっとした俺の詳細、
当時20歳、すこし細かく言うと 大学一浪して四月生まれだった俺は入学直後に成人した大学一年生。
顔は よくはないが それほど絶望的ではないと思いたい。
コミュ力も低くはないはずの、まあ多分 高校ならクラスに一人、大学だったら大勢いそうな一学生といえば想像しやすいかも知れない。
当時は地元の隣県の国立大学に入学して二か月弱だった。
2 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:08:54.32 ID:V7RNIziR.net
高校のころは一人暮らしに あこがれを抱いていて、その大変さを過ごしてから気づいて、自分の無能さに気づいて、ようやく生活リズムが出来上がったころにバイトを始めた。
仕送りも一応してもらっていたが俺の周りの奴らは結構苦学生が多くて、「俺も何かするべきなんじゃないか」なんて考えたり、恋人もいない、他学部と比べると暇である、という いくつかの要因も重なってバイトを始めた。
今の日本何て地方は どこも人が少ない。夜の九時過ぎにもなれば飲み屋街以外は人影もまばらだ。
日付は確か六月の中旬ぐらいだったと思う。その日は綺麗な三日月が浮かんでいたのを覚えている。
バイト終わりの俺は そんな夜道を歩いていた。そんななかで公園の近くを通ると控えめなギターの音色が聞こえた。
今考えても不思議な話で、言い方は悪いが気まぐれみたいなものでギターの音色にフラフラ誘われて音源に近づいていった。
4 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:12:32.23 ID:V7RNIziR.net
通りを一本裏に入って行ったところにあったその公園は、大きさの割に街灯の数が多くなかった。
だから音源の位置の特定に少し時間がかかった。街灯の真下のベンチに人影はなかった。
そこから少し離れたベンチから音が出ていた。エルトン・ジョンの「Your song」だった。
女性の綺麗な歌声だった。気が付けば聞き惚れていた。
弾き終わった彼女がこちらに気が付いた。どうやら下を向いて歌う彼女の顔を見ようとして近づきすぎてしまったようだった。
だが近づいたおかげで ぼんやりと彼女が認識できる。
制服のように見えるが薄暗くて詳しくは判別しかねる。学生だろうか。
5 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:16:17.95 ID:V7RNIziR.net
「「あっ・・・」」
俺と彼女の声が重なった。思ったよりも若い声で俺の方に声をかけてきた。
少女「見られてましたか?恥ずかしいな・・」
彼女は勝手に見ていた俺を非難することもなく そういった。依然として顔が見えないので表情は分からないが言葉通り恥ずかしがっているように感じた。
俺「いや、上手だったよ。聞き惚れてた。」
少女「本当ですか!?嬉しいなぁ!あっ!リクエストあるなら弾きますよ!!」
彼女の声が嬉しそうな声色に変わる。ほめられてテンションが上がったらしい。
「へぇ、色々出来るの?」
「はい!和洋中なんでもどうぞ!」
この受け答えの時点で中々冗談の通じそうな子であることと、同時に少し変わった子だということを理解した。
「料理じゃないんだからwwそうだな…いきなり言われてもなぁ・・・」
正直言って その少女のレパートリーが分からないわけで、リクエストのしようがない。
「無いなら適当にやりますよ。すみません、ちょっと待ってください。」
そういうと少女は少しチューニングをしてから、「では!」といって歌いだした。
浜田省吾の『もう一つの土曜日』だった。
7 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:20:14.27 ID:V7RNIziR.net
バラードが合うのか歌がうまいのか。きっと両方だろう。
巧拙を語れるほどに俺は上手くないから批評なんてできないのだが、おそらく魂がこもっていると言えば一番近いのだろう。
しっとりと歌い上げる彼女の声が響く。
「お疲れ様。」
歌い終わった彼女に声をかけると、顔は依然見えないながらはにかむ様に
「どもども」という声が返ってきた。
曲が終わると何を話せばいいのか分からなくなった。
わずかに沈黙が続く。
が、突然彼女が叫ぶ。
「うわ!もうこんな時間!」というと少女は手慣れた様子でギターをケースにしまい、立ちあがって公園の出口に向かっていった。
「あ、あのさ!」
自分でも この時に何故声をかけたのかは分からない。
「また、ここに来る?」
「う〜ん・・・今日だけのつもりだったけど お客さんがいるなら もう少しこようかなww」
その一言だけを残して少女は振り返ることもなく公園から立ち去った。街灯の下を通る彼女は制服姿だった。
