596 :590 ◆U59fCS2UCM :2005/08/24(水) 16:48:59 ID:R8jCNJ/q0
んじゃ、酉くらいつけておく。
当時:漏れ24、彼女21
付き合っては3年目、遠距離ですた。300kmくらいかな。
付き合うきっかけは、漏れの主催したオフ会だったんだけど、
人があつまんなくてサシオフになったのよw
それでなんかいい感じで盛り上がって付き合った。
でも、彼女の大学進学が決まって遠距離に。
でもそんなことをなにも言わずに、漏れに処女くれた。
嬉しかったなあ。
で、遠距離を打ち明けられて、なんとも言いようもなくてさ、
「とにかくいっぱい会いに行くから」なんて、
励ましにもならないようなこと言ったりして。
そんなこんなで遠距離恋愛が始まったのよ。
彼女は最初の1年間は女子寮入ってて、
会うのもいろいろ制約はあったけど、それでも月一くらいで
お互いが交互に会いに行くような感じで会ってた。
1年経って、彼女もアパートで一人暮らしをするようになった。
これで気兼ねなく部屋でHできるようになったw
597 :590 ◆U59fCS2UCM :2005/08/24(水) 16:57:05 ID:R8jCNJ/q0
とにかくアルバイトに励んでは会いに行くって感じだった。
おかげで留年したりw
でも会えると幸せだった。
で3年目に入って。
彼女もだんだん専門の授業が入って忙しくなってきた。
漏れも留年したとはいえ忙しかった。
そんな中、体をこわして漏れが入院したのよ。
もともと体は強い方じゃなかったから、これはちとこたえた。
で、3ヶ月くらい彼女と連絡が取れなくなってしまった。
もちろん彼女からの電話も受けられなかった。
携帯とかなかったからね。
連絡がなければ、スレのみんなが想像するようなこともあるわけですよ。
連絡できないのは かなーり厳しかったが、自分の体を
とにかくなんとかしなきゃと思って、懸命に治そうとしたよ。
彼女のこと想って一日でも早くってさ。
で、ようやくと連絡が取れるようになったのだけど、
彼女には心配かけたくなかったから病気のことは言わなかった。
これがまずかったんだけど・・・
614 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 10:39:50 ID:i5VFUnI60
飲んできた。んでは続き。
仮に、漏れ→雅人、彼女→真理、としとく。
当時 彼女のアパートには電話がなくて(親に反対された)、
連絡は彼女が公衆電話からかけていた。
で、俺は彼女にテレカをよく送ってた。
真理「あの、雅人。・・・どうしても結婚式行かなきゃダメかな・・・」
俺「どうしたん?急にさ」
真「うん・・・忙しいしお金もなくて・・・ちょっと行くのつらいかも」
俺と彼女は、共通の友人の結婚披露宴に招待されてた。
忙しいのはお互い様だけど、彼女との付き合い始めからよく知ってる
やつだったし、行くべきだと考えてた。
俺「大変なのは分かるけどさ・・・でも二人のために祝ってやりたいよ。
それに『ふたりで来てね』って言われてるじゃん」
真「うん・・・わかった・・・」
程なくテレカの残が無くなった。
もうスレ的には怪しさ大爆発だけど、当時は微塵にも思わなかった。
なんか元気ないなー程度しか思わなかった。
非常に毒男的鈍感さだったな(\''A`)
615 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 10:54:10 ID:i5VFUnI60
その後すぐ、医者から
「様子見て、ちょっと間隔あけようか?」と言われて喜んだ。
それまで退院はしてたけどほぼ毎日と言ってもいいくらい通ってたんで、
これで会いに行けると思った。
もういそいそと準備ですよ。
彼女とはこちらから連絡取れないけど、合い鍵もあるし、いいや。
元気もなかったから ちょっと驚かせてやれ、と。
披露宴に出られないなら、少し費用を出してやらないとな、とか。
で、高速バスの予約もした。
あいにくと混んでて、最終のやつしか取れなかった。
夜に着くけど仕方ない。会える時間は短くなるな。
でも3ヶ月待たせたしな。ここはひとつ、頑張ろう。
次の日の夕方、高速バスの人になりました。
中では真理のことばっかり考えてる。
どうしてたかな。
3ヶ月待たせたの怒ってるかな。
病気のこと言った方がいいのかな。
どうするどうする。
なんかどうでもいいことばかり考えてた気がする。
到着にはまだまだ時間があるから寝ようとするんだけど、
眠れなかった。ハイだったんだろうね。
616 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 11:03:15 ID:i5VFUnI60
夜11時近く。バスは着いた。
3ヶ月見ないうちに、真理のいる街はちょっとだけ変わってた。
駅前の繁華街とはちょっと反対の方向へ、
区画整理中の道路を抜けて住宅街へ歩いてった。
しばらくして、住宅街の中から彼女のアパートが見えてきた。
ちょっとぼろいけど。家賃は安いらしい。
暗がりでも通い慣れた道だけによく覚えてるもんだ。
で、もうすぐだというときに、見慣れないものがあった。
アパートの下に400ccのバイク。
「?」
彼女のアパートは、たまたま住人が引っ越して行って、
今彼女しか住んでないはずなんだけどな。
で、他の3部屋も電気消えてるし。どういうことだ?
