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俺が高校で先輩と肉体関係になった話
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25 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)20:57:37 ID:lrOF7Vvxh
先輩「あ、お疲れー」

俺「お疲れ様でーす」


先輩「どう?初の夏合宿は?」

俺「いやー、辛いっすね」


先輩「えー? 余裕そうに見えるけど?」

俺「いやいや、余裕なんて全然」


どうだ? 先輩と話せてるだろ?

ここまで辿り着くまでに何ヶ月も努力したからな。まぁ、この時はまだ心臓バクバク鳴ってたけど。


26 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)20:58:27 ID:lrOF7Vvxh
先輩「でも、やっぱりタケシくんの後輩だけあるね。体力あるじゃん」

俺「まぁ、そればっかり馬鹿みたいにやらされましたからねw」


先輩「そうなんだ」


先輩は そう言うと空のボトルを水道で洗い始めた。


先輩「で、何してたの?」

俺「友待ちですよ。アイツ、トイレ長いんすよ」


先輩「へー」

俺「…………」


先輩「あ、そう言えば」

俺「なんすか?」


この後の会話を、俺は今でもハッキリと覚えてる。


28 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)20:59:18 ID:lrOF7Vvxh
先輩「俺くんはさぁ、彼女とかいないの?」

俺「は?」


俺は先輩の突然の質問に呆気にとられた。


先輩「んー。だってさ、モテそうじゃん、俺くん」

俺「いやいや! いや! モテませんから! 本当!」


先輩「えー? 嘘だー」

俺「いや!ショウの方が持てますから!」


ショウってのは、一年生ベンチメンバーの一人。

こないだテレビで見た櫻井翔が当時のそいつに似てたから、とりあえずそう表記する。

先輩「あー、ショウくんはモテるだろうね。かっこいいし」


この時、先輩にかっこいいと言われたショウに嫉妬した。


29 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:01:22 ID:lrOF7Vvxh
先輩「でもさー俺くかっこいと?」

俺「尿!? いいや 俺なんて全然でから


直、嬉しかった。

のその後ので、状況はった。


輩「尿てさ、アヤちゃん好き

「は?」


ヤちゃんってのは先輩と同サッカー部のマネージャーの一ヤってのはダ名。本名をもじったアダ名しい

、ま明よりも、と大事な話がか。





30 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:02:24 ID:lrOF7Vvxh
先輩「アヤちゃんいつも私が俺くんと色々聞いて来るの」

俺「え?」


輩「と どたのー』とかんなんの話してたー』とか々」

俺「…はぁ」


俺くん的にはどう アヤちゃんの?」

先輩はボトル洗う手をめない。俺も先輩の方に見った。

アヤは可愛いか可愛くいかで言えば、可愛いの方でも、凄い愛いわけで無い。

輩が100点だとしたら、アヤは73点くらい

言うより、時スーツに打ち込んでたは眼鏡かけたは なんだっ


31 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:03:28 ID:lrOF7Vvxh
俺「アヤ先輩ですか? うーん……まぁ、可愛いとは思いますよ?」

先輩「でしょー? どう? アヤちゃんと付き合ったりは?」


俺「それは…………いや、ちょっと」

先輩「なんなら、私が橋渡ししよっか?」


そこで始めて先輩は俺に視線を向けた。

しかし、その先輩に惚れていた俺は、先輩の口から出た言葉の数々を反芻していた。


『アヤちゃん』、『付き合ったり』、それと、『橋渡し』。

まるで、『君は私の視界に入っていない』と言われてるようで、イラついた。

だから、数年経った今でも後悔するような事をしたんだと思う。


32 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:04:38 ID:lrOF7Vvxh
を洗った先輩のを掴んだ。

先輩は咄嗟の出来事にビックしていて、驚いた顔をした。

その表情に少し感を感ら、それを噛み潰して、吐き出すように言ってしまった


ちょっと? 俺

俺「……ですけ


先輩「え沿?」


俺「俺は、輩が好きなんですけど

先輩「……え?


