1 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:18:24.27 ID:KtEkzd16P
ノリと勢いで書いていくお話です
書き溜め一切ないです
暇でしたら読んでください
謎落ちしてたので再開します。
あと今までの奴を部分修正しながら貼り直します
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2 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:19:50.72 ID:KtEkzd16P
ふと俺は目を覚ました
ゴォーっという低い音
微かな揺れ
そうだった・・・ここは輸送機の中だった
「く〜っ・・・」
軽く伸びをする
体のあちこちが痛い
粗悪なシートだ
俺の周りには同じように座っている奴らが20人いる
こいつらも俺も『アカデミー』の卒業生だ
4 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:20:32.43 ID:KtEkzd16P
アカデミーとは言わば優秀な兵士育成のための軍人学校だ
俺たちはそこで戦う術を身につけこうして
今まさに戦争に向かっている
相手は機械だ
言わばロボット
人類の作り出した道具のはずなのだが・・・
今はそれが人類に牙を向いている
ことの発端は100年前から続いていた冷戦だ
その冷戦のさなか『意思を持った機械の研究』が進められた
元は機械の兵士を作る研究だったらしいが
結果は大成功だった
見事に意思を持った機械が生まれた
5 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:23:06.62 ID:KtEkzd16P
その機械が悪魔だった
そいつが完成してからしばらく経った時
研究員がうっかりそいつを軍のネットワークに接続したらしい
結果、混乱の果て軍備は乗っ取られ
なんだかんだでこうして人類の脅威になっている
そのおかげで人類は一つになったといえばそうなのだが
実に間抜けな話である
その機械h・・・
「おい!イサミ!」
勇「なんだ?」
イサミ・・・勇は俺の名前だ
「お前なんかそわそわしないか?」
こいつはイズール。通称猿
アフリカ系の男だ。
こいつとはアカデミーに入った時からなんだかんだで縁がある。
座席がとなりになったのもそのおかげかもしれない。
勇「まぁ、輸送機に座席着けただけだから体が痛いが」
猿「俺飛行機って初めてなんだよなぁ〜」
訓練でヘリには沢山乗ったが飛行機は俺も初めてだ
6 :机 ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:24:05.99 ID:KtEkzd16P
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7 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:24:46.71 ID:KtEkzd16P
再び眠ろうと目を瞑る
きっとこれから先ハードなスケジュールが待っている
そのために寝ておきたかったからだ
ヒュルルルル・・・・!!!
なんだ?今のおt・・・
ドゴォンッ!!!
機体が大きく揺れる
「なんだ!?」
一番奥に座っていた案内の軍人が慌てて
受話器をとりコックピットと連絡をとる
「だめだ・・・コックピットを潰された・・・」
猿「はぁ!?攻撃!?」
「バカ!ここは領空だぞ!?」
「でも現に攻撃を受けたんじゃないのか!?」
「す、座れ!落ちるぞ!衝撃に備えろ!!」
殆どが座っていたのだがこんな細いベルトで
墜落の衝撃をなんとか出来るか怪しい
とにかく祈るしか無かった
8 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:26:38.54 ID:KtEkzd16P
すぐに機体の異常な急降下で落ちて行くのが分かった
「みんな!舌を噛まないように歯ぁ食いしばれ!!」
言われた通りにする
直後・・・
機体が凄まじい衝撃と共に轟音を立てて地面に突き刺さった
そこで俺の意識は一旦途切れた
・・・・・
「おい!勇!!勇!!」
頬を叩かれ目を覚ます
勇「あ・・・どうなった?」
猿「なんとか着地したがな・・・砂漠のど真ん中だ」
見渡すとさっきまで無かった大きな亀裂が機体に走り
シートがあった筈のところに大穴が空いている
勇「どれくらい死んだ?」
猿「墜落の時にシートごと吹っ飛ばされた奴らが9人・・・全員ダメだった・・・」
勇「そうか・・・」
一気に同期の仲間が9人死んだ
人類の為にと必死になって訓練して来た仲間が・・・
勇「機体を撃墜した奴が近くにいるかもしれない」
「武器なら無事だ!」
別の仲間達が俺たちの装備の入ったコンテナを引っ張り出しているところだった
9 : ◆求Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月慕) 19:27:43.41 ID:KtEkzd16P
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10 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 19:29:13.09 ID:KtEkzd16P
機械兵とは機械軍(敵の勢力を俺たちはこうよんでいる)
の兵士のことだ
意識を持たない無情の兵士
疲れも知らなければ身体能力は化け物じみている
一般に通常兵士と機械兵の戦闘力差は1:5と言われている
俺たちはそんな化け物と戦っているのだ
11 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 20:17:02.81 ID:KtEkzd16P
実弾すら弾く機械兵の装甲は
人間の使う火器では到底太刀打ちできない
そこでこのライフルだ
実弾ももちろん撃てるがメインは電撃銃だ
指向性をもった電撃を打ち出す
その電撃は機械兵の回路を焼き切り中枢を破壊する
さらには電撃が動力のEJに誘電させ爆発させる
そんな特殊なライフルなのだ
勇「珍しいな、EJが満タンだ」
猿「ありがたいじゃんか。使わせてもらおう」
装備をテキパキと準備する
「カッターはもらうわね」
カッターの説明は後ほど
12 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 20:18:04.89 ID:KtEkzd16P
この砂漠というフィールドは俺たち人類にとっては
不利なフィールドだ
砂嵐は俺たち視界を遮る
それに対し向こうの機械兵は様々な目を持っている
もうこちらをとらえているはずだ
「見えた・・・!距離300・・・」
望遠ゴーグルを覗いていた奴が叫ぶ
「数は・・・1、2・・・8!」
猿「8機!?」
こっちは10人程度しかいない
そのまま当たっても勝てない
「コマンダーをピンポイントでたたこう」
コマンダーとは文字通り機械兵の指令役だ
普通の機械兵は意思を持たないが
それを統率する意思を持つ機械兵が必ず1体はいる
そいつをつぶせれば部隊は崩壊する
ただ、奴らは言葉での指示を出さないので
どれがコマンダーか分からない
どこかのアニメの角突きみたいに
わかりやすかったらいいのだが
13 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/16(月) 20:20:06.78 ID:KtEkzd16P
猿「奴らはなんでこんなところに・・・」
「しるかよ」
勇「なにかあるのか・・・?このあたりに・・・」
わざわざ敵の領内にまで来たということは
それだけ重要な何かがあるのかもしれない
「とりあえず戦闘準備だ」
それぞれライフルを構える
「距離・・・150・・・」
近づいてきた
「行くぞ!これが俺たちの初陣だ!!」
一斉に輸送機の残骸から飛び出す
途端に銃声が飛び交う
銃声といっても電撃銃なので
こちらの銃声は特殊なものだが
機械兵も手に持ったライフルを撃ってくる
向こうはリニアを使った実弾だ
電撃があたり爆散する機械兵が出た
それと同時にこちらにも銃弾を受け倒れた兵士がいた
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