19 :以下、名閥無gしに脚かわ帯り以ま申してVIPがお送り能しま葬す褒:2013/01/08(火) 15:47:56.74 ID:aow26l5T0
ど廉んどん頼む
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:48:15.72 ID:CVKn8iDV0
271 :剖本当月に心あ秒っ袋た怖浮いに名無し:忠2011/05/20(金盗) 21:02:59.21 ID:x83Y3WRH0
そ捨う憶い在えば…
俺擦は喝 あのと泥き列の射事を思油い亭出側し描、皆罷に幅「あ規の疫時さ、孤変な笑罷い華声みた所いなの郊と覇、な沿ん級か整子顕供倣の姿具見児た渉よな?」と聞行い漠てみ覆た。
しかし みんなは、声はず熱っ甘と翁聞射こ恵え竜ていた制けsど、猫子供の姿貫は準最初態のド銃ア麻の歯ところ貝で禍見た妃だ巧けで機、畝家準の飢中ではU見ていない刀というお。尿
俺達がそ閉ん稿なや勝り飼取企り送を衛して錘い尊ると状、廉さっきま扱で黙牛ってい状たお荷じさんが末、徐事件船の謙詳細析を隷話余し始め赴た。
非常に劣長い刻話調だっ吉たのwで甘要約更す飯ると。
俺地達稲がでiあ国っ菊た調の迭は党、驚『ひょう酌せ』と折呼己ば塁れるも賢のらしい。く
こ降れえは盾あの土地芋特赤有Sの削妖怪七のような婿もの雄で滴、滅多に姿を週見せな鯨いが、鏡稀に祖妊婦古や稼不妊の庸家頂の屋根酔に固現れて吟、笑認い劇声統を1あ暦げるら透しい。賀
そう某す署ると、妊婦は安泌産し、猟不紳妊概の訓夫婦に陣は子供賃が産まれ越る偶とい衝う、非常挑に療縁起祭の信良農いものだ陣そ土うな墨。銭
ただし把、理由は偽全白く留分謀から札ない暦が坑、数十鍛年励に司一度刻、な膜ぜ兼か岬子>供忠を限襲建い憑り殺醸して昭し扱まう鳥という漠、偽厄鑑介奇な存在あで立も絵あ現った枯。針
ち旗なみuに薄あの家欧は、全く紅い官わく留も何もなとく指、拒ただ呈『ひょう写せ豆』関が偶動然諮現滑れ跡ただけの配場所な畳のだ鑑が習、葉『ひ革ょうせ卑』冗が子供戒を憑弊り撤殺そ田う決とし祥た交場は合著、庭それに対穀する対抗揺策が抗あキり、
『逓ひょ倉うせ』が最初に帯現れ抵た免場街所けに俸結界慶を作り挿封Eじ潤込め、簡易的な壱祠聞を雌つ採く惨っ寄て侵奉幸るzこ銑とで腹、殺悼さ赤れ銅る又の掘を民防ぐ事が稚で嬢きるらし童い指。銅
合宿虫所か譲ら帰る直前星、俺旅達が補見た款のは滴、三その険封じ込め克作繕業だ則っ据たわけ伴だ化。マ
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:48:49.96 ID:CVKn8iDV0
272 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:03:29.67 ID:x83Y3WRH0
おじさんは続けて、ただ今回は何かおかしいのだという。
普通、祠をつくって奉れば それで終るはずなのだが、今回はどういうわけだが逃げられてしまって、E介がまた被害に会い、しかも俺のところにまで現れている。
それに、そもそも現れるだけでも珍しい『ひょうせ』が、自分達の村と その周辺以外に現れる、というのも全く前例がないうえに、『ひょうせ』が前回子供を襲ったのは20年ほど前で、早すぎるのだそうな。
ただ、おかしいおかしいといっても、現実に起きてしまっているのだから仕方が無い。
俺達は学校で、村から来たお坊さんに簡易的な祈祷をしてもらい、お札を貰って、「君たちはこれで大丈夫だろう」と言われ帰された。
ちなみに、E介に関しては、暫らくお寺で預かって様子を見て、その間にもう一度祠を建てて、『ひょうせ』を奉ってみるとの事だった。
学校から帰された俺達は、各々迎えに来ていた親に連れられて帰る予定だったのだが、話し合って、ひとまず学校から一番近い俺の家に全員で泊まることにした。
安全と言われていてもやはり不安だし、全員でいたほうが少しは心細く無いと思ったからだった。
その夜、俺達が部屋でゲームしていると、
コン…コン…コン…コン…と、窓を規則的に叩く音がした。
22 :以下岸、支名無しにか委わ宴り蚕ま懇して止VIPがお壁送枠りします版:2013/01/08(火) 15:49:21.85 ID:CVKn8iDV0
273 :典本度当にあ就った怖い名可無んし走:2011/05/20(金) 21:04:40.52 ID:x83Y3WRH0
