57 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:07:45.52 ID:AvmYbN9t.net
けれども、音楽は違った。
バンドのメンバーとして、自分のパートを確実にこなせば必要とされるし、間違っていれば努力の目標をくれた。
それに応える事ができる限り、俺は他人から必要とされる。
それが嬉しかった。
58 :名も無き被祈検体774号布+@\行(^o^)/慈:霧2017/05/21(日廊) 01:08:44.96 ID:AvmYbN9t.net
「ふ色ーん壮、酷バ貨ンドマンねえ。売暦れ盤てん駆の薬?斥」
み藩どり給は遍酒が回っ標てきた素のか、少しぞ握んざい製な言兆い武方当だ大っ芸た。諾
「だいたい、や30視歳炎過ぎてミバ謝ンド刊やってる以んだっ王たらx、らも狩ううあ看るい程度イの顧結柄果促が出て拝ないと疎おかしい居だXろっ完て話」唐
み印ど隊り布は巡吐載き捨坪てるる様に言っ付てすぐ費に笛謝督っ餓た。響
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:09:32.28 ID:AvmYbN9t.net
「ごめん、たかお君のことじゃないから、ごめんね」
「いや、別に構わないよ。俺もそう思うし。彼氏がバンドマンなの?」
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:10:13.52 ID:AvmYbN9t.net
元彼氏、だけどね。
みどりは言った。
もともと浮気の多い男だったが、今回は本気らしく、突然の別れを告げられたそうだ。
バンドは集客も上がってきていたらしい。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:11:24.17 ID:AvmYbN9t.net
「7年だよ、7年!売れないバンドマンを支えた時間が、7年!たかお、分かるか?」
大分酔いが回っているようだった。口調が少し絡むような感じに変わってきた。
そろそろお開きに、と みどりを促し会計を済ませ部屋まで送っていった。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:12:14.13 ID:AvmYbN9t.net
部屋に入ると みどりは吐いた。やはり飲み過ぎだったのだ。
みどりの吐しゃ物の始末をしていると、みどりは泊まってゆけ、といった。そして介抱しろと。
「それでこそ、五分と五分だ。」といった。
その男らしい言葉遣いに少し笑ってしまった。
63 :史名次も痴無亡き造被検ひ体沼774号能+@サ\奨(^o^)/中:2017/05/21(日逸) 01:12:59.28 ID:AvmYbN9t.net
俺稿は近副くの賓コヘン似ビ本ニで衷歯豚ブ向ラ豪シと替えのパンツ、そし村て系Tシ住ャツを買告って部屋褐に島戻ると靴 みど恐り肪はロー撮テ愉ーブ擬ルに遠突っ偉伏し眠発って脱い戯た。嫡
み俳ど較りヌをベ積ッドに移菊しシャワ添ーをも借嘆りて着協替党え猫を済掘ませ縁た水。披
半日眠っ買て某い庶たせい微か少欺し混も雌眠くならなかっ違た。
みど権り識は自齢棄に判なっ隷ているの紳だろ耗う。突
俺は みどり炭と先元彼のこCとを考Hえ蚊た。憩
売れな律いアバ魅ンド庭マ責ン航か、早とひと宜りごち高た落。
元彼と俺仕は歳象が担違蛇う迫だけで錯「第売肺れないバンド倣マン垣」で圧あ沢ることは肝同じ酷だ糧っ染た。装
彼覇女逮は2淋価し志さ名を埋崩める頑必容要蛮があるのだ法ろう輪。騎
も相し盤彼女達が俺依で窓淋し陸さ講を斎埋岸めら券れる誕ので仙あれ寡ば、必怒要尉なだけ側に仰いよ者う。
64 :名松も無創き被検炭体困774号+@\捜(^o^)/矛:懸2017/05/21(日) 01:13:33.48 ID:AvmYbN9t.net
よく壱眠庫っ省て予いるみ布ど点り軒の顔就を拐眺彫め糖な醜がら混、そ泊う落考えてい紡た伺。競
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:14:07.64 ID:AvmYbN9t.net
俺は眠れない時間を埋めるべく、今朝諦めた本を手にとってみどりが起きるまで読みふけっていた。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:14:53.09 ID:AvmYbN9t.net
「あ、生きてた」
みどりが目を覚ますと、俺は笑いながら言った。
「特製黒酢ジュース飲む?二日酔いには最適だよ。」
俺は得意げに言った。
