171 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:07:33.56 ID:N2gYXjD60
高校もお互い地元の高校へ。
まぁ神のおせっかいかいたずらか、同じクラスだった。
高校になり制服のスカートの丈もぐっと短くなった真由は
また一段と可愛かった。
そこに輪をかけてルーズソックスという武器。
俺はますます惚れた。
化粧ほとんどしない真由だが、ギャルが苦手な俺にとってはそち
らの方が良かった。
高校になると付き合いも長いので喧嘩も多くなった。
まぁ喧嘩なんてのは日常茶飯事だし、いつも俺が折れて終わって
いた。
喧嘩の原因もくだらないものだった。
喧嘩するほど仲がいいなんて言うけど、当たってるかもしれない。
174 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:14:55.72 ID:N2gYXjD60
ここで厄介になるのが高校の同級生。
性の知識もハンパなく、また、経験者も多かったので、
「優〜まだ真由ちゃんとヤッてないのかよwwww」
とか、一番いじられたくない部分をいじられるようになってきた。
決してやりたくない訳ではなかったし、むしろしてみたかった。
でも俺には勇気がなかった。
真由も同じような質問と言うか、からかいを同級生にされていた。
俺の誕生日がちかくなった6月頭、俺は真由にショートメールを送っ
た。今は懐かしいドコモP208でねw
175 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:16:03.64 ID:n6eZgAw50
何て送ったんだ
早く早く
173 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:13:59.54 ID:n6eZgAw50
当時はルーズが主流だったんだろ?
178 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:19:57.70 ID:N2gYXjD60
>>173
当時はルーズ9割
紺ハイソ1割
これくらいの比率だった。
このショートメールに関しては、ノートに書き残してあるのでそのまま引用
俺「なー」
真由「なにー?」
俺「エッチしてみたい?」
真由「何で急にどうしたの?」
俺「俺はしてみたい」
真由「うーん」
俺「どっちだよ」
真由「してみたいかも」
俺「本当に?」
真由「優がしたいならいいよ」
俺「本当に?」
真由「優のお嫁だもん」
真由「優の好きにしていいよ」
俺は叫んだ
181 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:24:22.19 ID:N2gYXjD60
メールってすごいよね。
普段言えない言葉もメールじゃ言える。
俺は真由に電話して、本当にいいのかどうか確認した。
真由はいいよと答えた。
誕生日会は俺の部屋で毎年行っているので、
その日に決行すると真由に勢いで言った。
真由は苦笑いの様な感じでいいよと答えた。
そして誕生日の6月15日・・・・・
忘れる事が出来ない1日になってしまう。
190 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:40:00.90 ID:N2gYXjD60
平日だったので、学校帰りに真由と一緒にスーパーへ行き、
誕生日会で食べるものを買う。
お菓子とかジュースとか。
ホントはお酒とか欲しかったけど、真由は飲めないし、
制服だったから買えなかった。
一通り食材を買って家路へ急ぐ。
帰り途中に真由と喧嘩した。
内容なんか覚えてないくらいささいな事だ。
しかしいつもなら折れる俺もなぜか折れなかった。
真由もいつもならすぐ機嫌直るのに今日は直らなかった。
お互いふてくされた顔しながら俺の家に到着。
この雰囲気打破しないとエッチできないかもと思った俺は、雰囲
気変えるのに必死だった。
しかし真由の機嫌は直らない。
「はい!誕生日プレゼント!」
とかぶっきらぼうに小さな箱渡してくるし。
こっちが折れてんのに調子こきやがってとか考えてるうちに、
こっちまでイライラしてきた。
「そんな怒ってんなら誕生会したって面白くないろ?帰っていい
ぞ?」
俺が冷たく言い放つと、真由は
「あっそ!じゃあ帰るよ!!バイバイ!!」
と、荷物を置いて出て行ってしまった。
なんなんだよ・・・・とか思いつつ、真由の事を追いもしなかっ
た。一人で冷静になり、もう一度謝ろうと決めた俺は真由の携帯
に電話をかけた。すると、部屋の中から真由の携帯の着信音が。
アイツ携帯まで置いて行ったのかよ・・・。
194 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:44:54.61 ID:N2gYXjD60
まぁそのうち取りに来るだろうと腹を決め待っていた。
しかしいくら待っても電話を取りに来ない。
夕方になっても真由が携帯を取りに来る事はなかった。
真由が家を出て2時間くらい経ってから、さすがにおかしいと思い、
真由の家に電話した。
誰も出ない。真由の家も留守みたいだ。
197 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:49:42.57 ID:N2gYXjD60
突然俺の携帯が鳴る。
真由ママだ。
電話に出てみる。
「もしもし?」
「優君?真由が・・・真由が・・・あぁぁぁーーーっ!!」
真由ママが発狂するくらい泣いている。
全然会話にならない。
すると真由パパが電話に代わった。
「優?真由な、・・・死んじゃったよ」
「・・・え?」
一気に頭の中が真っ白になった。
199 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:50:16.77 ID:n6eZgAw50
嘘だろ?