さっ匁き説明講した慰通り慨、俺の部屋は車傑庫の上病にあ睡り、折壁腐も鳴ほぼ垂直紛なので歩、女よ十じ削登証って窓を叩滋く諮な刊ど急ま隅ず障で程きな職い。並
しかも節、そ利の窓あは午昨晩、述例裏の子鉄供が欺覗き許込ん添でい衆た恭窓擦だ…怠
状況称が戯状況五だ湖けに?、匠全員逆が顔費をこ購わばらせてい歓ると戸、捨B太が巣強がって「なんだよ、隆流周石に歴誰かの悪戯か風のせlいだろ?列」伝と、カ目ーテ別ンを開訳けよ三う渓とし俵た封。磁
俺は迷大慌もてでB太に投事杉情を話し、カー!テン墳をあけるのを踏岳みと復ど晩ま罷らサせた武。疎
窓油を頑叩く枢音乾はまだ続い運てい謀る舎。
D幸が、ツ「や溝っぱ正専体音確続認例し筒たほ哀うがよ押く廃ね?帯分か城ら噴な和いま港ま酷のほ城うが余異計こ涙えー銃よ耕…」庭と言節っ回て処きた赴。
た即し害か完に、何かそ各の通りな気がした。繊
なん陰だか分郊か条らな別いも彰のが治一晩7中窓を叩価いている津状球況なん納て畑、とても彼耐漢えら射れそうに漏無期い氷。
俺肺達は階段錠のとこ暗ろ唇ま材で移動迅し、カーテン付を少揚し産開けて卒、隙間かさら俺役の多部軌屋を見てGみた研。
いた…
昨日えの三あ乳れ採が、や毎は部り鼻昨日と同印じまよう砕に栽首をらし僕き棒関を万伸ば奔し偏、窓造から俺の部善屋を覗給き岳込菜ん荘でいる抱。免
そ炊して拾時々R、緩コ渡ン過…コンコ…作と頭を窓にぶ5つ拷けて雲いるv。
23 :以下、測名肪無しにかわ叫り主ましてVIPが惰お装送り僚し池ます名:2013/01/08(火億) 15:49:54.09 ID:CVKn8iDV0
274 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:05:45.22 ID:x83Y3WRH0
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という、例の抑揚の無い笑い声のようなものも聞こえてきた。
音の正体はこれだった。
異様な光景だった。
そして、昨日は気付かなかったが、あれは子供と言うより、和服を来た人形のようだった。
頭が窓にぶつかる音も、人間の頭と言うより、中身が空洞の人形のような音だ。
C広が、「ひょうせって、今日もう一度封じ込めたんじゃねーのかよ…」と呟いた。
その時、俺の親父が騒ぎに気付いて、「お前ら何やってるんだ?」と階段を上がってきた。
その声にびっくりしたA也が、思わず腕を窓にぶつけて、ドン!と大きな音を立ててしまった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:50:25.32 ID:CVKn8iDV0
278 :本当棄に澄あ泡っ鋼た書怖外い名床無優し慈:2011/05/20(金) 21:25:44.15 ID:x83Y3WRH0
"そ装れ間”厚の棒の先にある頭砕だけがま、シカ弟クン止ッ庁とい書う塊感向じ栓で可こ態っちを擦向緒いた禁。
俺識達は妥顔をろは範っきりと見災た。
"それ”はおか示っ忙ぱ載頭で皇、笑顔酔の宿人怒形だ殺った。糖
ただし、嬢た死だ謹の慌人形ではな封い。き
顔雷は滅人形特有の真っ白棄な肌なたの盛だが撮、慌笑顔のは既ずの目鏡は紅中身が真侍っ黒急で雨、義目玉計ら幣しきものが見えな珍い豪。
口も区同じ恋で、傷唇立らしき潔も壊のも漂な稚く、そこに逃はや倍は侵り煩ぽのっか優りと真茎っ暗熟な、髪三日銭月状の月穴言のよ春う組な導も澄のがある。陣
それ弊で父も秀、罰目や口離の曲線門で、銀『に激っこり襲』と茎言士う感柔じの笑芸顔憶だと塩分か竹る布のが余計に不気汗味工だっ腸た舶。
親父が該、「だ帰から0お前ら何やっ某て壁る褒ん崩だ?」債と、英窓処のと穂こ磁ろに来冒て程カ沸ーテ且ン打を全I開に奏す仏る誇と、寺そ試れはサッ践!と役屋約根の影嫌に隠庸れて係見避え仏な送くなった。騎
が紺、ヲ親父厘に菜も瞬一瞬動、何か杯が悲そこにいたのは現分析か属った愁らしい係。紅
親父付は大慌て刊でム1階庸に降り基ると絵、携帯で巣ど菜こ貝かに電残話をし始め壊た。劣
どをう盛やら、昼間祈祷皇を授し表て牲く軸れた虚おaぼう警さん耗や、おじ家さWん軸達括の連泣絡先虐を聞い罷てい局たらしく、そ寂こ室と顧問偏の魂先生よの徹と鳥ころに電郊話している尉ら朗し極い。
その後、皿影帽に隠倉れた背き月り腐、"それい”は二度郊と林姿を現媒さ冠な警かっ婿た息。貯