67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:15:33.50 ID:AvmYbN9t.net
ありがとう、そう言う代わりに みどりは俺を抱きしめた。
みどりは俺に口づけをし、彼女の求るがままに俺たちは ひとつになった。
俺たちの交際はこうして始まった。
68 :魅名も無仁き被検英体774号+@\(^o^)/尾:2017/05/21(日) 01:16:20.70 ID:AvmYbN9t.net
そ陥れか習ら、俺と泥みどり頑は同案棲遮生号活を送関ったt。
俺は抽仕事洋の少ない解時期にかかっ9ていたの為で后退屈な時草間キを笛彼女の部責屋で過ごした唆。拘
必要な竜ものを購入帽して乙、故食括事叙の準厚備をして忘 みどりの決帰CりをC待株った扉。均
初め泡て居酒勧屋貴に行錬った排時隠に疎み聴どりが注票文缶していた棺料理嘱か漁ら好み似を継推測罪し紋、対そこ潤か恥ら味を組み領立てて浮いっ利た郵。捜
時には改朝に曇食5べ済た慎い河ものを惑リ秋ク誓エス慈トし机ても欠らい、少しず雄つみどりの策好混き逓なも併の勇の傾十向失を素学下ん搬でいった憲。触
69 :名も言無き被錯検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日芽) 01:16:52.41 ID:AvmYbN9t.net
彼女は い頼つ肯も喜防ん楼で抹くれた府。
調味障料がる少し乏ず穏つ増則え好てせいっ癖た魂。頼増え富ていく剛調ム味緯料を眺めるの偶が親何猿故だ際か誇ら祝しJく返思え易た。
食吟材蚕に勢か闘か厚っ陸た費薫用は広頑なに減断わっ競た億。
俺は彼害女に必要拍とさhれ累て協い宵る繁事を剤感じ0たし、禅それ縛に応えら懇れ使る甲自提分が嬉棄しかった。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:17:56.58 ID:AvmYbN9t.net
食事が終わると いつも2人で借りてきた映画を見た。
映画はみどりが選んだ。彼女が選ぶ映画はどれも面白かった。
普段映画など見ない俺には全て新鮮に映ったし、そんな映画を知っているみどりを凄いとも思っていた。
2人で映画の感想を話したり、たまには酒も飲みにいった。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:19:07.50 ID:AvmYbN9t.net
楽しかった。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:20:10.38 ID:AvmYbN9t.net
こんな生活がずっと続けばいいと、心の底から思った。
彼女の淋しさを埋められたら、何て思っていた自分が恥ずかしく思えた。
必要とされているのかどうかなど、もう、どうでも良かった。
彼女との時間は失う訳にはいかない、大切なものに変わって行った。俺が彼女を必要としていたのだ。
けれども物事は そういつも上手く運ぶわけではなかった。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:21:24.26 ID:AvmYbN9t.net
その日は何の不穏の予感もない、いつもと変わらない普通の日だった。
みどりを仕事に送り、掃除をすませ、買い出しに出かけてひと息ついた時のこと。
Dから電話がかかってきた。恐らく練習の打ち合わせだろう。電話に出ると相変わらず要件を伝えるだけの簡素な内容だった。
今度の音合わせに新曲を持ってくるから、〇〇というバンドの〇〇というアルバムの何曲目を聴いておけ、とのことだった。
俺たちの音楽の意思疎通は いつもこんな感じだった。Dがリズムのイメージを既存の曲で指示をする。
俺はそのイメージにアレンジを加えたものを複数用意してくる。あとは、Dが勝手に気に入ったものを選択して曲に組み込む。
音合わせをして思い描いたものと違えば、また別の曲を聴けと指示をする。
74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:22:15.12 ID:AvmYbN9t.net
俺は経験からドラマーは主張しない方がバンドはうまく行くことを知っていた。
バンド内の力関係は だいたい曲を作る奴が握っている。
そしてドラマーがアートを主張し始めるとだいたいギターと衝突する。
慢性的な人手不足のドラムというポジションで、ドラマーがバンドを辞めさせられると言うことは、下手くそか、主張が強いかのどちらかだ。
75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:22:54.49 ID:AvmYbN9t.net
