1 :名も無き被検体774号+:2011/05/17(火) 21:29:36.64 ID:+iI4TWAM0
とりあえず勝手に語る
2 :名も無き被検体774号+:2011/05/17(火) 21:30:19.19 ID:SFKwaBkX0
俺が許す、語れ
4 :1:2011/05/17(火) 21:32:07.02 ID:+iI4TWAM0
記憶もあやふやな位もう大昔の話。
中学3年の秋、俺は失恋をした。
相手は2年の時のクラスメート。
未だにあれ以上ピュアな恋なんてした事無いって思う位に
ピュアだった。
どん位ピュアかって言うと、
その娘でオナニー出来ない位にピュア。
アナリスクやオナクールなんか以ての外。
もう純度100%、混じり気無しの童貞丸出し。
まさに中二病真っ盛り。
結局、片思いで告って玉砕。
そんなスイーツ&ちょっぴりビターな失恋の傷も癒えないまま
高校に入学して間も無い頃、中学時代に仲良かったが別の高校に
行った友人長友(ヘタレ)と電話。
長友(ヘタレ)
「そういやウチのクラスに楢崎先輩の妹居るぜ」
俺「マジ?可愛い?」
長友(ヘタレ)「どうだろう?まあまあかな?とりあえず先輩とは似てない」
楢崎先輩は中学の時の二個上の先輩
委員会が一緒だった。
スゲー仲良かったって訳じゃないが、
優しい感じの人で嫌いじゃなかった。
因みに長友(ヘタレ)と楢崎先輩は顔が似てる。
長友(ヘタレ)との長い付き合いで、
きっと楢崎先輩の妹は 長友(ヘタレ)の好みなんだろうなってピンときた。
とりあえず本人は否定してたが…
5 :1:2011/05/17(火) 21:33:01.27 ID:+iI4TWAM0
iPhoneで書き溜めたから読みにくかったらスマン
6 :名も無き被検体774号+:2011/05/17(火) 21:35:02.38 ID:he0qbCwY0
かまわん続けろ
7 :1:2011/05/17(火) 21:36:14.06 ID:+iI4TWAM0
で、長友(ヘタレ)の通ってた高校は文化祭が5月。
遊びに行くついでに楢崎先輩の妹を紹介して貰う事に…
長友(ヘタレ)「コイツが楢崎先輩の妹」
妹「初めまして楢崎妹です」
俺の目に飛び込んで来たのは…
ムーミンに出てくるフローレンだった。
俺「フローレンに似てるって言われません?」
我ながら、初対面の人に
いきなり酷い事言ってるなと思った。
フローレン「チョwオマwwwwでも、よく言われるんです(笑)」
失礼な俺の質問にも、笑顔で応えてくれるフローレン。
エエ娘や…
まあ、いきなりフローレンなんて言ったが
フローレンは兄貴に似ないで、かなり可愛い。
年齢はだいぶ違うが鈴木京香が高校生ならこんな感じ?