おい
おい
おい・・・
200 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:51:05.92 ID:6L3+fQTa0
ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜
201 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:52:50.87 ID:pyaHc+Xq0
嘘だろ?
嘘だって言ってくれよ・・・
204 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:54:53.57 ID:Vxz2su540
こんなの絶対おかしいよ
207 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:56:27.75 ID:AgRr+sR/0
釣り宣言してくれ〜
210 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:57:32.89 ID:N2gYXjD60
真由パパは淡々と話す。
「優?聞こえてるか?敏はいるか?代わってくれ」
敏とは俺の親父で名前は敏弘(としひろ)って読む
放心状態で仕事から帰ってきたばっかの親父に電話を渡す
親父は何で電話渡されたのかも分からずに電話に出る。
みるみる声色が低くなっていく。
電話を切った後、親父は俺の両方をぐっと掴んで、
「今から病院に行くぞ」
とだけ言った。
それでもまだ放心状態だった俺は何が何だか分からずにいた。
すると親父は俺の頬を殴り、
「ぼっとしてるな!早く車に乗れ!」
叫んだ。
212 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:02:47.95 ID:N2gYXjD60
殴られて目が覚め、一気に体が震えてきた。
もう立ってられないくらい。
膝から崩れ落ちるってこのこと言うんだろうね。
その場で座り込んだ俺を見て親父は、
俺の胸倉を掴み、ひきづりながら車に俺を投げ込んだ。
車の中で親父は俺に何か言ってたけど覚えていない。
病院についても、俺は車から動けなかった。
またしても親父が俺の胸倉を掴み、ひきづりながら病院の中へ入っ
て行った。
緊急外来から入り、処置室?みたいなところまでひきづられた。
215 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:05:40.19 ID:N2gYXjD60
ベットに横になっていた真由は俺の知ってる真由ではなかった。
綺麗な顔は傷だらけ。
綺麗な髪もぐじゃぐじゃ
白かった肌は土色?のような色になっていた。
話を聞けば4tトラックにはねられたらしい。
場所は小学校近くの公園付近。
217 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:08:23.51 ID:N2gYXjD60
即死だったらしい。
俺は今までにないくらいに泣いた。
泣いてゲロまで吐いた。初めての経験だった。
その後機械的に物事は進み、真由は骨になった。
火葬の日、初めて俺は真由パパ、真由ママに当時何があったか話
した。
220 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:11:06.20 ID:N2gYXjD60
すべてを聞いた後、真由パパは俺をぶん殴った。
奥歯が根元から折れて、折れた歯で頬に穴が開いた。
鼻も曲がった。眼球も内出血した。
親父はただじっと眺めていた。
他の親族も誰も止めなかった。
その時、俺もこのまま死ねればいいのにって思った。
223 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:16:52.87 ID:N2gYXjD60
