1 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:09:07.76 ID:H7s5zbrB.net
仕方ねえなあ
2 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:11:27.96 ID:H7s5zbrB.net
スペック
当時
>>1
10歳か11歳
ガリガリおかっぱ男児
よっめ
24ぐらい
小雪似
4 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:15:30.43 ID:H7s5zbrB.net
俺はすごいど田舎に住んでんのな
見渡す限り田んぼしかない
一番近いコンビニまで車で20分
バスは2,3時間に一本みたいな
住んでる人達は大体じじばばで子供は全部で30人弱ぐらいしかいなかった
そんなとこだから余所者は ほぼ寄り付かないし
若いやつが越してきたと思えば大体が村から出ていったやつが帰ってきたとか
7 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:20:01.89 ID:H7s5zbrB.net
ある日俺らの溜まり場みたいなとこだった空き地にチェーンがはられてて入れなくなってたんだ
まあ子供だから無理矢理入って遊んだんだが帰って親になんで空き地チェーンはってん?と聞いてみたら 誰かが土地を購入して新しく家が建つだとさ
俺は憤慨したね。
俺らの空き地になにしてくれとんじゃい!って。
野球もできるし鬼ごっこすると超疲れるし
地面には20歳になったらあけようってタイムカプセルを埋めていた。
10 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:27:17.50 ID:H7s5zbrB.net
誰が帰ってくるんよ??
○○さん家の長男か!?
とか知ったげに口聞いてみたりしたが
親にもじいちゃんばあちゃんにも誰が越してくるのかわかってないようだった
それからすぐに家が建ちはじめた
危ないから近寄るなと言われタイムカプセルを回収することもできなかった
田舎だから無駄に土地が広い
周りは金を溜め込んだじじばばばかりだから新しく家を建てるとなると二世帯住宅とか敷地内同居だったりするから端から見ればばかでかい家に広い庭ばかり
それよりもさらにでかい家が建ちはじめた
たまにくそがきの俺でも分かるような高級そうな車が停まってたりしてた
親もどこの金持ちが越してくるんや!?って感じでそわそわしていた
11 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:32:55.78 ID:H7s5zbrB.net
ほどなくして家が完成したようだった。
なんか庭が全面芝生でこりゃやべえと思った記憶がある
俺の家はその家の500メートルぐらい先にありその家の前を通ると遠回りになったんだが どんなやつが住んでんのか気になって毎日家の前を通って帰っていた
でも1ヶ月経っても2ヶ月経っても住人を見かけなかった。
洗濯物が干してあったから誰かいることはわかっていたんだが
あと たまに庭でくそでぶなブルドッグが日光浴していた。
その時は遠すぎてなんか落ちてるぐらいにしか思ってなかった
まあこのブルドッグと一悶着あるんだがな
12 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:39:34.29 ID:H7s5zbrB.net
ある日学校帰りにその家の前を通ると門のすぐ近くにおでぶブルがいた
門があるから出てこれないと強気な俺は
おーいでぶ犬!お前らのせいで遊ぶ場所減っただろうが!ばか!あほ!うんこ!
と言ってみた
ブルドッグは気にも止めてなくて芝生をくんかくんかしていた
腹が立った俺はリコーダーを思いっきり吹いた
びっくりしたブルドッグがその巨体からは想像できない早さで俺の方に突進してきた
それにビックリした俺は尻餅をついてしまって その時なんか落ちてたのか知らんが腕をさくっと切ってしまった
まあまあ傷が深かったのか血がだらだら出てきて焦った俺は走って逃げ帰った
13 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:43:22.82 ID:H7s5zbrB.net
帰るとじいちゃんとばあちゃんがいて血まみれの俺にビックリしていた
なにがあったんや!?と聞かれたとき
あほがきだった俺はあのブルドッグに噛まれたとか言えばあいつら引っ越して俺らの遊び場にできるんじゃね!?と思って嘘をついた
みるみるうちにじいちゃんの顔が真っ赤になってばあちゃんに手当てを任せてどっかに行ってしまった
ばあちゃんは泣きながら痛かったのお、ばあちゃんが変わってやりたいんじゃがのおと言ってて俺まで泣いてしまった
14 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:50:41.57 ID:H7s5zbrB.net
少ししたらじいちゃんが帰ってきてその後父さんと母さんも帰ってきた
夜父さんと母さんがどこかへ行ったと思ったら身長の高い髪の毛長い女が家にきた
俺を見て私の家の犬がごめんね。
大丈夫?痛い?と聞いてきた
じいちゃんが大丈夫なわけなかろうが!大事な孫が!狂犬病になっとったらなんたらかんたらと女を責めていた
女はずっとすいませんすいませんと謝っていた
そんなくそ犬殺してしまえ!!!とじいちゃんが言ったときだった
16 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:53:58.56 ID:H7s5zbrB.net
女はぼろぼろ泣き出して
すいませんすいません。許してください
家族なんです。すいませんすいません
と土下座をして謝っていた
顔をぐちゃぐちゃにして謝っていた
俺はなんてことをしてしまったんだろう
犬を殺したいわけじゃなかった
女を泣かせたいわけじゃなかった
ただ前みたいに空き地で遊びたかっただけだった
すごく怖くなって今度は俺が泣きながら謝っていた
17 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 10:58:54.97 ID:H7s5zbrB.net
ごぺんなざいーうそついたーごぺんなざいー
みたいな
今でも嫁に真似されるw w w
親はやっぱりなって感じ
じいちゃんばあちゃんはビックリしていた
嘘ついた訳を話すと母さんに殴られた
じいちゃんは気まずそうな顔をして父さんとばあちゃんは女に謝っていた
女はほっとした顔をして
私の犬のせいじゃなくて良かった
実はあの子歯がほとんどないからまさかとは思ってたの。泣いちゃってごめんね。
正直に話してくれてありがとう
みたいな事を涙声で言った
18 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:03:41.75 ID:TN2e188e.net
14歳くらい年上かあ
1がいま25とかでも40ちかいのね…
もうお子さんはいるのかな?
