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私が彼をつなぎ止める為にとった方法とは







900 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:01:09
1/10
投下失礼します。なるべく読みやすいよう、頑張りますが、お目汚ししたら済みません。

彼も私も相当DQNです。不快な気分になりましたら、どうかスルー願います。

あ、修羅場の開始は、6からになります。


私(28)OL→私子
彼(29)フリーター→彼也
新彼女(19)専門学生→新美

7年前の話です。彼とは結婚を前提に付き合って10年。

しかし、彼に定職が見つからない事もあり、ずるずると交際期間だけが長引いていました。

当時、彼は一人暮らし。家は友人達(遊びのサークルを通じて知り合った男子。多数)の溜り場で、いつ行っても誰かしら男友達がいます。

私達は土日の昼、彼らを数時間追い出して性生活を行なうのが、週課となっていました。


私が彼の様子が変だなと、思い始めたのは2000年1月の中旬頃のこと。

Hが好きで、Hの邪魔をされたくないばかりに、誰とも同居しなかった彼が、「友達が行くあてが無いって言うから…」という理由で、家に住むのを許可してしまったのです。

私は「じゃ、仕方ないよね」と答え、バレンタインに向けて、今年はどう凝ろうか…なんて、のんきに考えていました。






901 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:01:21
2/10
バレンタイン当日、チョコのアイスケーキを作りました。

しかし、大の甘い物好きの彼が、風邪を理由に口を付けません。

パジャマ姿でゲームし、3ヵ月前に買った携帯に夢中になり、友人達と談笑してましたが、食欲は無いとのこと。

私は、甘い物って食欲無いと入らないもんね〜と、溶けていくアイスを横目に、また作ればいいやと考えていました。

友人達が、落ち着き無く、いたたまれない様子にも気付かずに。


3月に入り、会っても会話する時間が減り、H無しの日も続いて、少々苛立ってきた頃。

彼がとんでもない事を言いだしました。

「オレ、就職は諦めて、専門学校に入る」

「が、学校!? お金は!?何年通うの!?」

「2年間。パソコンの資格取りたいんだ…学費は親に援助してもらう」

最低でも一年間、彼が職場に勤めてから、というのが私の親の出した結婚条件だったので…それはそのまま結婚延期を意味しました。

しかし私は彼と一生付き合うつもりだったので、(この先、50年あるのだから、3年位なら)と考え、承諾してしまったのです。



しかし、この時期から彼は私の前でも、誰かと電話やメールを繰り返すようになっていました。






902 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:01:40
3/10
5月の日曜。私が彼の浮気を知る日がきました。


話は逸れますが、当時PSソフト「どこでもいっしょ」が発売され、爆発的ヒットしていました。私も例に漏れず相当にハマリ、ソフトを彼の家に置き、彼や友達にもプレイさせては、データをやりとりして遊んでいたのです。


その日、彼の許可を得て、彼のトロを見せて貰っていました。トロが言葉を教えて、と言うので、私は気まぐれに自分の名前「私子」を入力しました。すると──

『トロしってるニャ!わたこは、かれやのともだちなのニャ!』

(……友達?)

『かれやは、すきでも、きらいでもないのニャ!』

「……どういうこと?」

彼は画面を見たまま、固まっています。

私は黙って、次の言葉を入力しました。

彼や彼の友達の会話に、よく出るようになっていた女性の名前、「新美」と。

『トロしってるニャ!にいみは、かれやの かのじょなのニャ!』

『かれやは にいみのことが、だいすき なのニャ〜』

テレビを消し、私は押し黙りました。

彼も一言も発しません。

友人達は空気を察し、次々と帰っていきました。







904 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:03:45
4/10
私は、覚悟を決めて言いました。

「別れよっか…」
「嫌だ、別れない!」

返事は速答でした。

「……好きでも嫌いでもないのに?」

「好きだよ!…あれは、俺が入れたんじゃない。誰かが勝手に入れたんだ!置きっぱなしにしてたし…きっと悪戯してさ!」

証拠も無いし、そう力説されては、強くは問えません。

「本当に?私でいいんだね?」

「私子がいいんだよ」

服の中へ潜り込む、彼の指に感じてしまいながら“また、嘘つくんだ…”と、哀しい気持ちになりました。

働く、と言って働かない。

就職する、と言って就職しない。

お金は返す、と言って返さない……そんな人でしたから。


その夜、私は所有の証のつもりで、彼の体に沢山のキスマークを残して帰りました。



数日後。私は親に嘘をつき、彼の家に泊りました。

以前と全く変わり無い彼に、少しホッとして…けれど、不安は拭いきれずにいました。

その夜、丁寧で優しいけれど、激しいHを終え、私は淘然として彼を見ていました。

その時です。暗やみに慣れた目が、彼の肩口の赤い線を捉えました。






905 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:05:35
5/10
その線は、彼の体のあちこちに、何本も見えました。明らかに爪跡です。