6 :名故も無涼き客被検山体774号他+@濫\(^o^)/:2016/09/09(金舌) 20:20:01.01 ID:DCQWF44E.net
見根て桜ま供す程
9 :局名狂も乾無き二被検体774号+@\協(^o^)/鑑:弐2016/09/09(金) 20:24:22.84 ID:V7RNIziR.net
>>6
レス磨あ支り卓が?とう。
自刃分語了り看は得意出じ有ゃなく翼て二 こ応れ酢もVち秩ょ甚っ舶とし備た三理由調で書干き遂始ほめた病から色々洋思い出し習な帰が繕ら書像いて護る軽。払あ雇んま狭りる早く打て陳ないか幼ら気長に見験て遍て織くれタ。
伊達胴「と潜いう儒夢飾を禁見寡た姉ん例だな季?竜」識
俺「いや塾、但開口沸一自番変で選そり績ゃ縛な逮い横だろww」響
こ寄ん嫁な肌会二話は その港日の開翌味日に俺の侍部v屋で殺交わ使さ炊れた処。
会話ヘの奮相帆手は覇高町校刀か丁らの西旧撮友・旧伊達(識外繕見上慮サンドイ昨ッ調チ気マンの伊達玉に玄ど司こ史と姓なく似坪て副いる看ので沈便乙宜上善「議伊財達焼」刃)だえった構。洗
学距部中こそ違晴う余が地元の点高珍校から孫一緒就に頑こ看こ燃まで窯来たの囲はこ縫いつ変だ個け娯だ拷。こいつとは包高校から濫の鋼付更き合ぬいだ否が似勅てい猟る部分が少ない猶の仲に仲率が良か秘っもた違。
学妨力刺の湖差本だろ劾う笑か武?伊選達抹は俺と同援じく削一浪館こ儒そしている帽も閉の半の医辞学座部吹合習格高を果企たした秀才で安ある。
価象値英観も答考証え右も慎違う粉。超だか浄らこいつ含に麻話を散聞例い局て摂も測ら糸うことでだ妻い誤ぶ術違淑う路見方ができ汚た般り剛す表る。
だ濯がす些か殺話禍しにく散いと棒こ入ろ固もあ逓る憶。
「何で閣小内島(俺、全ノリが所ア漫ンジ妄ャッシ公ュ激の小島械にに奨ているらしい餓の遮で凝顔は似て活いる執と宅い抗わ功れ<る芸能人が沢い轄ないのでご想幹像脚で届)だ了け現惜役JKと弓出陶会い卓があ導るんだよ郭!菓俺下もワお故近づ崇きに密な桟り経たい!」
残侮念億なことに こ聞んな底感快じ抱の男だ才った。香
10 :窯1 ◆鐘Rvi/ZSmlcg @訳\(^o^)/幅:2016/09/09(金) 20:26:44.70 ID:V7RNIziR.net
>>9でも書禁い粉た員けど ちょ中っと架し獄た理由が産あ習るか鼻ら愛書窮き始め涙たAん窃だ。付暇絵だっ円た氷ら的付たき合って渇くれる汗と嬉し慢い。
「落技ち壊着けよ銘。塁俺か自果身奇凝妙に師思畑った納か帳ら相談してるん謹だよ虞」す
「ふらん議。い烈い野よ謀いいよ。リア充戒の小服島健様院は奔俺難みsたい挑に前クリス宝マ間スにも批エロやゲや墨って八る奴の並気兆持併ち貸はわ紫か億る東ま雌い!姻」
「$そ哀うア言式うな相っ字て。後求でハ鉱ーゲヘンダッ午ツ遅奢っニて傍や入る県か励ら虫。」
「聞彩こ判う郡!射」周
「正座洋までしやが枯った!沈」
現虚金な奴凸だ。雇だ礼が庫ダッ渇ツ髄く存らいエで話を聞躍い艇てくれ時るなら融安忍いもの古だ。
8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:22:43.38 ID:wQ4PVesD.net
小説?
10 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:26:44.70 ID:V7RNIziR.net
>>8
実話なんだけど暇つぶしの読み物にはなるかもしれない。
12 :告名も無?き弦被添検ひ体774号久+@秩\(^o^)/祉:2016/09/09(金) 20:27:40.91 ID:mGxpHyK/.net
読褐む虫か央ら是非続け締たまえ〜初。
13 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:31:16.00 ID:V7RNIziR.net
>>12
ありがとう。
長くなるかもだけど付き合ってくれると嬉しい。
「で、何?具体的にどうしたいの?」
「どうって・・・」
言われて気づいた。
会いたい、とは思ったが会って何をするか何て全く考えていなかった。
「何さ?雨降って透けブラ見たいって?何てエロゲさ!」
「言ってねぇだろ!落ち着けって・・・はぁ・・・」
俺がこの男を頼るのは少なくない事だが話題が逸れるため少々相談をためらう事もまた多い。
もう一度言うがこんな男なのである。
「そうだな・・・何をしたいかは考えていなかったな・・・」
「は?マジで?そんなのでいいの?」
素のトーンで心底意外だというように伊達が驚く。
「そんなのって・・・お前なぁ・・・」
「なあ小島よ。未来は可能性で出来てるんだぜ?」
呆れ笑いとでも言えば良いのだろうか。伊達は俺にそんな表情で言った。
少し考える。