鼻が高くて、切れ長の目で少し垂れ目。
フローレンとは、初めて会ったとは思えない程
会話が弾んだ。
その日は特にそれ以上なく、長友(ヘタレ)と一緒に帰宅。
帰り道…
俺「可愛いかったじゃん」
長友(ヘタレ)「そうか?そんな大騒ぎする程じゃないだろ」
俺「いやいや、かなり可愛いぜ。実はお前の好みだろ?気になっ
てたりしないか?」
長友(ヘタレ)「全然、そんなんじゃねえって」
なんて会話して長友(ヘタレ)をからかいながら家に帰った。
8 :1:2011/05/17(火) 21:39:17.95 ID:+iI4TWAM0
話は、かなり昔の記憶なんで、こんな感じの話をした
アイツと俺ならこんな感じの事
会話の内容だったと思うって程度
本筋は正しいけど、会話の枝葉は完全な捜索です
11 :1:2011/05/17(火) 21:42:19.73 ID:+iI4TWAM0
ここで俺らのスペック
俺:165cm 48kg 顔は普通だと思う
小学校時代イジメられっ子。
長友:163cm 俺以上のガリ
社会性の有るオタク
奴は女の子にだけ効く石ころ帽子をもってやがる。
何時の間にか女の子の集団の中に入って同化出来る
血系限界の持ち主。でも童貞。
ブサメンでもないが、間違ってもイケメンでは無い。
俺とは小中一緒。
仲間内で俺だけ別の高校だったから
そんなこんなで高校は別でもよく遊んでた。
フローレン:157cm ??kg
上にも書いたが、ちょっと天然な鈴木京香。可愛い。
巨乳
軽くオタク。
しゃべり方はオットリ、手には常にタオル。
実は手汗魔人
13 :1:2011/05/17(火) 21:43:32.71 ID:+iI4TWAM0
ある日家に帰ろうと学校のグラウンド歩いてると
突然、後ろからラグビーボール投げつけられる。
振り返ると、DQNぽいラグビー部員が居て
「アイツ(俺)スゲームカつくんだよ」って騒いでた。
三下風情は相手にしない俺は華麗にスルー。
実際は小学校時代のイジメがフラッシュバック。
平静を装ってすごすご逃げるのが限界だった。
そんな突然のハプニングに、
俺が部屋の隅でガクブルしてると突然の電話。
相手は長友(エロゲ好き)だった。
長友「あのさ、フローレンにお前の電話番号教えても良い?」
俺「良いよ。でもどうしたん?」
長友「なんか話があるらしい。この後かけさせるよ」
俺「分かった」
14 :1:2011/05/17(火) 21:46:17.65 ID:+iI4TWAM0
長友(エロゲ好き)との電話を切って暫く待つ。
trrrr…キタ!
フローレン「突然ゴメンね」
俺「どうしたの?」
フローレン
「実はね、元カレが俺君と同じ高校に行ってて
元カレに俺君の話したら怒っちゃって…」
まあ話を要約すると、最近フローレンが元カレと会った時に
俺の話を持ち出したらしい。
で、俺らが付き合ってると誤解→嫉妬→ボール投げつけたという話。
俺「大丈夫。気にしないで。」
フローレン
「ゴメンね。本当にゴメン。私からも元カレによく言っておくから」
そう言って何度も俺に謝った。
その後は 他愛も無い話を少しして電話を切った。
それ以降、元カレとは学校で出くわしても睨まれたり、
舌打ちされる程度でそれ以上何かされる事も無かった。
フローレンのお灸が効いたらしい。
15 :1:2011/05/17(火) 21:50:41.46 ID:+iI4TWAM0
余談だが…この元彼とは後日 意気投合し仲良くなる。
フローレンの初めての相手は俺だと豪語してたが
実は童貞と処女同士で上手くいかず
入り口より奥に入らず貫通してなかったが
元彼は未だに貫通してたと勘違いしている。
フローレンも本当は入ってなかったと言いだせずに今に至る
16 :1:2011/05/17(火) 21:53:02.80 ID:+iI4TWAM0
その後、何回かフローレンと会う機会は有ったが特に何も無し。
フローレンは可愛いなとは思うが
俺は振られた女の子を忘れられずにいた。
話が大きく動き出すのは夏休みに入ってからの事。
高校入って初めての夏休み。
中学時代の仲間がバラバラに進学したから
一度、みんなで集まろうぜって事になった。
最初は仲の良い5〜6人で集まる予定だったけど
それぞれの友達とかまで集まってきて、
気が付いたら20人位になってた。