「……新美さんと会った?」

「なんで?来てないよ」

「…………そう」

嘘です。私は彼を痛がらせないようにと、爪を立てたことも無かったんですから。

彼の体には、まだハッキリと残っています。

彼も嘘つきですが、新美という女も、私という「彼女」がいると知った上での行動…宣戦布告だと思いました。



それからは、平日もほぼ毎日、彼の家へ泊まりました。

だるそうな彼を、その気にさせ、体を重ねます。手で、口で、腰で…知る限りの手段を使い、彼が満足するよう努めました。

友人がいても、カーテンで仕切ったり、お風呂場で及んだり。

少なくても二度、時間をかけて三、四度と彼が達してようやく安堵し、仕事に向かうことが出来ました。

しかし、そんな事をすれば、体調を崩すのは目に見えています。

職場で不調になり、家人に怒られ…それでも翌々日には、彼の家へ行きました。

(例え、2番目でも…体だけの関係になっても…抱いてくれるなら、一緒にいてくれるなら……)




土曜の早朝。

家の鍵は開いており、私は玄関から彼の名を呼びながら、毛布の塊へ近付きました。

「彼也、ねぇ彼也……」





906 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:05:50
6/10
毛布からは、長い黒髪が見えました。その頭髪の持ち主と、抱き合うようにして、彼は眠っていました。



その直後のことは、よく覚えていません。

気付いた時、彼に頬と頭を叩かれ、腕を捻られ、痛さで悲鳴をあげながら床に伏していました。

「痛てぇんだよ、ちくしょう!」という彼の声、散乱した食器と転がった卓袱台から、私が彼を害したのだと判りました。

そのまま、畳の上に投げ出され、手足と腹部に痛みが走りました。

顔をあげ彼を見ると、出血は無いようでした。

ホッとすると同時に、怒りが湧いてきて、無人の布団(新美は部屋の隅に逃げていた)からシーツを剥がし、

「したんだ!したんだ!…ねぇホラ、してたんでしょ!?」

と、濡れた部分を突き付けながら泣き喚く私。事実、濡れていて匂いも男女の体液です。

彼はシーツをひったくり、激しく怒鳴り返してきました。

「うるさい!何しに来た!?俺の行動に口出すな!」

「そんな…おかしいよ!」

「おかしいのは、こんな朝から来る、お前だろ!?」

置き時計を、床に叩きつける彼。

「お前、本当に常識無いよな。我儘や勝手ばかり言わずに、少しは気を使えよ。俺にも友達にもさ」

「……ごめんなさい、でも…」

震えて、声もろくに出ない私。





910 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:09:33
7/10
「頭冷やして、よく考えてから行動して欲しい。俺が言いたいのは、それだけだ」

しかし、納得出来ようはずもなく、視線をさ迷わせていると、新美の姿が目に止まりました。

毛布に身を包み、こちらを凝視する彼女に、私は愕然としました。

彼女が、すごい美人だったからです。(モデルをしてるのだと、後に知りました)