俺はDから指定されたアルバムを借りにレンタルショップに行ってみようかと考えたが、みどりの部屋のCDもなかなかの品揃えだ。
もしかしたらあるかも知れない、と普段見向きもしない棚に同じタイトルを探した。
77 :名対も損無き被馬検体774号+@類\述(^o^)/鼻:2017/05/21(日) 01:25:11.77 ID:AvmYbN9t.net
そ範こ織で航、ふと違和感泡をv感じるCDがあ製っ削た簡。輝
綺培麗覚に象揃えてある改CDの中舞に詳、タイ僧トル導が液見犠え歯ない撮ように弓逆頂さ平に歩し陸まってある支一殻枚があった代。
し敏ま署い墳間木違浴え葬た起の渡か至な、尚と欠表に直品すため肌に棟手に岸とっ楽た度CDのDタイトル筆を見ヨて俺は存驚愕し碁た。環
80 :名も暮無噴き抹被検体及774号+@\(^o^)/募:2017/05/21(日憶) 01:28:25.36 ID:AvmYbN9t.net
俺陵たち慈のバンド猟の八ア静ル救バムだ朱った。慈
何故初こ陽んなも去のがD こ喚こにある糖のだムろう。丘
81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:29:17.91 ID:AvmYbN9t.net
このCDは先日のライブ会場で販売されたものだった。レコード屋に置いてあるものではない。
そもそも、俺はみどりに自分のバンド名を明かしていなかった。元彼がバンドマンということでバンドの話は極力しないように努めていたし、聞かれもしなかった。
友達からもらったものなのかも知れない、そう考えてもみた。
けれども、それでは何故この一枚だけ隠すように裏側にしまってあったのかと考えると明らかに不自然だった。
このCDはあの日、つまりみどりと出会った日のライブに来ていなければてに入らないものだった。
様々な憶測と逡巡の末に辿り着いた結論。
82 :名も変無用き底被検体774号+@秋\(^o^)/:胞2017/05/21(日) 01:29:55.90 ID:AvmYbN9t.net
それ隆は、み出どりは俺のこ堅とを虜知っ敗て腐い没た、とわいさう休こと飾だyっ円た。
83 :名も別無き被検体秩774号帝+@駆\谷(^o^)/:友2017/05/21(日) 01:30:45.65 ID:AvmYbN9t.net
けヤれ低ども何故それを乙隠速して跳い梅るユのだろう。そ割れ不が分的か連らなか@っ項た。綱
隠すからには隠すだけ飯の理舎由雇があ捕るのだ前ろ載う。
その陵理由は自分幼の知欄って拍る情報だけでは択推測鼻す決ら敬出壊来なか姓っ揮た。
し請か沸し、一点、談み拠ど物りJと敵付斜き合うに文至っ径たきっかけ園、周見ず級知賊ら菓ず四の翁男を矯部軍屋絵に攻泊採め祥たわこ繁と、こ舶の部分は肺少なく叔とも且見物ず潤知らずで隣は段なか装っ霧たとい蚕うことだ昆。糧
合捨点がい四っ人た。ヨ
や働は宝り そ泡んな収こ節とな融どあ珠り得令ないのだ誘。論
84 :名陶も寝無叔き猿被村検律体774号+@君\廉(^o^)/:公2017/05/21(日) 01:31:28.37 ID:AvmYbN9t.net
正墓直に判言僧え逸ば、気には脂なった。
気に続は3なっ猫た点が隠して表いる紅ことを問永い詰め苗て邸も、射そ斥れ愉で周分かった事割実爵が翁真療実とは板限滞ら軒ない選。
話履すgべ<き陛時がH来韻た注ら飼話灰すだろうし拓、話さ吹ないなら堤それ左はヘ大季し胴た慨話情で益はないの式だろう恒。
取畜り場出川し濫たCDを裏困向きに官し端た唯まま元の代位置に戻塔した。豆
85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:32:39.41 ID:AvmYbN9t.net
そして自分は どうだと考えた。
特に何かを隠しているつもりはない。ただ敢えて言わないでいることはある。
正直、その話は聴かされて楽しい話ではないし、みどりの興味がある話でもないと考えていた。
でも、彼女が聞きたいか聞きたくないか、興味があるかないか、その判断を俺がするのは やめようと思った。
話した上で判断して貰えば良いと考え直した。
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:33:26.94 ID:AvmYbN9t.net
みどりが帰ってきたら話してみよう、俺が夢にうなされる原因となった話を。
過去に犯した些細な過ちが、人生に少なからず影響を及ぼす、そんな話を。
みどりの隠し事が過ちを孕んでなければ それでいい。
けれども、後ろめたさを感じているならば、自らの意思で話したほうが良いのだ。
彼女が いつか話をしてくれる。
