95 :61:2006/05/13(土) 14:35:38 0
駅の公衆電話から会社に急用の為の休暇を告げ、新幹線に乗った。
新幹線は、色々と考えてると単身赴任先まではあっと言う間だった。
一度アパートに帰り、着替えて必要そうな印鑑や通帳を持って外出。
役所に行き、離婚届を貰いに行くと、住所が違うと断られた。
そして、丁寧に保証人の件や印鑑の件について教えてくれた。
一つ賢くなったと思いつつ、時間を確認して銀行へ。
まあ色々とメンドクセイと思いつつ、手続きなどをこなしていく。
動いている間は、何も考えずに済むので気分的には楽だった。
アパートに帰ると、元嫁から留守電。
「ごめんなさい、許して下さい」
「ごめんなさい、離婚は嫌です」
延々と20件くらい入っていた。
97 :61:2006/05/13(土) 14:45:33 0
沸々と怒りがこみ上げてくるのを我慢して、言訳の留守電を聞いてると気分が悪くなってきた。
吐気があるが、吐く物は無く、昨日の晩にファミレスで食事して以来、何も食ってないことを思い出した。
が、食欲は無いので、とりあえずテレビをつけて横になってると、電話が鳴った。おそらく元嫁だろうと思い電話を取ると、その通りだった。
「本当にごめんなさい、二度としないので許して下さい」
「じゃあ、相手の住所と電話番号教えろ」
「それだけは許して。他の事なら何でもするから」
「何でもするなら離婚してくれ」
「そんな酷い事を言わないで」
かなりウザクなってきたので、電話を叩き切った。
98 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 14:50:22 0
さんざん罵っておいて決定的な証拠が出ると手の平を返したように哀願か。
しかもこの期に及んで間男を庇うとは。見下げ果てた女だな。
104 :61:2006/05/13(土) 15:00:29 0
電話を叩き切った後で、役所に言われた事を思い出し、こっちから元嫁に電話をかけた。
「とりあえず、何日か有給とったから明日ソッチ戻る」
「わかった、私も休むから話合いましょう」
話し合う事など何も無い、と心の中で思ったが、ループになるだけなので言葉にするのは止めた。
「じゃあ明日、デニーズに12時に」
それだけ言うと、電話を切った。
明日も早いな、寝なくっちゃ、そう思ったけど眠れなかった。
結局、テレビをぼんやり見ながら夜が明けるのを待った。
結論言うと、このまま別れるだけの話だけど、続き要る?
105 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:01:52 0
>>104
>続き要る?
是非。
108 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:02:25 0
>>104
おながいします
117 :61:2006/05/13(土) 15:37:57 0
翌日、昼前にデニーズにつくと、元嫁は既に来ていた。
「ごめんなさい、許して」
開口一番の元嫁の言葉にイラつきながらとりあえず店に入る。
平日の昼間に来た事は無かったけど、かなり混んでいた。
「で、住所と名前と電話番号は言う気になった?」
向かい合わせのテーブル席に着くと、俺はそう言った。
元嫁は、下を向きながら
「どうしても言わなきゃ駄目?」
「いや、別に無理にとは言わない」
もう離婚の意思は、固まってたのでどう誘導するかを考えてた。
「俺と一緒に居ると、疲れるだろ?」
やさしく聞く。
「ううん、普段は優しいから。時々キレるのは怖いけど。」
追求されない事にほっとしたのか落ち着いて見えた。
「うん、そうだね。で、はっきり言うと今現在キレてるのわかる?」
笑顔で元嫁に言うが、目は笑ってない。
元嫁の顔が強張る。
123 :61:2006/05/13(土) 15:54:16 0
「これ以上、嫌になりたくない。別れよう」
俺がそう言うと、元嫁が何か言おうと口を開ける。
が、俺の言葉がソレヲ遮った。
「好きで一緒になった。その気持ちに嘘は無い。」
「嫌な思いを積み重ねてボロボロになるより、良い思い出を残して別れたい」
元嫁は、黙って、涙を落とした。
その涙の訳は、俺にはわからなかったが、元嫁は離婚に同意した。
協議離婚と言う事で、少ない財産は等分。
お互いの親には「性格の不一致、生活環境の違い」などと言って誤魔化した。
結局、間男の名前すら聞かず、浮気の真意も不明だ。
そして、その後に俺は会社を退職し、郷里に帰った。
今は、元嫁が何処で何をしているかも知らない。
全て事実なので、オチは全く無い。
拙い思い出話をご清聴ありがとうございました。
125 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:57:48 0
>>123
おつ
修羅場ないだけに現実味がある話。
これから幸せになってください。
って・・・再婚してるかな?