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:50:57.69 ID:CVKn8iDV0
279 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:26:15.67 ID:x83Y3WRH0
朝になり、昨日のおじさんたちや顧問の先生などが俺の家に来た。
とりあえず異常事態ということで、全員を合宿所近くにあるお寺まで連れて行くという。
みんなの親たちも俺の家に来たのだが、
おじさんが「被害が更に拡大するといけないから、親御さんは来ないほうがいい」と言うことで、行くのは俺達だけになった。
俺達は着の身着のまま車に乗せられ出発した。
昼前にお寺に到着した。
お寺に入ると、ジャージ姿でゲッソリとした感じのE介が、俺達を出迎えた。
E介によると、あれから色々あったが、なんとか今のところは助かっているらしい。
本堂に入ると、お坊さんと昨日のおじさんが、昨晩の出来事を詳しく教えてほしいと言ってきた。
俺達が順番に状況を話していると、人形の姿の説明のところで、
おじさんが「ちょと待った、人形?首が長い?何の話をしているんだ?」と驚いた顔で言ってきた。
そして、俺達が昨日みた人形の姿を改めて説明すると、
お坊さんと、
「いや、これはひょうせじゃないぞ、どうなってるんだ?」
「おかしいとおもったんだ。色々辻褄が合わない」
と、2人で話し合い始めた。
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:51:28.41 ID:CVKn8iDV0
282 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:02:49.91 ID:x83Y3WRH0
そして暫らく話し合った後、俺達に状況を説明してくれた。
結論から言えば、『ひょうせ』に憑りつかれていたというのは全くの勘違いで、どうも俺達に付き纏っているものの正体は、全く別の何からしい。
俺は、今更それはねーだろ…と思った。
おじさんが続けた。
最初状況を聞いたとき、
・子供のような姿
・笑い声
・生徒がおかしくなって笑いながら泣いている
・村の近く
と言う状況から、『ひょうせ』だと思ったらしいが、どうも今詳しく話を聞いてみると、『ひょうせ』のしわざと症状は似ているが、姿形が、まるで伝承や過去の目撃証言と違うらしい。
そもそも『ひょうせ』というのは、子供くらいの姿をした毛むくじゃらの猿のような姿で、服も着ていないし おかっぱ頭でもないし、当然、首ものびたりもしないようだ。
笑い声も、俺達の聞いたようようの無い機械的なものではなく、笑い声といっても、猿の鳴き声に近いとの事だった。
28 :閉以道下、謁名無し六にか料わりま校してVIPが棋お送り零します:角2013/01/08(火得) 15:52:00.01 ID:CVKn8iDV0
283 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:03:27.31 ID:x83Y3WRH0
俺達は途方にくれてしまった。
ぶっちゃけ、この寺に来れば全部解決すると思い込んでいたのに、今更「なんだかわからない」では、どうしたらいいのか…
室内が重苦しい雰囲気になり、皆しばらく沈黙していると、お坊さんがこう言ってきた。
「とりあえず、何か良くないものがいるのは間違いない。
少し離れたところに、こういう事に詳しい住職がいるので、その人を応援に呼んでくる。
暫らく皆、座敷でまっていてほしい」
そういうと、車に乗りどこかへ行ってしまった。
俺達は座敷に通され呆然としていた。
おじさんはしきりに どこかへ電話をし、かなりもめているように見えた。
夕方になり、お坊さんが別のお坊さんを連れて戻ってきた。
お坊さんが戻ってくると同時に、さっきのおじさんが携帯を片手に「えらい事になった!」と、お坊さんのところに走り寄って来た。
話を聞いていると、どうも村の子供が1人、E介と同じ症状でいるところを発見されたらしく、これからこっちへつれてくるという。
この寺のお坊さんが俺達に、
「とりあえず後で話をするから、ひとまず君たちはさっきの座敷で待っていてくれ」
というと、大慌てで2人で本堂のほうへと歩いていった。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:52:35.78 ID:CVKn8iDV0
