2chの男女恋愛に関わる 復讐寝取られ旅スレVIP系 に特化した話題を掲載していきます。
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俺と咲との思い出






456 :えっちな18禁さん:2009/02/08(日) 12:56:30 ID:xqI6QP120
NRTとは少し違うかもしれないけど、俺も書いてみてもいいかな?


彼女とは、俺が大学三年の時にサークルのコンパで知り合った。
名前を仮に咲とさせて下さい。
咲は新入の一回生でとにかく抜群に可愛くて、男性陣の猛アタックを受けていた。
俺は当時(つっても今もだけど)背が低いもやし君で自分に自信がなく、
まさか後に彼女と付き合う事になるなんて夢にも思ってなかった。
話が逸れるので馴れ初めは端折るけど、コンパから三ヶ月後正式に
俺と咲は付き合うことになったんだ。
それから三年間完全に咲一筋だった。
就活とか大変な時期も咲は俺の支えになってくれたし、俺も彼女に尽した。
今思い出しても夢のような三年間だったと思う。



さて、ここからが本文。


あの日、俺は上司の運転手役として酒の席に参加していた。
会も無事終わり、上司を送るとたまたまだが咲のマンションまで
車で15分ほどの場所だった。
(咲は、三年になった時に親の説得に成功して念願の一人暮らしをはじめていた。
親と同居の俺は、週末はほとんど咲の部屋に行っていた事もあり
家賃の半分以上だしてやっていた)


時間は十時半を少し回っていたと思う。
俺は、ほんのいたずら心で咲の部屋に突然の訪問をする事にしたんだ。
ドキドキワクワクしながら部屋のインターホンを押す、・・・反応なし。
もう一回、・・・・・・反応なし。



あれ?今日なんか予定あったかな?
なんて思いながら路駐してある車に戻り電話しようと携帯とると、咲からメールがはいった。
正確には覚えてないけど、
「まだお仕事中かな?いつもおつかれさまです☆今日は
なんたらかんたらで実家にいるよ、少し早いけどもう寝るね。
週末が待ちどうしいよ、おやすみ☆」
みたいな内容だった。
実家に帰ってるのか、残念。なんて思いながら
即電話、しかし出ない。


全く疑うことを知らない俺は消沈して車をだした。
でもすぐの信号待ちで信じられないものを見てしまう。



咲だ。男と歩いている。どう見ても部屋に帰る方向だ。
知らない男だ。誰だ?つーか実家で寝るんじゃないのか?
嘘をついたのか?何故?
少し混乱したが、信号が変わり車を出す。そして次の信号でUターン。
「見間違いだ!」自分に言い聞かせて戻る。
マンションの前は一通になっていて車だと回り込む必要がある。
途中、信号につかまってイライラする。
マンションに付いた時はもう人通りはなかった。
中に入ったのか?まだなのか?なんて考えながら
車の中にいると電話が鳴った。咲だ。
「電話くれたよね?ごめん充電してて聞こえなかった」
俺は、かなり動揺したが、それをなんとか隠した。
聞かなければならない事があった。
俺「今日、実家なの?」
咲「そうなんだよ、用事たのまれてねー」


そして、いつもの他愛もない会話。
俺は今から帰るところだと伝えた。
咲「遅くまでごくろうさまです。土曜日楽しみにしてるよ」
なんて言って電話を切った。
電話の周りの音は静かだった。
外を歩いている感じではなかった。
部屋にいる。どこの部屋だ?実家か?それとも此処か?
車から降りてマンションに入る。
エレベーターに乗り五階の咲に部屋に向かう。
さっきのドキドキとは全く違う鼓動がする。
部屋の前に立つがインターホンが押せない。
迷う必要などないはずなのに怖い。
部屋にいるかいないか確認するだけでいいんだ。
そう思いドアの郵便受けをそっと押し上げる。内側も受け口になって
いるから中の様子は見えない。が灯りがついている事はわかった。
いるじゃん・・・。いや、でも一人のはずだ・・・。
耳を押しあてて中の様子を伺う。



463 :えっちな18禁さん:2009/02/08(日) 14:06:11 ID:xqI6QP120
かすかに、音楽の音と男女の声が聞こえる。会話までは聞き取れない。
ただ、間違いなく男に声がする。
もう完全にアウトだよ。恋人に嘘ついて男を部屋に入れているんだもん。
ど平日だよ。学生なんだろうな。どんな奴だよ・・・。
なんて考えていると、バタバタと足音が聞こえた。めっちゃ焦った、
思わずエレベーターの方まで逃げてた。
そしたら、ボッゴーーッて給湯機が動き出したんだ。
秋だったけど台所でお湯使うほどじゃない。直感で風呂だって気付いた。
部屋は入ってすぐ左手に小さなキッチン、右手に扉があって洗面、トイレ、風呂
のユニットバスになっている。
正面にも扉があって、奥が8畳ほどのワンルームだ。
ゆっくりとドアの前に戻りまた郵便受けから中の様子を伺う。
シャワーの音と今度は結構はっきりと声が聞こえる。



つーか、いっしょに入ってやがる! あのくそ狭い風呂に!
俺だってあんまりいっしょに入ったことなんてないのに!
シャワーの音と共に聞こえる楽しそうな笑い声。そして
「あはは、ちょ、まだだめだってぇ、」
「もぅ、あっ!んっ!まぢで、あがってから、ねっ」
咲の声だ、あたりまえだけど・・・。
風呂ではじめやがった・・。