俺は状況が全く読み込めなかった。
彼女は中免持ってるけど、バイクを買ったという話は聞いてない。
ちょっと寒気がした。
今なら「男連れ込んでやがるな」とか分かりそうな、プンプン臭う状況だけど。
そういう考えに至ってなかった。
ただ寒かった。
619 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 11:14:08 ID:i5VFUnI60
支援㌧㌧
階段を上がって、彼女の部屋の前に着いた。
電気はついてる。かぎはかかっていた。
合い鍵で開ける。
・・・
・・・
・・・
彼女が全裸で冷蔵庫から飲み物を取り出そうとしてたらしい。
玄関を入るとすぐ台所なので、ちょうど鉢合わせ。
俺、固まる。真理も固まってる。
「???」
なんか言おうにも言葉が出ない。
真理「ごめん!・・・ちょっと出てて!」
620 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 11:18:40 ID:i5VFUnI60
何があったんだ?なに?これ?
全裸のままの真理に押し出された俺は、
混乱してた。
まてまて、どういうことだ?
見たことのないバイク、玄関には男物のブーツ、そして全裸・・・
「!」
いくら鈍感な俺でも、これはさすがに分かった。
いったい真理に何があった?
「ちょ・・・ちょっと真理!・・・どういうことだ!」
俺は叫んではっと我に返った。
住宅街だよここ・・・
押し黙ってしまった・・・ヘタレなのだよ(´・ω・`)
621 :えっちな21禁さん:2005/08/25(木) 11:21:40 ID:2eDWASxnO
朝からストレス溜まりそうだから…
最後は少し書き換えて…そのバイクを盗んで走りだしてくれ!
624 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 11:31:02 ID:i5VFUnI60
>>621
そうしたいけど、漏れは中免持ってないしw
少しして、(たぶん)下着をつけずにパジャマを
羽織って真理が出てくる。
真理「あの・・・今日は・・・帰って・・・」
俺「なに?どういうことよ?・・・
これはさすがに俺でも分かる状況だよ?」
真「雅人・・・ごめん・・・帰って・・・」
俺「なによ?説明してよ?納得できないだろ?」
真「ごめん・・・彼にも話をしないとならないから・・・」
俺「え?・・・彼ってなに?」
真「ちゃんと話をするから・・・今は出てって・・・
あのホテルにいて・・・行くから・・・」
そこで踏み込めない俺はヘタレだよ(´・ω・`)
で、うやむやに押し切られ、
俺は彼女とよく行ったラブホへひとりで行った。
情けない。
ぐらぐらした頭で今の状況をかみしめようとしても、
思考が停止してる。なんなんだ、と。
なにもせずただ真理を待つ。
625 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 11:44:25 ID:i5VFUnI60
どのくらい待ったか覚えてない。短かったんだろうけど。
真理が来る。
真理「雅人?」
俺「・・・」
声をかけようにも言葉にならない。
真「あの・・・ごめん・・・あたし・・・」
俺「ん?・・・」
真「・・・別れたいの・・・」
ラブホで別れ話ですか、そうですか。
相変わらず思考が停止してる。
俺「別れる?・・・ちょっと、ここで言われても・・・」
真「(泣き始める)」
俺「まず、真理のとこ行かせてよ。・・・全く分からないよ・・・」
とっても短いご休憩w料金は真理が払った・・・
634 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 15:23:23 ID:iy3rOlnq0
えぐえぐ泣いてる真理の肩を抱きながらアパートまで戻った。
泣きたいのはこっちのほうなのに、なぜか「泣くなよ」とか慰めてた。
なんか惨めだ。
アパート。
もうそこにバイクは無かった。
真理が逃がしたんだろう。
件の男の顔くらい見たかったんだが。
真理はドア前から中に入ろうとしない。