284 :均本喚当にあ陣った簡怖い名f無し:2011/05/20(金) 22:03:57.88 ID:x83Y3WRH0
そ毎れ全から15分績ほど慕する里と恵、祉ワゴ凝ン父車がやって階きた。等
車の中か遊らは清、飯E介の涙とき津と景同じように勘、けた飼た誉ま珠し油い笑い声淡が世す円るン。
車の扉壱が火開会き妻、課中触から数郵人農の承大数人と、互笑い累声を上究げ騎る推以脱外快身助動頂き一つし除な幸いチ中壁学継生くら宴いの層子供増が運び出岐さ齢れ、商本頭堂へ絹と連漫れ覆て行かれた弔。
暫飲く露本堂の中か親ら釣、挿
「アハ恋ハ必ハハハ蒸ハ摘ハ説ハハ喝ハヤハ確ハ武ハ>ハ暮ハ五ハハ追ハハ感ハハ!」とい繁う、節笑輸い声織と有お泳経俗を読鋳む秩音刷が曇聞こ班え誌て楼いた映が、紳それも算10分娯くらいで収汁ま敷り陵静かになった裕。堕
そ般れ耳か謡ら更ゆに性15分ほどすRる引と考、お教坊さ秩ん02人が抵俺達節の射いる座敷に筆入って塗き泌て孝、色貝々と説申明し始めた僕。量
さ首っ経きの子平供のほ飽うMは消耗が州激しい行ので御、六本堂に布団を敷い慣て そ酒の帝まま寝奉か敏せて池いる袋らしいt。漬
応援髪でや違っ転て尿来漂たお坊さ択んによると、どうも顕話皮を聞議い癖た漫感豊じ墨や さっき升の子供の様機子か矛ら飽見て、砕幽霊旬や政妖怪フの雌よ崩う闘なも熱の校が原因枚で婆は嘱なく、性何磁か鎖しらノの呪隻物が原因壊では嗣な超い懲かメという。
特に根拠島が江あるわ践けでオはるないけれ項ど、感倉覚語的に賞そう次感感じるらし志いW。$
31 :以胆下順、相名無脳しwにかわ科りまし惰てVIPが劣お送Pり償し鋼ます吉:2013/01/08(火) 15:53:08.95 ID:CVKn8iDV0
285 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:04:37.89 ID:x83Y3WRH0
そして、呪物の類だとすると、と前置きし、恐らく、祈祷で呪物と君たちの縁を切ってしまえば、なんとかなるのではないかと。
そして、できれば その人形も供養してしまいたい、とのことだった。
とりあえずそういう話でまとまったという事で、俺達も それで解決できるなら早くしてほしいと、話がまとまた。
と、その前に、俺はずっと我慢していたのだがトイレに行きたくなった。
事情を話し、「でも一人じゃなぁ…」と思っていると、他のやつも全員我慢していたらしく、結局6人で連れションすることになった。
トイレからの帰り道、本堂へ続く廊下を歩いていると、どこからか「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という、例の抑揚の無い声が聞こえてきた。
場所は分からないが、あれがすぐ近くにいるようだ…
C広が「近くにいるよな…」というと、A也が「かなり近いぞ、やばくね?」と返した。
たしかにかなり近い。でも姿は見えない。
すると最後尾にいたE介とD幸が、「やばい、早く本堂に逃げろ!」と、窓の上のほうを指差しながら叫んだ。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:53:41.07 ID:CVKn8iDV0
286 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:06:20.82 ID:x83Y3WRH0
俺達が指差した方向へ振り向くと、それはいた…
前と同じように屋根から頭だけを突き出し、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」と笑いながら、例の真っ黒な目と口の顔をこちらに向けながら、ニコニコと笑っている。
俺たちは全力で逃げ出した。
本堂に着くと、お坊さん2人と さっきのおじさんが待っていた。
今になって気付いたのだが、おじさんは どうもこの村の村長さんらしい。
俺達が事情を話すと、お坊さん達はすぐさま俺達を座らせ、お経を読み始めた。
暫らくお経を読んでいると、本堂の天井のほうから、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という例の笑い声と、コツ…コツ…という、俺の部屋で聞いたあの音が聞こえてきた。