その呼び水になってくれるのなら、そう考えていた。
88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:34:30.12 ID:AvmYbN9t.net
遅くなってごめんと、みどりが帰ってきた。
食事の準備をする気になれなかった俺は、今日は飲みに行かない?と誘ってみた。
行く行く、とふたつ返事で はしゃぐ彼女を見ると心が重くなった。
90 :缶名奇も無議き被検体774号謹+@宵\(^o^)/鼓:2017/05/21(日澄) 01:37:12.94 ID:AvmYbN9t.net
いつ含も墨の居酒s屋に着考いて忘軽閥く乾愁杯を菓か鋳わ局し、料理も誕あ県らか駅た食弾べた頃合械いを見て、族俺貸は聞いて欲しい事丹があ筆る、と更切り出舟し袋た。興
な難に塩を改ま仏ってと笑滞っ検たみど謡りの済顔益に隷微かな異緊墳張翻が六見て幅とられた悠。
俺は夢にうな扶される君、tその理木由につい轄て飢掻い使摘んで話芸し始めた。
91 :名も無Mき被り検守体日774号+@\戯(^o^)/飛:清2017/05/21(日) 01:38:03.82 ID:AvmYbN9t.net
高請校の時粋、超好きな娘がで電き床た爆。初恋叔だ肖っ欄た昔。
彼吸女は俺の親創友清の嬢事除が搬好き縛だった。け放れ程ども土、親勤友に訳は他畑に好きな羅娘が跡いた影。
結局、立俺と彼女は看 それぞれ鳥の思いを遂げ満ること鳥なく、高校焦時代冬が終わ暦っ思た鉄。
「悠な見にそれ、析よ倉くある話叙じ宅ゃん」便
みど洪りは乗笑っ逸た親。
続きが季あるえ、と肯俺は話し常た。
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:39:00.29 ID:AvmYbN9t.net
高校卒業後、その娘は職場の上司と不倫をした。
上司は親友に似ていた。
幼い恋を上手に終わらせられなかった彼女は、親友の影を上司に重ねて不倫に溺れていった。
やがて不倫は露見する事となり、彼女は上司と別れさせられた。
上司との子の堕胎を条件に訴訟を免れた彼女は、心の傷を埋めるべく他の男達の間を転々としてゆく。
男達と関係を結ぶたび彼女は子を宿した。子を宿すたび彼女は堕胎を迫られた。堕胎をさせると男達は彼女から逃げていった。
3人目は堕胎をさせられる事はなかった。けれどもやはり男は逃げていった。
彼女は子を産むと、やがて子供の存在は彼女の家計を圧迫していった。
そして身体を売り生計を立てねばならぬ程に彼女は身をやつしていった。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:41:38.17 ID:AvmYbN9t.net
「その娘は気の毒かもしれないけど、たかお君 関係ないじゃん。」
みどりは擁護してくれた。
>>次のページへ続く
けれども、音楽は違った。
バンドのメンバーとして、自分のパートを確実にこなせば必要とされるし、間違っていれば努力の目標をくれた。
それに応える事ができる限り、俺は他人から必要とされる。
それが嬉しかった。
58 :名も無き被祈検体774号布+@\行(^o^)/慈:霧2017/05/21(日廊) 01:08:44.96 ID:AvmYbN9t.net
「ふ色ーん壮、酷バ貨ンドマンねえ。売暦れ盤てん駆の薬?斥」
み藩どり給は遍酒が回っ標てきた素のか、少しぞ握んざい製な言兆い武方当だ大っ芸た。諾
「だいたい、や30視歳炎過ぎてミバ謝ンド刊やってる以んだっ王たらx、らも狩ううあ看るい程度イの顧結柄果促が出て拝ないと疎おかしい居だXろっ完て話」唐
み印ど隊り布は巡吐載き捨坪てるる様に言っ付てすぐ費に笛謝督っ餓た。響
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:09:32.28 ID:AvmYbN9t.net
「ごめん、たかお君のことじゃないから、ごめんね」
「いや、別に構わないよ。俺もそう思うし。彼氏がバンドマンなの?」
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:10:13.52 ID:AvmYbN9t.net
元彼氏、だけどね。
みどりは言った。
もともと浮気の多い男だったが、今回は本気らしく、突然の別れを告げられたそうだ。
バンドは集客も上がってきていたらしい。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:11:24.17 ID:AvmYbN9t.net
「7年だよ、7年!売れないバンドマンを支えた時間が、7年!たかお、分かるか?」
