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幼馴染の男の子の話
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86 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:06:45.12 ID:aFMMewx00
その後、普通なら他愛もない話しをするだろうけど、私は焦っていきなり聞いた。
ゆみ『あ、あの、あのね、健介とは今でも一緒に遊んでる?』
カズ『うん、ショッチュウ。週末は大体どっちかのウチにおるよ。健介がどうした?』
ゆみ『ちょっと話したいことがあって』
カズ『なになに???・・・まあいいや。帰ったらそのまま健介んとこ行って伝えとくよ。
   電話させたらいい?』
ゆみ『うん、できたらお願い』
カズ『ういーす。あいつ、意外ともてるな。(ニヤニヤ』
ゆみ『そんなんじゃないってーー(ほんとは思いっきりそんなんやけど・・・)』
カズ『わかったよー。んじゃ帰ったら言っとくよー』

そういってカズ君はチャリで帰っていった。






87 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:07:40.21 ID:aFMMewx00
この時代はまだ個人情報なんとかもうるさくなく、
卒業アルバムみれば普通に電話番号と住所は載っていた。
だから、健介もうちの番号はすぐにわかるはず。


私のうちまでチャリで10分
カズ君(健介)のうちまで、チャリで20分
カズ君が健介に直接言いにいくとなると、その直後に電話くるかもしれない。

私は必死にチャリをこいだ。
冬なんで寒かった。でもこいだ。汗が出てきた。
多分、あの時が生涯一番早くチャリをこいだと思う。

必要以上にドキドキした。これはチャリを必死でこいだせいではないかも。






88 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:08:30.95 ID:aFMMewx00
家にかえりついた。
お母さんが私の息遣いと焦りようをみて、ビビってた。
『と、友達・・・から・・・でん・・わ・・・くる・・・から・・・・ハァハァ』

といって、子機を握り締めて自分の部屋にいった。
お母さんが飲み物もってきてくれた。やさしい。
でも、部屋にいられると電話どころじゃないので、すぐに追い出した。

ずっと子機を握り締めて待った。
チャリに乗ってるときから、動悸がとまらない。
ずっと心臓がドキドキしている。






89 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:09:21.05 ID:aFMMewx00

もうすぐカズ君が家につくころ。
健介にすぐ伝えてくれるんかな?
そのまま二人で遊ぶのかな?
すぐに電話あるかな?

すぐに電話があるという確証はなかったけど、ずっと受話器もって部屋でまった。






90 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:07.71 ID:aFMMewx00
帰り着いて30分たった時、着信音が鳴った。
この時が今考えても人生で一番ドキドキした瞬間かもしれない。

一回深呼吸して、2コールなった時に通話ボタンを押した。






電話の相手は親戚のおばちゃんだった・・・・orz









91 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:10:58.23 ID:aFMMewx00
すぐにお母さんと電話かわった。
その後、長電話になった・・・・・・
15分たってもお母さんは電話おわらない。



私は無言でお母さんの前に腕を組んで仁王立ちした。
お母さんがこっちに気がついたので、電話使いたいって事をジェスチャーで伝えた。
おかあさんはゴメンってジェスチャーをして、すぐに電話きってくれた。
お母さん、私にはいつも優しい。



そして、子機を握り締めて部屋に戻った。






92 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:11:37.98 ID:aFMMewx00
部屋に戻ってドアを閉めた途端に着信音がなった。
びっくりして電話を落としてしまった。


そして、子機の電池が抜けてしまった。
いれようとしても、手が震えてなかなか入らない。
焦ると余計に入らない・・・


そうこうしてるうちに、一階でお母さんが電話にでた。
健介でありませんようにって祈った。






93 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:12:26.82 ID:aFMMewx00
『ゆみーー、電話よーーー』と大きな声で1階から呼ばれた。
平静を装って1階にいったけど、お母さんは必要以上にニヤニヤしていた。
『男の人からよ。』って電話を渡された、ものすごく恥ずかしかった。

すぐに保留ボタンを押して、自分が持ってる子機に電池を入れ、
子機に転送して、自分の部屋に入った。

ドキドキしながら通話ボタンを押した。






94 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:13:29.16 ID:aFMMewx00
ゆみ『も、もしもし・・』
健介『おー、久しぶりやなー。元気か?』

ひっさしぶりに聞くいつもテンション高めの健介の声。
なんか少しだけ涙が出そうになった。

健介『ん?どした?カズから聞いて電話したけど。』

そこで、自分から電話してといいながら、
涙こらえてるうちに も・もしもし・・ しか話してない事に気がついた。

声を聞いたら、会いたくなってきた。
最初は電話で告白しようかと思ってたけど、会うことにした。

ゆみ『あのね、ちょっと話したい事あるから、今からあってくれん?』

健介『なんやどうしたー?ま、暇やけんどこでもいくよ。
   ゆみんちの近所、公民館の横に公園あるやろ。
    あそこまでいくぜー。んじゃー』

そういって、一方的に電話きられた。






95 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:14:12.80 ID:aFMMewx00
告白できなくて、今日は電話で少し話すだけにしようかなとか
最初は思ってたけど、
こうなるともう、あとに引けなくなってきた。
絶対に今日告白してやるって、逆に気合いが入ってきた。