何発殴られたんだろう。
意識が朦朧とするなか、真由パパは俺の胸倉を掴んでこう言った。
「優、痛いか?それが生きてるって証拠だ。俺に殴られて死にた
いとか 思ったか?もし思ったんなら俺がここで殺してやるよ。」
俺は全力で首を振った。
もう血が飛び散る勢いでね。
真由パパは
「おまえは真由の命も背負っているんだ。
死にたいとか思ったら
俺が許さないからな?わかったか?」
俺は虫の様な声ではい・・・とだけ答えた。
次の瞬間意識が途切れた。
起きた時には病院だった。
227 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:30:38.78 ID:N2gYXjD60
お袋が側にいた。
お袋は俺がもらった真由からのプレゼントと、手紙を持っていた。
プレゼントの中身は二人で少しずつ毎月貯金して真由が選んでく
れたペアリングだった。
手紙は俺の部屋に置いていった真由のカバンの中にあった手紙らしい。
手紙の中味はこう書いてあった。
大好きな優へ
小学校の頃から付き合い始めてなんだかんだでもう4年になるね。
優との思い出は私にとって大事な思い出です。
普段は意地っ張りでいじわるだけど、時々見せる甘えた顔の優が
大好きです。
野球を一生懸命やっている優が大好きです。
友達とふざけて笑ってる優の笑顔が大好きです。
パパさんのお手伝いをしてる真剣な優が大好きです。
私の頭なでてくれる優の手が大好きです。
ぎゅっとしてくれる優の腕が大好きです。
優の好きなところ書いていくと書ききれません。
私を好きになってくれてありがとう。
私と付き合ってくれてありがとう。
まだまだ子供な真由ですが、優の立派なお嫁さんになります。
だからいつまでも一緒にいてください。
嫌わないでください。
いつまでも一緒にいようね。
それで、世界一幸せな家庭にしようね。
世界で一番かわいい赤ちゃん作ろうね。
まだまだ書きたいけど恥ずかしいのでやめておきます。
大好きな優が16歳の今年幸せな一年でありますように祈ってます。
真由
>>次のページへ続く
高校もお互い地元の高校へ。
まぁ神のおせっかいかいたずらか、同じクラスだった。
高校になり制服のスカートの丈もぐっと短くなった真由は
また一段と可愛かった。
そこに輪をかけてルーズソックスという武器。
俺はますます惚れた。
化粧ほとんどしない真由だが、ギャルが苦手な俺にとってはそち
らの方が良かった。
高校になると付き合いも長いので喧嘩も多くなった。
まぁ喧嘩なんてのは日常茶飯事だし、いつも俺が折れて終わって
いた。
喧嘩の原因もくだらないものだった。
喧嘩するほど仲がいいなんて言うけど、当たってるかもしれない。
174 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:14:55.72 ID:N2gYXjD60
ここで厄介になるのが高校の同級生。
性の知識もハンパなく、また、経験者も多かったので、
「優〜まだ真由ちゃんとヤッてないのかよwwww」
とか、一番いじられたくない部分をいじられるようになってきた。
決してやりたくない訳ではなかったし、むしろしてみたかった。
でも俺には勇気がなかった。
真由も同じような質問と言うか、からかいを同級生にされていた。
俺の誕生日がちかくなった6月頭、俺は真由にショートメールを送っ
た。今は懐かしいドコモP208でねw
175 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:16:03.64 ID:n6eZgAw50
何て送ったんだ
早く早く
173 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:13:59.54 ID:n6eZgAw50
当時はルーズが主流だったんだろ?
