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1 : 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2014/01/02(木) 02:12:09.72 ID:u7qZyvhZ0
年明けの挨拶しにいきながら告白してきたよ!!!!
2 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:12:46.64 ID:u7qZyvhZ0
でも、それまでいろいろあったので聞いて欲しい!!!!
5 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:15:32.32 ID:u7qZyvhZ0
幼馴染とおれは物心ついた時からずっと一緒にいて、幼稚園から小学校と中学校まで同じ学校。
高校からは別々の、だけど近場の学校に通ってたんだよ
幼馴染は有村架純ちゃんに似てるから架純って書くわ。
6 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:16:36.80 ID:u7qZyvhZ0
架純はちっさい頃から内気でよくいじめられてたんだよ。
それをおれが いつもかばってやってたんだけど架純はそれがずっと嫌だったらしい。
小学校の時も中学校の時も時間さえあれば架純の席に行って2人で話したりしてた、家も隣ってこともあって登下校もずっと一緒だった
小学生なんて まだまだガキだからから かわれたりしたけどおれは全然構わなかった。
架純はいつも恥ずかしそうにしてたけどおれがいつも手を引っ張って家まで連れて帰ってた
中学でも からかわれたりしたけどおれも架純と距離を置こうとか考えたこともなかった。
7 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:17:50.19 ID:u7qZyvhZ0
そんな中学校の時に突然同じクラスの女子に告白されたんだ。
その子とは話したことなかったけど、当時おれはバスケットで県で選抜に選ばれるくらいには活躍してたし
その子も隣でいつも練習してる女バスの子だったからずっと見てたって言われた。
それで、とりあえず考えさせてとだけ伝えていつも通りに架純と一緒に帰った。
その帰り道で架純に告白されたこと話したんだ。
話したっていうかどうしたらいいと思う?っていう相談な。
昔のことだしあまり覚えてないけどその時 架純はびっくりしてたと思うw
架純はおれ君がいいなら付き合ったらいいんじゃない?みたいなことを言ってたと思う。
その時は まだ架純のことおれは女の子として好きだとは思ってなかったし
次の日に告白の返事として手紙を、おれでよかったら付き合ってください。って書いた紙をその子にわたした。
8 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:18:34.31 ID:vcln3KsRi
おいおい有村架純に似てるとかえらく大きくでたもんだな
11 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:19:14.50 ID:u7qZyvhZ0
>>8
本当に似てるんだって!!
10 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:19:13.55 ID:6SPSh1uF0
はよ
15 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:21:51.78 ID:u7qZyvhZ0
返事を渡したその日もいつも通りに架純と帰ってたんだ。
そしたら架純が、おれ君さ彼女できたんだし もう私と一緒に帰れないね。って言ってておれは まだガキで付き合うってことがまだなんなのかわからなくて、そんなもんなのか?くらいにしか思ってなかった。
わかった。と一言だけ伝えて次の日から彼女と一緒に帰っていた。
それから なにかあったら架純に相談したり、彼女へのプレゼントも一緒に選んでもらったりしてた。
彼女は そんなに嫉妬をしない人だったからなんやかんや言われる事はなかったけど、彼女の友達から少し考えたら?とか言われてた。
18 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:23:57.09 ID:u7qZyvhZ0
そんな感じで半年くらいたった頃にたまたまその日は彼女が用事があるということで一緒に帰らないで1人で帰ってたんだ。
その帰り道でいつも通る公園の前を通った時に、あぁー架純と帰ってる時はここでよく架純と話したりしてたなーとか思いながら通ってたら
奥の方にあるブランコに見覚えのある人影を見つけたんだ。
架純だった。
おれは何も考えず何をしたいわけでもなくただただ、いつものように架純の隣のブランコに腰をかけた。
おれに気づいた架純はさっと顔を伏せたんだ。
なにかおかしいなって架純のスカートを見たら水滴がポツポツ落ちていた
そこで架純が泣いていることに気がついたおれは驚いてなにがあったんだ!?大丈夫なのか!?と問いただした、
架純はなにも言わないでただ顔を伏せたまま声を殺して涙を流してた
おれはなにも出来ないまま頭を撫でながら大丈夫だよ。としか言うことができなかった
日も暮れてきて架純にそろそろ帰ろうか?って言って久しぶりに2人で並んで帰った。
19 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:25:49.80 ID:u7qZyvhZ0
