2chの男女恋愛に関わる 復讐寝取られ旅スレVIP系 に特化した話題を掲載していきます。
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眠れないから親友の女の子の話でもする。
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47 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:27:31.28 ID:wvRdY72E0
春休みの間にエリと2人で遊びに出かけた。
街にでてかわいいアクセサリーや服を買ったりした。
はじめて可愛い服を買ったと思う。

今まで全部無難なパーカーやシャツしか買った事なかったから新
鮮だった。

今では可愛いかんじの服をしか買わなくなったけど、連れて行っ
てもらうっていう きっかけがなかったら ずっとそのままだった
と思う。




48 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:35:43.37 ID:wvRdY72E0
プリクラの撮り方も教えて貰ったし、髪型も一緒に選んで貰った。
帰りにエリの家に寄って、エリの部屋で花図鑑を見た。
菖蒲の花が1番好きだと教えてくれた。

他にも一階の花屋に猫が住み着きはじめた事や、高校では弁当を
作る予定とか、色々話したと思う。

中学の人たちに見られても もうなにも言われたりしないって事実
が、結構嬉しかった。あの人たちは僕がスーパーで買い物してる
だけでクスクス笑ってたから。




49 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:45:51.85 ID:wvRdY72E0
高校はじまってもエリが話しかけてくれるので2人で行動すること
が多かった。

エリはすぐにクラスの他の人とも打ち解けていて、僕を紹介して
くれたので中学の時ほどクラスの関係は悪くなかった。エリがい
なくても話しかけてくれる人がいるくらいには、友達もできた。




50 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:47:03.43 ID:wvRdY72E0
まだぎこちないけど、今でも当時と比べたらすごく笑うようになっ
た。無いと思ってた服の好みもわかってきたし、外食もするよう
になった。

とにかく新鮮な事ばかりで毎日が楽しくて仕方なかった。弟と話
してる最中に笑顔を見せるようになったのも、エリのおかげだ。
とてもいい友人に恵まれたと思う。




51 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:49:21.58 ID:9Bm3XFXv0
なんだか凄い良い友達だね






52 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:50:37.37 ID:wvRdY72E0
>>51
いい子だった。

人の悪口全然言わないし、弱音あんまり吐かなかったけど、ちゃ
んと人に頼ってたし。




53 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:54:09.43 ID:wvRdY72E0
そんなすてきで、僕に無いものを持ってたエリだったけど、今で
はもう

ちょうど高校生活に慣れはじめた頃だった。
梅雨が近づいていて、雨が降っていた。
高校の帰り道、2人で歩いていたら、黒い何かが凄い音を立てて、
突っ込んできた。




54 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:57:44.66 ID:wvRdY72E0
耳が痛くなるようなキンキンした音を今でも覚えてる。
交差点だったから人がいて、怒鳴っているような声が遠くで聞こ
えた。

すぐに救急車が呼ばれたらしいけど、

その時 僕は、突っ込んできた黒いものがバイクだった事と、ぐっ
たりと倒れてるエリを認識するので精一杯で、すぐに気を失って
しまった。

気付いたら病院のベッドのうえだった。




55 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:01:42.43 ID:wvRdY72E0
目が覚めてから状況を認識するのに何時間もかかったけど、何度
も何度も弟が説明してくれた。

「バイクがな、信号無視した自転車を避けようとして、そのまま
突っ込んだんだ」

「エリはお前より重傷で、アタマも強く打ってるし、骨もあちこ
ちがやられてる」

「信号無視した自転車はそのままどこかへ行ってしまった」

思い出した今でも頭がすごく痛くなって、泣きそうになる。




56 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:07:53.48 ID:wvRdY72E0
たいした怪我もなかったので僕は一週間ほどで退院出来たけど、
エリは手術やらなんやらで面会すら出来ない日々が続いた。

その間、ヤマオカくんにも、エリのご両親にも怖くて連絡出来な
かった。

どう話せばいいんだろう、自分だけたいした怪我じゃありません
でした。どういう顔をすればいいんだ。毎日自己嫌悪しながらエ
リの事ばかり考えて、学校は休みがちだった。

バイクの相手の家族は裁判だけは、裁判だけはって繰り返してた。
それに対しても嫌悪感を抱いていた。

僕はたいした怪我じゃなかったから、エリの家族にいってくださ
いと言った。あとは両親に任せっきりだった。




57 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:11:41.07 ID:wvRdY72E0
結局エリと面会出来たのは一ヶ月以上あとの事だった。

病室でエリのご両親と顔をあわせて、頭を深く下げたら何故か撫
でられた。たぶん、気を使われたんだと思う。それがもっとなさ
けなかった。

エリは以前の面影がほとんど無いくらいにやつれていた。
髪の毛は薄くなって、目は虚ろで。

僕が声をかけると、ゆっくり体をおこそうとしてたけど、それす
らもぎこちなかった。




59 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:20:02.72 ID:wvRdY72E0
身体の半分くらいが麻痺してて、口を動かすのも大変だろうと聞
かされていた。

「ゆっくりでいいよ。面会の時間終わるまでずっといるから」
そう声をかけるとぎこちなく笑ってくれた。

「哀川さんは、怪我なくてよかった」
口を開いたと思ったらそれか。
人の心配ばかりか。
情けなくて泣きそうになるのを堪えるので必死だった。

でもしばらくしてすぐにぼろぼろとエリが泣きはじめ、
「ごめん、1人になりたい」と謝られた。そりゃ一緒に事故にあっ
た相手が無傷で、自分は起きる事すら大変なんだ。嫌だろう、見
るのが。

