2chの男女恋愛に関わる 復讐寝取られ旅スレVIP系 に特化した話題を掲載していきます。
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ゴリラ女にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
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41 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:22:35.56 ID:tQ1bTdd10
「タロちゃん?」
「なんでしょう?」

「今日凄い寂しかった!!」
「そうなんですか……大丈夫ですから それでは」

「ちょっと待って 痛みは?」
「いてぇええよ!!だからほっといてくれ」

「痛いのぉぉ!!!?」

ゴリ子はここで泣き始めてマシンガンのように質問攻めをしてくる。
俺は電話の終話ボタンを静かに押した。

プツ ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴヴ 

「だからー」
「タロちゃんぁぁぁあ」 

プツ ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴヴ 

「だからー」
「タロちゃんぁぁぁあ」

こんな攻防を何回か続けていた。
会話をしようとしても一方的で更に同じ事ばかり聞いてくる。

リフォームの匠が階段を収納にするテンプレの如く同じことばかり
色々な意味で諦めて「うん はいはい」と答えていた時だった。
俺の脳裏に光が射す

ざわざわざわざわざわざわ
ざわざわざわざわざわざわ

圧倒的閃き!!!!
僥倖・・・圧倒的僥倖っ・・・!!
混迷のなかに埋もれていた俺自身が息を吹き返す・・・!

ゴリ子に告白させよう
そして思いっきりフッてしまえば、これで日本の経済のような
この負のスパイラルは終わる。

俺は思いっ切って声を大きくした。
「あのさ、赤木さん。俺に隠してる事ない?」

「うえぇえうほ」
みたいな訳のわからない声を出す

「あるでしょ?俺に隠してるというか言いたい事みたいなの?」
「うぇ?」

「俺に伝えたいというか? 言いたい事というかあるでしょ?」

そう言うとさすがのエテ公も感づいたのか急に恥ずかしそうにし始める。
今、流れは俺にある
もうあとちょっとだ!

ど悪魔め・・・!吐き出せ!!そんなに苦しかったら吐き出せ!!

「タ タロちゃんの事が好きだよぅ ウウウウ」

神よ俺を祝福しろ!!キターーーーーー!!!!





42 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:24:21.35 ID:tQ1bTdd10

「マジ無理なんで!!恋愛対象とかあり得ないんで!!
全然好きじゃないんでwwww」

神様っ!!ありがとうございます!!
うおおおおおおおおおおおお!
圧殺したったwwwww

法悦!!!!!
垂涎の至福!!!!!!
圧倒的至福!!!!!!

「タロちゃん 今の無しね。
だから明日からもきまずくないから、今のは告白してないから!!」

プツ

うえぇええw・・・?
え?
ふざ ふざけるなよ 

俺は枕を震え濡らした。
震えるのは会えなくて辛い時だけだと思っていた。

カイジが沼で勝った後に遠藤に金を取られた時のように俺は混乱の中
熟睡した。
心身共に憔悴しきって、なにも考えたくなくなった。

なににしても明日はやすみだ。

そして翌日、警察へと出向いた後に、
「慰謝料がたんまりはいるから」と言った母が
洋楽のアルバムを一万円ほど買って良いといってくれた。
俺は喜び、母に感謝した。この時だけ学校の事は忘れられた。

今思えば 一万どころじゃない金が母に入っているはずなんだが……音沙汰無し

俺は携帯の電源を切ったままこの日を過ごした。
嫌でも明日はやってくる。
嫌だけど、やってくる。
結局、自転車もこげない俺はタクシーで学校を行き来することになった。
人数も多い学校だったので、さすがに登校ピークに学校に行くわけに
もいかずに朝早くにタクシーを呼んで、学校に着く。
誰もいない教室に入り、じっと朝礼をまっていた。
クラスに人が入ってくると

「大丈夫か!?」と一気に人気者だった。

さすがの澤も俺に「大丈夫?」と聞いてくれたのは凄く嬉しかった。
問題はゴリラだ。

副組長という立場を利用してあれこれ俺の世話をしようとする。
でも俺にはそれを拒否するほどの攻撃力はないのだ。

足が使えない→歩けない→迫りくるゴリラ→逃げれない

こういう感じでラブラブアピールをしてくる。
ABCはずっと苦笑いしていた。
Bにはもちろん、周りの男子達に俺の個人情報を一切教えない事を誓わせる。





43 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:26:33.08 ID:tQ1bTdd10
そして一過性の人気な一日も終わり、放課後になった。
この時に【呪い】の存在を思い出す。

