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彼女の本性と因果応報

 




505 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 19:18:46 ID:Ze0qZa/9O
つながりにくいんでゆっくりだけど投下します。去年の話。


俺と彼女は付き合って2年。新入社員同士励まし合ってたのがきっかけだった。

オレンジ色が似合う彼女で、一緒にいると気持ちが明るく前向きになれた。


同期の中に、眉も剃らない黒髪短髪ですごく爽やかな男がいた。

爽やかくんは、同期や先輩のどんなアピールも爽やかにかわして彼女を作らなかった。

だけど1年経ち、入社してきた美人な後輩とあっさり付き合いだした。

美人ちゃんはまぁ本当に美人で、爽やかくんと理想的なカップルだった。

俺は彼女と順調だったし、仕事も楽しくて充実して過ごしていた。



しばらくして、美人ちゃんが仕事に来なくなったのを彼女伝いで聞いた。

男性と女性が勤務中顔を合わせることはほとんどなかったので、俺は女性社員の話はほとんど彼女から聞いて知る、という形だった。

「そういえば爽やかくんも元気なかったかもしれない、別れたか?」と思い、次の日から爽やかくんを励まそうとしたが、空元気なままだった。


美人ちゃんはクビではなかったが、相変わらず仕事に来なかったらしい。

そして彼女の話によると、二人は美人ちゃんの浮気が原因で別れたらしかった。


続きます。


507 :恋人無しさん:2009/11/16(月) 19:31:46 ID:Ze0qZa/9O
だから爽やかくんはあ落ち込んでたの納得した。

浮気なんて、絶対ダメだよね。皆を傷付けるもんねはしたないよ。

そうちょっとむくれながら言彼女が可くて、美人より彼女だよなぁと思った


自分の浮気が原因局したのに、ずっとなんて非常識だとも正直思っ

彼女は増えたはずの仕事に何も文句を言わなので、惚れしてた。


やかくは相変わ元気で彼女は残が増人ちんは休んだま



んな1ヶ月近くいてた。そも俺と彼女は順調った。

が俺のうに泊まに来時、彼女がいつの間にか寝しまってい

メールので寝ていいで開いた携帯を手に持ったままだった



彼女を寝そう時にボタたり携帯画面が明るくな

見るもりったんだけど、画が見てした。



ールの受信画面で「K」と言う男の名前からメールがてい

「早約束守って。俺とき合て。忘簿いよね。

メールだっっとだなとって心になった。

女にメールのこと聞こう、と思て、その日はそのま緒に寝


きます。


511 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 19:47:10 ID:Ze0qZa/9O
次の日になって、俺は短刀直入にメールのことを彼女に聞いた。


すると、「あぁ、なんかしつこい人でね、社交辞令を本気にとられちゃったの。」と彼女に言われた。


付き合ってって言われてるし浮気ではなさそうだなと思って、その話題はそれで終わった。

その男には気を付けろよ、とだけ言った。


ただ、なんか「K」と言う名前が気にかかった。どっかで見たような気がした。


それを勤務中に思い出した俺は、爽やかくんに「K」の名前を聞いてみた。

「俺も聞いたことあるかも…先輩にいなかった?」と爽やかくんは答えてくれた。

先輩かぁ、と思って、ただなんとなく名簿を見たら、その名前があった。あーここで見たのか、と簡単に思ってた。


またしばらくして、爽やかくんと話していると偶然K先輩がやって来た。K先輩は爽やかくんにだけ話しかけて、俺のことは完全にスルーだった。


で、それでなんかピンと来て、K先輩に向かって

「Kさん、俺の彼女がお世話になってます」

と言ったら、顔面蒼白になって「誰にも言わないでくれ」って言ってきた。


ただの浮気で「誰にも」って変だなって思った。俺にバレたら終わりでしょ?って。

だけど違った。色々ゲロって来た。


続きます。





515 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 19:58:42 ID:Ze0qZa/9O
俺の彼女が入社してきた時から、可愛くて仕方なかったこと。

でも俺と付き合ってるから、泣く泣く諦めようとしてたこと。

だから、彼女からメールが来た時はすごくすごく嬉しかったこと。

彼女と付き合いたくて、美人ちゃんと爽やかくんを傷つけたこと。

でも彼女はなかなか付き合ってくれなくて、俺に苛々してたこと。



K先輩の話を聞いてて、俺も爽やかくんも「ん?」ってなった。

「彼女と付き合いたくて、美人ちゃんや爽やかくんを傷付けた」って?