127 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:58:16 0
>>123
今は新しいパートナーを見つけて落ち着いて暮らしてるのですか?
134 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:05:19 0
>>123
元嫁の親に全てを明かしても良いのに、お前優しい奴だな。
慰謝料請求に動かなかったのは、何故?
136 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:10:38 0
>>134
だから>>61で「若かったんでちゃんと出来なかった」と書いたんだろうよ。
128 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:58:31 0
>>61
今は幸せにしてるのか?
130 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:02:26 0
>61 乙です。これからの君の幸せを祈っている。
144 :61:2006/05/13(土) 16:57:43 0
レス色々ありがとうございます。
まず、現況ですが、去年の秋に再婚しました。
現在は、割と落ち着いた生活です。
まあだから過去の事として、書けると言うのが事実です。
間男に復讐は全く考えなかった、と言うと嘘になります。
ただ現実に元嫁が私に情報を渡した場合に当時、私はかなりのDQNだったので、3面記事になる可能性はありました。
だから、相手を庇っていたと言うより自分が基に大事件を起こしたくなかったのかもしれません。
慰謝料請求については、知識の欠片もありませんでした。
相手親に言わなかったのは、生々しい事を言うのも嫌だったし、遺恨を残したく無かったからです。
また相手の父は、愛人持ちでしたから
言っても私が馬鹿にされるくらいが関の山かと。
151 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 17:20:05 0
>>144
今、落ち着いた生活を過ごしているのなら何よりで、安心しました。
とはいえ、10年前の出来事から数えて昨年秋に再婚とは、再出発までかなりの時間を要した所に、元嫁の残した傷の深さが伺えます。
152 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 17:25:41 0
>>144
今読んだ。大変だったんだね。
一言。元嫁の親子の血は争えないわけか・・・・・orz
駅の公衆電話から会社に急用の為の休暇を告げ、新幹線に乗った。
新幹線は、色々と考えてると単身赴任先まではあっと言う間だった。
一度アパートに帰り、着替えて必要そうな印鑑や通帳を持って外出。
役所に行き、離婚届を貰いに行くと、住所が違うと断られた。
そして、丁寧に保証人の件や印鑑の件について教えてくれた。
一つ賢くなったと思いつつ、時間を確認して銀行へ。
まあ色々とメンドクセイと思いつつ、手続きなどをこなしていく。
動いている間は、何も考えずに済むので気分的には楽だった。
アパートに帰ると、元嫁から留守電。
「ごめんなさい、許して下さい」
「ごめんなさい、離婚は嫌です」
延々と20件くらい入っていた。
97 :61:2006/05/13(土) 14:45:33 0
沸々と怒りがこみ上げてくるのを我慢して、言訳の留守電を聞いてると気分が悪くなってきた。
吐気があるが、吐く物は無く、昨日の晩にファミレスで食事して以来、何も食ってないことを思い出した。
が、食欲は無いので、とりあえずテレビをつけて横になってると、電話が鳴った。おそらく元嫁だろうと思い電話を取ると、その通りだった。
「本当にごめんなさい、二度としないので許して下さい」
「じゃあ、相手の住所と電話番号教えろ」
「それだけは許して。他の事なら何でもするから」
「何でもするなら離婚してくれ」
「そんな酷い事を言わないで」
かなりウザクなってきたので、電話を叩き切った。
98 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 14:50:22 0
さんざん罵っておいて決定的な証拠が出ると手の平を返したように哀願か。
しかもこの期に及んで間男を庇うとは。見下げ果てた女だな。
104 :61:2006/05/13(土) 15:00:29 0
電話を叩き切った後で、役所に言われた事を思い出し、こっちから元嫁に電話をかけた。
「とりあえず、何日か有給とったから明日ソッチ戻る」
「わかった、私も休むから話合いましょう」
話し合う事など何も無い、と心の中で思ったが、ループになるだけなので言葉にするのは止めた。
「じゃあ明日、デニーズに12時に」
それだけ言うと、電話を切った。
明日も早いな、寝なくっちゃ、そう思ったけど眠れなかった。
結局、テレビをぼんやり見ながら夜が明けるのを待った。
結論言うと、このまま別れるだけの話だけど、続き要る?