次の日、学校についたら同じバスケ部のやつがおれの席にくるなり小声でお前ら別れたのかよ?って聞いてきた
なんのことかわからないおれは はてなマークが乱立してたと思うw
詳しく聞いてみると、昨日彼女が他校の男と手繋いで歩いてたという話だった。
あぁ、なるほどそういうことかと理解したおれは休み時間に彼女の席に行って昨日なにしてたか聞いてみた。
そしたら、最初は用事があってごめんね。と言ってから昨日お前が他の男と手繋いで歩いてたって話を聞いたんだ。って言ったらバツが悪そうな顔をしてうつむいてた。
とりあえず放課後話そう、とだけ言って席に戻ってその日は過ごした。
放課後になって彼女と話た結果内容はこうだった。
2週間前に駅前で声をかけられて連絡先だけ交換して連絡を取り合ってたらしい、それで遊びに行こうって事になって遊びに行った時に友達に見られたらしい。
見られる前にも何度か会ってる、キスもした、おれ君より好きかもしれない。ということだけ話していた。
おれは彼女とキスもしてないし 初めての彼女だから凄い大切にしてたのに それほないだろうと心の底から思った。
もう、別れようか。って彼女のほうから切り出してきたので、これ以上は無理だと思ってその日で別れた。
家に帰ってたくさん泣いた。
彼女からもらったキーホルダーも一緒に撮った写真も全部ゴミ箱に入れてただひたすら泣いた。
20 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:25:56.34 ID:lX1sATf/0
めちゃくちゃ可愛いやん
21 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:26:47.59 ID:u7qZyvhZ0
>>20
そうなんすよ。
架純ちゃん高校の時まで気づかなかったけど激カワなんすよね
22 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:27:56.31 ID:u7qZyvhZ0
次の日、おれはどういう顔して教室に入っていいのかわからず
うつむいて入って行ったら複数からの視線を感じた。席についても誰かから見られてる。
そう思って顔を上げたら元カノの友達から悪意の篭った視線を向けられてることに気がついた。
まったく心当たりがないし戸惑っていたら、同じバスケ部のやつがおれの席にきてお前が酷いこと言って元カノ振ったことになってる。ということを伝えてくれた。
もともとあまり友達のいない性格だったから1人でいることに苦痛を感じなかったけど それまで仲良く話してた人にまで嫌悪感を抱かれてるのは流石にキツかった。
23 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:28:33.97 ID:u7qZyvhZ0
いま思い出しただけでも元カノむかつくねσ(*´∀`照)
24 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:29:18.84 ID:TGeXYwLm0
青春だねぇ。
25 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:29:38.04 ID:u7qZyvhZ0
その日は ただ机に突っ伏して時間をやり過ごしていた。
そして放課後、帰り道を1人で歩いていてら後ろから架純が走ってきた。
驚いた顔をしていたら架純が珍しく怒っていることに気がついた
なんで怒っているのかと聞くと
おれ君がするはずないことを好き放題言ってることに怒っているらしい。
それはもういいんだよ。とだけ架純に言って落ち着かせて懐かしさを感じながらも2人で一緒に帰った。
その時に思った。
なにかあった時は、隣には必ず架純がいてくれている。おれは架純にすごい助けられてるんだ。って
26 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:30:44.89 ID:tNGhGS1L0
かすみちゃんええやつやん
28 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:32:29.00 ID:u7qZyvhZ0
>>26
架純ちゃんお嫁さんにしたいランキング不動の1位です!おめでとう!!料理できないけどねwwww
27 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:31:21.32 ID:u7qZyvhZ0
それから何事もなく中学卒業を迎える。
周りの人達からの誤解は解けないままだったが、それでもおれのことをわかってくれる友人達はいたしそれだけでいいかなっと思っていた。
高校は別々で架純は元々頭がよく県内でも有名な進学校に合格していた。
おれはバスケットの実績が認められ そこそこ名の知れた高校にスカウトされそのまま進学した。
たまたま架純とおれの高校はバスで一駅分の近さだった。
だから帰りはおれが架純の高校まで迎えに行って2人で帰ってた
29 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:32:47.81 ID:9/GeJTIR0
てか、元カノくずだろ
自分の株が下がるのが嫌だから売ったってことなんか
32 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:34:42.73 ID:u7qZyvhZ0
>>29
そうなんだろうけど、根はいい子なんだよあの子も!