のうのうと会いに行った自分が、その時すごく気持ち悪い人間に
思えた。




60 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:23:51.01 ID:wvRdY72E0
帰ってからご飯も食べずに「ああああ」って奇声をあげて、泣き
叫んで、ボールペンやらなんやらを足とか腕に刺しまくった。
気が動転してたんだと思う。
メンヘラって言われても仕方ないくらい、頭おかしかった。

さすがに母親と弟がかけつけて、母親が僕に頭突きをして、僕は
無気力に泣くだけに落ち着いた。弟がどうしてたかは覚えてない
けど、たぶん見下ろしてたと思う、座り込んで泣いてる僕を。




61 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:28:15.27 ID:wvRdY72E0
その日から自堕落的に過ごすようになった。

学校は単位が取れるていどに行くようになって、提出系はクラス
の人たちに手伝って貰って、あとは ひたすら引きこもってた。

何度も何度も幼馴染が家を訪ねてきたのは覚えてるんだけど、な
にを話してたのかも覚えてない。

でもある日、夏休みがはじまった日、弟に無理やり病院に連れて
こられた。はじめて弟から強引に外に誘われたので、やたら印象
深く覚えてる。




62 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:33:24.47 ID:wvRdY72E0
病院のエリの部屋の前で立ち止まった僕に、弟が実は毎日のよう
に見舞いに行ってた事、ずっとエリが僕に会いたがってる事を話
してくれた。

情けなくなってまた泣いた。

泣きながら病室に入るとエリが笑ってた。
この前はごめん、って謝られた。
謝るのはこっちなのに。

違う、違うって頭を振ったら、今度はエリがとてもつらそうに泣
き出した。声は出てなかった。出せなかったんだと思う。




63 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:37:40.94 ID:wvRdY72E0
このままじゃいけないって思って、夏休みの課題を弟に手伝って
貰い、真っ先に片付けたあと、僕はアルバイトと介護系の勉強を
するようになった。

勉強と言ってもネットで調べたり本を読み漁ったり、食べやすい
食事の作り方とかそんなんだけど。




64 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:41:28.30 ID:wvRdY72E0
学校はじまってもパン屋(早朝にこねたり並べたりする程度)でア
ルバイトしながら、放課後は病院に行って、耳が遠くなったエリ
のために、2人で一緒に手話を覚えた。

エリは手が動かせないので、手話はもっぱら僕がエリに伝えるた
めのツールになってた。

相手のご両親にはすごく感謝されたけど、ヤマオカくんとは会っ
てもなにも言えず、会釈をして僕が逃げるように立ち去ってた。




65 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:48:17.86 ID:wvRdY72E0
土日にはバイトを入れるようにして、逃げる口実を作ってた。
ヤマオカくんが土日につきっきりなのは弟から聞いていたから。

でもある日、エリが「たまにはヤマオカくんにも話しかけてあげ
なきゃだめだよ」と言い出した。さすがに避けてた事は気付かれ
てたようだった。

でもなんて話しかければいいかわからなかったから、曖昧に濁し
てしまった。




67 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:57:19.27 ID:wvRdY72E0
エリは事故前に比べて笑う事が少なくなった。
前はいつでも笑ってたから別人と話してる感覚になる時もあった
けど、やっぱり同一人物だった。

その時も笑ってなかったわけじゃないけど、儚げに笑う事が多く
なったかな。

手話で僕が何かを伝えて、わからない事があったらエリが首を傾
げるので、そこから筆談に切り替える。普段は花図鑑を一緒に眺
めて過ごしてた。




68 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:04:25.15 ID:wvRdY72E0
ある日の放課後、少し遠い進学校に通ってたから普段は来なかっ
たはずのヤマオカくんが何故かエリの病室にいた。

一瞬心臓が止まりかけたけど、逃げるわけにもいかないので、会
釈をして隣に座った。

ヤマオカくんも僕もずっと黙ってたけど、エリはどことなく嬉し
そうだった。いつものように花図鑑を開いて、エリは菖蒲の花を
指差した。

「私、菖蒲の花が好きなの。ヤマオカくんは?」

「…俺も好きだよ」

少し間があったけど、ヤマオカくんも笑って答えてた。
僕にも触れられたけど、花のことはよくわからなかったから曖昧
に返事をした。




69 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:12:32.42 ID:wvRdY72E0
帰り道、ヤマオカくんと一緒に帰ったけどほとんど無言だった。

でも家まで送って貰って、別れる時に「1人で背負いこむところま
でエリに影響されなくていい」と言われた。帰ってから何故か泣
いた。

誰も僕を責めようとしてなかったのに、僕は何に怯えてたんだろ
う。




70 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:17:43.76 ID:wvRdY72E0
夏休みも文化祭も、クリスマスも、エリはひっそりと病院ですご
していた。

簡単なリハビリもはじまっていたので順調に行けば、次の年から
は外泊も出来ると聞かされて、エリははしゃいでた。

クリスマスプレゼントは帽子とネックレスをあげた。

バイト代はほとんど使わずとってあったので奮発してたかいもの
選んだ。

ヤマオカくんとはあいかわらず話す機会もなかったけど、たまに
病室であった時に挨拶ができきるくらいにまで、関係は回復して
いた。回復もなにも、自分から壁作ってただけだったけど。





>>次のページへ続く

 

 

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