同じフロアの人に見つかったら間違いなく通報されそうな格好
で恋人の浮気SEX盗み聞きする俺・・・。多分すげー汗かいていた
と思う。吐き気や眩暈がする。訳が分からなかった。
でも、そんなオレの事なんて当然関係なく、風呂からは咲の喘ぎ声が聞こえてきた・・。
「あっあっあっあぁ!あぅん!あっあっ!」って
咲は、結構声を出す方だ。腰の動きに合わせるような喘ぎ方をする。
俺はこの声が好きだった。まさかこんな風に聞くことになるなんて思ってなかったけど・・・。



何分位そうして聞いていただろう? 
風呂からは相変わらず咲の喘ぎ声が聞こえている。
狭い風呂だ、できる体位なんてたかが知れてる。
なんて想像していたら、信じられないことに勃起したんだ。それもビンビンに。
なんかもう、自分が嫌になった、気持悪かった。どうでもよくなった。
廊下じゃなかったらここでオナニーをしていたかもしれない。


フラフラとドアを離れてエレベーターを呼ぶ、到着を待つ間に
どうしようもない感情に襲われて突発的に咲の部屋の前に戻り
おもいっきりドアを蹴った。


足の痛みで我に返り、慌ててエレベーターに乗り込みマンションを出た。
どのルートで帰ったかなんて覚えていない。
深夜だった。風呂に入って思いきり泣いた。
大きな声を出すために浴槽に頭まで潜って泣いた。
ほとんど一睡もせずに仕事に行った。



466 :えっちな18禁さん:2009/02/08(日) 14:42:57 ID:xqI6QP120
すまん。一旦止まります。
実はこの話まだ序盤なんで、暇なときにまた続きを書かせて下さい。
ちなみに実話です。



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475 :456:2009/02/09(月) 23:53:57 ID:XqRIhkdM0
すまん。>>456です。
実は、通勤の時にでも書き込もうと携帯に書きためたのに、
どうやら俺の携帯からココへは書き込めないらしい。
普段ロム専だから、そんなことも知らなかった俺は、
結構書き蓄めた反動でちょっと心が折れてました。
申し訳ないです。
間があいたけどちょっと書きます。





翌日から俺は咲のメールにほとんど返信しなかったしできなかった。
電話の対応も我ながらおかしかったと思う。
週末の土曜日には咲の買い物に付き合う約束があったけど体調不良を理由にメールで断った。


そしたら、日曜にお見舞いに来るなんて言い出したから
日曜には会わざるを得なくなってしまった。
俺の家にわざわざ来られるのはヤだったんで
いつも通り俺が迎えにいって外で飯だけ食べて帰る、
って感じのデートをする事になったんだ。


俺は、咲とあっても至って普通に対応した、つもりだった。
いかにも病み上がりでちょっと疲れてますよーみたいな演技をしていた。
実際ここ数日飯なんてまともに喉を通らなかったし少し痩せて疲れていたから
俺なりには迫真の演技だったと思う。


しかし咲はそんな俺の違和感を感じとっていて、
あらね誤解で俺に対し不信感を募らせていたようだった。
そして、その感情を二日後、俺に告白する。
仕事が終わりいつものように電話で話している時だった。
咲 「ね、もしかしてあたしの事ちょっと避けてたりする?」
俺 「そ、そんなわけないだろ」
俺は、動揺してしまい喋り方が固くなったんだと思う。


咲 「ほら、わかりやすいなぁ」


なんて言われて俺は慌てて取り繕った。
でも、あの夜の事はどうして言いだせなかった。
そして咲は信じられないセリフを言ったんだ。


「そっか、浮気でもしたんじゃないかって思っちゃったよ」って
胸の奧をなにかでぎゅっと握り潰されたような気持ちになった。
お前がそれ言っちゃうのかよって携帯持つ手が震えたよ。


「浮気なんて絶対にしない。忘れんなよ、俺は咲が思っているよりもずっと君の事が大好きだ」
言った後、思わず”言えたぁ”なんて自分を褒めてやりたくなったよ。
ちなみに最後のくさいセリフは、「愛してる」がどうしてもうまく言えない俺の常套句だった、
ちょっとした喧嘩をした時でも、咲はそのことばを聞けばふにゃ〜と照れて俺に絡み付いたりした。
咲「そっか、そうだよね、ごめんね、疑ったりて…。」
俺「いいよ、俺もごめんな仕事ばっかで構ってやれなくて、
そうだ、明日なんとか早めに終わらせるから夜少し会わないか?」


別に意識したわけじゃなく普通に流れで咲を誘ってしまった。
でも、誘いはあっさり断られたんだ。


咲「ごめんなさい、○子と約束があるの」
○子ってのは咲の親友の一人で俺もよくしっているコだった。
最近恋人とうまくいっていないらしく、その愚痴を聞いてやるんだそうだ。