30 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:34:02.97 ID:u7qZyvhZ0
入学して2ヶ月ほどたった日。
その日は部活を終えていつも通り架純と一緒に帰ってきた。
この角を曲がれば2人の家が見えてくるってところを曲がってみると2人の家があるだろう場所に赤く光るサイレンが見えた。
救急車だった
何事かと2人で走って家についてみると救急車がいたのは架純の家。
おれの両親も家の外に出て心配そうに見つめていた
運ばれていったのは架純の父だった。
架純と架純の母さんはそのまま救急車に乗り込んで病院に。
架純の両親とは同級生だったためおれの両親もおれをつれて車で病院へ向かった。
病院につくとそのまま一つの病室に通された。
ドアの前からでも聞こえる架純の泣き声
おれはその時にわかった。
架純の父は亡くなったんだなと
おれは病室のドアを開けたくなかった
架純の両親には小さい頃からよくしてもらっていたし夏になるとキャンプにも連れて行ってもらってた。
本当に大好きだったし第二の父のような存在だった
だけど、そのまま外にいるわけにもいかず中にはいると変わり果てた架純の父の姿がそこにあった。
その横で架純が泣いている。
俺も泣きたかった
けど、いま俺がするべきことは泣くことじゃない
架純を支えてやることだ。と直感的に確信した
34 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:35:59.79 ID:u7qZyvhZ0
見てる人ごめんね(´・ω・`)
書き溜めなくなっちゃったからここからペース落ちるけどがんばって書くから待ってて!
35 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:40:08.93 ID:lX1sATf/0
また夜くるわ
38 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:41:04.81 ID:uT0zXj9u0
>>35
しばらくしたらまた来てね!約束だよ!
36 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:40:29.35 ID:uT0zXj9u0
おれたちはその日は家に帰った。
車内の空気は尋常じゃないほど重たかった
あんなに泣いてる架純を初めて見たし、架純の父さんが亡くなったことにも すごいショックを受けてた
家についても眠れなくて、明日学校休もうかと思ったけどそういうわけにもいかず重たい体にムチ打って登校した。
隣の家はまだ明かりがついていない。まだ病院にいるのだろう
その日は一日中気分が重かった。
部活にも身が入らなかったので早退した
家に帰ったら隣の家に明かりが付いていた。あぁ、帰ってきたんだな。と思いながら自宅に入り2階の自分の部屋に入り電気をつけるとおれのベットで架純が寝ていた
40 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:45:43.01 ID:WRjg0pu30
幼馴染って帰ったら家にいたとかよく出てくるけどそんなもんなの?