俺「なんだよ・・・中に入れろよ・・・」
俺がやっとのことで言葉を吐くと、しぶしぶ入れた。
部屋は、タバコくささとエッチ後のすえた独特のにおい。
タバコ嫌いの俺にはあまりにつらい。
でもそのにおいを嗅いだとき、「あー、やっぱこいつやってたのか」
なんて思った。
636 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 15:33:06 ID:iy3rOlnq0
俺「ずいぶんお盛んなんだな・・・」
皮肉でもなく、すんなりつぶやいた。
真理はビクッとしてる。
しばらくの沈黙。というよりすすり泣き。
俺はやっと言ったよ。
俺「で、俺に最初から説明してよ・・・
いちいち俺が訊くのも疲れるから、真理が最初から。
説明して」
真理はまだ泣いてる。
俺「あの、さ・・・俺のほうが泣きたいの。
見ず知らずの男と彼女がドロドロとセックスしてさ。
で、別れろ・・・って。なんなのよ。
・・・説明しなよ・・・最初から・・・」
真理はすすり泣きながらも口をあけた。でも聞こえない。
俺「なに!・・・聞こえないよ!・・・ほら!」
俺を少しにらんだような気がした。そして話し始めた。
638 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 15:44:30 ID:iy3rOlnq0
ここはかいつまんで要旨だけ。
男は真理の幼馴染ということ。
ついこの前実家に帰ったとき偶然再会して、
そのとき意外と近くに住んでると分かったこと。
何の気なしにアパートを教えたら遊びに来たこと。
最初はセックスとかそういうのは一切無かった、と。
彼も俺がいることを知ってる、と。
真理
「でも・・・雨の日に来てね・・・ずぶぬれだったの・・・
服を乾かして・・・自分の服、貸して・・・
寒かったから、そばにくっついてたの。
雅人と連絡無くて・・・寂しくて・・・
ヒデ(男のこと)が遊びに来てくれて・・・嬉しくて・・・
・・・
・・・
私から・・・キスした・・・」
キス・・・その言葉を聞いて胸が締め付けられた。
吐きそうになる。
その後は多分みんなの予想通り。
640 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 15:54:37 ID:iy3rOlnq0
で、そのままヒデに抱かれた、と。でもその日はできなかった、と(ヒデが起たなくて)。
次の日にできた、と。ヒデはそれまで童貞で、自分が初めてで嬉しかった、と。
なんかそれからヒデと会う回数が増え、好きになり。セックスもこなせるようになり。
俺を忘れていった、と。
俺「ふーん。俺は過去の人なんだ・・・」
真「違う!そうじゃない・・・けど」
俺「でも・・・あれ・・・」
俺は写真たてを指差した。ご丁寧に俺と真理のツーショット写真が伏せられている。
真「・・・」
俺「真理もヒデとやらも・・・俺に見られて感じてたのか?」
真「違う!・・・違う・・・よ・・・見られたくなかったし」
俺「し?」
真「雅人との写真・・・飾ってる自分がいやだった・・・」
643 :590 ◆g4hs4hZbtQ :2005/08/25(木) 16:05:55 ID:iy3rOlnq0
>>639
その通り!ww
・・・とかってんならワロスなんだけどねえ(´・ω・`)
ま、過去のことですよ、ええ。
書いてて苦しくなる自分がいやだ(´・ω・`)
俺「で?どうなの?」
真「ヒデが好きで・・・雅人も嫌いじゃないけど・・・
もうこうなってるし・・・別れよう・・・」
不思議と修羅場なのに冷静だったり。
つか、なんか面倒なの考えるの、いやになってた。
俺「真理・・・俺はお前が好きだし愛してる・・・
離れるのはいやだ・・・
でも、今はどうするのがいいのか、正直わからない」
真「・・・」
俺「結婚披露宴には せめて参加してよ・・・
俺と真理の大切な人だし・・・
せめて祝おうよ・・・」
なけなしのお金だけど、真理に旅費として渡す。
つか、テーブルに置いただけだけど。
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