咲「ウチに泊るから、でも夜の電話はちゃんとしてね」
俺「そっか、うんわかった」
そんな感じでその日の電話は終わった。
でも、何と無く違和感を感じたんだ。


あの流れで俺の誘いを断るか?
○子なら俺だってよく知ってるし晩飯食べるまで位なら俺いたってよくね?
そう考えると違和感は一気に疑惑に変わった。
そうだ、明日水曜だ。あの夜から丁度一週間だ。


この一週間咲の俺への対応は本当にいつもとまったく同じだった。
とても浮気をしているなんて信じられなかった。
そう考えると、あの男との関係は、そこそこ長いんじゃないかって思えた。


手帳を眺める、平日は仕事の事しか書いていない。水曜なのか?
毎週水曜日に会うようにしているのか?
疑惑は俺を悩ませて、そして明日会いに行ってみようと決めた。
次の日、結構頑張ったんだけど終わったのは8時を回ってしまった。
前みたいに社用車は使えないから電車で行く必要があった。
乗り換えなんかもあり、軽く一時間半はかかる。
当然アポなしで行くつもりだったから、もし留守だったら? 
嘘なんて付いてなくて○子と一緒だったら?
なんて考えると足が重くなった。



しかも、電車乗ってる時に咲からメールがはいった。
内容は、○子と家で飯を作って食べた事。
○子は彼氏に呼ばれて結局帰る事になった事。
飯が結構残っているから、もし早目に終わるなら食べにこないかって事だった。


なんだそりゃ、ってなったよ。
夜中まで悩んでいたのはなんだったんだって。
けど、いまさら帰るのも馬鹿らしいし、
会社の人に車で送ってもらえる事にして「飛んで行くよ」と返信した。
こうなったら、あの夜の事ちゃんと話さなきゃ、と考えてた。


けど、いざ面と向かうと、とても切り出せなかった。
飯はうまいし、あんな事言ったせいか咲は、
いつもよりなんかやさしいし、普通に幸せを感じてしまった。
だから、俺は少し計画を変更することにしたんだ。
俺が、どんなに咲を愛しているか、俺なりに必死に伝えた。


仕事が忙しくて寂しい想いをさせている事を詫びた。
咲の卒業後、結婚を真剣に考えている事を伝えた。
最後の方は咲も涙目で聞いてくれた。
当然、咲の心に届いたとおもった。
これで浮気を止めるなら全てなかった事にしよう。
そう思った。
 


抱き合ってキスをした。
少しエロい雰囲気になったけど、電車で帰るには11時30分までには
部屋を出なくちゃならなくて、その日は何もせずに帰ることにしたんだ。
マンションの下まで咲は見送りに来てくれた。
「今週末は久しぶりにどこかでお泊りをしよう」
そんな約束をして別れた。
俺の気持ちは伝わったと信じていた。



マンションを出た時、道の反対側の自販機の前に男が立っていた。
携帯をいじっている風だったけど間違いなくこっちを見ていた。
一瞬、目が合った。
見間違えたりなんてしない、あの男だ。
口元が笑っている気がした。
あのとき、よく俺は、知らないふりができたなと思う。
咲がマンションの前で見送っていた筈だけど一度も振り返られなかった。
角を曲がった所で立ち止まり、影から覗く。
咲の姿はもうない。男がマンションに入っていくところだった。





どうゆうことだ? 
今日、咲が会っていたのは○子じゃなくてやっぱりあの男だったのか? 
俺を呼んだのはあの男の指示か? 
俺は、ずっと当然本命は、俺だと信じていた。
あの男こそ浮気相手だと、ちょっとした遊び相手だと思っていた。
だってあの男は咲に俺という男がいることを知っているはずだ、
あの日、咲は俺に部屋から電話をかけている、
その時あいつは隣にいたはずだ。
なんだ?どうゆうことだ?
 


多分、このとき俺はちょっと壊れたんだと思う。
書くかどうか少し悩んだんだけど、ホントの事だからちゃんと書くよ。



咲の部屋には行かなかった。
家に帰って生まれて初めて、最初で最後の「自傷」ってやつをしたんだ。
机にあったカッターで左腕の外側をシュパッて。
この日の感情を忘れないために。
この日決めた事を忘れないために。
思ったよりいっぱい血がでてビビった。
始め全然痛くなくて「あれ?」なんて思ったけど後からめちゃめちゃ痛くて後悔した。
キモいよね。すまんね。





正直、分からない事だらけだった。
分からないというより納得がいかない、って方が正しいかも。
でも色々勝手に妄想するのは、やめる事にしたんだ。
兎に角、最悪の状態なんだと思う事にした。


唯一わかっているのは、俺が“知っている”事を
二人は気付いていないだろうって事だけだった。


どうゆう理由があるのかさっぱり分からないけど、
この時の段階では、 俺と咲はまだ恋人同士だし、
普通にSEXだってできるだろう。
それが仮に、あの男が咲に許可を出ているからだけだとしても全然構わない。


いきなり訳もわからず振られるよりマシだ。
この関係がいつまで続くのかも分からない。
だったらギリギリまで騙されてやろう。
こっちが遊んでやろう。


その為に俺は、咲を吹っ切る必要があった。
決して情に流されるような事がないように。
心を揺らす事のないように。
完璧な芝居をする為に。



まず俺は、あの男の事が知りたかった。
こっちも何も知らないんじゃ同じ土俵には、立てないと思った。
一介のサラリーマンの俺じゃどうにもならないと思い、
躊躇なく興信所に頼んだ。