42 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:47:35.27 ID:kEY3Cvc60
>>40
その時が初めてだったけど先にも後にもそれっきりです
41 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:46:47.17 ID:kEY3Cvc60
なんでおれのベットに架純がいるのかわからなかったけど、毛布をかけてやってふと顔をみると涙の後が見えた。
泣いてたんだなって思いながら机で課題をこなしていた
夜の11時頃になると架純が起きてきた。
どうしておれの部屋にいるの?って聞いたら部屋に一人だと悲しくなっちゃうから おれ君が来るまでおれ君の部屋で待ってようと思った!って可愛らしいことを言ってた
その時の架純はすごい元気に見せてるように思った。
空元気ってやつ?必死に悲しさを隠そうとしていた
そんな架純をみていられなくて
無理しなくていいんだよ?おれのこともっと頼っていいんだよ?
って言ったら
ダムが決壊したかのようにブッワーって大声だしながら泣いてた。
それには流石に焦って隣で背中さすることしかできなかったなw
しばらくして落ち着いたら疲れたみたいでそのまま寝ちゃって、おれは仕方ないからリビングのソファで寝た。
43 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:49:17.32 ID:9/GeJTIR0
楽しみにしてる
46 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:52:11.70 ID:y3y/CXoF0
>>43
遅いけどごめんね(´;ω;`)
44 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:51:14.47 ID:4PGbJlH60
お前らさ、考えたことない?
なんで俺には幼馴染がいないんだよって…
こういうスレを見るたびに思う
幼馴染って伝説の生き物じゃなかったのかよ
47 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:53:10.64 ID:y3y/CXoF0
>>44
これはおれの母さんと架純の母さんが親友でいてくれたおかげやで...
45 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:51:38.20 ID:y3y/CXoF0
朝起きるとちょうどいつもの自分が起きる時間だった。
架純の様子を見に行ったらまだ寝てたから横に腰掛けて寝顔を見てた
その時に、なんだこいつ可愛いじゃん。って初めて思った
その時にそんなことを思って"しまった"
それから架純と顔を合わせると凄いドキドキするようになってしまった
今までこれっぽっちもそんなことはなかったのに急に意識してしまうようになった
あれ?架純ってもしかしてどの女子よりも可愛いんじゃないのか...??
完全に架純に取り込まれた。
48 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:53:41.42 ID:4XGVvYP40
何か実話とは思えないようなドラマチックな展開だな(´・ω・`)
けっこう引き込まれる展開だから「転載禁止」にしとかないと拡散するぞw
51 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 03:00:27.99 ID:w5JmOqD00
>>48
事実は小説よりも奇なりっていうだろ!
ちょっと違うかもしれないけどノンフィクションです
49 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:56:19.45 ID:Lr7flt31P
中学の時に良く幼なじみ姉妹遊びに来てたな。
野球応援に行っていい?って言われて恥ずかしくて断った懐かしい青春...
今では立派な妖精予備軍です
52 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 03:01:13.14 ID:w5JmOqD00
>>49
おれもまだ童帝だし恥じることはないぞ兄弟( `・ω・´)
50 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:59:29.44 ID:w5JmOqD00
そんなこんなで架純の父さんのお葬式も終わり
ひと段落ついた時から架純も学校に通い始めた。
最初のあたりは おれも大丈夫か不安だったのでいつもより早く家を出て架純と一緒に登校してた。
その時から学校の人に彼女かわいいね!って言われるようになったけど 彼女じゃないよ!!って必死に否定するも まんざらじゃなかった。
架純が学校に通い始めたと同時にまた一緒に下校するのも始まった。
帰り道。そう、救急車を見たあの曲がり角にさしかかった時にあの日のことを思い出してしまう。
そう思ってるのは俺だけじゃなかったらしく
明らかに架純の足取りも重くなっている
そんな架純をただ見ているだけしかできない自分が悔しくて勇気を出して架純の手をにぎった。
架純は驚いてたけど、小声でありがとう。
とだけ言って一緒に曲がり角をまがった。
なんてことはなかった
ただただ おれが勇気を少し出しただけで架純を支えることができるのだ。
そのことに気がつきおれは架純を影ながら支える覚悟をした。
>>次のページへ続く
1 : 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2014/01/02(木) 02:12:09.72 ID:u7qZyvhZ0
年明けの挨拶しにいきながら告白してきたよ!!!!