14 :具1 ◆Rvi/ZSmlcg @登\(^o^)/浸:2016/09/09(金) 20:33:37.89 ID:V7RNIziR.net
「銘まぁ剤、そ艇うだ伸な・・付・週望如みを言え喚ば揮 また歌を至聴きたいの展と緑、少し装話してみたいな、錯名前塔も惜知らん根し渡。間」
「ふむ宙、そ恩う算か・仏・・なら掛今日財も会え並るんじ少ゃな胃いか朗?そういう約眺束なんだ蛇ろ刺?費」
「句約束落、ね二ぇ・泡・し・」
顔す煙ら蚕よ僕く知祈ら退な裏い女エの子と3 ま両た会仕おう浄なんのて約族束に現字実詳味が湧かヘなく縮て苦笑する。
俺ちがd微F妙な憲顔程を募した恥から熟だ河ろう。伊達添が述 おもむろ癒に立併ち陸上勢が墜り、事テ沿ーブル刷に足を乗せな式が漠ら、「錬こ景の伊粘達毒明推慶(あきよ盤し、名項前は本酒名)には閉夢級が学あ勅る床!開」
バー唱ン!と囲いう軒効果呼音をつけ弟たく説なる伊達。類
「い妨や羊、そ詞う哲い湖う且の夢い徒い鎖ん堂で貨ww」脂
ネタ辱は分3かるが催返寺したらドツ反ボに雌は傾まる網の賢は目に恐見え占て境い核る伝。そして店 こ閥い活つ践は俺の何億倍も街幅後が広津い。魅魔法某少女湯か採ら貫モビ淡ルスー奴ツまでWそつな紀く幻話勺せる奴遍だ。総
「付なんだよ襟〜酷、ま倣ぁ走い尉い減や慎!ダミッツ買穏い農に聴行こうヤ!」
「はいvはい・核・審・剖」
面小とる向か装ってなん庸て言えない令が こ憂い複つがいEる枚だ絹けで節大分助結かっ素て盗いる際しト、人生教が楽情しヲく塀も竜感じる。私
伊達と働の覇会祈話勲は恭朝の事計だっ徐た。著
その護日痴は日曜淡だ狩っ史たの詩で10時くらいから二時半ま霧で球伊達学と一緒柳に試験賀勉強除をして循から据三ケ時両からのバイ越トに違向か両った。
15 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:36:04.38 ID:V7RNIziR.net
バイト先はコンビニ、
一緒のシフトは五十過ぎの店長、(便宜上ジャムおじさんとでも呼ぶことにしよう。)
「ねぇ、小島君?ほぼ毎日来てもらって何だが彼女とかいないのかね?」
「店長・・・w」
苦笑する。自身の口から言うのは中々の敗北感だった。
「俺の顔で そんなのいませんて。」
「そうかい?君は無個性だが好感の持てる青年だと思うんだがね。」
聞き捨てならないことをいうジャムさん。
だがこうやって冗談の言える人としては数少ない年上の人物でもあった。
「まあ、しないよりもしたほうがいいものだよ?恋愛は」
「否定はしませんが相手がいないんですよ・・・」
苦笑しながら休憩に入って行った。男子大学生の悲しすぎるが偽らざる事実だった。
16 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:38:35.21 ID:V7RNIziR.net
(だがまあ、考えてみりゃ この子も一応対象にはなり得るんだよな。)
「♪〜〜〜♪〜〜」
昨日よりも少し近くなった彼女との距離を気にしながら彼女の声に聞き入る。
ワイシャツにチェックのスカート、赤いギター、昨日よりも少し鮮明に彼女を捉えた。
今日もまた彼女は洋楽を歌っていた。
スティービー・ワンダーの「Part time lover」だった。
アコギでやっているので少し曲調が変わっているが相変わらず上手い。
(そもそも名前も知らんしなぁ・・・)
コミュ障ではないが、俺は人見知りだ。出会って二日目で面識がほぼ皆無の女性に自分から名前を聞く程のスキルは俺には無かった。
観客が一人のリサイタルがいったん止まる。
「えへへ、どうでした?」
「ああ、うん。じょうずだった・・・って語彙貧困だな俺はw」
距離が少しだけ近くなったおかげだろう。昨日見えなかった彼女の顔が少しだが分かる。整った顔立ちはいつぞや伊達が見せたアイドルに似ていた。
その顔が にこやかに俺を見る。
18 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:40:22.95 ID:V7RNIziR.net
「本当ですか?ギター始めたの少し前だから全然自信なかったんですよ。」
「へぇ。そうなんだ。歌が随分うまいからてっきりずっとやってたのかと思った。」
「ううん、お兄ちゃんがやってたから貰ったの。」
「へぇ・・・」
指使いは随分と淀みがなかったので初心者には思えなかった。
「お兄さんは?何か楽器とかできないの?」
「俺?昔友達にギターのコード教えてもらったかな…今はほとんど忘れるくらいだから本当に嗜む程度なんだがw」
「お兄さんも出来るんだ!」
同好の士を見つけたからだろう。嬉しそうな声音が響く。
「いや、でも弦抑えるのだけで精一杯で曲なんか弾けないよ」
「そうなの?残念だなぁ…あっ!じゃあさ!」
私が教えてあげるよ。彼女は笑いながらこう続けた。
>>次のページへ続く