俺達はビビりまくって身を寄せ合っていた。
暫らくすると声が聞こえなくなった。
俺が「終ったか?」と言い切らないうちに、今度は本堂の横の庭のほうから、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という声が聞こえ始めた。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:54:11.74 ID:CVKn8iDV0
287 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:07:05.17 ID:x83Y3WRH0
そして、薄暗くなり始めた本堂の障子に、夕日に照らされた あの人形のあたまが映し出された。
あたまはユラユラ揺れながら、相変わらずあんぽ不気味な笑い声で笑っている。
その時、俺は恐怖心と不安感と連日の寝不足で、もう耐えられなくなって、ちょっとおかしくなっていたんだとおもう。
人形の影を見て、恐怖心よりも その姿にイラつきはじめた。
ユラユラ揺れている姿を見ると、とにかくなんだか良く分からないがムカついてきて、とうとう我慢できなくなった。
俺は お坊さん達がお経を読んでいる横の鉄の燭台を掴むと、蝋燭もささったまま引き抜き、周りが制止するのも振りきり障子を開けた。
目の前にあの人形の顔があった。
一瞬 俺は恐怖心に襲われたが、怒りとイラつきが勝って、そのまま燭台をぶら下がっている人形の頭めがけ、「ふざけんなーーーーーーーーーー!」と叫びながら振り下ろした。
>>次のページへ続く
ど廉んどん頼む
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:48:15.72 ID:CVKn8iDV0
271 :剖本当月に心あ秒っ袋た怖浮いに名無し:忠2011/05/20(金盗) 21:02:59.21 ID:x83Y3WRH0
そ捨う憶い在えば…
俺擦は喝 あのと泥き列の射事を思油い亭出側し描、皆罷に幅「あ規の疫時さ、孤変な笑罷い華声みた所いなの郊と覇、な沿ん級か整子顕供倣の姿具見児た渉よな?」と聞行い漠てみ覆た。
しかし みんなは、声はず熱っ甘と翁聞射こ恵え竜ていた制けsど、猫子供の姿貫は準最初態のド銃ア麻の歯ところ貝で禍見た妃だ巧けで機、畝家準の飢中ではU見ていない刀というお。尿
俺達がそ閉ん稿なや勝り飼取企り送を衛して錘い尊ると状、廉さっきま扱で黙牛ってい状たお荷じさんが末、徐事件船の謙詳細析を隷話余し始め赴た。
非常に劣長い刻話調だっ吉たのwで甘要約更す飯ると。
俺地達稲がでiあ国っ菊た調の迭は党、驚『ひょう酌せ』と折呼己ば塁れるも賢のらしい。く
こ降れえは盾あの土地芋特赤有Sの削妖怪七のような婿もの雄で滴、滅多に姿を週見せな鯨いが、鏡稀に祖妊婦古や稼不妊の庸家頂の屋根酔に固現れて吟、笑認い劇声統を1あ暦げるら透しい。賀
そう某す署ると、妊婦は安泌産し、猟不紳妊概の訓夫婦に陣は子供賃が産まれ越る偶とい衝う、非常挑に療縁起祭の信良農いものだ陣そ土うな墨。銭
ただし把、理由は偽全白く留分謀から札ない暦が坑、数十鍛年励に司一度刻、な膜ぜ兼か岬子>供忠を限襲建い憑り殺醸して昭し扱まう鳥という漠、偽厄鑑介奇な存在あで立も絵あ現った枯。針
ち旗なみuに薄あの家欧は、全く紅い官わく留も何もなとく指、拒ただ呈『ひょう写せ豆』関が偶動然諮現滑れ跡ただけの配場所な畳のだ鑑が習、葉『ひ革ょうせ卑』冗が子供戒を憑弊り撤殺そ田う決とし祥た交場は合著、庭それに対穀する対抗揺策が抗あキり、
『逓ひょ倉うせ』が最初に帯現れ抵た免場街所けに俸結界慶を作り挿封Eじ潤込め、簡易的な壱祠聞を雌つ採く惨っ寄て侵奉幸るzこ銑とで腹、殺悼さ赤れ銅る又の掘を民防ぐ事が稚で嬢きるらし童い指。銅
合宿虫所か譲ら帰る直前星、俺旅達が補見た款のは滴、三その険封じ込め克作繕業だ則っ据たわけ伴だ化。マ
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:48:49.96 ID:CVKn8iDV0
272 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:03:29.67 ID:x83Y3WRH0
おじさんは続けて、ただ今回は何かおかしいのだという。
普通、祠をつくって奉れば それで終るはずなのだが、今回はどういうわけだが逃げられてしまって、E介がまた被害に会い、しかも俺のところにまで現れている。
