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職も金もなく人間不信,女性恐怖症の人生ドン底の俺が大逆転した話

 




40 :しさん@おーぷ2015/04/15(水)01:16:27 ID:nvU
んか目が覚たのでカキ

職も金も生どん底 人間不信女性症を発症していた(25)が 人間不信怖症だった恩人のん(17)に家庭教師すことになっのがきっかけ

今思ばい「持ってる」人とはいしたものだと思


41 :名無しさん@おーぷん :2015/04/15(水)06:34:07 ID:qsh
>>40
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| お巡りさん、moge事件です

|______ _____
____   V
\=@(ヽ
( ・∀・)| ∧_∧
// У ノ(`・ω・)
(フ==◎=|と  ニア
(_)_) しーJ


42 :40 :2015/04/16(木)00:37:11 ID:9mv
>>41
手を出したときは合法だから問題ありません!

仕方ないkwsk説明させていただこう。

登場人物


俺 フツメン 人間不信の上 女性恐怖症を発症

現嫁 Aさんの娘 人間不信の上 男性恐怖症を発症

Aさん 現義父 入社当時の直接の上司で大恩人

B君 地元支社に異動してきた後輩

元嫁 幼馴染 俺のトラウマの元凶の片割れ

クズ太 同級生で同僚 俺地元の名家の出 俺のトラウマの片割れ

逝 イケメン 現嫁の同級生 現嫁のトラウマの元凶


ウチの父は転勤族だったが、俺や兄貴が大学に入るまでは移動しないでいいようにしてくれていた。

俺は地元の人たちと仲が良く、大学に入って母が父のもとに行って実家がなくなっても地元に帰っていた。

当時実家のアパートで隣に住んでいた幼馴染(元嫁)を何かと助け、自分が中3のころから正式につきあい始める。

両親はどこか考え方が古い部分があり、貞操は結婚するまでは守ること、と常々言い含められ清いお付き合いだった。





43 :40 :2015/04/16(木)00:38:53 ID:9mv
大学を卒業し、入社した会社で後の大恩人で現義父であるAさんに教わる。

1年後、Aさんのやり方をきっちり習得し、自分の希望とAさんの口利きで地元支社へと異動。

1年間地元で下地を作り上げ、成果をだす。

ほぼ同時期に元嫁にプロポーズ。新婚旅行の為 会社に一週間有給を申請して 日曜日に婚姻届を出すが、その日に行方不明だった元嫁父が戻ってきたことを元嫁母から聞かされる。

この元嫁父というのがパチンカスでDV野郎のサイマーな上 浮気性という役満のような真正のクズ。

元嫁母は両親の反対も顧みず駆け落ちした手前、離婚できなかったと聞いていた。

元嫁に助けてと請われ、自宅に元嫁を匿い、兄や地元の知り合いと協力し、DQN行為で土曜日にようやく追い出すことに成功。ここまで元嫁と。

追い出した翌日、同級生で同僚のGクズ太襲来。

俺が元嫁父を追い出すのに奔走している間に元嫁がクズ太に口説かれNTRてたことが判明。

300万をたたきつけられて離婚され呆然自失。


クズ太と会うのが苦痛ながら翌日出勤するも、なぜか有給申請がなかったことになっており無断欠勤5日で懲戒解雇処分。

さらに損害賠償を請求され一文無しに。

会社の処分に関して何も言わないというわけのわからない念書を書かされ、追放。

ふらふらとしているところを元嫁父を追い出すのに協力してくれた友人たちに見つかるも、頭が混乱していた俺は暴言を吐きちらす。

携帯電話には俺が元嫁をクズ太に金で売ったという噂、DV被害にあっていた元嫁をクズ太が救ったというデマを信じた顔見知りたちからのメールと電話の嵐。

そのせいで人間不信になったうえ、さらに、人生のほとんどを一緒にしてきた幼馴染の裏切りがあまりにもショックで「愛してる」とか「大好き」という言葉を信じられないようになり、女性に対する不信感が特に強くなり、恐怖症を発症。

女性と近くにいるだけで吐き気を催し、狭い密室に二人きりになれば体は震え意識が朦朧とし、接触しようものなら痙攣して泣き叫んで発狂するレベルだった。


44 :40 :2015/04/16(木)00:41:40 ID:9mv
そんな状態では どこにも行けるはずもなく。

かといって家も車も失った状態では何もできないので 人の来ない寂れた公園で ぼんやりと過ごしているとAさんが来た。

なんでも、後輩のB君が会社の処分がおかしい上 俺の状態がヤバいということで 俺とB君の面倒見のいい上司だったAさんに連絡したらしい。

仕事を投げ出して(引き継ぎはしっかりしていたので大丈夫だったらしい)まで自分のことを気にかけてくれたAさんや 助けを呼んでくれていたB君のおかげで頭が冷え、人間不信自体は かなりマシに。