健介のうちから公園までチャリで10分。
それまでに用意して公園までいかなければ。






96 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:15:03.49 ID:aFMMewx00
服はどうしよう?
一番お気に入りの服は洗濯したままだった。
しょうがないので選んだ。時間がかかった。
髪型はへんじゃないかな?
高校生なので少しぐらいお化粧したほうがいいのかな?
お化粧なんてまだしたことないから、結局しなかった。






97 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:15:54.67 ID:aFMMewx00

いろんな事考えて用意してると、電話をきってから20分経過し
ていた。

やばい、健介もう公園ついたかな・・・待ってるかな・・・
そう思いながら階段を下りて1階にいき、玄関にでた。

『今から電話の男の子にあうの?がんばってきなさいよ。』

おかあさん冷やかしかと思ったら、真顔で言われた。
西川きよしみたいに、両手でこぶしつくってた。
私の焦りようでなにか気がついたんだろうか?

『ちょっと出てくるね、すぐ戻るよ』
と笑顔でお母さんに言って家を出た。

なんだか、お母さんに勇気もらったみたいでうれしくなってきた。






98 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:16:32.34 ID:aFMMewx00
公園まですぐ近くなんで歩いていった。
そこを曲がれば公園って所まできた。
いったんとまって、深呼吸を3回した。1回じゃ足りなかった。


久々に健介に会う。
中学卒業してからだから、9ヶ月ぶりぐらいかな?
曲がり角を曲がった。






99 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:17:14.76 ID:aFMMewx00
公園の入り口にチャリがあった。おそらく健介のだろう。
でも、健介がみあたらない。
公園の中も見渡してみた・・・・




よく見渡してみると、遊具のウンテイで懸垂をしているゴリラが
いた。




健介だwww








100 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:18:02.58 ID:aFMMewx00

中学の時、授業中に空気イスしたり、握って握力鍛えるやつを授
業中やってて
先生に没収されたりしていた。

相変わらず脳みそまで筋肉やなぁと思ったら緊張がほぐれてしまっ
た。



懸垂している背後からダッシュして肩でぶつかった。
バランスをくずしながら健介は着地した。






101 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:18:51.95 ID:aFMMewx00

健介『ひさしぶりなのに、いきなりあぶねーやんか。』といいな
がら顔は笑ってた。


久しぶりの健介の笑顔。決してイケメンとはいえない、どっちか
というとブサイクな笑顔。

なんだかうれしくなった。

こういうのをブサカワイイとかいうんだろうか?当時はそんな言
葉なかったけど。

パグ犬を飼ってる人は私が健介を見てる感情と同じようなものかな?とか
わけがわからない妄想をしてしまった。






102 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:19:40.62 ID:aFMMewx00

ゆみ『久しぶりやねー。卒業してから会ってなかったし。元気やった?』

健介『おう、俺はいつでも元気じゃ。ゆみこそ元気やったか?』

ゆみ『健介ほどじゃないけど、まあねー』

自然と顔がにやけてしまう。







103 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:20:36.71 ID:aFMMewx00
よく見ると、健介は髪が伸びていた。
少し短めのリーゼント風になっていた。

小さい頃からずっと坊主で中学も柔道してたから坊主で高校生に
なって髪伸ばしてみるまで、
自分が天パなのをしらなかったらしい。
ゆるやかな天パだそうだ。
リーゼントも別にパーマかけてるわけでなく、
髪の毛あげたらこうなったと言ってた。
でも、なんだか似合ってた。

会ってない期間、1年もたってないけど、健介だけ少し大人になっ
た気がした。


健介『で、用事ってなん?』






104 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:21:49.55 ID:aFMMewx00
今まで心地よい時間だったけど、健介に現実に引き戻された。
そうだ、今日の用事を思い出した。健介に告白するんだった・・・

もう、ここまできたら勢いで言うしかない。

一度うしろを向いてまた深呼吸した。


そして健介のほうに振り返って目をつぶったまま言った。






105 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:22:45.56 ID:aFMMewx00

ゆみ『私ね、健介の事がすきなんよ。だけん、よかったらつきあっ
てほしい。』

健介『いいよー』



ゆみ『あのね小学校のこr・・・・え?今なんていった???』

ここで、私は目を開けた。健介は笑ってた。







106 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:23:39.81 ID:aFMMewx00
健介『いいよ。俺たち付き合おう。』

ゆみ『え?だって、普通考えさせてとかいうやん?』

健介『いやいや、いいよ。ゆみといると楽しいし。
   俺女の人と付き合うとか初めてでよくわからんけん、
   宜しくな!』


なんだか、そういわれてボーっとしてしまった。






108 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:25:27.87 ID:aFMMewx00
こんなにあっさりでいいのか?
不思議な感じだった。

そのあとは、健介が一方的にいろいろしゃべってるけど、あまり
聞こえてこなかった。

また電話する約束して、その場は解散した。

健介がチャリにのって帰るの見送ってから、ゆっくり歩いて家ま
で帰った。

なんだか、まだ現実的じゃなかった。

私は健介の彼女になったのか?あんなにあっさりと?
考え込みながらうちに帰りついた。








>>次のページへ続く


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