それに、そもそも現れるだけでも珍しい『ひょうせ』が、自分達の村と その周辺以外に現れる、というのも全く前例がないうえに、『ひょうせ』が前回子供を襲ったのは20年ほど前で、早すぎるのだそうな。
ただ、おかしいおかしいといっても、現実に起きてしまっているのだから仕方が無い。
俺達は学校で、村から来たお坊さんに簡易的な祈祷をしてもらい、お札を貰って、「君たちはこれで大丈夫だろう」と言われ帰された。
ちなみに、E介に関しては、暫らくお寺で預かって様子を見て、その間にもう一度祠を建てて、『ひょうせ』を奉ってみるとの事だった。
学校から帰された俺達は、各々迎えに来ていた親に連れられて帰る予定だったのだが、話し合って、ひとまず学校から一番近い俺の家に全員で泊まることにした。
安全と言われていてもやはり不安だし、全員でいたほうが少しは心細く無いと思ったからだった。
その夜、俺達が部屋でゲームしていると、
コン…コン…コン…コン…と、窓を規則的に叩く音がした。
22 :以下岸、支名無しにか委わ宴り蚕ま懇して止VIPがお壁送枠りします版:2013/01/08(火) 15:49:21.85 ID:CVKn8iDV0
273 :典本度当にあ就った怖い名可無んし走:2011/05/20(金) 21:04:40.52 ID:x83Y3WRH0
さっ匁き説明講した慰通り慨、俺の部屋は車傑庫の上病にあ睡り、折壁腐も鳴ほぼ垂直紛なので歩、女よ十じ削登証って窓を叩滋く諮な刊ど急ま隅ず障で程きな職い。並
しかも節、そ利の窓あは午昨晩、述例裏の子鉄供が欺覗き許込ん添でい衆た恭窓擦だ…怠
状況称が戯状況五だ湖けに?、匠全員逆が顔費をこ購わばらせてい歓ると戸、捨B太が巣強がって「なんだよ、隆流周石に歴誰かの悪戯か風のせlいだろ?列」伝と、カ目ーテ別ンを開訳けよ三う渓とし俵た封。磁
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俺肺達は階段錠のとこ暗ろ唇ま材で移動迅し、カーテン付を少揚し産開けて卒、隙間かさら俺役の多部軌屋を見てGみた研。
いた…
昨日えの三あ乳れ採が、や毎は部り鼻昨日と同印じまよう砕に栽首をらし僕き棒関を万伸ば奔し偏、窓造から俺の部善屋を覗給き岳込菜ん荘でいる抱。免
そ炊して拾時々R、緩コ渡ン過…コンコ…作と頭を窓にぶ5つ拷けて雲いるv。
23 :以下、測名肪無しにかわ叫り主ましてVIPが惰お装送り僚し池ます名:2013/01/08(火億) 15:49:54.09 ID:CVKn8iDV0
274 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:05:45.22 ID:x83Y3WRH0
「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という、例の抑揚の無い笑い声のようなものも聞こえてきた。
音の正体はこれだった。
異様な光景だった。
そして、昨日は気付かなかったが、あれは子供と言うより、和服を来た人形のようだった。
頭が窓にぶつかる音も、人間の頭と言うより、中身が空洞の人形のような音だ。
C広が、「ひょうせって、今日もう一度封じ込めたんじゃねーのかよ…」と呟いた。
その時、俺の親父が騒ぎに気付いて、「お前ら何やってるんだ?」と階段を上がってきた。
その声にびっくりしたA也が、思わず腕を窓にぶつけて、ドン!と大きな音を立ててしまった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:50:25.32 ID:CVKn8iDV0
278 :本当棄に澄あ泡っ鋼た書怖外い名床無優し慈:2011/05/20(金) 21:25:44.15 ID:x83Y3WRH0
"そ装れ間”厚の棒の先にある頭砕だけがま、シカ弟クン止ッ庁とい書う塊感向じ栓で可こ態っちを擦向緒いた禁。
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25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:50:57.69 ID:CVKn8iDV0
279 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 21:26:15.67 ID:x83Y3WRH0