いわれのない暴言を受けたのに、それでも心配してくれていた友人たちには お礼と謝罪をして回った。

その頃 両親は海外、兄は新婚ほやほやだったため行くのは躊躇われ、帰る場所がなかったが、Aさんの厚意でAさん宅にお邪魔に。

Aさん宅に住まわせてもらう見返りと対人関係のリハビリを兼ねて17になるAさんの娘である現嫁の勉強を見てやってほしい、と依頼される。

初めに会った時の現嫁の印象は「地味で暗いおどおどした気弱な娘」。

それもそのはず、現嫁は人間不信で男性恐怖症を発症していた。

俺と同じレベルで。


45 :40 :2015/04/16(木)00:48:53 ID:9mv
なんでも、中学2年の時、学年1の逝(顔だけ、自己中)に告白されたが、拒否。

それでも「大好きだから」を連呼されてキスされそうになったり胸をもまれたりといろいろされそうになり、全力で拒否。

すると「イケメンモテモテの俺様に告白されてるのに受け入れようとしない最低女」と詰られ、男子たちからは お高く留まった最低女と吐き捨てられ、彼を好きだった女の子たちからは いじめられるように。

仲の良かった親友の子も敵になったとらしい。


そのせいで人間不信になり、男性には恐怖を感じるようになったという。

逝のせいで「大好き」や「愛してる」などという言葉もトラウマに。

3年生の時も いじめは続いたので高校は遠くの女子校を選んだらしい。

そっちはそっちで陰湿ないじめがあるらしいが、元から見知らぬ他人で親友とよべる人もいなかったのでスルーできたらしい。

そんな現嫁の前に いきなり現れた見知らぬ他人。しかも男で年上の社会人が同居して自分に勉強を教えるという。

現嫁にとって修羅場以外の何物でもなかったことだろう。


そんなことを知らない俺。

女性恐怖症ではあるがAさんの厚意に答えるべく真面目に取り組む。

流石に現役JKの部屋に二人っきりは無理ということでリビングでAさんの奥さん(以下A奥)監視の元、勉強を教えだす。

Aさんの部屋を借りて勉強し、A奥では大変な力仕事を手伝いながら、学校から帰ってきた現嫁に勉強を教える、という生活サイクルが確立する。

現嫁は飲み込みが早く、わからないところは じっくりと潰せば理解できるので正直 家庭教師の意味は あまりなかった。

なんだかんだ生活を続けていれば たわいもない話もするようになり、互いの話もするようになってきた。

そのうち二人で部屋で勉強しても大丈夫なようになり、距離さえ気を付ければ普通に話せるようにもなった。

ただ、やはり異性との接触は吐き気を催すレベルで存続した。


46 :40 :2015/04/16(木)00:50:28 ID:9mv
1年後、現嫁は俺が通っていた大学に入学が決まり、俺はAさんと元会社に嫌気がさした有志たちとで立ち上げていた、元会社と同業の会社に就職することになった。

会社の創立メンバーは元会社時代にAさんの紹介で知り合っている人が多く、快く受け入れてくれた。

Aさんにお礼を言い、少し広めの社宅に移り住むことにした。

働いて給料の一部を1年分の家賃としてお返しするという話をしたら、お金を返す代わりに現嫁を一緒に住まわせてくれ、といわれた。

確かにAさん宅より新しい社宅の方が大学に近いが、男一人の家に娘を住まわせるのはどうなのか。

そう問いかけると

「俺君を信頼しているから大丈夫」

「俺君は僕の信頼を裏切るのか」

と言われてしまったので腹をくくるしかなかった。

新しい家電やら何やらまで世話をしてくれてAさんには完全に頭が上がらない状態に。


恩を仕事で返すべくバリバリ働いた。

家の家事は分担していたが、平日の食事は現嫁が作ってくれていることが多かった。

互いのトラウマについても話せるくらいには気を許せるようになっていた。

現嫁は俺の所属していたゼミに入ったらしく、卒論研究のアドバイスを求められたりした。

伝手を使い 外回りの際に現嫁や同じゼミの所属学生を連れていき 俺が商談している間、見学させてもらったり業界情報を教えてもらったりしていただいた。

学生の着眼点から新たなものが見えたりもする上、自分たちの仕事も知ってもらえるので是非、と快諾してくれる人たちが多かったのが幸いした。

互いの異性恐怖症は接触だけ改善しないままだった。





47 :40 :2015/04/16(木)00:53:25 ID:9mv
会社婿うとAさんの手腕もあり ぐんぐん業績が向上、入社て4には支社を新たに出せるベルにまでになってた。