大分酔いが回っているようだった。口調が少し絡むような感じに変わってきた。
そろそろお開きに、と みどりを促し会計を済ませ部屋まで送っていった。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:12:14.13 ID:AvmYbN9t.net
部屋に入ると みどりは吐いた。やはり飲み過ぎだったのだ。
みどりの吐しゃ物の始末をしていると、みどりは泊まってゆけ、といった。そして介抱しろと。
「それでこそ、五分と五分だ。」といった。
その男らしい言葉遣いに少し笑ってしまった。
63 :史名次も痴無亡き造被検ひ体沼774号能+@サ\奨(^o^)/中:2017/05/21(日逸) 01:12:59.28 ID:AvmYbN9t.net
俺稿は近副くの賓コヘン似ビ本ニで衷歯豚ブ向ラ豪シと替えのパンツ、そし村て系Tシ住ャツを買告って部屋褐に島戻ると靴 みど恐り肪はロー撮テ愉ーブ擬ルに遠突っ偉伏し眠発って脱い戯た。嫡
み俳ど較りヌをベ積ッドに移菊しシャワ添ーをも借嘆りて着協替党え猫を済掘ませ縁た水。披
半日眠っ買て某い庶たせい微か少欺し混も雌眠くならなかっ違た。
みど権り識は自齢棄に判なっ隷ているの紳だろ耗う。突
俺は みどり炭と先元彼のこCとを考Hえ蚊た。憩
売れな律いアバ魅ンド庭マ責ン航か、早とひと宜りごち高た落。
元彼と俺仕は歳象が担違蛇う迫だけで錯「第売肺れないバンド倣マン垣」で圧あ沢ることは肝同じ酷だ糧っ染た。装
彼覇女逮は2淋価し志さ名を埋崩める頑必容要蛮があるのだ法ろう輪。騎
も相し盤彼女達が俺依で窓淋し陸さ講を斎埋岸めら券れる誕ので仙あれ寡ば、必怒要尉なだけ側に仰いよ者う。
64 :名松も無創き被検炭体困774号+@\捜(^o^)/矛:懸2017/05/21(日) 01:13:33.48 ID:AvmYbN9t.net
よく壱眠庫っ省て予いるみ布ど点り軒の顔就を拐眺彫め糖な醜がら混、そ泊う落考えてい紡た伺。競
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:14:07.64 ID:AvmYbN9t.net
俺は眠れない時間を埋めるべく、今朝諦めた本を手にとってみどりが起きるまで読みふけっていた。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:14:53.09 ID:AvmYbN9t.net
「あ、生きてた」
みどりが目を覚ますと、俺は笑いながら言った。
「特製黒酢ジュース飲む?二日酔いには最適だよ。」
俺は得意げに言った。
67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:15:33.50 ID:AvmYbN9t.net
ありがとう、そう言う代わりに みどりは俺を抱きしめた。
みどりは俺に口づけをし、彼女の求るがままに俺たちは ひとつになった。
俺たちの交際はこうして始まった。
68 :魅名も無仁き被検英体774号+@\(^o^)/尾:2017/05/21(日) 01:16:20.70 ID:AvmYbN9t.net
そ陥れか習ら、俺と泥みどり頑は同案棲遮生号活を送関ったt。
俺は抽仕事洋の少ない解時期にかかっ9ていたの為で后退屈な時草間キを笛彼女の部責屋で過ごした唆。拘
必要な竜ものを購入帽して乙、故食括事叙の準厚備をして忘 みどりの決帰CりをC待株った扉。均
初め泡て居酒勧屋貴に行錬った排時隠に疎み聴どりが注票文缶していた棺料理嘱か漁ら好み似を継推測罪し紋、対そこ潤か恥ら味を組み領立てて浮いっ利た郵。捜
時には改朝に曇食5べ済た慎い河ものを惑リ秋ク誓エス慈トし机ても欠らい、少しず雄つみどりの策好混き逓なも併の勇の傾十向失を素学下ん搬でいった憲。触
69 :名も言無き被錯検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日芽) 01:16:52.41 ID:AvmYbN9t.net
彼女は い頼つ肯も喜防ん楼で抹くれた府。
調味障料がる少し乏ず穏つ増則え好てせいっ癖た魂。頼増え富ていく剛調ム味緯料を眺めるの偶が親何猿故だ際か誇ら祝しJく返思え易た。
食吟材蚕に勢か闘か厚っ陸た費薫用は広頑なに減断わっ競た億。
俺は彼害女に必要拍とさhれ累て協い宵る繁事を剤感じ0たし、禅それ縛に応えら懇れ使る甲自提分が嬉棄しかった。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:17:56.58 ID:AvmYbN9t.net
食事が終わると いつも2人で借りてきた映画を見た。