17 :1:2011/05/17(火) 21:55:03.85 ID:+iI4TWAM0
集まったのは俺と長友(腹黒)、
中学時代の友達の岡崎(キチガイ)。
岡崎(キチガイ)はデブオタ。
眼鏡は脂まみれでいつも寝癖。
終始キョドってて女の子の目を見て話せない。
どもる。
どんなに自分が惨めでも、
下には岡崎(キチガイ)が居ると安心出来る素晴らしい存在。
因みに奴の当時の口癖は、俺はナンパ王になる!だった…
岡崎(キチガイ)は現実認識能力が完全に欠如してる奴だ。
そして他の参加者には勿論フローレンも居る。
後は、その他Mobが沢山。
そして、俺にとって色んな意味での
メガトン級の出会いとなる奴が居るんだが、それは後で…
集まったのは俺の家。
俺の家は父子家庭で昼間親父居ないのと、
家自体は 狭いんだがリビングだけは30畳位有ったり、
外がウッドデッキだったりで人が沢山来ても問題無い。
で、俺の家で持ち寄った物とかツマミながら
みんなでワイワイやるが人数多過ぎて収拾付かない。
18 :1:2011/05/17(火) 21:58:25.94 ID:+iI4TWAM0
どっからか出てきた酒を飲んだ岡崎(キチガイ)が暴れ出す。
まずはコーラの1.5Lのペットボトルを一気飲み。
マジで全部飲み切った。アホだコイツ。
そして ウチの犬を捕まえてきて、そのままバックドロップ
後輩の女の子に絡んで泣かすなど
鬼畜の所業で傍若無人の限りを尽くす。
散々暴れ回って、後は酔い潰れてた。
そんな中、誰かが俺のそばにやって来る。
「初めまして」
19 :1:2011/05/17(火) 21:59:28.22 ID:+iI4TWAM0
長友とフローレンの友達って女の子が話しかけきた
超巨乳と言えば聞こえは良いが ただのピザ
正直、可愛くはない
そん時の格好は胸元の大きく開いたシャツにジャケット。
そしてデニムのミニスカート。
そのミニスカートからは二本のハム
俺「初めまして」
ピザ「フローレンと長友(腹黒)から話聞いてた」
俺「そうなんだ?長友(話黒)とか碌な事言わなかったでしょ」
ピザ「そんな事無いよ」
エライ馴れ馴れしく話しかけてくるピザ
俺はフローレンと話したいのに…とか内心思ってたが
当時フェミニストだった俺はそれをおくびにも出さず、
ピザの話しを真剣に聴いていた。
今考えると完全にカッコつけた中二病だった。
ピザ
「フローレンがね俺君カッコ良いってずっと言ってたから
会うの楽しみにしてたんだ」
俺
「お世辞やめてw
俺、お世辞なんか言われ慣れてないから
上手く切り返せないw」
お世辞だとしてもフローレンが俺の事をカッコ良いって言ってく
れてるって話しは素直に嬉しかった。
ピザ
「でも本当にカッコ良くて良かった」
俺
「マジで辞めて、そういうの慣れてないからw」
ピザが、どうやら俺の事を気に入ったって事位は童貞な俺にも分
かった。まあピザの見た目は別として、女の子から褒められて悪
い気はしなかった。
結局、その日はフローレンとあんまり話す事も出来ずに解散。
20 :1:2011/05/17(火) 22:01:47.92 ID:+iI4TWAM0
本題入るまで長くてスマンな
もう少しプロローグがある。
暫く辛抱してくれ
21 :名も無き被検体774号+:2011/05/17(火) 22:02:26.98 ID:8wRhc78z0
だいじょうぶ、ゆっくりどうぞ
24 :1:2011/05/17(火) 22:03:37.82 ID:+iI4TWAM0
数日後、長友(ストーカー)からまた電話。
長友
「ピザがさ、また遊びたいって言ってんだよ。どう?」
俺
「別に良いよ。じゃあ、みんなで遊ぼうぜ」
みんなでボーリングに行く事になった。
メンツは、俺、長友(ストーカー)、
岡崎(酒乱)、香川(器用貧乏)、
フローレンとピザ。
男4人と女2人。
どんな内容だったとか、どんな話ししたとかはあんま覚えてないが
常にピザが俺をマンマークしてたのだけは覚えてるのと、
この頃から岡崎(酒乱)がフローレンの事を好きになりだした。
だが、全く相手にもされてなかったし、
俺らも相手にしてなかったのでどうでも良い。
このボーリングをキッカケに、
俺らはちょくちょくこのメンツで遊ぶようになった。
なんだかんだで週に一度位は遊んでたかな?