依頼内容は
「婚約者の浮気相手の身元調査」。
実はこれ、普通の浮気調査より高かったんだけど、
そうゆうものなの?俺、ボられた?まぁいいや。


取り敢えず水曜日の夜にだけ狙いを付けて四回張りついてもらう事になった。
でも、バッチリ1日目でヒットした。
やっぱり水曜日ってのは、決まっているみたいだった。


取り敢えず中間報告って事で、わずか二週間ほどで報告書が出来た。
中間報告って事だったけど、最初に依頼した部分は全部埋まっていた。
マジ興信所こえぇって思ったよ。



一番ショックだったのが、あの男は、
咲と同い年で、 まだ一応学生なんて身分だった事だ。
俺も初めは学生だとは思ったけど、こんな非常識な事が
実際にできる奴なんだし、少なくとも俺より年上の経験豊富な奴なんだと思い込んでいた。


しかもこいつ、女と同棲してた。とゆうか女の家に転がり込んでいる状態だった。
よくこんな状態の奴の名前やら実家の住所まで二週間で調べられたなぁ、なんて感心した。
興信所は、同棲女の事とか奴の実家の収入とかも調べますか? 
なんて聞いてきたけど、全部断りこれがそのまま、最終報告書って事になった。
あと、興信所の人は色々助言をしてくれた。
つうか、警告に近かったけど。



まぁ平たく言えば、この調査報告を犯罪に使うなよ。って事だった。
守秘義務があるけど、裁判所とか警察なんかから
開示依頼があればウチは全面的に協力するからね、


とか、例え本当に突発的なトラブルになったとしても、
こうゆうコトした以上、なんらかの計画性があったなんて言われても文句言えないよ? 
とか、法的な段階踏まずに金銭の要求をしたら犯罪だよ。
とか、相手の不利益になるような情報を流すのも駄目だよ。
とか、そんな感じ。


よっぽど俺がこういう事をしそうに見えるんだなぁと感じた。
もしかしたら咲を見たときに、むしろ俺こそがストーカーかなんかじゃないかと
思われたのかもしれない。
まぁ実際“婚約者”ってのは、半分嘘みたいなものだし、
仕方がないとは思ったけどね。



とにかくこれで、 俺はあの男を知ることができた。
ある意味、咲よりも詳しいかもしれない。


正直俺は、あの男に少なからず恐怖を感じていたんだ。
基本的に俺はチビのもやし君だからね、
喧嘩になったらまずボコボコにされるのは俺の方で間違いない。


けど、 相手が年下の学生だなんてわかっただけでも、
随分気分が楽になった。“勝てるかも”なんて、咲を寝取られている時点で、
もう完全に負けているんだけど思えるようになってた。





さて、話は咲の方に戻ります。 
あの「自傷」の夜から三日後俺たちは、久しぶりにデートらしいデートに出かけた。


俺が提案したコースだった。遊園地で遊んで学生の頃によく行った公園を歩いた。
夜は、 ちゃんとしたホテルをとって、ちょっとお高いディナーを食べた。
二人で沢山話して沢山笑った。
俺は、 自分でもびっくりする位、 普通に振る舞えた。
完全に吹っ切る事で完璧に楽しむ事ができた。
悲しいけど、俺は本来こうゆう事が出来る人間なんだと知った。


夜、当然SEXをした。実は不安だったけど俺はいつもと決定的に違う事をしたんだ。
全然大した事ではないんだけど俺にとっては重要な第一歩だった。





実は、俺は咲とゴムを付けずにした事がなかった。必ず使用した。
どうしても無いときは、我慢した。
咲が「大丈夫だよ」と言っても頑なに拒否してきた。
それが男側の最低限のマナーだと信じていたし、そんな自分に少し酔っていた所もある。
でも、あの夜はじめて着けなかったんだ。


あの日の事はホントよく覚えている。
正常位だった。いれた時、咲は少し驚い顔で「つけてないよね?」って。
俺は「いいんだ。駄目か?」と聞いたんだ。
そしたら咲はにっこり微笑んで「いいよ」って答えた、
そして俺の首に腕を回し体を引き寄せて「大好き」って言ったんだ。


“萌え死ぬ”ってのはこうゆう事を言うんじゃないかって位クラクラきた。
言い訳みたいになるけど、俺自身、 五年以上ぶり位の感覚だったはずだ。
それに多分一週間以上自己処理をしていなかった事、
なにより、 はじめての咲の本当の体温にめちゃくちゃ興奮したんだと思う。
一回目はホントすぐいっちゃったんだ。十秒ももたなかったと思う。
ヤバイってなって慌てて抜いたら出ちゃった、みたいな。
二人で目を丸くして、「え、もう?」ってなって爆笑した事をよく覚えている。



その夜は、朝方まで何度も何度もした。
これは、純粋に疑問なんだけど。
ゴムをするとしないでは、 女性側も感じ方は違うものなのかな?
男の方は全然違うし、その理屈も分かるんだけど…。 
まぁ、とにかくあの夜の咲はいつもより凄く乱れた。
何度も俺にしがみついて、「大好き」って言った。
腰を押し付けて、全身を震わせてイった。
俺が求めれば何度でも応えてくれた。
くさい言い方だけど、三年間で一番熱い夜だったと思う。