2 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:12:46.64 ID:u7qZyvhZ0
でも、それまでいろいろあったので聞いて欲しい!!!!
5 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:15:32.32 ID:u7qZyvhZ0
幼馴染とおれは物心ついた時からずっと一緒にいて、幼稚園から小学校と中学校まで同じ学校。
高校からは別々の、だけど近場の学校に通ってたんだよ
幼馴染は有村架純ちゃんに似てるから架純って書くわ。
6 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:16:36.80 ID:u7qZyvhZ0
架純はちっさい頃から内気でよくいじめられてたんだよ。
それをおれが いつもかばってやってたんだけど架純はそれがずっと嫌だったらしい。
小学校の時も中学校の時も時間さえあれば架純の席に行って2人で話したりしてた、家も隣ってこともあって登下校もずっと一緒だった
小学生なんて まだまだガキだからから かわれたりしたけどおれは全然構わなかった。
架純はいつも恥ずかしそうにしてたけどおれがいつも手を引っ張って家まで連れて帰ってた
中学でも からかわれたりしたけどおれも架純と距離を置こうとか考えたこともなかった。
7 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:17:50.19 ID:u7qZyvhZ0
そんな中学校の時に突然同じクラスの女子に告白されたんだ。
その子とは話したことなかったけど、当時おれはバスケットで県で選抜に選ばれるくらいには活躍してたし
その子も隣でいつも練習してる女バスの子だったからずっと見てたって言われた。
それで、とりあえず考えさせてとだけ伝えていつも通りに架純と一緒に帰った。
その帰り道で架純に告白されたこと話したんだ。
話したっていうかどうしたらいいと思う?っていう相談な。
昔のことだしあまり覚えてないけどその時 架純はびっくりしてたと思うw
架純はおれ君がいいなら付き合ったらいいんじゃない?みたいなことを言ってたと思う。
その時は まだ架純のことおれは女の子として好きだとは思ってなかったし
次の日に告白の返事として手紙を、おれでよかったら付き合ってください。って書いた紙をその子にわたした。
8 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:18:34.31 ID:vcln3KsRi
おいおい有村架純に似てるとかえらく大きくでたもんだな
11 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:19:14.50 ID:u7qZyvhZ0
>>8
本当に似てるんだって!!
10 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:19:13.55 ID:6SPSh1uF0
はよ
15 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:21:51.78 ID:u7qZyvhZ0
返事を渡したその日もいつも通りに架純と帰ってたんだ。
そしたら架純が、おれ君さ彼女できたんだし もう私と一緒に帰れないね。って言ってておれは まだガキで付き合うってことがまだなんなのかわからなくて、そんなもんなのか?くらいにしか思ってなかった。
わかった。と一言だけ伝えて次の日から彼女と一緒に帰っていた。
それから なにかあったら架純に相談したり、彼女へのプレゼントも一緒に選んでもらったりしてた。
彼女は そんなに嫉妬をしない人だったからなんやかんや言われる事はなかったけど、彼女の友達から少し考えたら?とか言われてた。
18 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:23:57.09 ID:u7qZyvhZ0
そんな感じで半年くらいたった頃にたまたまその日は彼女が用事があるということで一緒に帰らないで1人で帰ってたんだ。
その帰り道でいつも通る公園の前を通った時に、あぁー架純と帰ってる時はここでよく架純と話したりしてたなーとか思いながら通ってたら
奥の方にあるブランコに見覚えのある人影を見つけたんだ。
架純だった。
おれは何も考えず何をしたいわけでもなくただただ、いつものように架純の隣のブランコに腰をかけた。
おれに気づいた架純はさっと顔を伏せたんだ。
なにかおかしいなって架純のスカートを見たら水滴がポツポツ落ちていた
そこで架純が泣いていることに気がついたおれは驚いてなにがあったんだ!?大丈夫なのか!?と問いただした、
架純はなにも言わないでただ顔を伏せたまま声を殺して涙を流してた
おれはなにも出来ないまま頭を撫でながら大丈夫だよ。としか言うことができなかった
日も暮れてきて架純にそろそろ帰ろうか?って言って久しぶりに2人で並んで帰った。
19 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:25:49.80 ID:u7qZyvhZ0
次の日、学校についたら同じバスケ部のやつがおれの席にくるなり小声でお前ら別れたのかよ?って聞いてきた
なんのことかわからないおれは はてなマークが乱立してたと思うw