カラオケ行ったり、ビリヤード行ったり。
因みにフローレンはカラオケが全くダメだった。
絶対に歌うのを嫌がった。
でもカラオケの雰囲気や 他人の歌を聴くのは好きらしく、
必ずカラオケにはついてきてた。
27 :1:2011/05/17(火) 22:07:18.29 ID:+iI4TWAM0
何度か遊んで俺もフローレンと大分仲良くなった。
話題はお互いの学校の話しや、
長友(ストーカー)の悪口が多かった。
フローレンは基本的に優しい娘だけど
長友(ストーカー)にだけは毒を吐く。
長友(ストーカー)とフローレンは仲が良くてお互い呼び捨て。
俺とフローレンはお互い君とさんで呼び合ってた。
フローレンと呼び捨てで呼び合える長友(ストーカー)が羨ましく
もあったけど、二人が付き合えば良いのにとも思ってた。
でも長友(ストーカー)も、フローレンもお互い恋愛感情は否定し
てた。素直じゃない奴らだ。
33 :1:2011/05/17(火) 22:19:31.87 ID:+iI4TWAM0
そんな日々が数ヶ月続いた。
季節は すでに冬になっていた。
年末も近づいて来た頃、ピザから電話が有った。
まあ、それまでも ほぼ毎日ピザからの電話は
有ったんだが…
ピザ
「あのね、私俺君の事が好きなの。付き合って欲しい」
予想はしてた、いくら童貞の俺でも会う度にマンマーク
毎日電話かかってくるような状態じゃ
ピザが俺に好意が有るのは気付いてた。
というか仲間内で暗黙の了解みたいな雰囲気になってた。
基本的に付き合う気は無かったが、女の子に告られるのなんて初
めてだったし 仲間内の雰囲気壊したくないし、返事は電話じゃな
く面と向かって言うべきみたいなのが有って返事は保留した。
35 :1:2011/05/17(火) 22:22:17.06 ID:+iI4TWAM0
正直悩んだ、付き合う気は無かったけど
なんて断れば良いのか分からなかった。
困ってフローレンに相談した。
俺
「ピザに告られたんだ」
フローレン
「ピザから聴いた。どうするの?」
俺
「ピザの事、嫌いじゃないけど付き合うってのは想像つかない。
でも断って仲間内がギクシャクするのも恐い」
フローレン
「そっか…」
フローレンは少し黙ってしまった。
ピザと仲が良いフローレンは 親友が振られるのが
嫌なんだろなと思った。
何となく気まずくなって俺は話題を変えた。
俺
「そういや、フローレンはどうなの?長友の事好きなんじゃな
い?」
フローレン
「どうなんだろ?好きではあるんだけどね」
やっと正直になったなと思ったが、
その後、フローレンが話しを続けた…
フローレン
「長友の事は好きなんだけど、それと同じ位好きな人がもう一人
居て自分の気持ちが分からないんだ…」
俺
「そうなんだ?」
フローレン
「うん。気が多くてダメだね。俺君は他に好きな子いないの?」
俺
「俺は恥ずかしながら、まだ中学校の頃好きだった娘の事が忘れ
られないんだよね」
フローレン
「そっか、一途だね。
でも俺君に好きって言ってもらえるのは羨ましいね」
俺
「まあ、振られたけどね」
フローレン
「勿体無いね」
俺
「お世辞でも、そんな事言ってくれるのはフローレン位だよ」
フローレン
「お世辞じゃないよ、第一俺君、告白されたって今相談してきた
ばっかじゃないwピザが沢山言ってくれるよww」
俺
「あぁ…それは言わないで…」
フローレン 「ww」
相談の事も忘れて、関係ない話をして電話は終わった。
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