でも、そんな最中でも左腕を意識すれば、
あの日の感情をすぐに取り戻す事ができた。
胸の奧のずっと深い所、なにか黒くてドロドロした部分にあの日の俺がいつもいて、
「ふざけるな」って睨み付けている感じ。
この感覚が湧き出るたびに俺は、
「そうだよ。ふざけんなよ、くそ女」って心の中でさけんでいた。


結局、この奇妙な関係は、ここから五か月弱続く。
次の年の三月の頭、俺は咲と別れることになる。






この頃から12月の中頃まで俺は、週末は全て咲と会っている。
その逆に平日は殆ど会っていない。これは、意識してそうしていた。
会えば必ずSEXをした。そして俺は、要求を少しずつエスカレートさせていった。


エスカレート、なんて書くと少し大袈裟だな。
所詮、俺のする事なんて普通の恋人同士なら
多分、 やってるような事だと思けど、俺からすれば大冒険だった。


例えば、“大人のおもちゃ”ってのをネットで購入した。
勢い余って四つも買った。
目隠しや軽く縛ってみたりSMっぽい事をしてそれを使用した。
外のトイレで口でさせたり、ドライブ中に手でさせたりしたりした。
あと、生理中でも強引に抱いた。


この時、生まれてはじめて中だしを経験した。
咲は、こういった行為を一応、
はじめは嫌がるんだけど、最終的には必ず同意した。
それは、俺に対するなにか罪悪感のようなものが
そうさせるのかわからなかったけど、俺にとっては好都合だった。



あと、咲は完全にMの人だった。普段咲は凄く勝ち気な性格で、
こういった一面があるなんてまったく
思いもしていなかったから、はじめは戸惑った。
けど、そこはあの男の事がちらついて、
「あの男にこんなふうにされちゃったんじゃねーの?」
と勝手に妄想して逆に俺のSの部分を刺激した。


こうやって書くとそこそこ楽しんでいるように見えるかもしれない。
けど、咲と会わない日、一人でいたりする時には
閉じ込めた筈の感情が思い出なんかと一緒に次々湧き出てきて
頭がおかしくなるんじゃないかって位苦しんだりした。
特に水曜日はきつかった。


実際、ホントにあの男と会っているかどうかなんてわからないんだけど、
確認するような真似は全くしなかった。



夜、どうしても想像してしまうんだ。咲とあの男のSEXを。
あの男にしがみついて、よがり狂う咲の姿を。


あの男は必ず俺の事を咲に聞くはずだ、
そして、 その話をネタにして咲を責め立てるはずだ。
もしかしたら、俺の名前を呼ばせていたかもしれない。
そうして悦に入って咲を玩具のように弄んでいるはずだ。
咲はその時どうゆう感情で俺の事を想うのだろう?
そんな事を想像してオナニーをした。


信じられないかもしれないけど、
あの男に責められながら俺を想う咲を想像してするのは、
それまで見たどんなAVなんかよりも興奮した。
酷い時はそんな行為を朝まで続けた。
そして、 必ず すごい自己嫌悪に落ちて死にたくなった。
そんな時は、とにかくがむしゃらに仕事に
集中する事で気を紛らわせていた。





12月に入り、正月休暇に向けて忙しく仕事をかたずけていた所に、
とんでもない報告が入った。
本社側のありえないようなミスでトラブルが起こり、
これの処理が支店側に回ってきたんだ。


正月休暇どころじゃなくなった。
中頃から末まで連続出勤を余儀なくされた。
終電に間に合わなくて会社に寝泊まりする日もあった。
元旦と二日だけこれまた本社側の都合で休みにはなったけど、
三日からは下っぱ、独身社員のほとんどは出社させられた。


なんとか見通しが付いたのが、本来初出になるはずの七日で、
この次の日、俺が会社から受けたその年最初の命令は、
「休暇を取ってくれ」だった。


ま、要するに労働時間が長すぎるって事で、
俺は強制的に2月の終わりから十日間の休暇を取らされる事になったんだ。
どうしよ? なんて考えてても思い付くのは咲との事しかなく、
クリスマスもろくに一緒に過ごせなかったお詫びにと、俺は旅行を提案した。
南の島で水着姿の咲といちゃつく休暇も悪くないって思ったんだ。



俺が出した条件は南の島ってだけで、
あとは行き先もプランも全て咲に任せる事にした。
もちろん費用は全額俺持ちだ。
この提案に咲は大喜びでとびついた。
一週間位あーだこーだと悩んでいたわりには、
結局、 ハワイ四泊六日ってベタなものになった。


咲はホントにうれしそうにはしゃいでいて、
この頃は旅行の話題の話しかしていなかった気がする。



2月最初の水曜日の夜中、咲からメールが入ってた。
気が付いたのは朝だったから、 その日はちゃんとねむったんだと思う。


件名なし、本文なし、添付ファイル一つ。
見た瞬間に送ったのはあの男だとわかった。
添付ファイルは画像で、上半身全裸で小さめのおっぱい丸出しの咲が、
両手で頬っぺをつねりよく言う“変顔”で写っていた。
「なんでこんな微妙な写真なんだよ」って思ったよ。