「なんなんですか?意味がわかりません!ちゃんと説明してください!」と爽やかくんが切れたのを皮切りに、仕事も無視して二人でK先輩を問い詰めた。


K先輩は「警察にも誰にも言わないで…」と怯えながら話だした。


美人ちゃんが浮気して二人が別れたと、そういう噂を会社に流したこと。

美人ちゃんはヤリマンだとも吹聴して回ったこと。

美人ちゃんに「会社に出てきたらばらしてやる。彼氏にも」と脅したこと。

美人ちゃんは実は、美人兄の友達に襲われたということ。

その時のことをネタに、「会社に来るな、彼氏と別れろ」と要求したこと。



そしてそれら全部が、俺の彼女からの指示、付き合う条件だったと言うこと。


続きます。


521 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:08:59 ID:L8mWpL+2O
美人さんが、、、


522 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:10:41 ID:Ze0qZa/9O
信じられなくて、俺も爽やかくんも本当に固まってしまった。

K先輩が何を言ったのか、どういうことなのかが理解できなかった。

K先輩は「警察とかには言わないでくれ、誰にも言わないで」とか言ってた。



呆然としていたら、爽やかくんが俺を見ていることに気付いた。

何も言えなくて「俺、知らなかった。ごめん」とだけ言った。

うじうじしているK先輩を仕事に突き返し、俺と爽やかくんは会社を出た。

爽やかくんの車に乗ると、爽やかくんがポツポツ話し始めた。


美人ちゃんと急に連絡がとれなくなって、別れようと手紙が届いたこと。

理由もなにも書いてなくて納得できなくて、でも連絡がとれなかったこと。

美人ちゃんの実家に連絡を取ると、美人ちゃんは実家を出て雪国に行ったと聞いたこと。

そこにある別荘みたいなとこで、母親と叔母さんと療養しているらしいこと。

美人ちゃんは病気なのかなと思っていたと言うこと。

美人ちゃんから「会えない」と言われたので、どうしていいかわからず、美人ちゃんの負担にもなりたくなくて、ずっとずっと悩んでいたこと。


美人ちゃんと爽やかくんを悩ませ苦しませていたのは本当に彼女なのかと、悔しくて悲しくて泣けた。


続きます。


523 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:11:39 ID:vSnP6VukO
彼女ヒドス

美人カワイソス…





528 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:22:11 ID:Ze0qZa/9O
爽やかくんも泣いていたが、「お前は知らなかったんだから…」と言ってくれた。

ちょっとして着いた先は、美人ちゃんの実家だった。

爽やかくん一人が行き、俺は車の中で待ってた。何時間でも待つ、と伝えたし、実際何時間でも待つつもりだった。



携帯には彼女からメールが来ていた。

でも一通も見なかった。

K先輩が言ったことが真実の証拠はまだなかったけど、真実なんだろうなとどこかで感じていたのもあって、メールは読まなかった。


3時間以上が経って、爽やかくんが出てきた。美人ちゃんと電話したと言った。

美人ちゃんは、美人兄に襲われたことを、俺の彼女に相談したんだと。

それを俺の彼女は利用して、K先輩に色々させたんだなと思った。

爽やかくんは、次の日美人ちゃんの元へ行ってくると言った。

俺も、次の日に彼女と話をつける、と爽やかくんに言ってその日は帰った。

二人とも会社には戻らなかった。


携帯の音を切って寝て、起きると彼女からメールも電話もいっぱい入ってた。

「話がある」とメールを送ると、察したのかメールで返事が来た。


「よかったー!事故かなって心配だったんだからね!連絡ついて安心したよ!


私も話があるから、そっちに行くね」



続きます。


530 :恋は名無ん:2009/11/16(月) 20:24:01 ID:/to+KO8HP
れほど死る人間も


531 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:24:31 ID:yO5RgNJMO
ん?美人兄じゃなくて美人兄友でいいんだよね?

しかし最後の彼女のセリフ…白々しいな


534 :恋人は名無しさん:2009/11/16(月) 20:32:36 ID:Ze0qZa/9O
俺は休みだったけど、彼女は会社を休んで来た。小綺麗な格好で、よく喋った。

「K先輩しつこいって前に言ってたでしょ?なんか狂言吐いてるの、K先輩。

ほら、美人ちゃんのことをヤリマンだとか、そんな根も葉もないようなこと。

社交辞令も本気にするし、付き合うなんて約束もしてないのに。

名前言わなかったのは心配かけたくなかったからなの。

昨日、私に自信たっぷりに話して来てびっくりしたの。

お前の彼氏に言ってやった!てね。迷惑かけてごめんね」



こんな内容を、可愛らしく淀みなくペラペラと喋った。ついうっかり、納得しそうな程上手に喋った。彼女は焦ってなかった。


「美人ちゃん、大変だったんだって?」

→「そうみたい」



「美人ちゃんに相談されたんでしょ?」

→「うん…。されたよ?」



「どんな内容なのか、わからないけど…」

→「そりゃ言えないことだもん」



「じゃあなんでKさんには言ったの?」

→「言ってないよ?」


スラスラ嘘をつくから、どんどん嫌気がさしてきて、俺はもう直球に言った。


「美人ちゃん、浮気じゃなくて、襲われたんでしょ?」




彼女の顔から可愛らしい表情がスッと消えて、

「あいつ喋れるくらい回復したの?」

と言って来た。


続きます。




>>次のページへ続く


 

 

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