2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 
 

Pickup

 
 
 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 

三十路の喪女に彼氏ができたときのお話
(2ページ目)  最初から読む >>

 

29 :1@\(^o^)/2017/01/03(火) 19:12:23.69 ID:LZSY7jKs.net
当に風ですよ」

開口一、彼はものすごい掠れ声そう言た。

うわーそれ、しべらな方がよくない?」

「だたら、しゃべらすようなメるな」

あー、えーと、そうか…ごめんなさい

「いえい、こちらこそ突然電してすいません。も三日も寝込んて、もん

「え、三日も?」

この期に!?は言ないでおく、私の優しさ



30 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:12:47.09 ID:LZSY7jKs.net
「確か一人暮らしだよね。ちゃんと食べてんの?」

「」

一瞬、言葉が止まった。


「食べてるよ」

「なにを?」

「適当に、あるものを」


食べてねーな、こいつ。


「あのー、もしなにか食べたいものあったら、持っていこうか? せっかくだし、この際、頼ってくれてもいいよ?」

「あー………それじゃあ、甘くて柔らかくて喉にやさしい、ケのつく食べ物を…」

売れ残りのケーキを速攻で買う。だけど、風邪ひいてるときにケーキはないよなあ。

レトルトのスープやおかゆも買って、メールで送られてきたM君のアパートへ向かった。


31 :1@\(^o^)/2017/01/03(火) 19:13:21.55 ID:LZSY7jKs.net
迎えたM君、顔色と外はりと普通だ扁桃られ高熱を解剤で抑えてのことだった

邪ひいててケメンなんだねー」

言うと

いま病人なん上手いことせない」

と、陶しそうにシッと手振られたやっぱりわれてんなー。



32 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:13:48.62 ID:LZSY7jKs.net
「どうですか、シャバの様子は?」

「普通普通w絶好調に修羅場だよww」

「そっか…。じつは昨日、年内仕事だけでもって思ったんだけど…上司に追い返されちゃってさ」

「はあ!?ひょっとして、その顔色で出社したの!?」

「うん、どっちにしろ いい迷惑だよな…でも焦っちゃってさ」

しゅんとしてしまうM君。ああ、休んでること、こんなに気にしてたんだ…。






33 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:14:14.02 ID:LZSY7jKs.net
「嫌味っぽい言い方してゴメン。

まあ追い返されたってことは、気にせず休めってことだよ。いい上司さんじゃないかw

ところで、はいこれ。ケーキと、その他いろいろ」


「いろいろ?」


「うん、あっためればいいだけのやつ。いらなかったら保存食にでもしてね」


「いらなくない…すごくありがたい」


「じゃ、早くよくなれよ!」

「え、ちょっと待った。あの、お代」

見れば、彼の手にはお財布が。


34 :1@(^o^)/:2017/01/03(火) 19:14:40.96 ID:LZSY7jKs.net
「いいよいいよ、お舞いよ。んからの生活感あふント

え、でもれじゃあ……えーと、風覚悟で上がってい

「ぜったいにヤダw早くw」


「だよね。その、あれだ…こん酒……はっか、飲まないのか。じゃあ、年明、食事でも、ご一緒に」婿


やたら しどろもどろだったちゃー、病人気をつかわせてしまった。

ん、楽しみにしるわw でしっかり休んで風邪治せよ!」


のとき事のことは社辞令しか思っくて なん助けしたなあらいの感覚だったので


35 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:15:10.83 ID:LZSY7jKs.net
そんなだったので、なんの期待もせずに年末年始をすごして普通に仕事始めを迎えて、やっとお正月気分も抜けてきたころに突然メールでM君から食事のお誘いがきたときは

「ずいぶんと律儀だな〜」と思ってしまった。それとも、借りは返さないと気が済まないのかな?

どっちにしろ、彼とまたおしゃべりできるのは、私としては楽しみだった。

なので喜んでお受けしよう、とは思ってたんだけど……

一つだけ、気になることがあったんだ。


36 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:15:51.25 ID:LZSY7jKs.net
それは、お見舞いを届けに行ったM君のアパート。

失礼だけども、ボロだった。それも、かなりのボロ。着くなり「ほんとにここ!?家賃いくら!?」と思ったくらいボロ。

この業界、ものすごくお給料がいいわけでもない。もしかしてM君、あまりお金に余裕がないんじゃないか?

だってあのとき、すごく しどろもどろになってたし…

無理して食事に誘ってくれてるんだとしたら、どうしよう?

だけどせっかく誘ってくれてるのに、そんなんで断るのもないよねえ…。 と、まあ結局は、ご馳走になったんだけどさ。


今こうして振り返ってみると、私はこのときから、なにかボンヤリと感じとってはいたんだなあ、と思う。

そしてそのボンヤリは、やがて段々と形になっていくことになる。


37 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:16:50.10 ID:LZSY7jKs.net
M君の風邪は かなりしつこかったらしい。まずはじめに、お礼が遅くなったことを謝られた。

「参ったよ、年内で治ると思ってたのに。もう歳なのかなあ」

「栄養失調なんじゃないのー?」

冗談めかして言ったけど、M君、わりとやつれてた。

「俺、体調不良が顔に出るんだよね。でもあの差し入れは本当に助かった、実は食料が底をついてたので」

「ほかに誰か、助けてくれる人いなかったの?」

「うん、誰もいなかったねえ…」

「えー?イケメンのくせにー?」

「イケメン全員にそういう人徳が備わってると思うなよな」

「でもほら、そんな時に一番頼りになる人がいるじゃない」

「ん?誰?」

「家族だよ。電話すればよかったのに」

「あー。いまちょっと疎遠になっててね」

「あ、ごめん、そうなんだ」


38 :1@(^o^)/:2017/01/03(火) 19:17:39.17 ID:LZSY7jKs.net
そんなあいさつ代わりをさっくり交わし、話題はまた面へ