写真を撮ったのは間違いなくあの男だろうけど、
この写メを咲に問いただした所で、
「セルフタイマー使った」なんて言われれば
いくらでも言い訳ができる気がした。



正直に言えば、この時期、
まだ咲と付き合いが続いているなんて完全に想定外だった。
もっと早くあの男からなんらかの、アクションがあるものだと思っていた。
だから、焦って興信所まで使ったのに。
で、やっとなんかしてきたと思ったらこれだ。


どうせ、俺が咲に写メの事を話せば、
咲はあの男にその事を話すだろう、
で、それをネタにまた楽しむ。と。


くっだらねぇ!って思ったね。
いつまでこんな状態続けるつもりなんだと。
とりあえずメールで返信はしておいた。
「夜中に欲情すかw朝からびっくりしたよ」みたいな。


送った後、まだあの男と一緒に寝てるかもしれないと気付き余計にイライラした。
そしてふと思ったんだ。咲は、旅行に行く前にもあの男と会うのかなって。
休みは金曜から翌週の日曜までの十日間で
出発は初日の金曜日だった。
休みの間は俺が咲と会わない理由なんてないし、
あの男は十日間は咲とは会わない訳だ。
「絶対会うだろうな」
「行ってみようかな」って思った。





実は、この頃には、 さすがに俺も、
多分 咲は、 俺と別れたい訳ではないんだろうな、
とは気付いていた。


咲の態度。何もしてこないあの男。
そして今回の中途半端な写メ。
どれもがその事を物語っていた。
でも、もし仮にそうだとしてももう手遅れだった。


器が小さいのかも知れないけど、
絶対に無かった事になんて出来なかった。
それと、そうまでしてあの男と別れられない理由が知りたかった。
あの男になにがあるのか、俺に何が足りないのか。
納得いく答えが欲しかった。
そういう意味では俺は、ずっと終わりを待ち望んでいたのかもしれない。



当日は、 社用車を出せるようにしておいた。
いつものように十時前に仕事を終え、 咲に電話をする。
駅までの道のりをウダウダと会話して、
話し足りなければ、俺が帰宅後、
また電話するのがいつものパターンだ。


でも今日は“一回目の電話で終わる”確信があった。
案の定俺が駅に付いたと伝えると咲は、
「荷物の準備がまだあるから」と帰宅後の電話を断り、
もちろん俺もそれを了承した。
駅になんて付いちゃいない、
咲の部屋へ車を飛ばしてた。



俺は、咲の部屋の合鍵を持っていなかった。
単純に必要なかったし、唯一のスペアキーは
咲の実家に置いてあり、それがあれば十分だったからだ。


いつかみたいに郵便受けから中の様子を伺う。電気は付いている。
音がイマイチ聞こえなくて、 あの男がいる証拠は掴めなかったけど、
部屋にいるなら、もう引き返せないと思った。


理想を言えば、あの男がなにか仕掛けてきて
それを裏切るような形で騙し、さらにSEXの最中にでも飛び込む。
なんてのがいいなぁと考えたりしていたんだけど、
実際は鍵はないし、自分から会いにきちゃうし、
何時、 始まるのかわからないSEX待つには余りにも寒いしで、
「もう、どうにでもなぁれ〜(AA略」的な感じで、
あの日押せなかったインターホンを押したんだ。


返事はない。
けどドアの向こう側に気配は感じる、
覗いてるな、なんて気付いていたけど隠れたりはしなかった。
二十秒位待ってもう一度押す、ドアの向こうから咲の声がした。
「どうしたの、なんで来たの?」
すぐに鍵を開けない時点で、ビンゴって思った。



俺「話しがあってね、開けてよ」
咲 「違うの、今ちょっとね、」
なんて言い掛けたところで、埒があかん、と思い


俺「もういいんだ、全部知ってる。
中の男に話があるから、 とりあえず開けて、ね?」


しばらく無言だった、中で男となにかやり取りしているのかも
なんて考えてたら、鍵が開いた。
咲と奥に鞄もってあの男が立っていた。
うわ、こいつ帰る気だ、ってちょっと驚いたよ。


咲が「知ってるってなに?」みたいな事を言ったけど、
無視して玄関に入り、男の名前を言ってやった。
出来るだけ笑顔で、紳士的に、余裕があるように見せたかった。
「○君だね」
言った瞬間、男がピクッと反応した事。
一瞬、咲が「は?」って感じになった事。
気が付いてはいたけど、この時はそのまま続けた。


全部調べたから、今更逃げたりしても無駄だって事。
咲とは婚約関係で、弁護士に相談して
慰謝料の請求をする準備をしている事。


今住んでいる場所が、本人名義ではないので、
今後の連絡は、直接実家にするからよろしくって事。


今後、俺や咲になにかしたら慰謝料の額に影響するからなんて事。
途中、「婚約なんて知らない」とか「親は関係ない」とか言ってきたけど、
いかにも最もらしい事を言って聞かせた。
ちなみに、大嘘のハッタリだった。


弁護士に相談なんてしていないし、
詳しい人ならわかると思うけど、
この時点では俺が男から法的に慰謝料を受け取る事はかなり難しい。
口約束でも婚約は、成立するとか、交際期間でも証拠になるとか言ったけど、
単純に奴をビビらせる為だけの嘘だった。