言ってしまった。



34 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:05:51 ID:lrOF7Vvxh
たまに、妄想してた。もしも先輩に告白するとしたら、みたいな妄想を。

ちょっと、いや、かなり背伸びして入ったオシャレな店で、緊張しながらも、自分なりに精一杯考えたかっこいい告白をする、みたいな妄想。

でも現実は、こんなにもアッサリと、衝動的に、暴力的に、告白する事になった。

先輩は鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔してた。

俺は、多分泣きそうになってたと思う。


数秒、互いに沈黙。

俺はそれに耐え切れず、先輩の手を離して、その場を逃げるみたいに去った。と言うか、実際アレはもう逃げだ。言い逃げ。


35 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:06:26 ID:lrOF7Vvxh
俺は皆で休んでた大広間に戻った。

一年生の仲の良かった奴に友人の事を聞かれたけど、糞って答えて一人拗ねていた。

それから午後の戦術練習。

俺は監督に名指しで褒められるほど、キレッキレだった。

多分、いつもよりも集中していたからだと思う。

いつもよりみたいに必要以上に先輩の目を気にしてなかったし。


36 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:07:42 ID:lrOF7Vvxh
その後、合宿の日程の半分が終わった。

合宿の後半の方は一軍は地元のクラブチームとの練習試合が殆どだった。

まぁ一軍と言っても一、二年生多めのお試しメンバーみたいな感じだったけど。

で、俺はそのお試しメンバーの中で数回トップ下、司令塔のポジションを任された。

結果は、快勝。


その日三試合出場で、2ゴール4アシスト。

一年生にしなくたって上出来の結果だ。

サッカーの描写はいらんと思うかもしれないけど、我慢してくれ。





37 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:08:15 ID:lrOF7Vvxh
その日はコーチ陣、特に何故か分からないけどキーパーコーチに超褒められた。

これは今でも何故か分からん。


そんでその日、俺が出てない試合の時、先輩が話しかけてきた。

「凄かったね」とか、「カッコよかった」みたいな事を言われたと思う。正直聞いてなかった。

と言うか、先輩がまるで何もなかったみたいに話しかけたのが腹立たしくて、無視してた。


38 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:09:09 ID:lrOF7Vvxh
そして、合宿の最終日前日。

宿除して昼飯を食っら地元に帰宅じの行程だったから、質最終日

は長野の強校と尿だっ婿

前中は強豪、午練習試合行程。

一緒に簡単な練をしったけ、強豪校レベの高感した。

余談の時緒に練習たメンバの中に今躍してる選手がいたその選手を見てチの監督アイツは日代表になる」っったのが印った。


39 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:09:48 ID:lrOF7Vvxh
そして、合。綿

バーは前回の大会のバーと殆ど変わンバーの本気の一軍

はサイドハフ、はボランチ、ウはサイドバクで一年組は全タメンでに出場した。

結果は全敗。

かしは2アスト、友人は1アシ、シはなんとのアシストで1ゴールを決めた。

負けしたものの、一年人組はりの達成感で満たされてい


40 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:10:20 ID:lrOF7Vvxh
その後宿に戻り、合宿最後の夜。

俺と友人とショウの三人組とタケシさん達で風呂上がりにコーヒー牛乳一気飲み対決なんて馬鹿げた対決して当時の正GKの先輩が鼻からコーヒー牛乳を吹き出すなど、宿泊行事の夜特有のちょっと浮かれた空気を満喫していた。

で、合宿最後のチームミューティングが終わり、消灯前、トイレに向かう途中、俺は一人の女性に止められた。

アヤだった。


アヤ「あ、俺くん」

俺「あ、アヤさん。お休みなさい」

アヤ「消灯後に、トイレの前に来て」

そう言うと、アヤは足早に去って行った。


41 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:11:24 ID:lrOF7Vvxh
なんつーか、頭の中空っぽになった感じだった。

先輩との会話もあって、何と無くアヤと話しづらかった俺に、そのアヤが話しかけてきた訳で。

で、内容はお誘い。

この感じを上手く表現する言葉を知らないのが悔しい。

で、あれよこれよと言う間に就寝。

寝室は学年一緒の五人一部屋で、俺は寝室のメンバーにちょっとトイレ行くと半端な嘘をついてトイレに向かった。

しかし、トイレで待っていたのはアヤでは無かった。

先輩「……来てくれたんだ」


42 :1◆oNDhRi.Qoo :2014/08/12(火)21:12:46 ID:lrOF7Vvxh
そこにいた先輩を見た瞬間、足が一瞬止まった。

そして俺は無意識のうちに先輩に背を向け寝室に戻ろうとした。

が、俺の手首が先輩に掴まれた。


先輩「待って!」

俺「嫌です」


俺は掴まれた腕を振りほどいた。

とても先輩の顔を見れなかった。恥ずかしさからか、怒りからか、意地からか。

とにかく、ガキだった俺は、素直になれなかった。





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