――「山ちゃんすぐ帰っちゃうんだから」

そう俺はすぐに帰れないのだ。
ある程度の生徒が帰宅するラッシュが終わるまでタクシーを呼べない。
今思えばゴリ子が笑っていたような気がする。

オワタ

俺はできるだけ男子といるが、放課後の自由感は半端なくて普通に女
子と男子が入り混じり話し始める。

策士ゴリラ ここに参上か……

ゴリ子はもちろん俺に告白した過去など全く関係なしって感じで攻めてくる。
俺は結局 妖怪一派の仲間入りをする事を余儀なくされた。
足が治るまでの辛抱か……そう思っていたが
この日を境にゴリ子からのメールがとんでもなく来るようになった。

「タロちゃんは髪型とか変えないの?」

「ストパーとかはあててみたいですかね……」

「あーいいね!うちは童顔だからストパー似合わないだよね」

・・・なにいってんだ 童顔? ゴリラ界の話だろうか?
ギャグだとしても笑えない。なんだこれ、心が痛い

ゴリ子が童顔と携帯電話で打っている姿を想像しただけで意識が崩壊
しそうになる。
文字にすらレイプされてしまったのだ。
だが俺の【菩薩モード】が返信メールを送信していた

「1.どう‐がん【童顔】
子供の顔。また、子供のような若々しい顔つき。
わかる? オマエ童顔じゃないよ? グッナイ」

俺の中の菩薩も限界のようだ。





44 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:28:31.67 ID:tQ1bTdd10
だがそんな事でゴリ子のメールが止まるワケもなく、
来る日も来る日もメールは届くのだ。

「てか、卒業の行事みたいのどうすんの?」と送れば
「あーのぼせそう、今ね お風呂はいってるの☆待っててね☆」

大量の胃液が口の中に広がり ゲロまではいかなかったものの唾を大
量にゴミ箱に吐いたのを覚えている。
一瞬でも想像してしまった自分を殺したい。
もう身投げしたい気持ちでいっぱいだった。

俺はある日 足が痛いから休むといって半分マジ、半分さぼりの休暇
をとった。ゲームをしつつも痛みと格闘している時だった。

ヴヴヴヴヴヴ

ゴリからの電話だった。
出たくはなかったが、出ないとマジでずっとかかってくるので
俺は仕方なく電話にでた。

「何?」
「タロちゃぁん 大丈夫なの」

何故か半泣きのゴリラが電話でウホウホ叫ぶ。

「痛いよ 何?」
「もう涙でそう!!」

「……大丈夫だから」
「タロちゃんが心配だよ 今からいくね」

「!!!????」





45 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:29:24.93 ID:tQ1bTdd10
え?は?ちょっとちょっと
あまりの衝撃に俺が咳き込むと

「ちょっと待ってて、今準備してるから!!!」

「いやいやいや無理無理無理 痛いから無理 無理っていうか家しら
ねぇだろ 無理無理」

「サイゼの近くだったよね 十分くらいで着くから」



             ザ・ワールド 時は止まる



とうに俺の家の住所は割れていた

俺・菩薩
「やめてくれええあああああぁぁぁぁああぁぁぁっぁああ
 ゴリさん これ以上いじわるしないで 
 お願いだよぉぉおおお頼むって」

「イジメてないよぅ?助けにいくから 待っててね」

「聞いてんのかっっっ!!!!!無理だって!!マジで!!!ホントに」

「もうあと少しだから」

恐怖が近付いてくる。ゴリ子が俺の家にこれば大変な事になる。
住宅街だから猿の惑星の撮影地だと勘違いした近所のババアが
注目するにきまってる。
そして、俺の家の犬は小型犬だからショックで死んでしまうだろう。

やめてくれ、回覧板がまわってしまう。
「山田さーん 撮影なんて聞いてませんよ!?
 撮影許可なんてだしてません!」

って町内会長に怒られてしまう。

そしてゴリ子が特殊メイクじゃないと分かれば近所中でショック死が
多発 温かな住宅街が消えてしまう。俺はここを守らなければ!!


「おいっ!!!ゴリさん!!俺今から病院いくから 
いないからね!!マジで 来てもいないから!!
ハーイ今イクヨー 聞えただろ 今から行くんだよ!!! ならな!!」

「えーそうなんだ。ならまた今度にす プツ」

俺は一方的に電話を切って布団にくるまった。もう安息の地はない。
完全に幕張の鈴木千恵子が塩田の家に行くシーンとかぶったのだ。
昔はあのシーンを見て笑っていたが、もはや笑う事などできない、
ただのトラウマだ。


学校を休むとロクなもんじゃないという事を身に染みた俺は
学校は休まないと誓った。苦しくても行ったほうがいいんだ。

そして放課後にゴリトークをして帰る日々に戻っていったのだ。






48 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:36:38.09 ID:tQ1bTdd10
もう早く卒業したいの一心で俺は勉強を頑張って遂に大学の推薦試験に合格した。
この頃は確か十一月の前半くらいだったと思う。あんま覚えてないけど