そんな、現嫁論終了コンパで事こった。

が完成したは俺さんのおげもるの ぜひ来てくだ嫁との友人から言事がってからなら、返事をした。

仕事を終え会場へと向かうと、会店ので何もめている声

よく聞けば片現嫁の声。かも相当嫌がっている

駆け付けると、そこに現嫁に迫る酔っぱらっ男の姿

嫁が泣いてを見て頭血が上りかっとなり、ダッシュしてを振り上げ、遠心力で男の顔を張り飛ばした。

っ飛ぶ男と崩れ落現嫁。

し現嫁クになっているのかババタと暴ていた。

どうにかしない、と思った分と彼の恐症のことも忘、現嫁を抱きした。

「大丈夫、俺いて大丈だから」と頭をぽんぽんと軽く叩きがら抱きしめていると、現嫁が顔をげ、俺た。

間近る現嫁顔は涙でぐしだったが、安したのか俺にり付いて泣き

で そなことたら野次馬集まり、嫁を心配してきたゼミの仲間が店のら出てきた。


48 :40 :2015/04/16(木)00:55:50 ID:9mv
ゼミの仲間が事情が分からず混乱していると、ふっとばした酔っ払い男が起き上がってきた。

そして、俺に抱きしめられている現嫁を見たそいつが

「男つきかよ、相手おっさんじゃねぇか、円光かよ最低じゃねぇかビッチが!」

と喚き散らした。

「中学ん時からやってたんだろ、じゃねぇと俺の告白ことわるわけねぇもんな!」

とかわめいたので こいつが現嫁のトラウマを作った逝であると判明。

俺は詰め寄ろうとしたゼミのメンバーを止め、現嫁を任せると 男に詰め寄って胸倉掴んで思いっきり頭突きかましたった。

そして痛みに悶える逝の股間に膝ブチ込んだ。

逝泡吹いて股間押さえてへたり込んだ。

野次馬から「うわぁ」とか聞こえた。

その股間の前に右足叩きつけて逝にガンつけながらぶちまけた。

「ふざけてんじゃねぇぞ この槍珍野郎!

「(現嫁)ちゃんは てめぇのせいで人間不信で男に近づくだけで吐きそうになるほどトラウマ負ってたんだ

今でも男に触るだけで発狂しそうになるんだ

当然処女じゃボケナスカス!

てめぇみてぇに頭と股間が直結してるような年中発情してる糞猿と一緒にしてんじゃねぇぞ

このドサンピン!」(意訳)


もうちょっとぶちまけようと思ったら背中をばんばん叩かれた。

振り返ったら顔を真っ赤にした現嫁がいた。

周りの視線と自分が言った言葉を思いだし、速攻で現嫁に土下座した。

流石に飲み直しの空気ではなかったので解散、後日ゼミだけで もう一度することになった。


49 :40 :2015/04/16(木)00:56:35 ID:9mv
逝は同じ学科の違うゼミに所属していたらしく、取る授業もかぶらなかったので互いに気付かなかったらしい(4年過ごしてそれもどうかと思うが)。

卒論打ち上げは学科単位で行われたため、顔を合わせることになったという。

逝の顔は見るのも嫌だったので関わらないよう立ち回り、そろそろ俺が来るだろうと こっそり外に出たらしい。

そこを逝が目ざとく気づき、トイレに行くふりをして現嫁を追ってきたとのこと。

「昔のことは水に流してやるから俺と付き合えよ」とかふざけたことを言っていたらしい。


テーブルを挟んで向かい合い、昨日の話をしていると

「どうしてそこまで私のことで怒れるんですか」

と聞かれて返事に詰まった。

少し考えさせてもらい、自分の中の気持ちを整理して伝えた。


50 :40 :2015/04/16(木)00:59:09 ID:9mv
「家庭教師をした1年間で、現嫁ちゃんを妹のように感じた」

「恩人のAさんの娘さんであり、俺がAさんに信頼されて預かっているのだから、それに応えようという気持ちもある」

ここまでで明らかに落胆している現嫁。

それを見て うぬぼれてもいいのだろうか、と迷いながらも続けた。

「だが、なによりこの4年間一緒に過ごして、現嫁ちゃんと一緒にいる空気がやさしく、自分の居場所のように感じた」

「体調に気を使って消化のいい料理を作ってくれていた」

「疲れのとれる入浴剤を選んで入れてくれていた」

「リラックスできるアロマを焚いてくれていた」

「一緒に住んでいるだけの俺に ここまで気を使ってくれている現嫁ちゃんを馬鹿にされたのが許せなかった」

「現嫁ちゃんを大事にしたいと思った」

ただ、やはり肝心の言葉だけは出せなかった。

それを口にした瞬間に、全てが嘘になるような気がしたから。

それでも、精一杯を口にした。

「俺が君に何を返せるか。何をしてあげられるのか。隣にいる資格があるのかわからないけれど」

「できればこれからもずっと、そばにいてほしい」

はは、これじゃあまるでプロポーズだな、と苦笑いした。

そして顔を上げて見えたのは口元に手を当てて涙を流す現嫁の姿だった。




>>次のページへ続く


 

 

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