105 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:01:52 0
>>104
>続き要る?
是非。
108 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:02:25 0
>>104
おながいします
117 :61:2006/05/13(土) 15:37:57 0
翌日、昼前にデニーズにつくと、元嫁は既に来ていた。
「ごめんなさい、許して」
開口一番の元嫁の言葉にイラつきながらとりあえず店に入る。
平日の昼間に来た事は無かったけど、かなり混んでいた。
「で、住所と名前と電話番号は言う気になった?」
向かい合わせのテーブル席に着くと、俺はそう言った。
元嫁は、下を向きながら
「どうしても言わなきゃ駄目?」
「いや、別に無理にとは言わない」
もう離婚の意思は、固まってたのでどう誘導するかを考えてた。
「俺と一緒に居ると、疲れるだろ?」
やさしく聞く。
「ううん、普段は優しいから。時々キレるのは怖いけど。」
追求されない事にほっとしたのか落ち着いて見えた。
「うん、そうだね。で、はっきり言うと今現在キレてるのわかる?」
笑顔で元嫁に言うが、目は笑ってない。
元嫁の顔が強張る。
123 :61:2006/05/13(土) 15:54:16 0
「これ以上、嫌になりたくない。別れよう」
俺がそう言うと、元嫁が何か言おうと口を開ける。
が、俺の言葉がソレヲ遮った。
「好きで一緒になった。その気持ちに嘘は無い。」
「嫌な思いを積み重ねてボロボロになるより、良い思い出を残して別れたい」
元嫁は、黙って、涙を落とした。
その涙の訳は、俺にはわからなかったが、元嫁は離婚に同意した。
協議離婚と言う事で、少ない財産は等分。
お互いの親には「性格の不一致、生活環境の違い」などと言って誤魔化した。
結局、間男の名前すら聞かず、浮気の真意も不明だ。
そして、その後に俺は会社を退職し、郷里に帰った。
今は、元嫁が何処で何をしているかも知らない。
全て事実なので、オチは全く無い。
拙い思い出話をご清聴ありがとうございました。
125 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:57:48 0
>>123
おつ
修羅場ないだけに現実味がある話。
これから幸せになってください。
って・・・再婚してるかな?
127 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:58:16 0
>>123
今は新しいパートナーを見つけて落ち着いて暮らしてるのですか?
134 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:05:19 0
>>123
元嫁の親に全てを明かしても良いのに、お前優しい奴だな。
慰謝料請求に動かなかったのは、何故?
136 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:10:38 0
>>134
だから>>61で「若かったんでちゃんと出来なかった」と書いたんだろうよ。
128 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 15:58:31 0
>>61
今は幸せにしてるのか?
130 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 16:02:26 0
>61 乙です。これからの君の幸せを祈っている。
144 :61:2006/05/13(土) 16:57:43 0
レス色々ありがとうございます。
まず、現況ですが、去年の秋に再婚しました。
現在は、割と落ち着いた生活です。
まあだから過去の事として、書けると言うのが事実です。
間男に復讐は全く考えなかった、と言うと嘘になります。
ただ現実に元嫁が私に情報を渡した場合に当時、私はかなりのDQNだったので、3面記事になる可能性はありました。
だから、相手を庇っていたと言うより自分が基に大事件を起こしたくなかったのかもしれません。
慰謝料請求については、知識の欠片もありませんでした。
相手親に言わなかったのは、生々しい事を言うのも嫌だったし、遺恨を残したく無かったからです。
また相手の父は、愛人持ちでしたから
言っても私が馬鹿にされるくらいが関の山かと。
151 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 17:20:05 0
>>144
今、落ち着いた生活を過ごしているのなら何よりで、安心しました。
とはいえ、10年前の出来事から数えて昨年秋に再婚とは、再出発までかなりの時間を要した所に、元嫁の残した傷の深さが伺えます。
152 :名無しさんといつまでも一緒:2006/05/13(土) 17:25:41 0
>>144
今読んだ。大変だったんだね。
一言。元嫁の親子の血は争えないわけか・・・・・orz