足も医者には「もうあと二週間くらいで松葉づえ取ろうか」と言われガッツポーズした。
あと少しだ、ゴリラスパイラルももう二週間で終わる。

ゴリ子の私はカワイイアピールにイライラしつつ、二週間をまっていた。
今思っても本当に自分の事が可愛いと思っていたみたいで…信じられない。

だが二週間が来る前に俺の堪忍袋の緒が切れたのだった。

それは卒業前に作る学年冊子みたいなのの作成で、基本的に組長と
副組長で作成するというもの。

俺とゴリ子だけが教室に残り、二人で向かいあってそれを作っていく。
その冊子の概要といえば、こんなクラスでしたよーこんな生徒いまし
たよーという事を一人一人かいていくのだ。

例をだすなら

A君 かっこよすぎ B君 サッカーうますぎ

みたいな感じでその人の印象を書いて行く。

俺はガンツが好きだったので上みたいな感じでガンツの採点風にクラスの一人一人を書いて行った。

俺は俺の事も書かないとダメなので、事故りすぎ みたいな事を書いた。

男子の分は俺がサラサラっと書いていき、女子のはゴリ子に書かせていた。
その中の会話でも、

「こうやってタロちゃんと二人でいたら絶対勘違いされるよね///ヤダァwww」

「本当にヤダから早くしてくんね?」

俺の中の菩薩は煙草吸いながら酒を飲んでいた、澤への恋愛感情も
完全に解けていた。澤も妖怪 ゴリも妖怪 という感じでもう恋愛す
る気もなかった。

早くかけよゴリラ とイライラしながら俺は携帯をいじってゲームを
していると、ゴリの手が止まる。

そこに眼をやると確かに女子のほとんどは埋まっていた。自分の所を残して。

「ねぇウチってどんな印象?」

上目遣いにアヒル口をしてきた瞬間 
朝ご飯を戻しそうになったが、それをなんとか乗り切る。
俺は思った事を言おうとしたが、ゴリのメンタルの強さを知っている。
どうせ悪くいっても俺が不利になる。そう思った俺は

「ないよ、なんにも テキトーにかけよ」

「え!!あるでしょ」

キイテル キイテル 
そう良くも悪くも興味が無いのが
一番腹が立つという特性を俺は熟知していた。
そういう意味ではゴリをクラスで一番知っていただろう。
それもこれも自分の為だった。





49 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:37:53.95 ID:tQ1bTdd10
「髪切りましたとか書いとけよ、ハヤクー帰りたい!!」

と俺が急かすと

「うーんなら!ウチもタロちゃんみたいにしよ! 顔小さすぎ っと」

「は?小さい?」

「いっつも言われるから」

そう言ってゴリ子はウインクしながらアヒル口をしていた。
時代が違えば打ち首だ、

「お前さぁ、もうそれお世辞通り越して馬鹿にされてるよwwww
顔小さい は 腹いてぇww」

完全に俺より顔がでかいゴリを指差して笑いまくると

「タロちゃんより小さいですーみんな言うし!
タロちゃんが分かってないだけ!眼科いけば?」

いつもはこれくらいの一言で怒ったりしないんだけど
積み重なってたんだと思う。

プツン 

俺の中で何かがキレた。

「あああぁぁぁ?!」

そう言って俺はゴリの筆箱からモノサシを取り出して

「俺の顔がだいたい18くらいだわな!!」
といって自分の顔を図ったあとにゴリ子の顔を掴んだ

ヤメテェ ヤメテェ といったが、俺はメガンテする勢いで
ゴリの顔を掴みモノサシをあてて

「22もあんじゃねぇか!!?なにが小せぇだ!?」

「小さいもん!!!」

さすがのゴリ子も泣き顔だった。

俺はもう帰ると大声で言ったが、ゴリ子は
「私の特徴は!?どうすんの?」
どんだけメンタル強いんだよ……

「好きにしろよ」

後日談だが、出来上がった冊子には
「クラスの人気者 ゴッちゃん!」とかかれていた。

次の日になっても相変わらずベタベタしようとしてくるゴリ子 
想定の範囲内だ。
もう菩薩とも和解し、ただ時間が過ぎるのを待っている俺。
そんなある日 澤が動いたのだ。

俺が眠たくて机に伏せて、ABCの所にも行かずに
ただ椅子に座っていると、プンプンしたゴリ子が近づいてきた。

「眠たそうね!!プンプン」
「あぁ…おそかったから」

「澤と電話してたんでしょ!?フン」

俺はゴリが何をいっているのか分からなかった、
でもゴリは怒っていた。
俺は澤に連絡などしていない。
でもゴリが言うには澤は電話していたと。
変な三角関係みたいな事になっていた。

澤が眠たそう→どうしたの?→昨日太郎と電話してて→プンプン 
澤はなぜか嘘をついていた。








>>次のページへ続く

 

 

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