178 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:19:57.70 ID:N2gYXjD60
>>173
当時はルーズ9割
紺ハイソ1割
これくらいの比率だった。
このショートメールに関しては、ノートに書き残してあるのでそのまま引用
俺「なー」
真由「なにー?」
俺「エッチしてみたい?」
真由「何で急にどうしたの?」
俺「俺はしてみたい」
真由「うーん」
俺「どっちだよ」
真由「してみたいかも」
俺「本当に?」
真由「優がしたいならいいよ」
俺「本当に?」
真由「優のお嫁だもん」
真由「優の好きにしていいよ」
俺は叫んだ
181 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:24:22.19 ID:N2gYXjD60
メールってすごいよね。
普段言えない言葉もメールじゃ言える。
俺は真由に電話して、本当にいいのかどうか確認した。
真由はいいよと答えた。
誕生日会は俺の部屋で毎年行っているので、
その日に決行すると真由に勢いで言った。
真由は苦笑いの様な感じでいいよと答えた。
そして誕生日の6月15日・・・・・
忘れる事が出来ない1日になってしまう。
190 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:40:00.90 ID:N2gYXjD60
平日だったので、学校帰りに真由と一緒にスーパーへ行き、
誕生日会で食べるものを買う。
お菓子とかジュースとか。
ホントはお酒とか欲しかったけど、真由は飲めないし、
制服だったから買えなかった。
一通り食材を買って家路へ急ぐ。
帰り途中に真由と喧嘩した。
内容なんか覚えてないくらいささいな事だ。
しかしいつもなら折れる俺もなぜか折れなかった。
真由もいつもならすぐ機嫌直るのに今日は直らなかった。
お互いふてくされた顔しながら俺の家に到着。
この雰囲気打破しないとエッチできないかもと思った俺は、雰囲
気変えるのに必死だった。
しかし真由の機嫌は直らない。
「はい!誕生日プレゼント!」
とかぶっきらぼうに小さな箱渡してくるし。
こっちが折れてんのに調子こきやがってとか考えてるうちに、
こっちまでイライラしてきた。
「そんな怒ってんなら誕生会したって面白くないろ?帰っていい
ぞ?」
俺が冷たく言い放つと、真由は
「あっそ!じゃあ帰るよ!!バイバイ!!」
と、荷物を置いて出て行ってしまった。
なんなんだよ・・・・とか思いつつ、真由の事を追いもしなかっ
た。一人で冷静になり、もう一度謝ろうと決めた俺は真由の携帯
に電話をかけた。すると、部屋の中から真由の携帯の着信音が。
アイツ携帯まで置いて行ったのかよ・・・。
194 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:44:54.61 ID:N2gYXjD60
まぁそのうち取りに来るだろうと腹を決め待っていた。
しかしいくら待っても電話を取りに来ない。
夕方になっても真由が携帯を取りに来る事はなかった。
真由が家を出て2時間くらい経ってから、さすがにおかしいと思い、
真由の家に電話した。
誰も出ない。真由の家も留守みたいだ。
197 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:49:42.57 ID:N2gYXjD60
突然俺の携帯が鳴る。
真由ママだ。
電話に出てみる。
「もしもし?」
「優君?真由が・・・真由が・・・あぁぁぁーーーっ!!」
真由ママが発狂するくらい泣いている。
全然会話にならない。
すると真由パパが電話に代わった。
「優?真由な、・・・死んじゃったよ」
「・・・え?」
一気に頭の中が真っ白になった。
199 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:50:16.77 ID:n6eZgAw50
嘘だろ?
おい
おい
おい・・・
200 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:51:05.92 ID:6L3+fQTa0
ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜
201 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:52:50.87 ID:pyaHc+Xq0
嘘だろ?