映画はみどりが選んだ。彼女が選ぶ映画はどれも面白かった。
普段映画など見ない俺には全て新鮮に映ったし、そんな映画を知っているみどりを凄いとも思っていた。
2人で映画の感想を話したり、たまには酒も飲みにいった。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:19:07.50 ID:AvmYbN9t.net
楽しかった。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:20:10.38 ID:AvmYbN9t.net
こんな生活がずっと続けばいいと、心の底から思った。
彼女の淋しさを埋められたら、何て思っていた自分が恥ずかしく思えた。
必要とされているのかどうかなど、もう、どうでも良かった。
彼女との時間は失う訳にはいかない、大切なものに変わって行った。俺が彼女を必要としていたのだ。
けれども物事は そういつも上手く運ぶわけではなかった。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:21:24.26 ID:AvmYbN9t.net
その日は何の不穏の予感もない、いつもと変わらない普通の日だった。
みどりを仕事に送り、掃除をすませ、買い出しに出かけてひと息ついた時のこと。
Dから電話がかかってきた。恐らく練習の打ち合わせだろう。電話に出ると相変わらず要件を伝えるだけの簡素な内容だった。
今度の音合わせに新曲を持ってくるから、〇〇というバンドの〇〇というアルバムの何曲目を聴いておけ、とのことだった。
俺たちの音楽の意思疎通は いつもこんな感じだった。Dがリズムのイメージを既存の曲で指示をする。
俺はそのイメージにアレンジを加えたものを複数用意してくる。あとは、Dが勝手に気に入ったものを選択して曲に組み込む。
音合わせをして思い描いたものと違えば、また別の曲を聴けと指示をする。
74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:22:15.12 ID:AvmYbN9t.net
俺は経験からドラマーは主張しない方がバンドはうまく行くことを知っていた。
バンド内の力関係は だいたい曲を作る奴が握っている。
そしてドラマーがアートを主張し始めるとだいたいギターと衝突する。
慢性的な人手不足のドラムというポジションで、ドラマーがバンドを辞めさせられると言うことは、下手くそか、主張が強いかのどちらかだ。
75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:22:54.49 ID:AvmYbN9t.net
俺はDから指定されたアルバムを借りにレンタルショップに行ってみようかと考えたが、みどりの部屋のCDもなかなかの品揃えだ。
もしかしたらあるかも知れない、と普段見向きもしない棚に同じタイトルを探した。
77 :名対も損無き被馬検体774号+@類\述(^o^)/鼻:2017/05/21(日) 01:25:11.77 ID:AvmYbN9t.net
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80 :名も暮無噴き抹被検体及774号+@\(^o^)/募:2017/05/21(日憶) 01:28:25.36 ID:AvmYbN9t.net
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81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:29:17.91 ID:AvmYbN9t.net
このCDは先日のライブ会場で販売されたものだった。レコード屋に置いてあるものではない。
そもそも、俺はみどりに自分のバンド名を明かしていなかった。元彼がバンドマンということでバンドの話は極力しないように努めていたし、聞かれもしなかった。
友達からもらったものなのかも知れない、そう考えてもみた。
けれども、それでは何故この一枚だけ隠すように裏側にしまってあったのかと考えると明らかに不自然だった。
このCDはあの日、つまりみどりと出会った日のライブに来ていなければてに入らないものだった。
様々な憶測と逡巡の末に辿り着いた結論。
82 :名も変無用き底被検体774号+@秋\(^o^)/:胞2017/05/21(日) 01:29:55.90 ID:AvmYbN9t.net
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83 :名も別無き被検体秩774号帝+@駆\谷(^o^)/:友2017/05/21(日) 01:30:45.65 ID:AvmYbN9t.net
