2chの男女恋愛に関わる 復讐寝取られ旅スレVIP系 に特化した話題を掲載していきます。 このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
easterEgg
 
 

 
 
 
 

バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
(2ページ目)  最初から読む >>



20 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:48:47.55 ID:V7RNIziR.net
俺と伊達の友人という点と会話文から推察できるだろうが友人らは女の子(二次三次とわず)大好きな変人たちである。

と、不意に対面の伊達が立ち上がる。

「伊達?」

「諸君、私は女の子が好きだ。諸君、私は女の子が好きだ。諸君、私は女の子が大好きだ!」

「「「「「「少佐〜〜〜!!!」」」」」」

「・・・」


無言で席を離れようとして両隣の友人たちが俺の肩を抑えて座らせる。地獄だ・・・

「年下の女の子が好きだ。同い年の女子が好きだ。年上の女性が好きだ。

ネコ耳が好きだ。メイド服が好きだ。巫女服が好きだ。スク水が好きだ。ジャージが好きだ。制服が好きだ。テニスウェアが好きだ。ゴス服が好きだ。諸君、私に付き従う同志諸君、君たちは一体何を望む?」


「「「「「「うおおおおおおお!!!少佐〜!!!」」」」」」


「よろしいならば尾行だ!第三次ゼーレベ作戦、状況を開始せよ!」


分かってたさ・・・

分かってて目を逸らしたんだ・・・

こいつらは、バカだ・・・






21 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:51:05.36 ID:V7RNIziR.net
その日のバイト先は異様な雰囲気だった。

そりゃコンビニの雑誌コーナーに七人も男がいりゃぁ異様だろう。

しかも全員が成人誌読んでるし
「ねぇ・・・小島君?彼ら君がシフト入ってからずっといるよ?大丈夫?警察呼ぼうか?」

はたから見て異様なのは明白だった。俺とほとんど同じタイミングで入ってきたので心配したジャムおじさんは結構真剣に提案してくれた。

「はい・・・大丈夫です・・・」

友人です、というとまた色々心配されそうである。

というか警察沙汰になれば一人ぐらい連れていかれてもおかしくなさそうな奴らであるのでそれもまた危険だった。

常識人のジャムさんからしたらこんな奴らが自分の街にこんなにいると分かったら卒倒しかねない。

「っと・・・そろそろあがりだね、今日もお疲れ!」

いい笑顔で笑いかけるジャムさん。昼とのあまりのギャップに僅かに涙腺が緩んだ。





22 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:53:06.39 ID:V7RNIziR.net
「はい、おつか、っと、いらっしゃいま・・・マジか・・・」

あがろうとして来客、とりあえずあいさつはしようとして―固まった。

今のタイミングで一番来てほしくない、来てはいけないお客様が来店した。

どことなくみたことのある少女

そうつまり―ギターケースを肩に掛けた制服姿のJK

「あっ!お兄さんだ!」

例の彼女である。

「「「「「「「!!」」」」」」」

雑誌コーナーの全員がこちらを伺う。成人誌片手に。

瞠目するジャムおじさん。しかし瞳には「興味」の二文字が浮かんでいる。つい先日女っ気がないという話をしたばかりだったのもあるだろう。

「ちょ、違、これには訳がですね!」

ジャムさんが何か言う前から慌てて弁明する俺。

「お兄さんまだバイト?はやく行こうよお兄さん!お兄さんの知らないこと色々教えてあげるから!」

少女が悪戯っぽく意味深にそういうと目元を細め、口だけ動かして笑う。

・・・orz・・・







23 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:55:22.65 ID:V7RNIziR.net
「いや、ごめんねwwお兄さんに迷惑かけたみたいでww」

店長からの尋問をかいくぐり逃げおおせると店の前で待つ彼女と合流した。

確実に確信犯な少女は笑いながら謝罪した。中々いい性格である。伊達と同じ匂いだ。

がそうなると共通する弱みがあるはず。恐らくハプニングに弱いだろう。

後で試そう。

「いや、まあ、そういうこともあるよ・・・」

しかし今は怒る気力すら湧かない。今後のバイトが憂鬱だ。

「でもお兄さんあのコンビニでバイトしたんだね。私よく行くけど会ったことなかったから知らなかったよ。」

「ああ、シフトによって結構変わるからな。」

「いつもカッコいい店員さんだからあそこ行くんだけど偶然だね。」

「カッコいい店員ねぇ・・・」

福士君(福士蒼汰似のイケメン同僚)だろうか。何とも言えない敗北感を味わう。

やはり顔か・・・





24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 20:57:27.45 ID:V7RNIziR.net
こんなとりとめのない会話をしながら公園へ。距離にすると公園はバイト先から徒歩で三分ほどの距離だった。