詳しく聞いてみると、昨日彼女が他校の男と手繋いで歩いてたという話だった。
あぁ、なるほどそういうことかと理解したおれは休み時間に彼女の席に行って昨日なにしてたか聞いてみた。
そしたら、最初は用事があってごめんね。と言ってから昨日お前が他の男と手繋いで歩いてたって話を聞いたんだ。って言ったらバツが悪そうな顔をしてうつむいてた。
とりあえず放課後話そう、とだけ言って席に戻ってその日は過ごした。
放課後になって彼女と話た結果内容はこうだった。
2週間前に駅前で声をかけられて連絡先だけ交換して連絡を取り合ってたらしい、それで遊びに行こうって事になって遊びに行った時に友達に見られたらしい。
見られる前にも何度か会ってる、キスもした、おれ君より好きかもしれない。ということだけ話していた。
おれは彼女とキスもしてないし 初めての彼女だから凄い大切にしてたのに それほないだろうと心の底から思った。
もう、別れようか。って彼女のほうから切り出してきたので、これ以上は無理だと思ってその日で別れた。
家に帰ってたくさん泣いた。
彼女からもらったキーホルダーも一緒に撮った写真も全部ゴミ箱に入れてただひたすら泣いた。
20 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:25:56.34 ID:lX1sATf/0
めちゃくちゃ可愛いやん
21 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:26:47.59 ID:u7qZyvhZ0
>>20
そうなんすよ。
架純ちゃん高校の時まで気づかなかったけど激カワなんすよね
22 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:27:56.31 ID:u7qZyvhZ0
次の日、おれはどういう顔して教室に入っていいのかわからず
うつむいて入って行ったら複数からの視線を感じた。席についても誰かから見られてる。
そう思って顔を上げたら元カノの友達から悪意の篭った視線を向けられてることに気がついた。
まったく心当たりがないし戸惑っていたら、同じバスケ部のやつがおれの席にきてお前が酷いこと言って元カノ振ったことになってる。ということを伝えてくれた。
もともとあまり友達のいない性格だったから1人でいることに苦痛を感じなかったけど それまで仲良く話してた人にまで嫌悪感を抱かれてるのは流石にキツかった。
23 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:28:33.97 ID:u7qZyvhZ0
いま思い出しただけでも元カノむかつくねσ(*´∀`照)
24 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:29:18.84 ID:TGeXYwLm0
青春だねぇ。
25 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:29:38.04 ID:u7qZyvhZ0
その日は ただ机に突っ伏して時間をやり過ごしていた。
そして放課後、帰り道を1人で歩いていてら後ろから架純が走ってきた。
驚いた顔をしていたら架純が珍しく怒っていることに気がついた
なんで怒っているのかと聞くと
おれ君がするはずないことを好き放題言ってることに怒っているらしい。
それはもういいんだよ。とだけ架純に言って落ち着かせて懐かしさを感じながらも2人で一緒に帰った。
その時に思った。
なにかあった時は、隣には必ず架純がいてくれている。おれは架純にすごい助けられてるんだ。って
26 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:30:44.89 ID:tNGhGS1L0
かすみちゃんええやつやん
28 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:32:29.00 ID:u7qZyvhZ0
>>26
架純ちゃんお嫁さんにしたいランキング不動の1位です!おめでとう!!料理できないけどねwwww
27 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:31:21.32 ID:u7qZyvhZ0
それから何事もなく中学卒業を迎える。
周りの人達からの誤解は解けないままだったが、それでもおれのことをわかってくれる友人達はいたしそれだけでいいかなっと思っていた。
高校は別々で架純は元々頭がよく県内でも有名な進学校に合格していた。
おれはバスケットの実績が認められ そこそこ名の知れた高校にスカウトされそのまま進学した。
たまたま架純とおれの高校はバスで一駅分の近さだった。
だから帰りはおれが架純の高校まで迎えに行って2人で帰ってた
29 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:32:47.81 ID:9/GeJTIR0
てか、元カノくずだろ
自分の株が下がるのが嫌だから売ったってことなんか
32 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:34:42.73 ID:u7qZyvhZ0
>>29
そうなんだろうけど、根はいい子なんだよあの子も!