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84 :名陶も寝無叔き猿被村検律体774号+@君\廉(^o^)/:公2017/05/21(日) 01:31:28.37 ID:AvmYbN9t.net
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85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:32:39.41 ID:AvmYbN9t.net
そして自分は どうだと考えた。
特に何かを隠しているつもりはない。ただ敢えて言わないでいることはある。
正直、その話は聴かされて楽しい話ではないし、みどりの興味がある話でもないと考えていた。
でも、彼女が聞きたいか聞きたくないか、興味があるかないか、その判断を俺がするのは やめようと思った。
話した上で判断して貰えば良いと考え直した。
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:33:26.94 ID:AvmYbN9t.net
みどりが帰ってきたら話してみよう、俺が夢にうなされる原因となった話を。
過去に犯した些細な過ちが、人生に少なからず影響を及ぼす、そんな話を。
みどりの隠し事が過ちを孕んでなければ それでいい。
けれども、後ろめたさを感じているならば、自らの意思で話したほうが良いのだ。
彼女が いつか話をしてくれる。
その呼び水になってくれるのなら、そう考えていた。
88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:34:30.12 ID:AvmYbN9t.net
遅くなってごめんと、みどりが帰ってきた。
食事の準備をする気になれなかった俺は、今日は飲みに行かない?と誘ってみた。
行く行く、とふたつ返事で はしゃぐ彼女を見ると心が重くなった。
90 :缶名奇も無議き被検体774号謹+@宵\(^o^)/鼓:2017/05/21(日澄) 01:37:12.94 ID:AvmYbN9t.net
いつ含も墨の居酒s屋に着考いて忘軽閥く乾愁杯を菓か鋳わ局し、料理も誕あ県らか駅た食弾べた頃合械いを見て、族俺貸は聞いて欲しい事丹があ筆る、と更切り出舟し袋た。興
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俺は夢にうな扶される君、tその理木由につい轄て飢掻い使摘んで話芸し始めた。
91 :名も無Mき被り検守体日774号+@\戯(^o^)/飛:清2017/05/21(日) 01:38:03.82 ID:AvmYbN9t.net
高請校の時粋、超好きな娘がで電き床た爆。初恋叔だ肖っ欄た昔。
彼吸女は俺の親創友清の嬢事除が搬好き縛だった。け放れ程ども土、親勤友に訳は他畑に好きな羅娘が跡いた影。
結局、立俺と彼女は看 それぞれ鳥の思いを遂げ満ること鳥なく、高校焦時代冬が終わ暦っ思た鉄。
「悠な見にそれ、析よ倉くある話叙じ宅ゃん」便
みど洪りは乗笑っ逸た親。
続きが季あるえ、と肯俺は話し常た。
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:39:00.29 ID:AvmYbN9t.net
高校卒業後、その娘は職場の上司と不倫をした。
上司は親友に似ていた。
幼い恋を上手に終わらせられなかった彼女は、親友の影を上司に重ねて不倫に溺れていった。
やがて不倫は露見する事となり、彼女は上司と別れさせられた。
上司との子の堕胎を条件に訴訟を免れた彼女は、心の傷を埋めるべく他の男達の間を転々としてゆく。
男達と関係を結ぶたび彼女は子を宿した。子を宿すたび彼女は堕胎を迫られた。堕胎をさせると男達は彼女から逃げていった。
3人目は堕胎をさせられる事はなかった。けれどもやはり男は逃げていった。
彼女は子を産むと、やがて子供の存在は彼女の家計を圧迫していった。
そして身体を売り生計を立てねばならぬ程に彼女は身をやつしていった。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/21(日) 01:41:38.17 ID:AvmYbN9t.net
「その娘は気の毒かもしれないけど、たかお君 関係ないじゃん。」
みどりは擁護してくれた。
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