いつものように彼女はほとんど光が差さないベンチに腰掛ける。

「そういえばさ、お兄さんって小島って名前だったんだね。」

ギターをケースから出してチューニングしながら少女は思い出したように言った。

「ん?そうだけど・・・俺名乗ったっけ?って、ああ、そうか名札か。」

「そうそう、よくよく考えたら私たち名前も知らないで二日間も当たり前に喋ってたんだよね、ちょっと不思議だね。」

言われてみればちょっと―というかかなり―不思議な関係だ。

「一応私も名乗っておくね、白石、白石麻衣(しらいしまい、後々伊達がAKBだかの白石って子に似ているらしいので便宜上)。

お兄さんの下の名前は?」

「雅人(まさひと、本名です)まあ、好きなように呼んでくれ。」

「う〜ん…お兄さんかな?」

「名前知っても意味ないじゃんww」

笑いあう俺と少女―白石―。

今でも思うことだが似ている部分の少ない俺らだがどうやら波長は合うらしい





25 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:00:25.91 ID:V7RNIziR.net
「さて、じゃあ弾こうかな。」

たまには邦楽を、といって彼女が歌いだしたのはコブクロの「赤い糸」だった。

歌い終わった彼女は一息つくと、「じゃあお兄さん。練習しようか。」

昨日言ったことはどうやら本気だったようで彼女は俺に手招きをした。それに従って近づく俺。

「はい、ここ座る!」

座っているベンチの空いている部分を手でぺちぺち叩く仕草がかわいい。

「はいはい。」

「はい、持って。で、持ち方はこう・・・」

と言って遠慮する様子もなく俺の手に触れてくる

一瞬強張る俺。

座ったまま俺のほうに身を乗り出すような姿勢なので距離が異様に近い。

仲のいい女友達ならいるがこんなに近づいたことはないし、ここまで接触すらそんなにしないため俺は大分緊張していた。

「まずAがこう人差し指をこうして・・・」

彼女の指が俺の指を弦の決まった位置に促していく。男の手とは違う柔らかさが確かにあった。

目の前にある髪から良いにおいがする。考えないようにして心臓が逆に跳ね始める。

リアルにシロクマ効果なんて初めてかもしれない。白石の声がどこか遠く感じる。

「で、これで弾くと・・・この音がA、覚えてね。で、次がE、今度はこうして・・・」





27 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:02:04.04 ID:V7RNIziR.net
こうしてギター講座は二十分ほど続いてから「時間だから」の一言を残して白石はいつものように去って行った。

左手に残る感触がいやに現実的だった。

「なぁ、小島よ・・・」

どこかで見ていたであろう伊達がいつの間にか背後にいた。

そして一言、俺の肩に手を乗せながら、「爆発してくれない?」

数年の付き合いの中で指折りの笑顔を浮かべて言い放った。

きっとこれから伊達の部屋で酒盛りが始まるだろう。主に俺への怨嗟の声で充ちるだろうが。






28 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:05:44.46 ID:V7RNIziR.net

こんな感じでバイトのある時は帰りがけに、無い時も出来るだけ余裕を作って白石に会いに公園に足を向けるようになった。

公園にはほとんど毎日行っていたがそこで彼女に会えなかったのは数えるほどしかなかった。

そのぐらい日課になっていたといってもよかった。


その時の彼女に恋愛感情が全く無かったと言えば嘘になる。

俺が行くと彼女が公園に居るというのがほとんどだった。

大体の流れとしては彼女が一曲歌う→リクエスト→ギター教室という流れだった。

その日もバイト帰りに公園によると見慣れた格好の白石が座っていた。

「ん、お疲れ。ほれ、差し入れ。」

コーヒーとスコールの二択で白石は後者を取った。

「あ、お兄さんだ。うん?気が利くね、褒めて遣わす!ww」

「そりゃどうも・・・隣良いか?」

「あ、うん…お疲れ?」

いつもは立ちっぱなしで曲を聴く俺がいきなり座ったからだろう、意外そうといった声で俺に問う白石。





29 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:07:31.38 ID:V7RNIziR.net
「ん?ああ、期末に向けてやらなきゃいけないこともあるし、今日は違うが最近、夜勤入れられてるから朝キツイしで、まあ少しは疲れてるかな。」