30 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:34:02.97 ID:u7qZyvhZ0
入学して2ヶ月ほどたった日。
その日は部活を終えていつも通り架純と一緒に帰ってきた。
この角を曲がれば2人の家が見えてくるってところを曲がってみると2人の家があるだろう場所に赤く光るサイレンが見えた。
救急車だった
何事かと2人で走って家についてみると救急車がいたのは架純の家。
おれの両親も家の外に出て心配そうに見つめていた
運ばれていったのは架純の父だった。
架純と架純の母さんはそのまま救急車に乗り込んで病院に。
架純の両親とは同級生だったためおれの両親もおれをつれて車で病院へ向かった。
病院につくとそのまま一つの病室に通された。
ドアの前からでも聞こえる架純の泣き声
おれはその時にわかった。
架純の父は亡くなったんだなと
おれは病室のドアを開けたくなかった
架純の両親には小さい頃からよくしてもらっていたし夏になるとキャンプにも連れて行ってもらってた。
本当に大好きだったし第二の父のような存在だった
だけど、そのまま外にいるわけにもいかず中にはいると変わり果てた架純の父の姿がそこにあった。
その横で架純が泣いている。
俺も泣きたかった
けど、いま俺がするべきことは泣くことじゃない
架純を支えてやることだ。と直感的に確信した
34 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:35:59.79 ID:u7qZyvhZ0
見てる人ごめんね(´・ω・`)
書き溜めなくなっちゃったからここからペース落ちるけどがんばって書くから待ってて!
35 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:40:08.93 ID:lX1sATf/0
また夜くるわ
38 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:41:04.81 ID:uT0zXj9u0
>>35
しばらくしたらまた来てね!約束だよ!
36 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:40:29.35 ID:uT0zXj9u0
おれたちはその日は家に帰った。
車内の空気は尋常じゃないほど重たかった
あんなに泣いてる架純を初めて見たし、架純の父さんが亡くなったことにも すごいショックを受けてた
家についても眠れなくて、明日学校休もうかと思ったけどそういうわけにもいかず重たい体にムチ打って登校した。
隣の家はまだ明かりがついていない。まだ病院にいるのだろう
その日は一日中気分が重かった。
部活にも身が入らなかったので早退した
家に帰ったら隣の家に明かりが付いていた。あぁ、帰ってきたんだな。と思いながら自宅に入り2階の自分の部屋に入り電気をつけるとおれのベットで架純が寝ていた
40 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:45:43.01 ID:WRjg0pu30
幼馴染って帰ったら家にいたとかよく出てくるけどそんなもんなの?