かたや、自分は年増のデブス。もはや一言も言い返せません。

その時、外に車が止まった音がして、玄関のチャイムが鳴りました。

来たのは彼の親友でした。どうやら彼が電話で呼んだようでした。

「悪い。早く連れてって」

彼はさっさと、私のバッグを持って、親友に渡してしまいました。

「嫌…お願い…帰りたくな……」

「お前がいたら、新美が可哀想なんだよ」

彼は私を、なかば引きずりながら玄関へ連れていきました。

そして、新美と親友に聞かれない位置で、小声で言いました。

「あんなに抱いてやって、まだ足りないのか?淫乱」



その日からは、めちゃくちゃです。

起きてる間じゅう泣き、胃痛と嘔吐で寝込みました。

現実逃避に自慰を続け、彼の言葉を思い出しては、自己嫌悪する一週間でした。






911 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:09:41
8/10
八日目。

日曜日の朝、家のほうに、彼の友人から電話がかかってきました。

内容は『新美に、彼也と別れるよう説得して欲しい』というものです。

彼也抜きで話し合いすると聞き、私は行くと即答した後、間に合うよう家を出ました。

移動中、久々に開いた携帯には、彼からの着信履歴とメールが大量に来ていました。


「ごめん、俺どうかしてた。あんなこと言うつもりは無かった」


「謝りたい、電話に出てくれ」


「やっぱ俺、私子とやりなおしたいよ」


……そんな文面でした。


約束していたファミレスに着くと、彼の友人の7〜8人が待っていました。

そして中央には件の女性、新美の姿も。

悔しいけれど、新美はとても綺麗な女性で、何故彼也と付き合っているか不思議に思うほどでした。

話し合いは、彼也がいかに嘘つきであるかを、証明する事に終始しました。



嘘:23才。会社員。この町に来て半年。変な女(私のこと)がいて困ってる。

本当:29才。フリーターだったが、ここ3年間無職。生まれも育ちも、この町。生活費、私持ち。私に借金200万。彼女アリ。


私の指摘と、それを裏付ける友人達の証言。

次々明るみに出る嘘に、友人達は苦笑いし、新美は青ざめていきました。





912 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:09:49
9/10
「…というわけです。私は別れましたけど、新美さんはどうしますか?」

「あたしも…彼也さんと別れます」


当然と言えば、当然の結論に、友人達もその決断を褒めました。

送りたそうな男性陣をやんわり断り、新美は場を後にしました。

さぁ、私も帰ろうかな…と、立ち上がった時。

彼也の親友が告げました。

「私子さんも、彼也と別れるんだよね?」

「ええー?何でそんな事聞くの?」

「駄目だよ、私子さん。別れなきゃ」

親友は笑って、続けます。

「彼也をあんなにしたのは私子さん、貴女なんだからね」

友人達を見渡しました。誰一人笑っていません。

「なんだ。…知ってたんだね」


私も、最初から分かってやってた訳じゃなかったんです。

落ち込んだ時、彼を励ましたくて言っていただけです。

「彼也には、すごい○○(才能、能力、素質、実力etc)があるよ。皆、まだ判ってないだけ!」

「皆、彼也が本物だと感じてるよ。口には出さないけど、君の事を信じてる!」

「彼也は自分を過小評価してる!…私に彼也は勿体ないぐらい、素晴らしい人なんだよ。自分を信じて」

「不運なのは、今だけ。彼也が力を発揮すれば、誰もかなわないんだから」


こんなたぐいの言葉を、ほぼ毎日、彼の耳に吹き込み続けました。






913 : ◆ccqXAQxUxI :2006/09/29(金) 17:13:04
10/10
当初は、くすぐったそうに聞いていた彼也も、次第にそう思い込み、自信をつけていきました。

それに合わせるように、仕事を辞めるたびにお金を貸し、生活には困らないようしました。

「心配しなくていいのよ。運が向いてくれば、アッと言う間に稼げるようになるんだから」

途中から、意図的に彼也を依存症へと導きました。(稚拙なやりかたですが)



彼也をヒモにしてしまえば、捨てられる事は無い──これが、私の策でした。

デブスで、何の能力も無い私は、彼也を逃したら一生独りになってしまう。



彼也は年をおうごとに嘘をつき、プライドは高く、けして他者に頭を下げないようになりましたが、最後まで一緒に生きるつもりでした。

女がいなくなり、お金が尽きれば……身体と金が自由になる私のところへ、きっと戻ってくる──。



しかし、彼は戻る事はありませんでした。

誰かから私の目論みを聞いたのでしょう。

お金は消費者金融から借りて、生活。

数か月後、返済出来ず失踪。

一年後、高校時代の友人から通帳と印鑑を盗んだと噂で聞きましたが、それを最後に消息は不明です。



私は現在も独り。恋人も友人もなく、7年間無為に過ごしています。

電番・メアドは変えていませんが、連絡が来ることは無いでしょうね。


携帯から失礼しました。

こんなくだらない話を最後までお読み頂き、本当に有難うございました。






915 :恋人は名無しさん:2006/09/29(金) 17:15:50
こ…こわひ…ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル





916 :恋人は名無しさん:2006/09/29(金) 17:21:25
恐いね




917 :恋人は名無しさん:2006/09/29(金) 17:27:46
これは怖い



918 :恋人は名無しさん:2006/09/29(金) 17:28:41
なんか…どちらも被害者で加害者っていうか…

おもしろいけど、考えさせられるね。


 

 

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