「へぇ、大学生って大変なんだね。高校生で良かった。」

「再来年あたりはお前も大学生だろ?今のうちに遊んどけww」

「うん・・・そだね。」

いつもは溌剌として冗談を口にする彼女にしてはどことなくぎこちない答え方に感じた。

「どうかしたのか?」

「ん?どうして?」

「いや・・・なんとなく・・・」

「お兄さんの気のせいだよ、きっと。」

そういって白石は持っていたスコールを喉に流し込んでいく。

俺にはなんとなく、本当に何となくだが喉から出かかった言葉を無理やり飲み込んだように見えた。





30 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:09:22.70 ID:V7RNIziR.net
「そっか、疲れてるなら早めに切り上げようかな。じゃあ私の曲をカットして…」

「いやいやいやお前の歌聞きに来てるんだから。ギター教えてもらうのはおまけみたいなものだろww」

「そんなに私の歌好きなの?ww」

「好きだな。そして冗談じゃなくてその辺のライブハウスでライブしたら金とれると思うぞ。」

「嘘だよww下手じゃないとは思うけどそんなに上手くないのは分かってるよ。」

「結構本気なんだがな…」

「まあいいや、じゃあ僭越ながら一曲・・・」

いつものように歌いだす白石。

この日だけは何をうたったか覚えていない辺りきっと本当に疲れていたんだろう。

その日はそのあとに少し雑談をして帰った。

自分でも後になって気づいたことだが、当時の俺は彼女の曲を聴くのが、より正確に言えば彼女に会いに行くのが一種の精神安定剤的なものだったんだと思う。

何度も言うがあまり話の合わないサークルの奴らといるより白石と軽口を叩いているほうがずっと有意義だった。





31 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:11:16.56 ID:V7RNIziR.net
その日は七夕だったが生憎の天気で、そんな空の上でまでリア充が湧く日にも非リアな俺はバイトだった。

傘で上半身が濡れるのはある程度防いだが下半身、特に足元は絞れるだけ濡れていた。

スタッフルームに入って行くと店長がタオルを渡しながら笑いかけてきた。

「大分濡れたね。色男に成ったんじゃないかい?」

「水が滴っても所詮俺は俺ですがねw」

自虐したところで痛くも痒くもない。客観的な事実だ。

ハハッ、っと店長は笑う。

「君は君であればいいんだよ」

ニコニコ顔でジャムさんは言い切る。

「・・・何気に深い発言ですね・・・」

「だろう?だからこの前の子のことを私にだね・・・」

「さぁ!仕事しますよ。店長!」

「ああ、待ちたまえ小島君!」

俺のバイト先は天候がどうであれにぎやかだった。





32 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:13:17.59 ID:V7RNIziR.net
帰りがけに雨は止んだ。通り雨だったらしい。閉じた傘を片手に帰路につく。

「・・・」

公園への横道。耳を澄ます。涼やかなギターの音色が濡れた道を通ってくる。

雨上がりにもやるんだろうかと考えながらも足は公園に向いていった。

彼女は、白石はいた。公園に唯一の東屋にポツンと。取り残されたみたいに。

「白石?おーい、白石さん?」

「・・・うん?ああ、お兄さん・・・そっか今日も来たんだ。」

今初めて俺を認識したようにいう白石。

「ギターの音が聞こえたから、いるかと思って。」

「あ、そっか。雨やんでたんだ・・・」

雨が止んだことも初めて気づいたように言う白石。

「その、どうかしたのか?」

いかに鈍い俺でも流石におかしいと感じて問う。いつもの白石からは考えられないほどの勢いのなさだった。





33 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/09(金) 21:15:37.29 ID:V7RNIziR.net
「うん、その、別に、何でも・・・ないよ?」

基本的に白石は正直だ。というよりも自分に素直と言えばいいだろうか。

感情をそんなに隠そうとしない女の子だったし、たいていの場合はちゃんとそれを言葉にした。

そんな白石が嘘をついてもばれるのは当然ともいえるだろう。

「何でもない人間はそんな反応しないんだよ・・・無理に話せとは言わないけどさ・・・」

そういって白石の横に許可なく、彼女とは反対の方向を向いて座る。

「まあ、アレだ、俺が無理に聞き出すのも違うからな。言いたかったら言えば良いし、言いたくなかったら楽しいお話でもしよう。」

このあいだあった伊達のばか話は傑作だったと思ってネタを考えているうちに、

「ねぇ、お兄さん。」

「ん?」

「どうして、そんなに優しいの?」

「優しい・・・ねぇw」

せせら笑う。たぶんおおよそは間違ってはいないと思う。






>>次のページへ続く


 

 

関連記事

 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, すっきりした話, 純愛,   ■殿堂入りのおすすめ記事
 
 
 
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, すっきりした話, 純愛,
 
 
 
 

おすすめリンク

 
 
 

おすすめリンク2

 

AmazonPickup

 

おすすめリンク3

 
 
 

PageRanking

 

お世話になっているサイト様



 

新規相互

 

おすすめブログリンク

 
 
20161029094705