悔しいけど、男女関係のトラブルなんてこんなもんだ。
だから俺は、大嘘でもハッタリでも、ほんの束の間でもいいから、
せめて奴をビビらせてやりたかった。
奴の嫌がりそうな所をネチネチついてやりたかった。
ま、結果的に言えば、これは意外にも効果的だったようで、
後日、 男の方から連絡が入り、話をする事ができた。





結局、ずっと玄関先で話をしていた。
途中、咲が口をはさもうとしたけど、
婚約の件でなんか言われると面倒と思い俺が制した。


最終的に男は無言になり、俺は伝える事は全て伝えたからねと念を押して
「後は咲と話があるから」とドアを開けて出ていくように施した。
すれ違う時、「そういえば、あのコ(同棲女)はこの事しってるの?」と聞いたら、
凄い顔で睨まれた。正直、ちょっとビビったのは秘密だ。



部屋に入って、いつも俺が座る場所に腰を下ろした。
咲は、まだ玄関に立ったままだった。
中の扉は開けていて咲の姿が見えていたけど、
何を言いだすのか楽しみで、あえて黙っていた。


この辺りまでは、だいたい予想通りの展開だった、
でも、咲の最初の一言は予想外なものだった。
「あいつ、○っていうの?」声が震えていた。
俺「は?」
咲「名前だよ。ね、調べたってなに?」


俺「あぁ、悪いけど興信所使ったよ、(奴のフルネーム)だろ。あと住所とかも全部調べたよ」


言った後、咲はその場にへたりこみ「そんな人知らない」って言ったんだ。
はぁ?ってなったね。こいつ何を言いだすんだと。



咲を部屋の方に連れて来て座らせ、
何故か俺がテーブルの上の缶ビールやらなにやらをかたずけ、
コーヒーをいれてやり、咲の前に座った。
その間、咲はずっとうつむいたままだった。


俺「で、どうゆう事なの?」
咲「あたしの聞いてる名前と違うの」


俺「歳は?」
咲「26って言ってた」


俺「うん。違う。咲と同い年、学年も一緒」
咲「え!じゃ、仕事は?」


俺「ん?学生だよ、行ってないみたいだけど、学校も分かってる。なんて聞いてたの?」
咲「クリエイターだって、グラフィックデザインの」


俺「金もってたか?」
咲「独立して、いまは大変だって。でも夢だったからって。」


俺「もしかして、金貸してた?」
咲「無言…。少しだけ。ね、その興信所ってホントに信用できるの?」


終わったぁ、って思ったね。
どう見ても嘘を付いているようには見えなかった。
悪いけど、こいつ馬鹿だって思っちゃった。



この辺りから俺は、かなりイラついて来ていたんだと思う。
咲に興信所について説明してやりながら、
ずっと“こんな話をしに来たんじゃない!”と思ってた。


そして、咲の質問がさらに続いた。
「それ、調べたのっていつなの?」って。
あ、やっぱきたって思った。
この質問は予測してたし答えも用意していた。
「あの写メだよ」


実際、あの写メの日から三週たっていて調査期間としては十分だと思った事、
俺は、まだあまり二人の事までは知らないよー、
なんて振りをしておきたかった事から、こう答えた。


間に水曜は二回あり、もしあの男と会っていなければ
嘘がばれるとは思ったけど、
咲は興信所の仕事の早さを驚いた。


あぁ、ホントに毎週会っていたんだな。
なんてあきれた。そして、キレた。



「もういい、服脱げよ」気が付いたらそういってた。
咲は、え、なに?ってなってたけど、腕を掴んでベッドに放り投げた。
暴れたけど、押さえつけて
「今は俺の怒りをどーにかする事を考えろよ!」って怒鳴ったら、
泣き出しちゃった。でも、
「そうだね」なんて言うからなんかさらにムカついて、
破り取るみたいに洋服を脱がせた。


咲を全裸にして、四つ這いの格好をさせた。
泣き顔見ながらは、できないって思った。


ズボンとパンツだけおろして、いきなりチンポをあてがった。
咲が「まって」って言ったけど、
無視して唾で少しだけ濡らしていきなり突っ込んだ。
でも、やっぱり全然濡れてなくて正直「チンポいてぇ!」
ってなったけど、そこはまぁなんとか我慢した。



しばらくすると馴染んできて、咲も感じてきているようだった。
シーツに顔を埋めて、必死に声をおさえていた。


“そんな事しなくても、もう誰もドアなんて蹴ったりしねーよ”


なんて思うとまたちょっとムカついて、
平手で咲のお尻をおもいっきりひっぱたいていた。


そしたら咲が、ひっ!って悲鳴をあげて、
すぐに小さな声で「ごめんなさい」って言ったんだ。
条件反射というか、まるでそう言う事が事前に決まっているみたいに。
すぐにまたあの男の事が頭に浮かんだよ。
そうか、こうゆう風にしてたのかって。


だから俺は咲に普段あの男をなんて呼んでいたのか聞いたんだ。
偽名でもいいから、その名前を呼べって、
俺がこうしてる間ずっと言い続けろって命令した。


咲は嫌がったけど、もう一度お尻を叩いたら簡単に従った。
変態みたいだけど、俺はこの時異常に興奮したんだ。
何度も奴の名前を呼ばせた、何度も咲のお尻を叩いた。
そして、なにも言わずに叩かれて赤くなったお尻にぶちまけた。





