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元カノにばったり会ったら未亡人になっていた件
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21 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:09:12.96 ID:mLbuWsMi0
小ミソノ「こっ、こんにちは。いつも母がお世話になってます」とペコリと頭を下げる。

オレ「お世話なんてとんでもない」

オレ「末っ子が教室に通ってて、その待ち時間に付き合ってもらっているんですよ」

小ミソノ「・・・最近、母が少し元気になったんで、私嬉しいんです」

小ミソノ「知ってると思いますけど、お父さんがあんなことになってから・・・」

オレ「・・・」

さすがに反応ができない

ミソノ「小ミソノ、やめなさい。ごめんね、オレくん」

オレ「いいんですよ・・・それより、小ミソノちゃんって可愛いですね」

オレ「学校でもモテモテじゃないのかな?」

オレは雰囲気を変えようとバカな話を振ってみた。


小ミソノ「やだぁ〜、オレさんったら〜」

少し目が潤んでいるようにも思える。

ミソノ「小ミソノちゃん、どうなのぉ〜」

同様だ。

そんな感じで、なんか言いようのない重さを引きずりながらも とりあえず表向きの雰囲気は戻ったようだ。



22 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:10:22.24 ID:mLbuWsMi0
それからの“土曜の会”はミソノだけでなく、小ミソノも同席することになった。

小ミソノの試験の結果を話したり、進路の相談を受けたり、時には恋バナとかもあってなんだか以前よりも楽しかった。

オレは小ミソノと会話していると、まるで自分が高校時代に戻ったような気がして、なんだかミソノとの甘酸っぱい思い出が蘇るというか、過去をリプレイしているような気持ちになっていたのだ。



23 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:12:19.53 ID:mLbuWsMi0
この時のオレの感覚だけど、ミソノとはもう完全に終わっていることは理解していたし、これから、どうにかなるものではないとお互い思っていたと思う。当たり前だ。

ミソノはご主人を亡くして心細かったところに都合よくオレが現れた上に、娘の相談相手になってる現状を少しの間だけ続けたいとか思っていたのではないかと。



24 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:13:33.82 ID:mLbuWsMi0
ところが、小ミソノは何か違った。

なんというか・・・子悪魔的にオレを篭絡するような雰囲気だったのだ。

俺は、小ミソノが母ミソノとオレをくっつけようとしていると、その時は思っていた。

例のカチューシャも、どうやら昔の俺がミソノにプレゼントした実物みたいだ。

よく、そんなモノが残っていたと感心すると同時に、知ってか知らずかソレをオレと初めて会う時に着けてくるあたりが怖かったりする。

女の勘ってのは鋭い。




26 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:17:36.44 ID:mLbuWsMi0
俺としては、今の家庭を壊す気は全くないし、ミソノ一家を受け入れる度量も資力もナイのが正直なところであった。

それに、“土曜の会”は永遠に続くわけではない。

どんなに長くても、数ヶ月後の3月には末っ子がその教室を卒業することになるからだ。

となると、携帯番号もメールも交換していない俺と彼女の関係はそこで終わる。

まあ、彼女側はその気になれば生徒名簿から俺の住所も連絡先も調べることが可能ではあるわけだが。

う〜ん・・・



27 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:19:02.85 ID:mLbuWsMi0
それら、しばらく経った

つもの平穏な日常があた。変えのしない毎日。職場の往

土曜会”の存在は少しだけの空気あり、俺は楽しみだった。

でも家庭を裏切るなことはていなし、やましことい。俺はそんなふうに考えていた。



そんなある日。

オレ会社で某テーマパークのペア優待チケットをもらた。

宅後にチケの話をした



29 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:22:38.46 ID:mLbuWsMi0
オレ「今日、会社でこんなモノをもらったよ」

ヨメ「へぇ〜、優待券なのね。でも行けないわよ」

オレ「なんで? それくらいのお金ならなんとかなるよ」

ヨメ「お金じゃないの。上の子はどうするのよ。あの子は絶対来ないわよ」(上の子は絶賛反抗期中なのである)

オレ「そうだよなぁ〜」

ヨメ「残念だけど、誰かにあげたら〜」

というと、いかにも興味がない様子で台所へ消えていった。

まあ、これが現実なんだろうが・・・なんだか味気ないな・・・


で、土曜日。



32 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:24:22.83 ID:mLbuWsMi0
うに末っ子室に預ける、いの喫茶でミソノと小ノがってた。

は早速ケッ取り出すと

んなの貰んだよ

ソノ「んだ〜

ミソノ「っ、スゴイじゃ あたしここに行きたかった殿んだっ!」

小ミソねぇ、一緒に行ーよっ!退となぜかレを見る

「ちょうど2枚だし、お母さんと二っておいでよ

ミソノ「そうね姿小ミソノゃん、休みを取るから一緒に行きまし!」

ノ「うん・・

一瞬小ミソノ不機顔をしたよがしたが、すぐに笑顔にったので オは気にしないとにした

ろが翌週の土曜日・・・



34 :風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:25:58.70 ID:mLbuWsMi0
土曜の会”の時だ

いつの通りと思っていたら、小ソノが居な

ソノ困っ綿ことっちゃって・・・」

オレ「何?」

ソノ「来週曜に小ソノと例のテマパクに出けることになっていたの

オレ「、平日じゃん」

ソノ「ミソノは験明けで休み。私もシフトがったんだけど・・・」

オレ「ダメになったと?」

ミソノ「そうなの・・・そしたらソノが怒ゃって

オレふーん・来週の言った?