19 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:06:54.99 ID:H7s5zbrB.net
あとで聞いたんだがあのブルドッグは虐待されていたらしく それを嫁が引き取って育てていたらしい
だから知らないやつには怖くてブルは近寄れないから庭に放して遊ばせていたと言っていた
後日菓子折を持ってじいちゃんと謝りに行った
ブルは女にぴったりくっついて巨体をぷるぷる震わせていた
じいちゃんは殺してしまえと言ったこととかを謝って帰っていった
俺は何故か少しだけブルを触らせてもらってまた明日くるねと言って帰った
20 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:10:06.58 ID:H7s5zbrB.net
それから毎日女の家に行った
びびりまくってたブルもだんだん慣れてきた
ブルは厳つい顔だったが実は女の子だった
びっくりした
しかも名前が いちごちゃん でまたびっくりした
毎日女の家に行っていたが不思議なことがあった
ばかでかい家なのに女以外をその家で見たことがなかった
21 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:15:34.32 ID:H7s5zbrB.net
あと いつ女の家に行っても女はいた
午前中しか授業がない日に行っても
土曜日に行っても夏休み毎日行ってもいつも女はいた
ばかな俺は大して気にしてなくて毎日見たことない高そうなお菓子くれたから いいやつ!ぐらいにしか思ってなかった
親や近所の人はそうはいかなかった
まず女が出歩いているところを見かけることがなく、俺以外誰も女と接点がなかったんだと思う
会うたびみんな俺に女のことを根掘り葉掘り聞いてきた
22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:19:27.18 ID:H7s5zbrB.net
仕事はなにしてるひと?
何歳?
ご家族は?
出身は?
そのたび律儀に俺は女に聞いていた
○○さんが何歳かって聞いてたよー
んー>>1ちゃんと同い年って言っといて
○○さんが仕事なにしてるの?だってさ
魔女やってますって言っといて
大体はぐらかれていた
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:28:37.58 ID:H7s5zbrB.net
俺は大体女の家で宿題をやって終わったらブルと遊んだり家のなかを探検したりしていた
確か宿題で将来の夢の作文を書いてるときだった
特に夢がなくて という かなりないものがたくさんありすぎて(野球選手、サッカー選手、タクシーの運転手等)迷っていた
女の将来の夢でも参考にするかと思って聞いてみた
女は今の生活がずっと続けば嬉しいなあと言っていた
つまらなかったから今の生活って?と聞いた
いちごとのんびり過ごして静かに死ぬかなっと笑顔で言った
それから
>>1ちゃんと毎日お話するのも楽しいけどね、>>1ちゃんもいつかは大人になって新しい世界に行っちゃうからね。
とぼそっと言った
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:37:37.29 ID:H7s5zbrB.net
なんだか無償に寂しくなった俺は 俺がどっかに行くときは いちごちゃん と 嫁ちゃんも一緒に来たらいいじゃん。
そしたらずっと続くじゃん!
と言った
女は
えー、無理だよっと笑った
やっぱりなんか寂しくなった俺は
俺が20歳になったら結婚してあげるよ!そしたら一緒じゃん!決まり!指切り!約束破ったら首ちょんぱね。
と強引に約束を取り付け逃げ帰ったらしい
らしいっていうのは結婚しようと言ったのは覚えてるけど首ちょんぱとかは覚えてない
27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:46:00.73 ID:H7s5zbrB.net
それから飛んで中3のころ
それまで毎日のようにやっぱり女の家に行っていた
反抗期やら思春期やら迎えてオナニーとか覚えて女のことをかなり意識したりしていた。というか好きだった。
田舎だったが中学生になれば全校生徒が100人ぐらいはいた。
相変わらず おかっぱヘアーだったが コミュ力あったし上級生とも仲良くて小さなコミュニティ内だったが少しはモテた
でも女と比べると全員餓鬼で性の対象にすらならなかった。
女のことは意識しまくりで、でも女はいつも余裕そうで俺なんて眼中にないような感じだった。
本当は家に行くだけで当時はドキドキして(小学生の頃は一緒に寝たり風呂入ったりしてたのに)でも意識してるって悟られたくなかったから うぃーっすって余裕あるように振る舞ったりしていた
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