42 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:47:35.27 ID:kEY3Cvc60
>>40
その時が初めてだったけど先にも後にもそれっきりです
41 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:46:47.17 ID:kEY3Cvc60
なんでおれのベットに架純がいるのかわからなかったけど、毛布をかけてやってふと顔をみると涙の後が見えた。
泣いてたんだなって思いながら机で課題をこなしていた
夜の11時頃になると架純が起きてきた。
どうしておれの部屋にいるの?って聞いたら部屋に一人だと悲しくなっちゃうから おれ君が来るまでおれ君の部屋で待ってようと思った!って可愛らしいことを言ってた
その時の架純はすごい元気に見せてるように思った。
空元気ってやつ?必死に悲しさを隠そうとしていた
そんな架純をみていられなくて
無理しなくていいんだよ?おれのこともっと頼っていいんだよ?
って言ったら
ダムが決壊したかのようにブッワーって大声だしながら泣いてた。
それには流石に焦って隣で背中さすることしかできなかったなw
しばらくして落ち着いたら疲れたみたいでそのまま寝ちゃって、おれは仕方ないからリビングのソファで寝た。
43 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:49:17.32 ID:9/GeJTIR0
楽しみにしてる
46 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:52:11.70 ID:y3y/CXoF0
>>43
遅いけどごめんね(´;ω;`)
44 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:51:14.47 ID:4PGbJlH60
お前らさ、考えたことない?
なんで俺には幼馴染がいないんだよって…
こういうスレを見るたびに思う
幼馴染って伝説の生き物じゃなかったのかよ
47 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:53:10.64 ID:y3y/CXoF0
>>44
これはおれの母さんと架純の母さんが親友でいてくれたおかげやで...
45 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:51:38.20 ID:y3y/CXoF0
朝起きるとちょうどいつもの自分が起きる時間だった。
架純の様子を見に行ったらまだ寝てたから横に腰掛けて寝顔を見てた
その時に、なんだこいつ可愛いじゃん。って初めて思った
その時にそんなことを思って"しまった"
それから架純と顔を合わせると凄いドキドキするようになってしまった
今までこれっぽっちもそんなことはなかったのに急に意識してしまうようになった
あれ?架純ってもしかしてどの女子よりも可愛いんじゃないのか...??
完全に架純に取り込まれた。
48 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:53:41.42 ID:4XGVvYP40
何か実話とは思えないようなドラマチックな展開だな(´・ω・`)
けっこう引き込まれる展開だから「転載禁止」にしとかないと拡散するぞw
51 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 03:00:27.99 ID:w5JmOqD00
>>48
事実は小説よりも奇なりっていうだろ!
ちょっと違うかもしれないけどノンフィクションです
49 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:56:19.45 ID:Lr7flt31P
中学の時に良く幼なじみ姉妹遊びに来てたな。
野球応援に行っていい?って言われて恥ずかしくて断った懐かしい青春...
今では立派な妖精予備軍です
52 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 03:01:13.14 ID:w5JmOqD00
>>49
おれもまだ童帝だし恥じることはないぞ兄弟( `・ω・´)
50 :名も無き被検体774号+:2014/01/02(木) 02:59:29.44 ID:w5JmOqD00
そんなこんなで架純の父さんのお葬式も終わり
ひと段落ついた時から架純も学校に通い始めた。
最初のあたりは おれも大丈夫か不安だったのでいつもより早く家を出て架純と一緒に登校してた。
その時から学校の人に彼女かわいいね!って言われるようになったけど 彼女じゃないよ!!って必死に否定するも まんざらじゃなかった。
架純が学校に通い始めたと同時にまた一緒に下校するのも始まった。
帰り道。そう、救急車を見たあの曲がり角にさしかかった時にあの日のことを思い出してしまう。
そう思ってるのは俺だけじゃなかったらしく
明らかに架純の足取りも重くなっている
そんな架純をただ見ているだけしかできない自分が悔しくて勇気を出して架純の手をにぎった。
架純は驚いてたけど、小声でありがとう。
とだけ言って一緒に曲がり角をまがった。
なんてことはなかった
ただただ おれが勇気を少し出しただけで架純を支えることができるのだ。
そのことに気がつきおれは架純を影ながら支える覚悟をした。
>>次のページへ続く