俺は、そのままパンツとズボン履いてコート持って部屋から出てった。


咲が「なんで?ちょっとまって」なんて言ってたけど、
全裸だし、お尻汚れているし、 どうせ追って来れないってわかってた。
 
今考えると、この時なんで出て行っちゃったのか自分でもよく分からない。
多分、この時はもう一緒にいるのが嫌になったんだと思う。
実際、この日は家に帰らずにビデオボックスって所に泊まった。


しかも眠れなくて、AV観て二回も抜いた。
訳分かんないよね?自分でもそう思う。
朝、出勤前に携帯の電源入れたら、咲からやたら長文のメールが届いてた。
今回の事についての反省と俺に対する謝罪が書いてあった。
あの男の事についてはほとんど書かれてなかった。





夜、休み前って事で少し早めに仕事を上がらせてもらえて、
いつものように咲に電話したんだ。
咲は、ワンコールで電話に出ていきなり泣き出た。
「もう、電話してくれないかもしれないって思ったよー」って。


俺は、どうしても聞いておきたい事があって、その為の電話だった。
しばらく咲をなだめて、前日の行為を詫びた後、軽い感じで聞いてみたんだ。
「あの男とはいつから会ってたの?」って。


咲が言うには、知り合ったのは去年の秋頃。
何度かメールで誘われていたけど、ずっと断っていたそうだ。
でも、12月に俺が仕事に付きっきりになり、
寂しくて誘いに乗ってしまった。


酒の勢いとクリスマスの雰囲気で過ちを犯してしまった。
その後、何度か会うようになってしまったが、
今はすごく後悔している。だそうだ。


咲が話ている間、俺はずっと「うん、そうか」って答えていた。
たぶん五十回は言ったんじゃないかと思う。
最後に咲は、ちゃんと会って話がしたいから
今からでも会いたいって言ったけど、俺はこれを断った。
「だって、まだ荷物の用意がちゃんと出来ていないからね」って。


咲が驚いている様だったからそのまま続けて、
「明日、約束通り迎えに行くからおまえも用意しとけよ」って言った。


咲は、また泣き出しちゃって
「いいの?…あたし…なんて…」とかなんとか言ったけど、


あんまり何言ってるのか分からなくて思わず吹き出した。
そして俺はもうずっと言ってなかった、
あの常套句を使ったんだ。


「忘れてたみたいだから、もう一度言っておくよ。咲、俺は咲が思っているより
ずっと君が大好きなんだよ」って。


咲は「ごめんなさい、もう二度と忘れない。」
みたいな事を何度も鼻水すすりながら、言ってた。
俺は、やっぱり「うん、そうか」って答えた。



次の日、予定より少し早く付いたけど咲はちゃんと用意して待ってた。
空港までは車で二時間程かかる。
はじめはしばらく無言だったんだけど、


俺が「取り敢えず今日からのスケジュールを教えてくれる?」なんて聞いたら、
咲は、涙目でにっこり微笑んで「はいっ」なんて 元気に返事をして
スケジュールを一つ一つ丁寧に説明してくれた。
帰国後の休日の過ごし方も二人で話して決めて、
その流れで将来についての事も少しだけ話した。


空港に付たけど、手続きまでは、
まだ余裕があり俺達は予定通り、隣接のショッピングモールに寄った。


二人で軽く食事をした後、俺は
「トイレに行ってくるからお店でもみてて」なんて言って、咲と離れた。
そのまま荷物の一時預かりのカウンターで、さっき預けた荷物を受け取り、駐車場に向かった。
途中、咲から着信があったけど
「おっきい方ですから」なんて独り言言って取らずに切った。
車を出してすぐまた咲から着信があり今度はちゃんと出た。



「ね、今どこにいるの?」
咲の声は少し怯えているようだった。
もうバレちゃたかなんて思った。


ホントは、旅行には行こうと思ってたんだ。
咲との最後の思い出にでもすればいいって。
でも、前の夜の電話で咲が俺に嘘を言った時、


“なんだ、咲も結局あの男と何にも変わらねぇんじゃん”
って思っちゃったんだ。
胸のずっと奥の方にいるあいつが、「やっぱりな」って笑った気がした。


少しだけ、ほんの少しだけ胸が傷んだけど、ゆっくりと息を吸い込んで、


「旅行なんて行くわけねぇだろ!ばーーーかっ!!」
つって、電源ごと切った。


しばらく走って、我ながらガキのような嫌がらせだな。
なんて思うとなんか妙におかしくて、車の中一人でゲラゲラ笑った。
笑いすぎて涙がボロボロでたけど構わず笑い続けた。
この後の事なんてなんにも考えてなくて、取り敢えずドコいこっかなぁ、
なんて思いながら、車走らせてた。





終わりです。
ちょっと悩んだけど、お話としてはココで終わった方が
いいかなと思いこうしました。
中途半端な部分があるのは承知しています。
申し訳ありません。
ただ、ここから先はホントつまんないと思います。


読んで頂いた方の想像通りだと思ってもらって間違いないです。
もし需要があるようなら、あとは変に俺の感情とかは入れずに
後日談として書きたいと思います。
その時はまた>>456に戻る事をお許しください。









>>次のページへ続く


 

 

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