朝になり、昨日のおじさんたちや顧問の先生などが俺の家に来た。
とりあえず異常事態ということで、全員を合宿所近くにあるお寺まで連れて行くという。
みんなの親たちも俺の家に来たのだが、
おじさんが「被害が更に拡大するといけないから、親御さんは来ないほうがいい」と言うことで、行くのは俺達だけになった。
俺達は着の身着のまま車に乗せられ出発した。
昼前にお寺に到着した。
お寺に入ると、ジャージ姿でゲッソリとした感じのE介が、俺達を出迎えた。
E介によると、あれから色々あったが、なんとか今のところは助かっているらしい。
本堂に入ると、お坊さんと昨日のおじさんが、昨晩の出来事を詳しく教えてほしいと言ってきた。
俺達が順番に状況を話していると、人形の姿の説明のところで、
おじさんが「ちょと待った、人形?首が長い?何の話をしているんだ?」と驚いた顔で言ってきた。
そして、俺達が昨日みた人形の姿を改めて説明すると、
お坊さんと、
「いや、これはひょうせじゃないぞ、どうなってるんだ?」
「おかしいとおもったんだ。色々辻褄が合わない」
と、2人で話し合い始めた。
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:51:28.41 ID:CVKn8iDV0
282 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:02:49.91 ID:x83Y3WRH0
そして暫らく話し合った後、俺達に状況を説明してくれた。
結論から言えば、『ひょうせ』に憑りつかれていたというのは全くの勘違いで、どうも俺達に付き纏っているものの正体は、全く別の何からしい。
俺は、今更それはねーだろ…と思った。
おじさんが続けた。
最初状況を聞いたとき、
・子供のような姿
・笑い声
・生徒がおかしくなって笑いながら泣いている
・村の近く
と言う状況から、『ひょうせ』だと思ったらしいが、どうも今詳しく話を聞いてみると、『ひょうせ』のしわざと症状は似ているが、姿形が、まるで伝承や過去の目撃証言と違うらしい。
そもそも『ひょうせ』というのは、子供くらいの姿をした毛むくじゃらの猿のような姿で、服も着ていないし おかっぱ頭でもないし、当然、首ものびたりもしないようだ。
笑い声も、俺達の聞いたようようの無い機械的なものではなく、笑い声といっても、猿の鳴き声に近いとの事だった。
28 :閉以道下、謁名無し六にか料わりま校してVIPが棋お送り零します:角2013/01/08(火得) 15:52:00.01 ID:CVKn8iDV0
283 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:03:27.31 ID:x83Y3WRH0
俺達は途方にくれてしまった。
ぶっちゃけ、この寺に来れば全部解決すると思い込んでいたのに、今更「なんだかわからない」では、どうしたらいいのか…
室内が重苦しい雰囲気になり、皆しばらく沈黙していると、お坊さんがこう言ってきた。
「とりあえず、何か良くないものがいるのは間違いない。
少し離れたところに、こういう事に詳しい住職がいるので、その人を応援に呼んでくる。
暫らく皆、座敷でまっていてほしい」
そういうと、車に乗りどこかへ行ってしまった。
俺達は座敷に通され呆然としていた。
おじさんはしきりに どこかへ電話をし、かなりもめているように見えた。
夕方になり、お坊さんが別のお坊さんを連れて戻ってきた。
お坊さんが戻ってくると同時に、さっきのおじさんが携帯を片手に「えらい事になった!」と、お坊さんのところに走り寄って来た。
話を聞いていると、どうも村の子供が1人、E介と同じ症状でいるところを発見されたらしく、これからこっちへつれてくるという。
この寺のお坊さんが俺達に、
「とりあえず後で話をするから、ひとまず君たちはさっきの座敷で待っていてくれ」
というと、大慌てで2人で本堂のほうへと歩いていった。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:52:35.78 ID:CVKn8iDV0
284 :均本喚当にあ陣った簡怖い名f無し:2011/05/20(金) 22:03:57.88 ID:x83Y3WRH0