嘘だって言ってくれよ・・・
204 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:54:53.57 ID:Vxz2su540
こんなの絶対おかしいよ
207 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:56:27.75 ID:AgRr+sR/0
釣り宣言してくれ〜
210 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 04:57:32.89 ID:N2gYXjD60
真由パパは淡々と話す。
「優?聞こえてるか?敏はいるか?代わってくれ」
敏とは俺の親父で名前は敏弘(としひろ)って読む
放心状態で仕事から帰ってきたばっかの親父に電話を渡す
親父は何で電話渡されたのかも分からずに電話に出る。
みるみる声色が低くなっていく。
電話を切った後、親父は俺の両方をぐっと掴んで、
「今から病院に行くぞ」
とだけ言った。
それでもまだ放心状態だった俺は何が何だか分からずにいた。
すると親父は俺の頬を殴り、
「ぼっとしてるな!早く車に乗れ!」
叫んだ。
212 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:02:47.95 ID:N2gYXjD60
殴られて目が覚め、一気に体が震えてきた。
もう立ってられないくらい。
膝から崩れ落ちるってこのこと言うんだろうね。
その場で座り込んだ俺を見て親父は、
俺の胸倉を掴み、ひきづりながら車に俺を投げ込んだ。
車の中で親父は俺に何か言ってたけど覚えていない。
病院についても、俺は車から動けなかった。
またしても親父が俺の胸倉を掴み、ひきづりながら病院の中へ入っ
て行った。
緊急外来から入り、処置室?みたいなところまでひきづられた。
215 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:05:40.19 ID:N2gYXjD60
ベットに横になっていた真由は俺の知ってる真由ではなかった。
綺麗な顔は傷だらけ。
綺麗な髪もぐじゃぐじゃ
白かった肌は土色?のような色になっていた。
話を聞けば4tトラックにはねられたらしい。
場所は小学校近くの公園付近。
217 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:08:23.51 ID:N2gYXjD60
即死だったらしい。
俺は今までにないくらいに泣いた。
泣いてゲロまで吐いた。初めての経験だった。
その後機械的に物事は進み、真由は骨になった。
火葬の日、初めて俺は真由パパ、真由ママに当時何があったか話
した。
220 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:11:06.20 ID:N2gYXjD60
すべてを聞いた後、真由パパは俺をぶん殴った。
奥歯が根元から折れて、折れた歯で頬に穴が開いた。
鼻も曲がった。眼球も内出血した。
親父はただじっと眺めていた。
他の親族も誰も止めなかった。
その時、俺もこのまま死ねればいいのにって思った。
223 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:16:52.87 ID:N2gYXjD60
何発殴られたんだろう。
意識が朦朧とするなか、真由パパは俺の胸倉を掴んでこう言った。
「優、痛いか?それが生きてるって証拠だ。俺に殴られて死にた
いとか 思ったか?もし思ったんなら俺がここで殺してやるよ。」
俺は全力で首を振った。
もう血が飛び散る勢いでね。
真由パパは
「おまえは真由の命も背負っているんだ。
死にたいとか思ったら
俺が許さないからな?わかったか?」
俺は虫の様な声ではい・・・とだけ答えた。
次の瞬間意識が途切れた。
起きた時には病院だった。
227 :名も無き被検体774号+:2012/01/27(金) 05:30:38.78 ID:N2gYXjD60
お袋が側にいた。
お袋は俺がもらった真由からのプレゼントと、手紙を持っていた。
プレゼントの中身は二人で少しずつ毎月貯金して真由が選んでく
れたペアリングだった。
手紙は俺の部屋に置いていった真由のカバンの中にあった手紙らしい。
手紙の中味はこう書いてあった。
大好きな優へ
小学校の頃から付き合い始めてなんだかんだでもう4年になるね。
優との思い出は私にとって大事な思い出です。
普段は意地っ張りでいじわるだけど、時々見せる甘えた顔の優が
大好きです。
野球を一生懸命やっている優が大好きです。
友達とふざけて笑ってる優の笑顔が大好きです。
パパさんのお手伝いをしてる真剣な優が大好きです。
私の頭なでてくれる優の手が大好きです。
ぎゅっとしてくれる優の腕が大好きです。
優の好きなところ書いていくと書ききれません。
私を好きになってくれてありがとう。
私と付き合ってくれてありがとう。
まだまだ子供な真由ですが、優の立派なお嫁さんになります。
だからいつまでも一緒にいてください。
嫌わないでください。
いつまでも一緒にいようね。
それで、世界一幸せな家庭にしようね。
世界で一番かわいい赤ちゃん作ろうね。
まだまだ書きたいけど恥ずかしいのでやめておきます。
大好きな優が16歳の今年幸せな一年でありますように祈ってます。
真由
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