てるうちに、昔CMで聞いてメディしか覚ていなかった曲んとM君CD持いるとが判明して、私、はしゃぎ。


「もずっとたんよーお願いです、CDを貸してくさい神!」

でイだと言ったら鬼だねw」

「うおお、りにアパートまで取りにってもい?」

「えーと……日じだめか?」

「はああああでよ???」

「借分際で態度でえなwいぶん聞いいからきっとすぐには出てこないよ。一れてやら…」

に発する使よ!」

や、勘弁てよ」





39 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:18:06.84 ID:LZSY7jKs.net
ピシャリとM君に言われて、はっとした。私、はしゃぎすぎて今かなり図々しいこと言った。

そうだよな…。私はM君の彼女でもなければ、友達ですらない。

ただちょっと差し入れをして、その借りをM君はこうして返してくれた。

CDを借りたら、返すときにまた私と会うことになる。

ましてや部屋に押しかけて、一緒に探すとか。

もう彼は、私に付き合う義理はないんだ。ちょっと話が合うくらいで、図に乗っちゃいけない。


「………ごめん!なんか私、馴れ馴れしいねw CDは、発掘終了後に気が向いたらでいいやw」

「え?」

M君はきょとんとしてからの態度急変の理由をすぐに察したようだった。



40 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:18:33.45 ID:LZSY7jKs.net
「そっ、ごめんい方かったそうう意味じゃい。一緒に西発掘その気持りがたいんけどね…」


?なに?

「………部屋が、とても汚いので

何故ドウポー深刻な表情をするM君。

う?姿いだお邪魔たときは、綺麗調ったじゃない

は人にリアだからその奥の生活エリアが、ちょと」

「エリアわけされてるんのこと言えらなー」

「いや…いま想像しとはレベルが違。その程度覚悟で入ったら、きっと後悔よ」

んだそ、どんなレw」

「えーとTSUTAYAの倉庫にームレスが住み着いたレベル?」

「うわあ、なんかすごい具的に像が浮かぶwww」


41 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:18:58.78 ID:LZSY7jKs.net
「俺はもう、年単位で自分の部屋の床を見た覚えがない」

「ちゃんと掃除しろw」

「そこで掃除って言うのがね…必要なのは産廃業者だよ」

「威張るなwww」

「なんなら、自分の目で確かめてみる?」

「え………いいの?行っても?」

「いいの?って、俺が聞きたいよ……ほんと、マジで汚いぞ?」


49 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:26:05.50 ID:LZSY7jKs.net
M君の部屋は、汚いというのとはちょっと違った。

想像してたような、ゴミとか洗濯物が散乱してるような不潔さはなかった。一応、床も部分的には見えてたしね。

ただ、部屋のわりには大きすぎる本棚が一つ。

そこから溢れた本とCDとDVDが、床にうず高く積まれていた。

彼は、読書と映画と音楽をこよなく愛する、かたづけられない男だった。なるほど…TSUTAYAの倉庫ね。


私は映画は全然詳しくないけど、本は好き。

だからM君の蔵書量には驚いた。

「そっか…高校生のころも読書家だったもんね」

「忙しくて、いまは全然だけどね」

「あーでもこれで、えっちいのとか発見しちゃったら気まずいー」

「そこはひとつ、大人な対応で…」

「……………えええっ!M君、何これ!?」

見つけたのは、えっちいのではなくて、とある画家の画集だった。

私がご予算的にマゴマゴしているうちに販売終了してしまった限定版が、無造作に床に積まれていた。


50 :1@(^o^)/2017/01/03(火) 19:26:38.18 ID:LZSY7jKs.net
「うわー!これ高かったでし?」

あれ、喪子も家、の?」

「うん!しかもフセットだ〜。沿げ〜

「まーそういのに散財でき沿、独の醍醐綿味ですよ」

その他に、高そうから中古本ま、ガンガ床に積んでい

DVDも、私が全然知画のックスがも並んでいた

そしてのCDはとい、一索をぶんな状態だった。


M君貧乏疑えた。

趣味のものを溜め込んでいるとなる、生活ということはないだろう。

ートがボのは、趣味におを回すためのかもしれない


51 :1@\(^o^)/:2017/01/03(火) 19:27:04.38 ID:LZSY7jKs.net
堆積物を夢中で眺め倒している私に、M君が言った。

「なんか、久しぶりに自分以外の人が部屋にいるの見てると部屋の惨状が客観視できて、自分でも引くわ…」

「そこまで卑下することないよ、帰ったら靴下履き替えるけどw でもこの部屋、なんだかすごい落ち着くんだよねー」

「さては、何もない広い空間が苦手なタチだな?」

「ああ、それだw」


まるで図書館のようなその部屋は、乱雑ではあったけど それなりの秩序があって、妙なバランスで落ち着いていた。

なんだかそこに、M君の内面が現れているような気がした。


「じゃあ、CDはまた今度ってことで、本日は ご満足いただけましたかね?」

「うん、あのねM君、お願いがあります」


ちょっと思いきってみた。




>>次のページへ続く



関連記事

 
 
 
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 相手の過去, メンタル, メンタル,
 

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 
 

おすすめ記事2

 
 
 

おすすめ記事3

 
 
 

人気記事(7days)

 
 

お世話になっているサイト様