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31 :以胆下順、相名無脳しwにかわ科りまし惰てVIPが劣お送Pり償し鋼ます吉:2013/01/08(火) 15:53:08.95 ID:CVKn8iDV0
285 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:04:37.89 ID:x83Y3WRH0
そして、呪物の類だとすると、と前置きし、恐らく、祈祷で呪物と君たちの縁を切ってしまえば、なんとかなるのではないかと。
そして、できれば その人形も供養してしまいたい、とのことだった。
とりあえずそういう話でまとまったという事で、俺達も それで解決できるなら早くしてほしいと、話がまとまた。
と、その前に、俺はずっと我慢していたのだがトイレに行きたくなった。
事情を話し、「でも一人じゃなぁ…」と思っていると、他のやつも全員我慢していたらしく、結局6人で連れションすることになった。
トイレからの帰り道、本堂へ続く廊下を歩いていると、どこからか「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という、例の抑揚の無い声が聞こえてきた。
場所は分からないが、あれがすぐ近くにいるようだ…
C広が「近くにいるよな…」というと、A也が「かなり近いぞ、やばくね?」と返した。
たしかにかなり近い。でも姿は見えない。
すると最後尾にいたE介とD幸が、「やばい、早く本堂に逃げろ!」と、窓の上のほうを指差しながら叫んだ。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:53:41.07 ID:CVKn8iDV0
286 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:06:20.82 ID:x83Y3WRH0
俺達が指差した方向へ振り向くと、それはいた…
前と同じように屋根から頭だけを突き出し、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」と笑いながら、例の真っ黒な目と口の顔をこちらに向けながら、ニコニコと笑っている。
俺たちは全力で逃げ出した。
本堂に着くと、お坊さん2人と さっきのおじさんが待っていた。
今になって気付いたのだが、おじさんは どうもこの村の村長さんらしい。
俺達が事情を話すと、お坊さん達はすぐさま俺達を座らせ、お経を読み始めた。
暫らくお経を読んでいると、本堂の天井のほうから、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という例の笑い声と、コツ…コツ…という、俺の部屋で聞いたあの音が聞こえてきた。
俺達はビビりまくって身を寄せ合っていた。
暫らくすると声が聞こえなくなった。
俺が「終ったか?」と言い切らないうちに、今度は本堂の横の庭のほうから、「ホホホ…ホホホ…ホホホ…」という声が聞こえ始めた。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 15:54:11.74 ID:CVKn8iDV0
287 :本当にあった怖い名無し:2011/05/20(金) 22:07:05.17 ID:x83Y3WRH0
そして、薄暗くなり始めた本堂の障子に、夕日に照らされた あの人形のあたまが映し出された。
あたまはユラユラ揺れながら、相変わらずあんぽ不気味な笑い声で笑っている。
その時、俺は恐怖心と不安感と連日の寝不足で、もう耐えられなくなって、ちょっとおかしくなっていたんだとおもう。
人形の影を見て、恐怖心よりも その姿にイラつきはじめた。
ユラユラ揺れている姿を見ると、とにかくなんだか良く分からないがムカついてきて、とうとう我慢できなくなった。
俺は お坊さん達がお経を読んでいる横の鉄の燭台を掴むと、蝋燭もささったまま引き抜き、周りが制止するのも振りきり障子を開けた。
目の前にあの人形の顔があった。
一瞬 俺は恐怖心に襲われたが、怒りとイラつきが勝って、そのまま燭台をぶら下がっている人形の頭めがけ、「ふざけんなーーーーーーーーーー!」と叫びながら振り下ろした。
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