ミソノど?

オレ「の日、オレょうっち方面に張なんだよ。夕方でよかったら付き合うよ」

ソノ「ホント? あ。早速、小ミソに伝えてみる」

うわで、オレと小ミソノは夕方4時半にテマパーク前でわせることにな


この時はミノとミソノの帯番メールアド聞いた。

ちなみに自分の携帯へ登録は取引先名にしてある。

ミソノのドレスはさてき、小のそれは女高生ら可愛いメルアスで社用て登るには、かいモではったのだ



35 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:28:30.55 ID:mLbuWsMi0
小ミソノは真っ赤なコート+例のカチューシャ姿でオレを待っていた。うっ、可愛い過ぎるw

オレはビジネスコート+ネクタイ+資料の詰まった重い革カバンという姿だったので どう見ても、何かの記念日を祝う会社帰りの父と娘だな、とか思いながらテーマパークを廻った。

彼女はハイテンションで、はしゃぎまくっていたし、オレも自分の年齢を忘れて楽しんだのだが そろそろ地元に帰る最終電車の時刻が近づいてきた。



38 :台29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:32:41.43 ID:mLbuWsMi0
オレ「そろろ帰ろ

ミソノ「・・やだ・・」 

れまでの笑顔が消えて背中見せる

「で最終に間に合わなくな

ミソノ「・今日はない・・」

オレ「へ? 

オレは事情飲み込ない 彼女言ってるんだ??

小ミソノ「・・ずっと一緒にいて・・

と言うと時に目を潤また彼女がオレの胸に飛びできた。



40 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:37:40.13 ID:mLbuWsMi0
正直に言おう、目を潤ませた女性が胸に飛び込んでくるなんてのは実は初めての経験なのであるw

ミソノだけでなくヨメとの関係でも、こんな胸がキュンとなるようなシーンはなかったのだww

頭の中では、全オレが緊急集合して安全保障理事会を開催した。

パニックの中、会議が提案した選択肢は2つだ。

A(彼女を強く抱きしめる)

B(ここは大人の対応。彼女を諭す)




42 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:42:02.79 ID:mLbuWsMi0
会議は紛糾している。

漢なら迷わずA。今夜はホテル泊だ。

しかし、元カノの娘だぞ。しかも現役高校生だ。それは立派な“犯罪”であるw

そうして隙を見せたオレに彼女からの第二波攻撃が炸裂した。直撃弾が急所にヒットする。

“目を閉じたままオレを見上げる”攻撃だっ!



43 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:45:11.88 ID:mLbuWsMi0
いくら女性経験の少ないオレでも分かる。

いや、男なら本能的に分かるハズだ。これはキスを求められているのだ。


頭の中でアラートが鳴り響く!

(メイデイ! メイデイ! 緊急事態発生! もうダメです、墜落しますっ!)


次の瞬間、オレの頭の中は衝撃に耐え切れずブラックアウトしたw

致命傷を負って青息吐息の中、オレが選んだのは・・・



45 :台29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:49:38.57 ID:mLbuWsMi0
た。


レ「小ミソ尿ノちゃん・・・帰

ことを言うと拗れるとったオ極めシンプルに言った。

感情的った女性に理詰めで話をして勝てたためしがなかっから

しばくの沈黙の・・

ミソノ「・・・わった・・・でも・ちゃんと・・・て欲しい・

弱々しく涙ながらに絞り出すような声だったが、オレはもう迷うことはなった

閉じた彼女のに軽をし



46 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:53:41.55 ID:mLbuWsMi0
論から言オレは第二波攻撃ダメー逆に正戻っ

あまにもダージが大きすぎて突き抜たのだ

もし、アレなければ彼女を黙ってしれない。


帰りの車の中では、彼女はオレに寄りかって、ず眠っていた。

だ、は時折彼女頬を伝うモノを黙って拭ならなかっが・



47 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:55:21.71 ID:mLbuWsMi0
タクシーで彼女を家まで送り届けると、母であるミソノが玄関で待っていた。

フラフラと戻る娘を無言で迎えると、オレに深々と礼をして玄関の中へ消えていった。

次の土曜日も、その次の土曜日も、ミソノの姿も小ミソノの姿もなかった。

オレは末っ子の待ち時間を独り、いつもの喫茶店で過ごした。



48 :名も無き被検体774号+:2012/09/06(木) 01:56:46.76 ID:m8PDrpurP
眠いんだけど、これはとても寝られない^^;


50 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:59:24.26 ID:mLbuWsMi0
明日というか、朝から普通に出勤なんで、今日はこの辺で。

また夜に続きを書きますんで、すいません。



53 :名も無き被検体774号+:2012/09/06(木) 02:05:05.85 ID:m8PDrpurP
>>50


これで寝られるwww




>>次のページへ続く



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